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セキュリティエンジニアにおすすめな【資格と勉強法】を徹底解説!

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セキュリティエンジニアにおすすめな【資格と勉強法】を徹底解説!

はじめに

現役の社内SEとして活躍しております。
ネットワークや端末の管理やトラブル対応、キッティング業務など幅広く仕事をしていますが、その中でもセキュリティ領域をメインに仕事しております。

主な仕事はセキュリティ上トラブルが発生した時の対応、セキュリティ教育、セキュリティ未然防止のための情報収集と分析などです。セキュリティのことであれば、なんでもするといった感じです。

ほとんどの業務をセキュリティ強化や管理の仕事に使っていますので、社内SEというよりかはセキュリティエンジニアの方が近いです。

私自身、最初はセキュリティの知識がなくて苦労しました。しかし、資格試験の勉強を通じて、独学で知識を身につけていくことで、仕事が円滑に進むようになりました。セキュリティエンジニアになるには、知識が必要だと感じています。

そこで今回は、以下の項目を取り上げようと思います。

  1. セキュリティエンジニアが取得したい主な資格
  2. セキュリティ以外でセキュリティエンジニアが取りたい主な資格
  3. セキュリティの勉強の方法・コツ
  4. 一流のセキュリティエンジニアになるためのロードマップ
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セキュリティエンジニアが取得したい主な資格

セキュリティエンジニアが取得したい主な資格

①情報セキュリティマネジメント試験

IPAが主催する国家資格の一つです。スキルレベルは基本情報技術者試験と同じレベル2です。

試験は科目A試験と科目B試験に分かれています。
科目A試験ではセキュリティの知識と関連知識(ネットワークやデータベース、マネジメントなど)の問題が出題されます。4つの選択肢から1つを選ぶ問題です。

B問題はセキュリティの運用についての問題です。知識のみならず、簡単な文章を読み解く力や論理的思考力が要求されます。6つ以上の選択肢から1つ答えを選ぶことになります。科目Aと科目Bの合計点数が1000点中600点を越えれば合格です。

セキュリティ知識はエンジニアとしては当然知っておくべき知識が要求されます。

基本情報技術者試験と同じ難易度ですが、ほぼセキュリティの知識しか問われないため、難易度は基本情報技術者試験より低いです。未経験エンジニアやセキュリティ初心者でも勉強をすれば簡単に取得可能です。また、試験日と会場が選べるので、自分のペースで勉強を進めることができます。

②情報安全確保支援士

IPAが主催する国家資格の一つです。スキルレベルは存在する情報系国家資格試験で最高峰のレベル4です。出題形式は午前に四択問題の午前Ⅰ(免除制度あり)と午前Ⅱの試験は4つの選択肢から1つ選ぶ問題となっており、午後は記述式となっています。全ての試験で60点以上を取る必要があります。

要求されるセキュリティの知識はかなり高度なものとなっています。記述式である午後試験は技術系と管理系がそれぞれ2問あり、どの問題もかなりの難易度です。

また、試験に合格した後に、情報安全確保支援士に登録すると、登録情報安全確保支援士になれます。登録情報安全確保支援士になると、国が公認するセキュリティの専門家として活躍することができ、どの職場でも活躍できるようになります。将来性のある資格のため、取っておいて損はないと思います。

③CompTIA Security+

この資格試験は国際認定資格になります。アメリカ国防総省はセキュリティ関係の仕事を仕事をこの資格を持った職員にしかさせていません。出題形式は単一・複数選択の問題のみです。900点中750点以上で合格となります。

単なるセキュリティの知識だけでなく、システムやネットワークの知識がないと合格することができません。また、現場で実際に仕事をしていないと分からない実践的な問題も多数出題されます。

④CISSP/SSCP

セキュリティエンジニアの最高峰の資格になります。取得には、実務経験が3年以上必要になります。

試験内容はセキュリティ全般の知識はもちろん必要ですが、ネットワークやソフトウェア開発、アクセス制御、情報漏洩を防ぐ手法など、セキュリティに関することであれば、なんでも主題されます。難易度は情報安全確保支援士よりやや難しいとされています。1000点中700点以上で合格です。

実務経験が必要になるため、実務経験を積んでいないのであれば、少し難易度が下がるSSCPを受験することをお勧めします。

CISSPとは/SSCPとは(ISC2 日本語ウェブサイト)

セキュリティ以外でセキュリティエンジニアが取りたい主な資格

セキュリティ以外でセキュリティエンジニアが取りたい主な資格

①基本情報技術者試験/応用情報技術者試験

IT技術を網羅的に学ぶことができ、知識と応用力を証明できる資格です。

基本情報技術者試験はエンジニアとして知っておきたい知識とプログラミング技能を問われます。情報セキュリティマネジメント試験同様通年で受験可能なので、こちらも自分のペースで勉強できます。


基本情報技術者のおすすめ学習サイト
《基本情報技術者試験の解説サイト》 基本情報技術者試験ドットコム

応用情報技術者試験は一人前のエンジニアとしての能力を証明できる試験です。こちらは、4月と10月の年2回実施される試験です。午前試験は4つの選択肢から1つを選ぶ問題です。午後試験は記述式の試験で、合格難易度はかなり高いです。


