シンゴさん(仮名)のプロフィール
- 転職したときの年齢は? 26歳
- 転職前の職種は? 営業(IT関係)
- 転職後の職種は? SE(EPR関係)
- 内定の成功ポイントは? チームで働いた経験や働きたい意欲+コミュニケーション能力(面接官に一緒に働きたいと思わせる)
- 転職活動に使ったサービスは? マイナビ転職
- 転職前後の収入の違いは? 300万円が350万円
- 性別は? 男性
- お住いは? 福岡県
目次
何も考えずにIT業界に飛び込む
私は大学の経済学部を卒業した後、「今からはITの時代でしょ!」という特に具体的な目的やビジョンもなくIT関連の会社に入ることを決めました。
きちんと就職活動をしていたわけでもなかった私は、大手企業などはまず無理だと考え、それならITベンチャーで活躍して20代で高給取りになってやろう、とこれまた安易な考えでITベンチャーの営業職に応募、採用され営業として社会人をスタートさせました。
その会社は上場を目指しているとうこともあり、「上場したタイミングで自分のポジションによってはかなりのストックオプションが、、、」なんて都合の良いことばかり考え、期待と夢に胸に入社式を迎えました。理想と現実に大きすぎる溝があることも知らずに、、、
ITベンチャーの理想と現実
入社式当日から想像を絶するITベンチャー営業の厳しさに直面しました。声が枯れるまで挨拶練習させられたり、研修が1週間も経たないうちに現場に放り出されたり。(これはあくまでITベンチャーの一例であり全てがそうではありません。)毎日のようにテレアポを1000件ほどして、毎日数字をあげなければ𠮟責される、という日々を送っていました。
ただ人間は慣れる生き物でして、そんな仕事をなんとかこなして数字も伴ってくるようになっていました。ただ、ある日ふと気づいてしまったことがありました。「IT企業の営業なのに、別にITの知識全然増えてない、、、」実際お客様はITに詳しい人はほとんどおらず、製品は外注していたので自分の中に溜まっていったスキルは度胸と根性だけでした。(これはこれで大きな収穫ではあったのですが。)
このままでは、代替可能な営業人員で終わってしまうという危機感から一念発起し、IT技術職への転身に踏み切ります。
マイナビ転職に登録し、面接→不採用を繰り返す日々
例にもれず何も考えずに前職を辞め、マイナビ転職に登録し、IT技術職を探す日々を送りました。何社か応募して面接までいったのですがなかなか採用されませんでした。
はじめはなぜ採用されなかったか分からなかったのですが、面接、不採用を繰り返すうちにあることに気づきました。それは私が面接の中で「ITの知識や経験を披露し、自身を優秀な人材に見せようとしていた」ということです。
実際たいしたITの知識や経験が無かった私ですが、必死に自身の優秀さをアピールしていたことに気づいたのです。そこで、さまざまな採用記事をみてIT技術職に本当に必要な能力とは何かを調べました。調べる中で1つ自分の中である程度の答えを見つけることができました。
IT技術職として大切なものを知り、採用へ
不採用という失敗から自分なりに分析し、IT技術職で必要な能力を2つ仮定することができました。1つはコミュニケーション能力。実際にIT技術職はプロジェクトごとにチームとして働くため、コミュニケーション能力は必須の能力だと考えました。つまり面接官からみて自分が、一緒に働きたいと思われる人材かどうか、が大切ということです。
優秀アピールするメンバーとは働きたくない、と思うのは当然のことでこの辺に不採用の原因があったと私は分析しました。そこで私はこのコミュニケーション能力を、営業で培ったヒアリング力、対話力といった部分で証明しようと考えました。その部分に関しては自分の中である程度のレベルに到達していると思っていたので、自信をもって面接の際に話すことができました。
もう1つは知的好奇心です。IT業界は目まぐるしく進化していて、この間まで使っていたプログラミング言語はすぐに使われなくなる、ということは日常茶飯事です。つまり、最新の技術情報にアンテナを張り自身で勉強し続けるようなタイプの人材が好まれるのです。
その点について私は、まず自分がIT業界について知るために面接前に最新のITの動向などを調べるようにしました。そこで知りえた情報を自分なりに深堀していく習慣をつけて、IT業界に対する感度をあげるようにしました。この取り組みも面接の際に良い印象を与える要因になったと思います。
以上、2点を意識して面接に臨んだところ、見事合格。基幹システム開発会社にシステムエンジニアとして未経験から入社することができました。
学びが多いシステムエンジニア
実際、基幹システムの開発に携わっていると、
プログラミングやシステム開発の知識以外にも、業務知識や社会情勢、会計知識など様々な方面の知識や経験が必要になってくることに気づきました。
こういった多方面からの知識を得ることができるのはシステムエンジニアの魅力の1つだと思います。また、かなり人材が不足している業界なので色んな所で必要とされるケースが多くやりがいも感じることができます。もちろん需要があるということはそれだけ報酬も比例するので、私の場合は年収が100万円ほどアップしました。
同じ会社の同僚の話を聞くと、経験やスキルに応じて社内での年収アップや転職による年収アップも十分見込めるとのことだったので、自分の業務に意欲的の取り組むこともできます。
営業職からIT技術者への転職を振り返って
今回ご紹介した転職活動を振り返って感じることは、「意外とエンジニアのハードルは高くない」ということです。もちろんエンジニアは経験があればあるほど待遇が良くなる職業ではありますが、入り口は未経験でもコミュニケーション能力や知的好奇心などのスキルがあれば迎え入れてくれる会社も多く存在します。
IT人材不足という社会情勢もあるので、未経験からIT技術者にチャレンジする人が今後増えていって欲しいと思います。
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