トモコさん(仮名)のプロフィール
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目次
事務員として働いてきた私が社内SEの道に進んだきっかけ
私は現在社内SEとして働く35才女性です。
幼い頃から文章を書くのが好きで細かい作業が得意な人間でした。
大学を卒業してからは自分に合う職種として事務を選び、順調にキャリアを積んでいましたから、まさか自分が社内SEになるとは思ってもいませんでした。
きっかけとなったのはVBAというExcelのプログラム言語との出会いです。見積書作成ツールというものが配布され、今まで手作業だったものがボタン一つですべて完了することに驚愕し、その仕組みを知りたいと強く思いました。そのツールがVBAで作成されていることを知り、プログラムのすばらしさに感動したのを今でも鮮明に覚えています。
それからは独学でVBAの理解を深め、自分の業務をどんどんツール化し業務のスピードをあげました。VBAは私の日々のモチベーションに繋がりましたし、業務効率化の大きな鍵になると確信しました。
正社員への憧れと転職
事務という仕事にわずかな違和感を覚えるようになったのはVBAを業務に取り入れて半年もたたない頃だったと思います。自分の仕事は事務で、VBAでのツール化はあくまでも私的な業務範囲での適用に限られます。
正社員であれば本格的な業務のツール化を意見することもできるかもしれませんが、私はアルバイトに過ぎません。実を言うと私は正社員への憧れが非常に強くありました。正社員になりたくて何度か挑戦しましたがいずれも採用されず、派遣やアルバイトばかりでした。
またこのとき私は結婚しており、旦那が会社を解雇になった関係で家計が大変苦しかったのです。私の給料は平均して月に15万円程度、2人分を支えるには無理があり、極度の節約生活に息が詰まる思いでした。
業務の幅を広げたい気持ちや正社員への憧れ、金銭的な問題様々な理由があり、転職を考えるようになりました。
まず転職するにあたり、どの媒体を選ぶか悩みました。いくつも登録してしまうとチェックしきれませんし、少なすぎても良い求人を逃してしまうかもしれません。ただ私は仕事や家事をしながらの転職活動ですので、できる限り媒体を絞ることとし、有名どころで求人数の多い「マイナビ転職」と競争率の少なさを狙い地域密着型の「
私の目に留まったのは未経験OKの社内SEの求人でした。
年齢が31才なので事務経験を活かせるものを中心に探していましたが、私のやりたいことが「事務で業務効率化を目指す」という検索条件としては難しく、フリーワード等で幅広く検索していたところ、その求人が出てきたのです。
社内SEという仕事をそれまで私は全く知らなかったのですが、様々なシステムの企画・導入・開発・運用・保守を行うことで会社の業務効率化を行うという仕事内容は私のやりたいことに通ずるものがあり、興味を持ちました。
未経験OKとは言え、自分の年齢や経歴を考えるとかなり不利ですが、やりたいという気持ちがこの業界では大切なものではないかと感じたので、面接ではそこを全面に押し出し、業務の傍らで取得したExcelやAccess、VBAの資格とコミュニケーション能力を中心にアピールしました。
コミュニケーション能力を重要視したのは、社内SEが上流工程から経験でき、利用部門や業者と調整して要件定義を行うとあったからです。このときはもちろんまだ実感としては無いですが、システム導入が成功するかどうかの最大の鍵となるのが要件定義だと今は身に染みて理解しています。
未経験OKの社内SEは人気が高いと知人からも聞きましたので、自分の年齢を考えると正直、採用される可能性は低いと感じていました。
正社員になるか社内SEとして転職するか
転職活動を続ける私に、突然、アルバイト先の会社から「正社員にならないか」という話が舞い込んできました。
私にはこのとき職場で非常にお世話になっている先輩がおり、その人には今回の転職活動のことを事前に話していました。その先輩がなんと上層部にかけあってくれ、私を正社員にするために会社の規定を変えることになったというのです。※会社の規定ではアルバイトが正社員になることはできませんでした。
本当に驚きましたが、正社員になれるのであればVBAをもっと本格的に活用できるだろうし、仕事の幅も広がる大きなチャンスであると感じました。何よりそこまでしてくれた先輩の気持ちが大変嬉しかったです。
