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システムエンジニア(SE)の仕事内容と必要なスキルや経験とは?職種や働き方なども解説!

更新日: 投稿日:2018年6月20日 ※本記事は[プロモーション]が含まれています

活躍の場は幅広い

様々なスキルのイメージ
近年では、どんな職場でもITの導入が進んでいます。ITの導入と言っても、既存のソフトウェアを利用したペーパーレス化から、IoT、クラウド、ビッグデータ解析のようにその実態は様々です。

これらの全てにシステムエンジニアは貢献しているのですが、システムエンジニアという言葉の意味が広いため、いまいち仕事の内容についてイメージが湧きにくいかもしれません。ここでは、システムエンジニアがどんな仕事をしているか、仕事内容に合わせた簡単な分類を見ていきましょう。

誰のためにシステムを作るか

握手をするビジネスマン

他社から依頼を受けて仕事をするのか、自社から依頼を受けて仕事をするのかによって、仕事の内容や勤務実態はやや異なります。

《開発システムエンジニア》

他社から依頼を受けてシステムを作るシステムエンジニアを開発エンジニア、または客先常駐型システムエンジニアといいます。どのような仕事ができるかは会社の方針にもよりますが、多くの会社から仕事を受けるため、様々な経験を積むことが可能です。また、一般的に自身も開発部隊の一人として開発作業に参加するため、IT業界で広く通用する高いスキルを仕事を通じて身につけることができます。

技術を学ぶことにも使うことにも貪欲な方にはうってつけの環境と言えるでしょう。一方で、納期に間に合わせるために深夜まで残業して仕事をすることもあり、特にスキルが身に付いていない頃の労働時間は長くなりがちです。これらと並行して自身のスキルアップのための勉強や情報収集も続けなければならないため、IT以外の自分の時間をとることは難しくなります。

《社内システムエンジニア》

自社のためにシステムを作るエンジニアを社内システムエンジニアと言います。社内のネットワークやサーバーの保守を担当するほか、勤怠管理や経理などのシステムを開発して自社の業務をバックアップします。自社内で仕事を行うため、納期に関しても融通が利きやすく、労働時間は開発システムエンジニアに比べて短めです。何より、自分の仕事がどれだけ会社に貢献したのか実感しやすいため、やりがいを感じやすい仕事です。

一方で、開発システムエンジニア以上に社内での人間関係の調整に時間を割くことになります。そのため、開発システムエンジニア以上に多様なコミュニケーション能力が必要とされます。また、社内で必要とされていない開発には着手できないため、仕事の幅はどうしても狭くなります。大規模な仕事は必要な仕様をまとめて外部のプログラマに依頼することも多く、開発システムエンジニアに比べるとどこでも通用するスキルを身につけることは難しい環境です。

【徹底比較】あなたは「社内SE」派?「受託開発」派?〜エンジニアの働き方からみたメリット・デメリット

どんなシステムを作るか?

システムの設計のイメージ

システムエンジニアはどのようなシステムを作るかによって、仕事に要求されるスキルが変わります。

《ソフトウェアを開発するソフトウェアエンジニア》

一般的に、単にシステムエンジニアと言った場合はソフトウェアの開発を担うソフトウェアエンジニアのことを指します。市販用のソフトウェアの開発も、想定する企業が不特定多数というだけで、ここに含めることができるでしょう。作成するソフトウェアの種類によって、webシステムエンジニアなどに細かく分類されます。

ソフトウェアエンジニアは、顧客の要望を聞いてソフトウェアに必要な機能を考え、それを実現するための詳細な設計を行い、仕様書を作成します。仕様書に基づいて開発に取り組むのはプログラマとされていますが、実際にはソフトウェアエンジニアも開発に参加することが一般的です。ソフトウェアが完成したら、ソフトウェアが企業の環境で正しく動作するかどうかをチェックします。作成するソフトウェアにもよりますが、一般的にはプログラミング能力だけでなく、最新のライブラリやフレームワークに対する知識が要求されます。

《機器の制御を担当する組み込みエンジニア》

ソフトウェアエンジニアの中でも、機械や電子機器を制御するシステムを専門とするエンジニアは特に組み込みエンジニアと呼ばれます。身近な例を挙げれば、テレビやエアコンなどを制御するソフトウェアは組み込みエンジニアが担当します。

近年はIoTが広まりつつあり、様々な製品にソフトウェアが組み込まれるようになっているため、活躍の場も広まりつつあります。一方で、通常のシステムエンジニアとしての技術力に加え、制御対象となる機器の知識が必要です。

《顧客のIT基盤を整備するインフラエンジニア》

ソフトウェアを開発する以外にも、IT基盤の整備でもシステムエンジニアは活躍しています。そもそも、導入するソフトウェアに企業内外と通信する機能が要求されているのであれば、ネットワーク環境やサーバーは必須です。これらIT基盤の設計、構築、保守に取り組むシステムエンジニアのことを特にインフラエンジニアと呼びます。

インフラエンジニアへの転職に必要なスキル、需要について解説!

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近年、ソフトウェアのクラウド化が進んでいるため、単に市販のソフトウェアを利用するだけでも、インフラエンジニアがIT基盤を予め整えておく必要があります。そのため、ますます需要が高まっているシステムエンジニアです。反面、外部からの攻撃も増加しているため、特にセキュリティについては日々の情報収集が欠かせません

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《顧客の持つデータを整理するデータベースエンジニア》

企業は顧客の様々な情報を管理する必要があります。身近な例を挙げれば、銀行であれば預金者の名前と預け入れ、引き出しの金額、現在の預金総額などを記録しなければいけないでしょう。当たり前ですが、手違いで誤った情報で預金額のデータが失われてしまったという事態が発生してはいけません。このようなデータをどのようにまとめ、どのように運用するのかを決定するエンジニアをデータベースエンジニアと呼びます。

近年では、ビッグデータの利用が盛んなこともあり、データベースエンジニアの需要は高まっています。反面、データの漏洩や破損には最新の注意を払わなければなりません。

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