ナナミさん(仮名) 20代 女性の《転職体験談・口コミ》
- 転職したときの年齢は? 24歳
- 転職前の職種は? セールスエンジニア
- 転職後の職種は?
一度目:SE
2度目:セールスエンジニア - 内定の成功ポイントは?
・スクールに通って資格取得をしたこと
・関西圏からチャンスが多い首都圏に移ったこと
・2度目の転職の場合外国語大学出身で英語力は元々あったこと - 転職活動に使ったサービスは? リクルートエージェント
- 転職前後の収入の違いは?
一度目:350万(派遣)→350万(正社員)保険付き
2度目:350万(SE)→780万(セールスエンジニア)大手外資系
- 性別は? 女性
- お住いは? 未回答
目次
大学を出たらそこは氷河期だった!
外国語大学で英語を学んでいましたが、在学中からパソコンにはまり、IT分野に興味を持っていました。しかし外国語大学出身で簡単にIT分野に就職できるわけもなく、ましてや当時は就職氷河期が溶解したばかりで決して就活側に有利ではありませんでした。
未経験でのハードル
IT企業以外には数社からの内定をもらいましたが、その仕事内容は希望とは程遠く事務職が中心でした。当初は悩みましたが、そうしても自分に向いている職種とも思えずに、思い切って派遣登録から始めることにしました。
しかし、派遣先はIT分野とは言え希望とは程遠く、企業を失業した50代が多い職場でした・・・
この会社の業務は簡単な技術的知識を必要とするIT営業が中心で、エンジニア未経験の私でも何とかこなせていましたが、社内にはやる気のなさが蔓延しており、50人いてもほぼ誰も技術習得をしようとはしていませんでした。
私も50代の先輩の「愚痴」を何時間も聞く毎日に心が折れそうになりました。
一念発起してスクールに
このままではいけないと思い、スクールに通う事を決心しました。簡単なものから始め2年後には複数の中級技術者程度の資格を手にしていました。
派遣で貰える給料でスクールに通い続けるのは厳しかったですが、「自己投資」と割り切って通い続けました。また実家から仕事場とスクールに通っておかげで生活費を切り詰める事ができたのも、自己投資できた大きな要因でした。
そのかわりプライベートな時間は全くありませんでした。仕事を出来るだけ早く切り上げ、先輩の無理やりな飲みの誘いを上手く断り、終始時間の効率使用を徹底する事で勉強に集中できる環境づくりを行っていました。
営業先からの移動はもちろんテキスト持参です。電車の中でもテキストを読みまくっていました。
転機は首都圏に移ったこと
中級者レベルの技術資格を含め5つほどの資格取得も済み、これならある程度就職できそうだと踏んだ時に派遣を辞めました。
ただしこの頃には全くやる気のない人間が多い派遣先でも、珍しい技術取得した人材になっていたのでかなり引き留められました。
何度も退職の相談をするもあの手この手で契約延長を計られ、断ると情報漏洩・勤務中断を元に脅されるという困った状況に陥ってしまいました。
どうあがいても辞めさせてもらえず、派遣会社も勤務先のいいなりの状況に絶望的になりました。
結局、辞めるのに7、8か月もかかりました。正直トラウマレベルの大変さでした。
小さな会社に就職
地元に懲りてチャンスの多い首都圏に引っ越すことにしました。または派遣当時に東京から地元に来ていた本社社員に東京に拠点を移すことを勧められていたことも大きな要因でした。
最初は親戚の家で学生に混じって下宿させてもらい、リクルートエージェント、パソナキャリアを利用して就職活動をしました。
しかしリクルートエージェントのキャリアアドバイザーがかなりベテランのやり手の方で、パソナキャリアとは全く違う案件をたくさん提示してくださったので途中からリクルートエージェント1本に絞りました。
セールスエンジニアではそこそこ良い条件の案件をご紹介いただいたのですが、一度SEをして、じっくり技術に取り組みたいという希望を伝えたところ社員数50人ほどの小さな会社を紹介いただき、そちらに決めました。
希望のSEでしたが、資格だけ持っている「ペーパードライバー」でしたので、実地ではなかなか大変でした。しかし次第に仕事に慣れると逆にセールスエンジニア時代の営業テクニックが役に立つように。
特に口下手な先輩に重宝され、あっちこっちの案件に引き回されながら仕事を覚えることができました。顧客トラブルを回避するために飲みに付き合うということも。SEとはいえ人間関係の大切さをあらためて学びました。
ここでもスクールに通い、上級レベルの資格をやっと1つ取ることができました。中級から上級へのステップはかなり厳しく、平日夜や土日を費やして2度ほど失敗した挙句、やっと合格を手にしました。
親戚の下宿先を出てワンルームのアパートに転居しましたが、東京の家賃の高さとスクール学費で毎月ギリギリでした。
男性の同僚の体力についていこうと体力温存の為に職場からの通勤時間を考慮して転居先を決めたのですが、かなり狭い空間にテキスト本がぎっしりで寝るところにも困るほどの狭さで技術者を続ける限りこれが続くのかと、どうしようかと思っていましたが自分が選んだ道ですので仕方がないとあきらめていました。
リクルートエージェントからの提案
2年ほどたって顧客先での作業に慣れて仕事も指定で舞い込むようになったころ、以前のリクルートエージェントのキャリアアドバイザーから連絡があり、あこがれていた会社が数か月先に人材募集をするから応募してみないかと提案されました。
また英語力を生かさないのはもったいないと何度も説得され、迷いましたが応募してみることに。正直年収の高さにも魅かれてしまったのは事実です。
大手外資系企業に応募
応募先はあこがれの会社とはいえ、セールスエンジニアということでまた営業かとがっかりしていたのですが、かなり技術志向が強い職場であること、最新の技術理論が学べることが決め手になり頑張ることに。
リクルートエージェントのキャリアアドバイザーの勧めで、業界新聞、業界雑誌、ハーバードビジネスレビューなどを1か月ほど読み漁りました。このような書籍が豊富に揃っている図書館までキャリアアドバイザーに紹介して頂きました。
もともと営業をしていたことや大学である程度ビジネスを学んでいたこともあり、これらの書籍などを読む続けることは苦ではなく、むしろ知らない世界を知るようで面白いという感想でした。大学を出てから何年も技術漬けということもあり、初めての視点に心惹かれたのは確かです。面白過ぎて寝る間を惜しんで読み漁りました。
面接に際しては事細かにキャリアアドバイザーから事前アドバイスをもらい、外資系なので自分の意見を持った人材を求めていることを伝えられました。
結局、アドバイスがかなり役立ちました。新規事業拡大の戦略について感想や意見を求められたとき、かなり突っ込んだ感想を言えることに。議論にまで発展し、面接担当者に気に入られました。その後数回の面接でも思考力を問う質問がいくつかありましたが、ほぼ問題なくクリアできました。
派遣時代の「営業思考」が役に立ったこともあります。英語での面接や質問もクリアし、とうとう合格に。後で聞くと応募者多数で1/50の確率だったらしいです。
後に上司になった方に聞くと、決め手は「議論」でした。外資系なので自分の意見を持った人間を求めているが、そういった人材がいなかったこと、また資格と英語力も決め手になったそうです。正直、リクルートエージェントのキャリアアドバイザーの適切なアドバイスがなかったら合格できなかったでしょう。
転職は継続した努力も必要ですが、業界に強いコネの有るエージェントを見つけられるかどうかだと思います。運よくそうしたエージェントに巡り合い、事前に適切なアドバイスを貰い、準備できたおかげで他の応募者よりも有利に面接を進めることができました。
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