転職物語

公開日:2020/02/23|最終更新日:2020/05/23

未経験の転職|文系、営業職から半導体メーカーのエンジニア職へ【それぞれの物語】30代/男性/埼玉県在住

営業マンが商談をするイメージ画像

ヒロキさん(仮名) 30代 男性の《転職体験談・口コミ》

  • 転職したときの年齢は? 31歳
  • 転職前の職種は? 営業職(一般企業向けのパッケージの会計ソフト、プラスチック商品のメーカー。2009年から2016年まで2社で経験)
  • 転職後の職種は? エンジニア職⇒現在の技術派遣会社に入社後、岐阜県の半導体メーカーの生産管理・技術エンジニアの補助として勤務。現在は埼玉県内の海外向けATMソフトを扱う会社にエンジニアとして勤務しております。
  • 内定の成功ポイントは? とにかく、「ITに興味がある」「売る方(営業)ではなく作る方に回りたい」という単純な思いからスタートしたので、0から学びなおす気持ちで、他の方よりも上昇志向があるという点を前面に押し出して、バイタリティと営業時代の対人スキルを武器にいろいろな企業にアプローチした事がポイントだと考えています。今もまだまだスキル不足ですので、基本情報処理技術者試験の合格に向けての勉強や業務に関するスキルアップは常に心がけています。
  • 転職活動に使ったサービスは? ハローワーク、転職イベント
  • 転職前後の収入の違いは? 年収は減りました。31歳にして大卒新人とあまり変わりがない給与形態で、今も給与面では決して満足しておりません。でも、営業時代に比べて仕事は充実していると自分自身では思っています。ただ、収入も当然増やしていきたいので、そのためにもスキルアップして上を目指していきたいと思っています。
  • 性別は? 男性
  • お住いは? 埼玉県

営業時代~エンジニアへの憧れを抱くも挫折~

夕日の中を疲れて歩く会社員

私のエンジニアへの憧れは2009年に新卒切りに遭遇し、その後に営業として入社した、パッケージソフトウェアメーカーで生まれたものだ。

世間知らずの新人時代に同じ支店に勤めるシステムサポート部の先輩にPCの基本的な知識からソフトウェアやサーバーの知識を教えていただいた事がきっかけだった。

また、営業として客先での交渉を進めていくなかで、システムサポート部の方々と共に客先に伺うこともあり、そうした日々の中で私は、「営業の売り·買いの世界より、開発やシステムサポート部のような技術スキルを伸ばして、自分のスキルでお客様に貢献したい」という気持ちを抱くようになった。その後、入社6年目の2014年末にソフトウェアメーカーを退職し、2015年に、プラスチック製品のメーカーに営業として再就職した。

プラスチック製品メーカーの営業で、ソフトウェアメーカーの営業とは違い、直販ではなく、代理店向けの営業だった。だが、代理店の営業は直販と違い、ユーザーにも代理店にも良い顔をしないと売上が立たない。しかも、電話が日中はもちろん夜間、休日も掛かってくる。そこで電話に出なければ、会社にクレームが入り、社内でも社外でも怒られる。休日出勤も当たり前だった。

そんな日々から、やはり精神的にも肉体的にも疲弊し、遂には自律神経を病み、精神的にも肉体的にも限界だった私は2016年の秋にこの会社も退職した。体も心もボロボロだった私はこの先どうすれば良いか全くわからなくなり、既に30歳になっていた私は絶望的しか見えなかった

エンジニアへ再チャレンジ

未経験・初心者からチャレンジ

自律神経を病んでしまった私は、年内は治療に専念し、年が明け2017年1月に入った頃、転職活動をスタートさせた。その直後くらいに、ハローワーク主催のイベントに参加した。

イベントの内容はある業種·業界に絞って、 企業を数社訪問し、実際の現場で採用担当者と話を聞き、実際に働く様子をみる、というものだった。そのイベントでエンジニアの会社に特化した日があり、当時はフリーターで時間的な余裕もあったので、参加してみることにした。

実際に、自社持込みで開発を行っている部門を見学させて頂いた時、採用担当者の方から、「文系出身の未経験の人でも活躍している人が自社・他社を含めてたくさんいる」という話を聞くことができた。

その後、この日のフィードバックを行う中で、ITエンジニアへの世界は、文系出身の未経験者の私でも決して無縁な現場ではないという事、さらに、いろいろ調べていく中で、 ITのエンジニアの求人は意外と文系 未経験·30代でも応募可能で、そこから再チャレンジし活躍している人がたくさんいることを知った。

文系未経験がITエンジニアに転職するための方法を解説!〜ポートフォリオを作成・準備しよう

そして、営業時代を経験したことで、「売る方の立場を知っているエンジニアはあまり多くないはずだ。」「開発の立場になった時、営業というユーザーに近い立場で仕事をしていた経験は絶対に武器になる」と、思った私は、この時明確に 「ITのエンジニアになる」 という希望を持った。

2月に入りハローワークで求人情報を検索していた時の事だった。職員の方から、職業訓練校のITを基礎から学べるコースがあり、未経験の人もそこを経てIT業界に再就職している人がいる、とい話を聞き、説明会に参加した。授業内容の詳細や就職支援の制度をみて、今の自分にピッタリだと感じ、2017年3月生に出願。合格することができた。こうしてエンジニアへの道の第一歩を踏み出したのである。

エンジニアへの第一歩と我慢の日々

職業訓練校では約20人ほどの仲間と講師の先生方と共に、充実した日々を送ることが出来た。学ぶことのすべてが新鮮で、周りの仲間や先生方に助けてもらいながら、ネットワークの事、言語の事、 更にITエンジニアを取り巻く環境の事等、様々な事を学んだ。入所から5か月後の 2017年7月、私は現在も務めている。

