このような疑問に現役エンジニアである筆者が解説します。未経験・異業種からエンジニア転職したい方はぜひ最後までお読み頂ければ幸いです!
目次
30代未経験からIT業界への転職は可能?
IT業界は慢性的な人手不足
「給料が上がらない、ボーナスが出ない、斜陽産業で企業の未来がない・・・。IT業界はこれから5G、AI、IOTなどでこれからどんどん伸びる業界で羨ましいな。でも、IT業界は若い人がバリバリ働いているイメージだし、今更、新しい業種に転職なんて・・・。」
昔からの企業体質の会社で給料が上がらぬまま仕事をしている方は、こんな風に思うかもしれません。では、本当にIT業界への未経験からの転職は不可能なのでしょうか?そんなことはありません。IT業界のトレンドの分析と、転職するための徹底した事前準備があれば十分に可能です。
なぜなら、IT業界はめちゃくちゃ仕事があふれているのに対し、慢性的に人材が不足しているからです。
人手が足りな過ぎて、仕事に対する1人の負担が非常に大きいです。考えてもみてください。ちょっと昔からある企業ホームページ、顧客向けサービスシステムのアップグレード。今流行りのスマホアプリ、人工知能による人型ロボット、開発中の自動運転技術・ドローン、IOT・・・・。
これらは誰の手によって作られていると思いますか?全てIT業界のエンジニアたちです。
実務経験が少なくてもスキルをつけれOK
エンジニアと言ってもプログラムを作る人だけじゃありません。プログラムの元となる設計書を作り、顧客と打ち合わせするシステムエンジニアや、サーバやネットワークを監視したり構築するインフラエンジニアまで様々です。
今やこの業界は、ITに興味があって実務がちょっとでもできる人材なら、喉から手が出るくらい欲しがっています。でも、誰でも言いわけではありません。
あくまでも、システムの中身が把握できて、手を動かした仕事ができる人(プログラムが書ける、設計ができる、サーバーの構築ができる)の需要が大前提です。
ではこのようなことを踏まえ、30代未経験からIT業界へ転職するにはどのような対策をすべきなのでしょうか?
IT業界へ転職するための対策とは?
大きく分けて転職を成功させるには3つのポイントがあります。
プログラミングの学習
まず一つ目は、市場を知り現在主流、またはこれから主流になるであろう言語を知り、それに向けたプログラミングの学習をすることです。
現在の主流だと、Java、Javascript、C/C++、VB.netなどでしょうか。これから主流になる言語であればPython、GO言語、Rubyなどがあげられます。市場全体規模を見て、わずか数%しか占めないあまりもニッチな言語を学習するのは得策ではないです。
プログラミングの学習方法ですが、無料で使える開発環境(Eclipseなど)もそろっていますし、学習本もたくさん出ています。例えばJavaであれば「スッキリわかるJava入門
お金があって短期集中でプログラミングを学びたい人には(株)divが運営している『テックキャンプ エンジニア転職』がおすすめです。こちらは主に社会人向けのIT就職支援学校になります。数十万の費用を払い、短期集中(1か月~)で実践レベルまでもっていくことができます。ちなみに、本受講コースを終えた後のIT業界への転職率は99%とのことです。
最高の学習環境と厳選したカリキュラムによる600時間短期集中プログラム
テックキャンプ エンジニア転職
30代以上でも受講可能なスクール。エンジニア転職に向け実践的なカリキュラムでスキルを身につけます
資格の取得
2つ目は、未経験からの転職でもある程度有利になるような資格を取ることです。
未経験であれば、30代であろうと転職先のIT企業の面接官は、即戦力とは思っていません。ですが、自分の中でこれくらい努力したという物差しを証明するために資格の取得をお勧めします。
まず代表的なものとして挙げられるのはIPA(情報処理技術者試験)です。
これは、国家資格であり、国家がIT人材の育成のため設けている資格なので非常に知名度があります。まずIT業界では知らない人はいません。また受験料も5700円(税込)と安くプログラムの事だけではなく、経営思念やセキュリティ、システム戦略まで幅広く学べます。基本情報技術者、応用情報技術者を取っておくとかなりのアピールになります。
《テキスト》 キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者 令和04年
《過去問》 令和04年【秋期】応用情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集 (情報処理技術者試験)
《テキスト》 情報処理教科書 ネットワークスペシャリスト 2020年版
《過去問》 ネスペR1 – 本物のネットワークスペシャリストになるための最も詳しい過去問解説
《テキスト》 (全文PDF・単語帳アプリ付)徹底攻略 データベーススペシャリスト教科書 令和4年度
《過去問》 2020 徹底解説データベーススペシャリスト本試験問題 (本試験問題シリーズ)
他にはプログラミング言語やデータベースの技術を証明する資格です。代表的なものに、ORACLE社が運営しているJavaやデータベースの資格があります。受験料は数万円と少々高めです。
ORACLE MASTER 公式サイト → https://www.oracle.com/jp/education/index-172250-ja.html
こちらも業界内では知らない人がいない資格ですし、特にデータベースを使わない現場はないのでORACLEデータベースの資格を持っていると就職が有利に働きます。例えば、面接で全く同じ技術を持った人が2人いて、どちらを採用するかといったら資格を取得しているほうです。
Office系ソフトの基本的スキル
3つ目は、Office(ワード・エクセル・パワーポイント)の基本的スキルを身に着けることです。
「そんなことがIT業界で役に立つのか?」と疑問を持つかもしれませんが、現場の設計書はエクセルやワードで作成されていることがほとんどです。また、エクセルVBAまでできれば、現場では便利ツールを開発したり、開発支援や運用保守の業務につくことが比較的簡単にできます。
これらを実践的に活用できる資格があり、「P検」というものがあります。この資格はタイピングやOffice全般を使った模擬成果物の作成があるので、普段のパソコン操作がかなり早くなり。Officeのエキスパートになることができます。
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まとめ
以上の3点のことを踏まえ、面接対策をしっかりおこない、積極的に自分がやりたいこと・企業が必要としていることに応えられれば必ず転職は叶うはずです。
30代の皆さん、業務未経験でもIT業界への転職は遅くありません。今からでも自分のやりたい夢・目標をかなえましょう。
もう一度「30代過ぎたサラリーマンへの朗報。業務未経験からIT業界へ転職は難しくないです。」を読む ↑
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