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社内SEの仕事とは?転職に向けてすべき準備や必要なスキル・経験とは?

更新日: 投稿日:2018年8月7日 ※本記事は[プロモーション]が含まれています

社内SEのイメージ

SEは誰と仕事をするかで2種類に分類できます。外部の会社から仕事を受注する開発SEと自社内の情報システムの開発や保守に携わる社内SEです。

ここでは、転職を考えている方に向けて、社内SEの仕事の内容やメリット、デメリットについて詳しく見ていきます。続けて、社内SEに転職する場合に必要なスキル・経験や面接対策について見ていきます。

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1. 社内SEの業務内容とは

デスク上のスマホやタブレット

社内SEの業務内容は会社によって様々ですが、大まかに分けると以下のようになります。

1.1 社内で使う情報システムを開発する

経理や勤怠管理、人事システムのように社内で使うソフトウェアの開発に携わります。顧客が自分の会社となり、開発するシステムの内容が自社で使うものになっただけで、業務内容としては開発SEと同じで、以下のような手順で業務が進んでいきます。

  1. どのような課題を解決したいか分析する(要求分析)
  2. 課題の解決のうち、何を情報システムにさせるかを決定する(要件定義)
  3. 設計方針や使用する技術、利用するハードウェア、開発環境を決定する(基本設計)
  4. プログラムができるレベルまで仕様を決定する(詳細設計)
  5. プログラムを作成する(開発)
  6. プログラムが動作するか確認する(テスト)

また、完成した社内システムの運用や保守、更新なども社内SEの仕事です。

システム開発に関する社内SE特有の業務として、外部の開発SEとのやり取りが挙げられます。会社によっては、システムで解決したい課題だけ洗い出して、外部の開発SEに仕事を外注することもあります。この場合、社内SEは外部の開発SEと社内をつなぐ窓口の役割を果たします。

1.2 会社のWebサイトを管理する

会社がWebサイトを持っている場合は、これを管理することも社内SEの仕事になることがあります。社内の各部署とコミュニケーションをとってWebサイトの内容を更新するほか、レイアウトの刷新なども求められることがあります。

1.3 社内のIT基盤を整理する

社内ネットワークの管理も社内SEの仕事です。社外に機密が漏れず、必要に応じて外部に接続もできるようにネットワークの設定を行わなければなりません。また、導入する社内システムによってはサーバーを導入して運用する必要もあります。自社でWebサーバーを準備してそのサーバー上にWebサイトを構築する会社は多いですし、IT業界であれば社内にGitサーバーを導入することもあります。これらのサーバー管理、保守も社内SEの仕事です。

1.4 社内のITリテラシー教育を行う

SPAMメールへの対応や機密情報の社内でのやり取りの方法なども、社内SEが決定し、周知する必要があります。また、Gitの使い方のレクチャーのように、新しいIT技術が導入された場合、それをどのように使うか周知することも社内SEの仕事です。

1.5 会社のIT戦略の決定に携わる

会社の業績や仕組み、業界の動向に基づいて、会社の今後のIT戦略について経営陣に提案することも社内SEの仕事です。この場合は、社内SEは開発SEに比べてより経営者に近い立場に属することになります。

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2. 社内SEのメリット

ポーズをとるビジネスマン

2.1 開発SEに比べて労働時間が短い

開発SEの場合、顧客の都合に合わせて開発を行い、スケジュールに遅れがあれば必要に応じて残業をする必要があります。会社によっては、仕事を受注するために無理なスケジュールを設定するため、連日残業続きという会社も珍しくありません。

これに対し、社内SEの仕事相手は自社の人間です。そのため、連日連夜終電まで残業することはほとんどありません。ワークライフバランスを重視したい方にとって、社内SEは有力な選択肢の一つになるでしょう。

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2.1.1 残業そのものはありえる

但し、残業が全くないとは限りません。会社内のネットワークやサーバーに問題が発生すれば、翌日の業務に支障が出ないようにするために問題が解決するまで残業する必要があるでしょう。会社のWebサイトに接続できなくなった場合は、休日に出勤して不具合に対処する必要もあります。

2.1.2 楽な仕事ではない

よく誤解されるのですが、労働時間が短いからといって楽な仕事というわけではありません。会社の人員によっては一人で複数の社内システムの保守をしなければなりません。また、必要があればこれらと並行して新しい社内システムの開発や既存の社内システムの更新に取り組む必要があります。

