リクトさん(仮名)のプロフィール
- 転職したときの年齢は? 24歳
- 転職前の職種は? 人材派遣の営業職(新卒1年のみ)
- 転職後の職種は? 1度目→Webエンジニア、2度目→インフラエンジニア
- 内定の成功ポイントは? 初転職→自分でプログラミングを少しだけ勉強しながら、未経験OKの会社へひたすら応募し、足を運んだこと。2度目→Web開発のスキルとLinuxが使えることを強みにした
- 転職活動に使ったサービスは? 転職エージェント(リクナビ・マイナビ・エン・ジャパン)
- 転職前後の収入の違いは? 初転職は新卒時より30%ほど収入がダウン。(250万円程度) 2度目は新卒時より20%ほどアップ。(300万円程度)
- 性別は? 男性
- お住いは? 愛知→東京
私は現在フリーランスのエンジニアとして活動しております。
サーバ・インフラ分野のエンジニアとして、サーバの構築および運用を担当しています。これまでは証券、決済系、住宅ローンなどの金融系システムをメインに構築・運用してきました。
今回は私のエンジニア転職〜フリーランスになるまでの体験を書いていきます。
転職時の戦略的なノウハウはないですが、Web開発からインフラ構築専業に移った経緯、実際の現場の様子などをお伝えできればと思います。
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目次
営業からエンジニアへ転職。私の紆余曲折なキャリア―第1章
実は私、ずっとエンジニアをしてきたわけではありません。
私が新卒で就職したのは2014年。就活で苦労し、大学を卒業する少し前にやっと内定をもらえたのが人材派遣の会社でした。職種は営業です。
しかし、いざ入社するも、営業として全く結果が出せず、上司に怒られる毎日でした。会社に行くのが本当に辛かったです。そして、数ヶ月後に戦力外通告されたこともあり、入社して1年で辞めてしまいました。
その後、社員数が10名程度の小さなWeb制作会社に「Webエンジニア」として転職しました。ここから私のエンジニアとしてのキャリアが始まります。当時はまだ年齢的に若く、第2新卒という枠で採用されました。しかし、このWebの世界でも自分の力を発揮できずに終わってしまいます。
次にそこからサーバ(インフラ)エンジニアに転職するまでを書いていきたいと思います。
辛すぎたWebアプリ開発〜挫折と次なる道の模索〜―第2章
1.残業160時間超、身も心もボロボロになり決意したこと
2社目でエンジニアデビューした私ですが、マルチタスクで残業の日々でした。その会社は学術機関向けのシステム開発やWebサイト運用、授業動画の編集などを手がけています。
とにかく様々なタスクがあり、手に負えない状態でした。プログラミングはおろか、HTMLやCSSのコーディングすらほとんどできない状態で、泣く泣く160時間超えの残業をしたこともあります。
会社も自転車操業のような状態で、そこで働くことの意義を見出せませんでした。結局、このWeb制作会社は2年弱で辞め、少し休んだ後に転職活動しました。
2.自分の得意を活かして畑違いの道へ
当時はJavaやPHP、Javascriptなどの言語でアプリ開発するよりも、Linuxなどサーバ周りの構築や運用の方が得意でした。
それに自分でアプリやサービスを作りたいという気持ちもなかったのです。どちらかと言うと縁の下の力持ち的な役割の方が向いてる気がして、インフラ専業のエンジニアを目指すことにしました。
転職する時は転職エージェントは頼りませんでした。理由は初めての転職時に苦い思い出があったからです。なので、いくつかの転職サイトから自分で応募していきました。
インフラとは言え、ネットワークではなく、サーバ分野を探していたので、募集数はそれほど多くないことに気付きました。IT職種の募集はプログラマーやネットワークエンジニアのほうが多いと感じます。それでもサーバ専門での募集を探し続けました。
当時は名古屋に住んでいたのですが、募集案件は東京が圧倒的に多いんですよね。なので、場所は問わず、経験が浅い人でも採用してくれそうな会社を狙いました。
とにかく「Linux」「構築」というキーワードがある募集にはひたすらエントリーした記憶があります。
小さな会社の大きな魅力―第3章
転職活動をして1ヶ月ほど経過した頃、都内の小規模なシステム開発会社の面接を受けました。当時の社員数は15名程度なので本当に小さい会社です。
面接ではアピールポイントとして、技術的な面ではLinuxが使えること、開発の経験があることを伝えました。個人的な面では好奇心旺盛であること、読書や筋トレを継続していることなどをアピールしました。
そして、面接した日の夜に内定をもらえました。これは嬉しかったです。それ以降も何社か受けて、2ヶ月ほど待ってもらった後、最終的にここに入社することにしたのです。
