昨今、「ソフトウェアエンジニアになりたい!」という方が年齢問わず増えてきており、かたや世間では、「ソフトウェア人材が不足している!」という話題が尽きず、社会問題としてとりあげられることが多いです。しかし、「ソフトウェアエンジニア」とサイトで調べてみると曖昧な説明が多く、疑問が解消されないことが多いです。
そのため、本記事ではシステム開発会社勤務歴6年の現役エンジニアが「ソフトウェアエンジニアとは!」というものを説明していきます。
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目次
ソフトウェアエンジニアとは
一般的にIT業界において”SE”と呼ばれるエンジニアをソフトウェアエンジニアと呼びます。身近な例を取ってソフトウェアエンジニアの仕事の内容を説明していきます。
私たちは家電や自動車、スマートフォンなどを使って生活しており、最近はAIが搭載され便利な世の中になっています。この自動車をどのようにソフトで動かしていくのか?ということを考える開発者をソフトウェアエンジニアと言います。
また、ハードウェアやメカにソフトウェアを組み合わせてシステムとしてどのように動作させていくのか設計をする方はシステムエンジニアと呼びます。
ソフトウェアエンジニアの仕事内容
システム製品を作る上で、一般的にプロセスは以下のように決められています。
システム仕様設計 → ソフトウェア仕様設計 → ソフトウェア詳細設計 → コーディング → 単体検査 → ソフトウェアテスト → システムテスト
ソフトウェアエンジニアはソフトウェア仕様設計~ソフトウェアテストを担当します。
よく、ソフトウェアエンジニアと聞くとコーディングをする人というイメージが先行しますが、それは大きな誤解です。「システム上でソフトを使ってどのように動かすのか」ということを考えて作り上げていくのがソフトウェアエンジニアです。
また、ソフトウェアに搭載機能が順調に進んでいるのか管理を行ったり、仕様を発注した担当者と仕様の討議を行うこともソフトウェアエンジニアの仕事になります。
英語が必要なスキルの1つと多く言われているのは、海外顧客と仕様討議をする場面があるからです。筆者も海外顧客と討議してソフトウェアを作っていく場面が多いです。
ソフトウェア仕様設計とは
システム設計をもとにソフトウェアに搭載され動作するソフトウェアの具体的な実現方法を仕様に落としこむことをソフトウェア仕様設計といいます。
例えば自動車を例にとると、
「自動車という装置に曲がるという特化した機能をもたせる。」
「自動車という装置に走るという特化した機能をもたせる。」
「自動車という装置に止まるという特化した機能をもたせる。」
といった機能をソフトとしてどのように設計する必要があるのか?」ということを考えることがソフトウェア仕様設計の仕事です。
ソフトウェア詳細設計とは
ソフトウェア仕様設計で決まった仕様に対してより詳細に検討を行っていくことをソフトウェア詳細設計といいます。処理の流れとそれらの処理で必要なデータを設計やデータを取得するためにどのようなインタフェーズが必要なのかということを検討します。
コーディングとは
ソフトウェア詳細設計で決まった仕様を定めた仕様書や流れ図(フローチャート)に従って、プログラミング言語を用いてソースコードを入力していく工程をコーディングといいます。
詳しくは後述しますが、プログラミングで使用される言語にはC言語やPython、C++ などマイナーなものまで合わせると200種類以上存在し、目的やその規模、コンピューターの種類などによって使用される言語が異なります。
単体テストとは
コーディングしたソフトがソフトウェア詳細設計通り作成されているかテストすることを単体テストといいます。例えば、「A=1の時はB=1にする。A=2の時はB=2にする。A=3~255の時はB=0にする」といった詳細設計をしたのであればそのように動くことをすべて確認します。
とても細かなテストにはなりますが、ソフトウェアテストでは確認できない部分をテストしますので、とても大事なプロセスです。
ソフトウェアテストとは
ソフトウェア仕様設計で検討した仕様が実現できているか確認することをソフトウェアテストといいます。最近では仮想環境で実施することが多いですが、実機で実施することもあります。
このように、ソフトウェアエンジニアの仕事はたくさんあります。コーディングをすることがソフトウェアエンジニアの仕事だ!と思われることがありますが、そんなことありません。
ソフトウェアエンジニアになるには
ソフトウェアエンジニアになるにはコーディングができないといけない。という考えをもつ方が多いですが、そんなことありません。もちろん、コーディングができる開発者の方が様々な観点で仕事を進めることができるので、重宝されます。
ただ、上記に記載しましたように、ソフトウェアエンジニアの業務内容はたくさんあります。そのため、「英語が得意で業務の管理ができる」といったスキルを持っている方や、「考えることが好きで仕様検討が得意」といった方もソフトウェアエンジニアになれます。
僕が日ごろとても大事だなと感じることは「考える」ということです。正直、他の仕事でもこの「考える」という行動は大事だと思います。考えて何かを作るときの手段の1つに「ソフト」があるだけですので、ソフトウェアの特有なスキルは必要ありません。
