目次
「休日出勤や残業が多い」がトップ
システムエンジニアを辞めた方に話を伺うと、辞めた理由で最も多かったのが、「休日出勤や残業が多い」でした。
次いで、
「給料が安い」
「残業手当がない」
「人間関係の悪さ」の順です。
なぜ、システムエンジニアは休日出勤や残業が多いのでしょうか?
システムエンジニアの仕事内容はその特徴から一人でこなす作業量が多く、納期に合わせるために徹夜になることも少なくありません。システムエンジニアの仕事の多くは、システム開発を行うことです。クライアントはシステムの納期に合わせ「この日から新システムがスタートします!」などとユーザーにすでに告知していたり、そのシステムのサービス開始に合わせ連動する他のシステムやビジネスなどがすでに準備済みだったりします。
ですから、ほとんどの場合、開発するシステムの納品日を絶対に後ろ倒しすることなどできないのです。しかも、普通にプロジェクトが進んだとしても、スケジュールは遅れるものです。その上、バグが発生したり技術的な問題が発生してシステム開発が止まってしまったりすれば、当然スケジュールは遅れます。
そして、納期までに納品が間に合わなくなってしまうのです。
しかし、納期は絶対に伸ばすことができませんから休日出勤や残業が多いのが当たり前になってしまい、システムエンジニアたちはプライベートの時間を減らさざるを得ない現実があります。同時に、仕事がハードな割には、給料や手当に大変さが反映されているという実感が少ないため「辞めたい」という気持ちにつながってしまうのです。また、システムエンジニアの仕事は、どうしても個人のスキルに頼る面が大きくなります。
プロジェクトの中に熟練のプログラマーが一人しかいない場合、その人に負担が集中してしまうことになり、不満と疲労が溜まるでしょう。
自分よりもスキルの少ない上司や自分以上にできる部下と一緒に仕事をしなければならないなどという場合もあり、その狭間で悩むシステムエンジニアも多くいます。このようなシステムエンジニアの不満の根本的な原因は、慢性的な人材不足やスケジューリングの甘さにより勤務時間が多すぎることにあるのです。
やりたい仕事とのミスマッチに悩むシステムエンジニアも
システムエンジニアの悩みでもう一つ多いのが、「やりたい仕事ではなかった」というものです。
特に、想像していた仕事とのギャップが大きいのが20代の若手エンジニアです。入社3年以内で辞めるケースが多い傾向があるのです。他業種でも同じですが、数年で社員が辞めてしまうのは企業にとって大きな痛手です。たった3年では、教育のためにした投資を回収できていないからです。
しかし、一方で社員側にしてみると、もし他にやりたいことがあり進むべき道を間違えてしまったのならば、早めに辞めるのは選択肢の一つです。特に、システムエンジニアは転職してステップアップしていくのが一般的な職種です。それは、システムエンジニアという仕事の大きな特徴でもあります。
そもそも、システムエンジニアの仕事内容は幅が広く、最初に選んだ就職先で自分が希望する仕事ができるとは限りません。
営業職なら営業の仕事を、経理事務の仕事なら経理の仕事をする、という風に仕事内容が容易に想像できます。しかし、システムエンジニアは、プログラミングをするのか設計書を書くのか、WEBデザインをするのかゲームを制作するのか、サーバー管理をするのかオペレーターをするのか、仕事についてみなければ実際に手掛ける仕事が何かわからないことがほとんどです。
そのため、最初の就職で自分の希望を叶えられる人は、ほんの一握りしかいません。働いてみてシステムエンジニアの仕事とはこういうものだと理解し、自分がやりたいことが見えてきます。そして、自分が目指すキャリアに必要なスキルを身に着けて初めて、自分に合った転職先にたどり着けるのです。
つまり、システムエンジニアがやりたい仕事と実際に手掛ける仕事のミスマッチを防ぐためには、スキルアップしながら転職していくしかないのです。
とは言っても、最初の就職をしてからろくにスキルを身に着けないまま、数年で転職してしまうのは得策とは言えません。
システムエンジニアの仕事は、常に新しい知識や技術の習得が必要な分野です。そのスキルは、自分自身で磨いていかなければなりません。転職してキャリアアップするためには、様々な経験を積んで時間をかけてシステムエンジニアとしての信頼を得なければならないのです。
年齢が若いほど勢いで辞めてしまいがちですが、辞める前にもう一度落ち着いて考えることも必要です。
もう一度「【SEの悩み】トップはやはり勤務時間の多さと休日出勤、会社とのミスマッチ」を読む ↑
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