決め手は「SES(準委任契約)」だけでなく「社内受託」も行っていることでした。(入社後2ヶ月ほどで社内受託は停止しましたが。。)また、社長含め、皆さん人柄も良さそうで、技術力も高い人が多いのが魅力でした。
2次請け案件が多いので、他のSIerと事業内容は変わりません。しかし、案件入札や提案から参画したり、新事業を立ち上げるなど小さいながらチャレンジする会社なのは強みだと感じます。
これがインフラ現場! 実体験を語ります―第4章
1.ミスが許されないピリピリした世界
ここでは実際にインフラエンジニアとして働いて感じたことを書きます。
初めて参画した案件は金融系(銀行・証券)システムの保守・運用でした。そこの現場ではWindows Serverで稼働しているシステムが多く、Linux OS(RedHat)は少数でした。なので、Linuxを扱える人が少なく、かなり重宝されました。
金融系の現場はミスが許されないため、社内ルールが非常に多いです。その分、無駄な事務作業も多く発生します。また、新しい案件でも数年前の古い技術を使うので、エンジニアとして成長する機会は少ないと感じます。
障害対応やミドルウェアのアップデート作業がメインで、定常作業になりがちです。監視業務をやると、夜間勤務もありえます。2年ほど同じような日々が続き、正直このままなら会社を辞めようかとも考えました。
そんな矢先、現場3年目にしてようやく新規のシステム構築を任されました。AWS上のLinux OSにあまり聞き馴染みのないミドルウェアをいくつか組み合わせて構築するものです。
設計書やパラメータシートの作成、運用スクリプトのコーディングなど幅広く経験することができました。この経験で少し自分に自信がつきました。
その後に別の金融系の現場へ1年ほど行きましたが、ここでの体験は省略します。
2.Web業界とSI業界の違い:メリット・デメリット
ここまで書いた通り、私はWeb業界とSIerなど受託開発(業務系・オープン系)の両方を経験してきました。その私が感じるのは、両者で求められるスキルが全く異なるということです。
前者は基本的にプログラマー(Webエンジニア)であり、プログラミング言語はもちろん、サーバ、ネットワーク、データベース、クラウド、デザインなどのスキルも必要です。つまり、割と何でもできなければなりません。
また、オープンソースの無料のソフトを使うことが多いので、JP1やOracleなど高価なベンダーソフトウェアを利用する機会はほとんどありません。
一方、ITベンダーの受託開発では扱うシステム規模が大きく、様々なソフトウェアが混在しています。保守付きの高価なソフトウェアが多いため、個人で利用する機会はないと思います。
Webアプリ開発だと1人のエンジニアが、フロント〜サーバサイドまで関わることがあります。もしくはフロントエンド、サーバサイドという担当分けが一般的かもしれません。
しかし、SIerの現場だと必ずアプリとインフラで担当が分かれます。さらにインフラの中でも各ミドルウェア、サーバ、ネットワーク、監視など細かく分かれています。アプリも似たようなものでしょう。
その分、一つの技術や分野に詳しくなれますが、幅広く様々な技術を学ぶ機会には乏しいように感じます。(もちろん会社の方針によって違います。)
どちらが良いかは自分の向きや不向きがあるので、何がやりたいのか・何に興味があるのかを大切にして選びましょう。
理想のキャリアを明確にする!
サラリーマンからフリーランスへ 〜仕事を獲得するために大切なこと〜―最後に
金融系の運用・構築案件を中心に4年ほど勤務した後、2021年の夏頃に会社を辞めました。理由はエンジニア以外の仕事をしたいと思ったからです。
しかし、なかなか上手くいかず、今後どうしようかと悩むことになります。
その時に辞めた会社から「人手が必要で、業務委託で働かないか?」という話がありました。迷いましたが、しばらくエンジニアの仕事をしながら別のスキルを勉強することにしました。
この提案を承諾し、現在までフリーランスのエンジニアとして働いています。
フリーランスのエンジニアになりたい人は多いと思います。その場合、専門のエージェント経由で仕事を紹介してもらうのが最近のトレンドですね。
しかし、私のように所属していた会社を通じて、直接の委託契約という道もあります。
このように今の会社や現場で人間関係を良好にしておくと、その後につながる可能性があります。たとえ、会社も仕事も辞めたとしても、そこの人脈を通じて案件を紹介されることもあります。
なので、どんな現場でも人間関係は良好にしておくことが重要です。
今後は自分のエンジニア経験を伝える側としてキャリアを積んでいきたいと思ってます。この執筆もその第一歩です。
もう一度「なぜ?華のWebエンジニアから地味なインフラエンジニアへ転職したのか【体験談】」を読む ↑
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