AWSとはAmazon Web Servicesの略で、皆さんがご存じの大手通販サイトを運営しているAmazonが提供しているクラウドコンピューティングサービスです。そもそもクラウドコンピューティングを知らない方向けに説明しますと、インターネットを介して、サーバー、ストレージ、データベースなどの様々なサービスを利用することを指します。自分のパソコン1台で複数のサーバーを構築したり、データベースを作成したりと大変便利なサービスになっています。
本記事では現役エンジニアである筆者が未経験から学ぶ【AWS入門】として解説していきます。ぜひ最後までお読み頂き、AWS学習のきっかけにお役立てください。
目次
AWSのメリット
具体的に従来の物理サーバーと何が変わったのか、比較してみます。
AWSが登場する前までは、「オンプレミス」といった、会社の中に物理サーバーを設置して利用することが一般的でした。
自社にサーバー機器が置いてあるため管理がしやすいといったメリットもありますが、サーバー機器を準備するためにはサーバーのほかにスイッチングハブやルーターといったネットワーク機器、インターネット回線、ストレージなどの機器が必要になってきます。それから設置する場所の確保や実際にサーバーが使えるようになるまで時間がかかってしまうなどの沢山のデメリットが存在します。
AWSでは先程のデメリットを全てカバーすることが出来ます。分かりやすいようにAWSの中の「EC2(Elastic Compute Cloud)」という、仮想サーバーを作成できるサービスを例にして説明します。
まずサービスを利用するには、初回利用時にアカウントを作成します。
そこからEC2サービスを選択し、説明に従ってOS、ストレージ、CPUなどを自身で設定することでサーバーを構築することが出来ます。なれてしまえば、最速で5分ほどでサーバーを構築することが出来てしまいます。
更に、サーバーの作り直しなども手軽にできるので、自分で色々なサーバーを作成して試したりとインフラの学習にも非常に便利です。
他にも、AWS側が常にサーバーを最新の状態に保ってくれますし、世界トップレベルの技術で管理してくれるので、セキュリティ面に関しても安全であることやサービスを必要な時に必要な分だけ利用するいとった柔軟な対応ができることが魅力的です。
AWSのデメリット
ここまでは、AWSのいいところだけを紹介しましたので、デメリットについても説明いたします。
AWSのデメリットとしましては、Amazonにデータを預ける形になるので、プライバシーなどの問題が発生することがある可能性が出てきてしまいます。
また、サーバーの物理距離によってはアクセス時間が長くなってしまうことがあります。この点においては改善する為のサービスもあるので使い慣れれば気にならなくなると思いますが、初期設定のまま使えないといった点では手間が増えてしまうことになってしまいます。
将来性は?
自社で開発したサーバーではないため、これらのAWS側のトラブルの対応が困難という点がデメリットとなってしまいますが、そういったデメリットがありながらも、クラウド市場の3割のシェアを誇っていて、他のクラウドサービスとの大きな差をつけてトップを走っているAWSはこれから更に伸びてくるのは間違いないでしょう。
AWSの需要や転職事情について
AWSの需要については私自身、企業からの案件などでも、オンプレミスからAWSへの移行の依頼があったり、AWSを使ったサーバー構築の案件などが確実に増加してきていると感じています。面談などでもAWSを使った経験があるか、資格を持っているかを聞かれることもあったので勉強しておいて損はないと思います。
クレジットカードさえあれば登録ができますし、なんと最初の1年間無料でサービスを利用することが出来ます。手軽に始めることが出来るので、実際にサーバーを構築したり、複数台サーバーを構築するといった実践的な事が自宅で行えるので是非利用してスキルアップを目指してみてください。
また、これからIT業界に挑戦する方や、転職を考えている方にとってその経験は自分の強みになりますし、自分で作ったポートフォリオをAWSにデプロイしてみたりすれば、企業からもインフラの知識も兼ね備えた人材として見てもらうことができます。
昨今では、求められるポートフォリオのクオリティも高くなってきていますので、他のエンジニアより付加価値をつけることで差別化を図れるでしょう。
AWS未経験向け【入門】まとめ
最後にまとめますと
メリット
- 最速5分でサーバー構築をすることが出来る
- サーバーの更新などの管理が不要
- AWSが最新技術で管理してくれるのでセキュリティ面でも安心
- 従量課金制だからコスト削減
デメリット
- データをAWSに預けることになるのでプライバシーの問題が発生
- 物理サーバーの距離によってアクセス時間が変わる
- AWS側でトラブルが起きた際は、対応が困難
将来的には、オンプレミスはなくなり、クラウドサービスが主流になっていくことが予想されます。既にIT業界では、AWSなどのクラウドサービスは常識となってきていますし、興味がなくても名前だけは聞いたことがあるって人がたくさんいます。
また、何度も言いますがノーリスクで学習を始められ、最新技術に触れることが出来るというのが非常に大きなメリットとなりますので、是非AWSで自分の市場価値を上げてみてはいかがでしょうか。
もう一度「初心者向け【AWS入門】使い方やできること。転職事情や将来性についても解説!」を読む ↑
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