取締役との面談をすればほぼ正式に決定すると言われ、その面談を明後日に控えたその日、以前面接を受けた企業より社内SEの内定連絡が来ました。
アルバイトから正社員になることも、転職して社内SEとなることも自分のキャリアを大きく積めることに変わりはありません。
このときの職場環境は申し分なく、業界では有名な会社ですので将来性もあります。特に人間関係は群を抜いて良かったです。また、転職を選ぶことは尽力してくれた先輩の顔に泥を塗ることにもなります。
けれど、私は転職することを選びました。
今、自分の中で求めるモノの中で一番大きなものは何か。
それはVBAから業務効率化を目指したいという自分の想いです。これがより果たせるのはどちらかということを考えたとき、おのずと答えが決まりました。
社内SEになって5年、働く今とこれからについて
転職した当時右も左もわからず、失敗ばかりでした。事務員で培ってきた自分の仕事の覚え方ややり方が全く通用しません。定型的な仕事が多い事務とは違い、社内SEは非定型の方が多く、例えば同じ現象の不具合であっても原因が同じとは全く限らず、都度対応が変わります。
「やり方」を覚えるのではなく「本質を理解すること」が必要で、知識と経験の無さに加えて今までの自分の仕事のやり方を変えなければならず、すぐ壁にぶつかりました。VBAも今まで作っていたものとは比べ物にならないレベルが求められ、新たな言語のVB.netも全くわからずで、業務全てについていくことができない状態に陥りました。
私は急遽ITスクールに通うことを決め、平日の夜や土日を勉強の時間にあてることになりました。それでもなかなか理解が進まず、未経験というハンデに悩み、心が折れそうになりました。そんなとき上司から、「腐らず驕らず精進すること」とアドバイスをもらいました。
経験者であっても日進月歩のIT業界に追いつくことはできないもの、けれどそれでも歩みを止めてはならない。未経験では容易く追いつけるものではないから、今全く追いつかないのは当然のこと。大切なのは進み続けること。何百回何千回と挑戦し続けること。
このときの言葉はずっと支えになっています。
システムの導入は大きければ大きいほど困難を極めます。関わっている部門それぞれが業務改善したいと考えます。難しいのは部分最適ではなく全体最適を目指さなくてはならないことです。その結果、部門によっては業務が楽になるどころか業務が増える場合もあるのです。
しかし、それでも部門の理解が得られたときや、導入したシステムで業務効率化が目に見えたときは本当に嬉しいものです。実際のシステム稼働を直に確認できることは社内SEのやりがいの一つだと言えます。
私の今後の課題としては、歩みを止めずに勉強し続けること、後輩を育てることです。
企業の成長や安定においても今後社内SEに求められるものはより一層大きくなっていきますし、その重要性が認知されるに従い、各業務部門からの要望も多くなります。要望に適切に応えるためには知識と経験が必要ですし、人的リソースも必要です。
今、私は未経験の新人を教育しています。同じ経験を持つ自分だからこそ教えられる部分も多くありますし、何より気持ちがわかるのでしっかり支えて成長させたいと考えています。
社内SEは通常のSEよりも楽だと認識されているかと思います。
確かに納品先が取引先であり納期を厳守するという点ではSEの方が厳しいですが、社内SEは開発だけではなく業務部門との調整や業務部門の知識、業者との折衝、システム導入後の運用保守、セキュリティ対策、インフラ整備、ヘルプデスク業務等、範囲は多岐にわたります。
私は、この業務範囲の広さがそのまま社内SEの可能性の大きさだと感じます。どの職種よりも幅広い経験を積むことができ、その分成長の振れ幅が大きいのではないでしょうか。
IT化が進む現代、企業の成長にITは欠かせない存在です。そのITを適材適所に取り込みサポートしていく社内SEは最強の縁の下の力持ちです。私はそんな社内SEの一人として、誇りを持って今後も尽力していきたいと考えています。
もう一度「社内SEへの転職体験談|事務職から未経験でエンジニアへ」を読む ↑
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