応用情報技術者のおすすめ学習サイト
《応用情報技術者試験の解説サイト》 応用情報技術者試験ドットコム

②CCNA/CCNP

こちらはCiscoが主催するネットワークの試験になります。ネットワークへの知識を深めることで、ネットワークのセキュリティ対策ができるセキュリティエンジニアとして活躍することができるようになります。

CCNAはネットワークエンジニアの登竜門となる試験ですので、セキュリティエンジニアを目指す方でも簡単に取れます。

CCNAの受験料はいくら?支払い方法やメリット、難易度などを解説

CCNPはCCNAの上位資格ですので、難易度はそれなりにあります。しかし、取得すれば、ネットワークに詳しいセキュリティエンジニアとして大活躍することができます。

③AWS・Microsoft Azure認定試験

近年、クラウドを利用する会社が多くなってきました。同時に、クラウドのセキュリティも重要になりました。特に、設定ミスによる情報漏洩の事例は後をたちません。

AWSやMicrosoft Azureがどのような機能を持ち、どのような仕組みで動いているかどうかを理解することでクラウドのセキュリティ対策をしっかりとできるセキュリティエンジニアとして活躍できるようになります。まずは、入門レベルのAWS Certified Cloud PractitionerかAzure Fundamentalsのいずれかに挑戦しましょう。

可能であれば、両方に挑戦すると、クラウドの知識をもれなく身につけることができます。

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セキュリティの勉強の方法・コツ

セキュリティの勉強の方法・コツ

①セキュリティ以外の勉強をする

セキュリティの勉強だけではなく、他の技術についても勉強する必要があります。セキュリティとは、IT技術を安全・安心に利用するための技術だからです。特に、ネットワークとデータベース、クラウドの3つの分野の知識はセキュリティを学ぶ上では、どうしても必要になります。

また、AIもセキュリティの攻撃や防衛に使われることが増えてきたため、AIについてもある程度知識を身につけなければならなくなる時代が来ます。

基本情報技術者試験を取得していない方は、まずは基本情報技術者試験に挑戦してください。エンジニアとしての基礎がないと、セキュリティエンジニアとしの仕事も厳しいものになります。

②JIS Q 27001とそれに関連した文書を読んで理解する

JIS Q 27001はISO27001を日本語に翻訳した規格になります。日本国内のセキュリティ関連の試験はほとんどJIS Q 27001に関連した問題しか出ません。また、JIS Q 27000シリーズと呼ばれる文書はセキュリティを万全なものにするために必要なことがすべて書かれています。

そちらも読んで理解しておくだけで、セキュリティの勉強になります。

③セキュリティの書籍はなるべく最新のものを買う

セキュリティエンジニアに必要な知識をインプットするために必要な書籍はできるだけ最新のものを買ってください。日々、セキュリティを取り巻く環境が高度化・複雑化しているからです。

基本的な事柄を学ぶのも重要ですが、最新の攻撃手法や防衛手法を学ばなければいけません。そうでなければ、企業や個人の個人情報や機密データを守ることができないからです。現段階では、ゼロトラストアーキテクチャと呼ばれるセキュリティがトレンドになっていますので、それらの知識が盛り込まれた書籍を購入してください。

セキュリティ以外でも、最新技術は勉強しましょう。最新技術の登場により、新たなセキュリティ上の問題が発生したり、セキュリティ対策をする上で、役に立つことがあるからです。

一流のセキュリティエンジニアになるためのロードマップ

一流のセキュリティエンジニアになるためのロードマップ

一人前のセキュリティエンジニアになるための資格試験と学習方法とコツを取り上げました。
最後に、どのような順番で勉強すれば良いかについて取り上げます。

まず、基礎知識を身につけましょう。具体的には、基本情報技術者試験を取得を目標にしてください。

次に、各分野についての基礎知識を積んでください。こちらは、情報セキュリティマネジメント試験、CCNA、AWSか Azuruの認定試験の合格を目指しましょう。

最後に、インフラエンジニアかセキュリティエンジニアとしてのおおよそ3年の実務経験を積みながら、CompTIA Security+を取得し、その勢いでCISSPか情報安全確保支援士のいずれかを取得してください。

このような流れで勉強していけば、最短でも5年程度で、どこでも通用するセキュリティエンジニアになれます。

一流のセキュリティエンジニアになった後は、最新技術や新たな攻撃手段と防御手段について学んでいくことになります。セキュリティの勉強に終わりはなく、ずっと学んでいくことになるのです。

まとめ

まとめ

セキュリティエンジニアになるためには、セキュリティの知識だけでなく、様々なネットワークやデータベースといったIT技術の知識を身につける必要があります。一流のセキュリティエンジニアになった後も学習は続けていかなければなりません。

セキュリティエンジニアとして、どこでも通用するようになるには努力を続けていくしかありません。しかし、努力の先にあるのは、一人前のセキュリティエンジニアとしての自分の姿です。

この記事を最後まで読んだあなたであれば、絶対になれると思います。ぜひ、一つずつ資格が取れるように勉強していただければと思います。

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