コウイチロウさん(仮名・30代)
- 転職したときの年齢は? 29歳及び36歳
- 転職前の職種は? 大学職員及び無職
- 転職後の職種は? テスター及びエンジニア
- 内定の成功ポイントは? 身の丈就活
- 転職活動に使ったサービスは? リクナビNEXT及びエリートネットワーク
- 転職前後の収入の違いは? ほぼ変わらず
- 性別は? 男性
- お住いは? 鹿児島県
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目次
序章:エンジニアを志す
大学時代にC言語やJavaを受講した程度で、転職当時の私は率直に申し上げて素人同然でした。趣味でJavascript本を買い漁り、自前のホームページを作っていた程度で、エンジニアと呼ぶにはあまりにも技量が不足していたように思います。
エンジニアを志した時、私は郷里の鹿児島にいました。関東の大学を出て日本橋の商社に勤務しておりましたが、挫折して帰郷し、地元の大学で特許関連の業務に携わっていました。きっかけは鹿児島大学の某先生がソフトウェア工学の教授で、ITに関する勉強会を頻繁に開催されており、それに参加したことです。
確かサーバーサイドの技術の話題だったかと思いますが、ほとんどのワードが分からず、悶々としていたのを覚えています。しかし当時はソーシャルゲームの全盛期、スマートフォンを使ったゲームが矢継ぎ早にリリースされていた時代です。私は直感的にこの業界に未来を感じ、飛び込むなら今しかない、と思って単身東京に乗り込みました。29才のころです。
第1章:初めてのエンジニア
東京に出てみたものの、とりあえず仕事がありません。求職活動をしながらアルバイトで働く日々が続きました。預金はみるみるうちに減っていき、不安の中で初心者を受け入れてくれる会社を探し続けました。
ふとしたきっかけで見つけたのがS社という銀座にある会社でした。リクルートの転職サイト(リクナビNEXT)がきっかけだったと記憶しています。初心者に学習の機会を与えながら、実際に現場に出て働けるということで、当時薄れ行く自信とともに会社の面接に向かいました。
面接では技術的な話は一切ありませんでした。聞かれたことは2点、やる気はあるか、本当にエンジニアになりたいか、それだけです。私は空元気かもしれませんが元気よく「はい」と答えました。翌日採用の連絡がありました。
会社ではまずLinuxとSQLの講習がありました。また開口一番に資格を取るように勧められました。オラクルマスター(ブロンズ)とCCNAです。とにかく勉強の日々が続きましたが、優秀な人間は資格を早々に取得して現場で活躍する一方、私は出向先が決まらず、焦りが募っていきました。しかししばらくすると朗報が、出向先が決まりました、大手広告代理店でした。
第2章:テスターという役割
大手広告代理店内に入っているシステム会社の出向社員としての勤務が始まりました。仕事は視聴率の調査ツールのリニューアルにあたり、テスト・検証を行うことでした。通称テスターです。
仕事は単純です。考えうるあらゆる操作をしらみつぶしに繰り返すことです。一例を挙げると画面内をただやみくもにクリックし続ける、画面遷移時に連打など異常な操作を行う、といったものです。こう文章にしてしまうと簡単に聞こえますが、単純作業をひたすら繰り返す粘り強い根気が必要です。周囲との協力でなんとかツールはリリースに至り、私は次の現場へ向かいました。
次の現場は某上場企業の研究所です。某無線ネットワークのハードウェア検証、電波検証でした。電波が発信されている構内を巡り、電波の特性を調査し続けると言うフィールド調査に近いものがメインでした。また作業補助に近い形で、実際の検証環境の構築に携わりました。
お気づきかもしれませんが、この間業務でコードを書いたことは殆どありません。実際やったことは繰り返しの作業に過ぎず、エンジニアには程遠いものです。ただこの機会は私にとって重要な転機になりました。何故なら関心の薄かったIT業界について、深い興味を抱くに至ったからです。
退職後はただひたすら勉強の日々でした。初めは自作の同人誌検索サイトを構築することを目標にサーバーサイドのNode.jsの勉強を続け、みるみるうちに実力が付いていきました。またPhotoshopやIllustratorを使用してのサイトデザインにも興味を持ち、結果的にデザインからコーディングまで一気通貫でサイトを構築するレベルに至りました。
第3章:起業、そして失敗
九州工業大学の研究員として籍を置きながら、会社を起業したのは私が32の時です。エンジニアとしての自信が付いてきた一方、世の中へ波及効果の高いサービスをリリースしたいと言う強い思いから起業を決意しました。
様々なイベントに出演し、コンテストでも優勝や準優勝を勝ち取りました。テレビや新聞にも多く取り上げられ、事業は順風満帆に見えました。しかしここで慢心が生まれ、エンジニアの本質である手を動かすことを忘れてしまっていたように思います。
ハードウェアは全て外注、アプリも知り合いの会社に制作してもらいました。今考えれば当時の私の力量でも自分で開発し自分でリリースすることは出来たはずです。しかしそれをしなかった。
結果は見えていました。製品の細部に目を向けなくなった結果、サービスを研ぎ澄ますと言う観点を見失い、後は転落していく一方でした。会社は倒産しました。
第4章:再起、プロフェッショナルへの思い
地元に帰郷した私は1年ほど無職の生活を続け、心身ともに疲弊していました。しかし私を救ってくれたのは転職エージェントである「エリートネットワーク」でした。本当に何もない、ゼロの状態の私を見込んでくれ、地元の企業への紹介頂き、現在ではエンジニアとして日々コードと格闘する日々を送っています。
エリートネットワークの担当者、Sさんは、私の現状をありのままに理解してくれ、勤務先の親会社の役員の方に紹介してくれたようです。当時は食うもままならない状況でしたから、役員面接時に希望年収を聞かれた時、「生活できるだけ頂ければ」と回答したのを覚えています。
業務はフロントエンドがメインのSE兼プログラマーです。とにかくハードワークを旨として、ひたすら研鑽を重ねることに専念しております。今では本当に仕事があることに対して感謝しながら日々を過ごしております。
第5章:転職について
私自身10回以上転職は経験していますが、いずれも狙いの企業を絞って活動することにしています。限られたリソースとやる気・エネルギーの中で、それを分散させることは得策ではありません。いわゆる二股・三股は極力避け、一つの会社に全力でぶつかるのが私流です。
また私が心がけているのは、とにかく自分を飾らない・大きく見せない、ということです。面接官はプロですからそういった振る舞いはすぐに見破られてしまいます。逆に謙遜し自分を過小評価するような人間に対し、ある種興味を抱いたり評価を与える傾向があるように思います。これは個人の性格にもよりますので一概には言えませんが、私はそういう風に活動してきました。
とかく転職は苦労を伴うもので、私もハローワーク通いを続けたり転職サイトに張り付いたりといううことはままありました。しかし、私が申し上げるのも何ですが、職があるというのはそれだけでありがたいことで、あまり高望みをせず、また欲を張らずに、自分の身の丈を考えながら職業を選ぶのがいいように思います。
最終章:これからの自分
会社を潰し全てを失った時に、自分を大きく見せるだけで成長を怠った自分への反省が走馬灯のように襲ってきました。エンジニアはコードを書くのが仕事、コーディングをやめたら終わり、と言うのは本当にそうだと思います。その反省を胸に日々頑張っていきます。
もう一度「大学職員・未経験からテスターを経てフロントエンドエンジニアへ」を読む ↑
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