ソフトウェアエンジニアとしてのスキルアップ
そうはいっても何かソフトウェアエンジニアとしてのスキルが必要ではないか?と思う方が多いと思います。初級編と中級編に分けて説明していきます。
<初級編>
・ソフトウェア工学を学びましょう
・プログラミング言語を学びましょう
<中級編>
・ソフトウェアアーキテクチャを学びましょう
・テスト手法を学びましょう
ソフトウェア工学について
上記でも記載しましたが、ソフトウェアエンジニアの業務内容は仕様検討~ソフトウェアテストです。各プロセスには目的があり詳細にルールが決められています。
ルールにしたがって業務をすることは簡単なのではないかと思われがちですが、ルールを理解しないと業務が全く進みません。そのため、1冊でいいのでソフトウェア工学の本を買って読んで理解しましょう。
このソフトウェア工学の勉強はしない方が多いため、やるとやらないでは大きな差が生まれます。
プログラミング言語について
プログラミング言語を勉強したいけど、どのプログラミング言語を勉強したらいいかわからない!という方が多いと思います。そのため、2つおススメのプログラミング言語を紹介します。
<初級編>
・C
・Python
<中級編>
・C++
C言語
C言語は大学で学ぶ最初の言語と扱われることが多いため、はじめやすいです。また、多くの製品に使われる言語でもあるため、基礎から応用の効く言語として、注目が集められています。
特に家電や自動車のソフトウェアに対して組み込み系ソフトウェアとしてC言語が使われることが多いです。そのため、C言語を習得しているというだけで、とても重宝されます。
Python
Pythonは近年一番よく聞く言語だと思います。ネットで検索すると多くの文献があるため、はじめやすい言語になりました。
また、軽い処理に適した言語でもあるため、簡単にソフトを作って動かすことができるため人気の高い言語です。よく自動化をする際に使うことが多いです。
C++
C++とはC言語を上位互換した言語です。C言語を拡張した言語でもあるため、C言語より少し難しいです。しかし、C言語より処理がはやいため、使われることが多いです。C言語はできるけど、C++はできないというエンジニアが多いため、とても重宝されます。
ここまで多くのスキルアップの内容を記載してきましたが、勉強内容はわかったけど、文献や本がたくさんあるので、どのように勉強したらいいかわからない!という方が多いと思います。そういう方は以下の記事にITスクールの記事がありますので、ぜひ参考にしてください。
ITスキルを多く身に着けてる人を見かけると天才だ!と思う方が多いですが、全員多大な努力をしています。頑張って勉強をしましょう。
・IT(プログラミング)スクールの比較記事
https://www.tenshoku-stories.com/programming_school/programming_school/
ソフトウェアエンジニアの将来性
最近AIが人の仕事を奪うので、どんどん仕事が減っていく。と言われますが、ソフトウェアエンジニアはどうなのでしょうか?
筆者の考えとしては、ソフトウェアエンジニアの仕事の半分はAIに奪われると思います。しかし、ソフトウェアエンジニアの仕事の大半は「考える」ことです。AIはインプットを与えないと仕事ができないため、そのインプットを考えるエンジニアになっていくことが大事だと思います。
また、AIをどんどん進化させていくこともソフトウェアエンジニアの仕事だと思いますので、AIに仕事を渡していけるようにAIを進化させていきましょう。
まとめ|ソフトウェアエンジニアとは?仕事内容やスキル、将来性
ここまで、ソフトウェアエンジニアの仕事内容や必要なスキル、将来性などを解説してきました。
これから、様々な製品が開発されていきます。その製品には必ずソフトウェアが搭載されます。全員で考えてよりよい機能を搭載した製品を作って、世の中を楽しくしていきましょう。そして、ソフトウェアエンジニアになって様々な人と交流をして世界を拡げていきましょう。
もう一度「【初心者向け】ソフトウェアエンジニアとは?仕事内容やスキル、将来性について解説!」を読む ↑
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いきなりの転職が不安な方はプログラミングスクールという選択も
いきなり転職活動を開始する前に、「まずはプログラミング言語のスキルを身につけておきたい」。そう考える方には、プログラミングスクールの受講をおすすめします。
未経験・社会人でも安心して学習できるスクール、そして転職付き(転職保証型)のスクールなど、条件や目的によって選ぶ基準も様々だと思います。まずはじっくりと比較して、少しでも気になる教室があれば無料相談・体験会に申し込んでみると良いでしょう。
未経験・社会人、学生におすすめなプログラミングスクールを比較するなら、「おすすめプログラミングスクール比較11選!社会人・未経験の転職・就職にも有利!」という記事を参考にしてください。
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