特定技術派遣の会社に縁がありに入社した。

職業訓練校では、入所から3か月過ぎると、カリキュラムが折り返しとなり、再就職に向けての活動が始まるのだが、その就職活動の中で、 東海地区で大きなシェアを持つM社(求人紹介企業)のエンジニア向けの転職イベントに参加し、現職の会社のブースを訪ねたことがきっかけだった。しかし、最初の現場は ITの仕事ではなく、半導体部品を扱うメーカーの生産管理の現場で、ITの仕事と全く関係の無い仕事だった。

会社から半年くらいのプロジェクトと聞いていたのだが、配属から1年が経過した。未経験の時間が長くなっていた私は会社に働きかけ、2019年の春、念願のITの現場に配属となった

念願のITの仕事

ITと企業のイメージ

2019年5月。令和のスタートと共に現在の現場に配属となった。

現場は埼玉県で、はじめての東海地区以外での現場となり、33歳にして初めて東海地区以外での生活となった。一人暮らしの経験はあるのだが、やはり首都圏での生活は勝手がいろいろ違う。慣れない面もあったが、徐々に慣れていった。

仕事の方は、最初の夏頃までは、開発の部署に配属となった。言語(C言語)の事を再勉強しながら、業務を行っていったのだが、同じチームの人はそれぞれの業務で手いっぱいで誰も教えてくれず、自ら勉強して業務を行うしかなかった。(派遣元の担当営業からは、未経験でも教えてもらいながら、業務をするという話だったのだが、実際はほったらかしであった)

なかなか厳しい環境で、正直心が折れそうになったがなんとか持ち堪え、日々を過ごし、転機となったのは 10月。配属が変わり、現在の業務に移った時だった。扱う言語が変わった事(Java·xml)と、それまでの開発の部署ではなく、ユーザーサイドに近い部署へ変更となった。

ユーザーから様々な依頼や、障害の情報が上がってくるので、それを対応する部署となったのだが、この仕事が私のこれまでのスキル(営業経験で培った対人スキル)が非常に活き、チームのメンバーの皆さんもとても温かい方が多く、言語の事・業務の事がすごく聞きやすい環境で、とてもありがたい環境で業務をさせていただいている。また、チームの方々と仕事終わりに食事や飲みに行くこともあり、とても楽しく過ごしている。

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これからのこと

資格を取得するイメージ

現在、運良く、良い仕事・良いメンバーに恵まれてまずまず充実した日々を過ごしているが、不安な点や不満な点はいくつかある

不安な点はなんといってもスキル不足である。これに関しては自己研鎖を重ねるしかないのだが、幸い仕事に関しての疑問はとても聞きやすい環境にある。問題はこの先を見据えた時に、この仕事をこれからもITエンジニアとして仕事を続けていきたいし、チャンスがあればもっと上流の工程をやりたいと考えているので、言語等の知識、業務上の知識を積み重ねるのはもちろんの事、基本情報技術者試験応用情報技術者試験といった資格の取得を目指し、日々精進していく所存である。

《ITエンジニアの転職》で資格を取得するメリット5選!面接・書類選考を有利に進めよう!


基本情報技術者のおすすめ学習サイト
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応用情報技術者のおすすめ学習サイト
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不満な点は、収入や福利厚生といった待遇面である。

現在、私の平均残業は約40時間。3・6(サブロク)協定ギリギリで毎月推移している。現場のルールで特別な申請をしない限り、土日祝日と深夜の勤務は禁止されているので、その点はまだ良いのかもしれないが、給料はこれだけ働いても、赤裸々な話、大体手取りで17万円程度、3·6協定ギリギリの45時間近く残業しても、19万円くらいが精一杯で、生活はギリギリである。
36協定で定める時間外労働及び休日労働について留意すべき事項に関する指針(厚生労働省より)

私もすぐに 30代の折り返しを迎える。そろそろ将来に向けて蓄えなければならない。しかも昨冬の賞与は業績悪化の関係でかなり減らされ、将来に向けて貯金などが全く出来ない状況である。仕事内容に不満は無い。ただ、待遇があまりにもひどい。この現状が、この先も続くようなら、再び転職も視野に入れなければならないと考えている。

若手システムエンジニアを転職させる悩みとは?残業や休日出勤は多い?ブラック企業を辞めるには?

【SEの悩み】トップはやはり勤務時間の多さと休日出勤、会社とのミスマッチ

最後に~私が思うこと~

未来を見据える男性のイメージ

エンジニアは私が思うに、現役のアスリートとよく似ていて、技術の研鑽を止めた時は、その時点でエンジニアとして老いていく時、つまり引退だと考えている。現場に立ち続ける以上、いろいろ技術の進化があるので、何らかの進歩が必要なのだ。従って、少しでもいいから毎日何かを学び、少しでも前に進み続けることが、エンジニアとしての最も大事な姿勢であると私は考える。

未経験からIT業界への間口は、世間的に見てかなり広い。人手不足など、理由はいくらかあるが、今現在も未経験者歓迎のITエンジニアの募集は首都圏を中心に数多くある

私のように全くITとは無縁の世界に熱意と興味をもって飛び込もうとする人も多くいるだろうが、やはり大学や専門学校で勉強してきた人達にかなりの差をつけられてしまうと思う。(その人に抜群のセンスがあれば話はまた別なのだが・・・)なので、未経験の人がIT業界に飛び込むときは相応の覚悟をもって、自己研鑽を重ねる必要がある。

スキルの差によって仕事がうまくいかず、心が折れそうになる時も多々あるが、あまり他人と比べず、昨日より今日、今日より明日、といった具合に、少しでもいいから日々進歩・成長していくことが何より重要であると私は考える。

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