あくまでも、社内SEは開発SEよりも長時間労働が強いられにくいだけ、という点に注意しましょう。

2.2 自分の仕事のフィードバックをすぐに受けることができる

開発SEの場合も、システムを納品した後に保守という形でシステムに関わり続けますが、そのシステムが相手の会社にとってどれほど有効だったのかは体感しにくいです。これに対し、社内SEは自社を相手に仕事をするため、自分の仕事がどのように会社に影響を与えたのか簡単に実感することができます。自分の仕事の成果を身近に体験したい方には、社内SEはお勧めの業種です。

3. 社内SEのデメリット

悩む女性SE

3.1 スキルアップの機会が少ない

スキルアップには、最新の技術を学ぶだけでなく実際に試す場が必要です。開発SEの場合、多種多様な案件があるため技術を試す場は数多く設けられています。

一方で、社内システムは一般的に何種類も必要にはなりませんし、一度導入してしまうと最新の技術を導入して大幅な仕様変更をすることも難しくなります。そのため、社内SEは開発SEに比べてスキルアップの機会が少なくなってしまいます。

個人でプロジェクトに取り組むか、資格の取得に向けて勉強するなどしてスキルアップを意識しないと、いつの間にかその会社でしか通用しない社内SEになってしまうことになりかねません。

3.2 システム開発以外の業務が多い

社内SEの場合、システム開発そのものとは関係ない会社内での意思疎通や調整にも取り組む必要があります。さらに、特にITの導入が遅れ気味の会社では、ファイルの保存の仕方やExcelの使い方などのようなパソコン初心者向けの質問にも対応しなければならないこともあります。そのため、システム開発に主体的に関わりたい方には社内SEはあまりお勧めできません。

3.3 配置転換されることもある

Web関連会社のようにそれ自体がIT業界に属する会社の社内SEに転職すると、その後の仕事ぶりによっては外部の企業と仕事する開発SEのチームに配置転換されてしまうこともあります。

また、IT以外の業界に社内SEとして転職した場合、会社の業務について学んでいるうちに情報システムの開発から外れていき、いつの間にかエンジニアでなくなってしまう可能性もなくはありません

4. 面接に向けてすべき準備

パソコンの画像イメージ
実際に社内SEに転職する際にはどのような点に注意して準備を進めるべきでしょうか。ここで詳しく見ていきましょう。

4.1 募集先の業務内容は注意深く調べる

一口に社内SEと言っても、その業務内容は会社によって大きく異なります。会のIT戦略策定にまで携わる強い権限を持つ業務が募集されていることもあれば、単に「パソコン便利屋さん」を自社内で確保したい募集も数多く見受けられます。そのため、開発SEに比べても転職してから「こんなことがやりたかったわけじゃない」となりがちです。

転職後のミスマッチを避けるためにも、募集内容に記載されている業務内容は注意深く確認しましょう。不明な点があれば、面接時の質問時間なども使って確認できるよう、予め質問の内容などを考えておきましょう。

4.2 相手会社に関連する開発経験で開発能力をアピールする

社内SEの業務内容は多岐多様ですが、主な仕事内容はやはり自社内で使用するシステムの開発です。そのため、SEとしてシステム開発が得意であることをアピールすることはたいへん重要です。

そのためにも、過去に取り組んでいた業務内容についてプロジェクトの規模やあなたが果たした役割についてまとめておきましょう。このとき、可能な限り相手会社での業務内容に関連するシステムの開発経験を挙げるようにしましょう。相手の会社を良く調べていることを面接官に印象づけることができます。

相手会社の業務内容に関連する業務経験がない場合は、基礎情報技術者試験や応用情報技術者試験といった資格を取得して、あなたがスキルを持っていることを補強する材料にしておきましょう。特に情報処理技術者の場合、相手会社の業務内容に合わせてシステムアーキテクト試験やプロジェクトマネージャ試験といった、高度な知能・技能が要求される資格をとっておくとよいです。

さらに、ITとは関連しない資格も社内SEの場合役に立つ可能性があります。簿記を持っていれば、経理システムの開発は各所との調整といった仕事を容易に進めることができるようになります。取り組んでみたい業務内容が決まっているのであれば、その業務内容に関する資格を取得してみるのもよいでしょう。

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4.3 インフラエンジニアとしての勤務経験は積極的にアピール

会社にもよりますが、社内SEはネットワークやサーバーといった『ITインフラの管理』も行わなければなりません。そのため、インフラエンジニアとしてのスキル・経験社内SEに転職する際に大きな強みとなります。もし業務経験があれば、自分が解決したネットワークの不具合や構築したサーバーの種類といった情報を具体的に答えられるように準備し、積極的にアピールしましょう。

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インフラエンジニアとしての勤務経験がない場合は、資格でアピールすることを考えましょう。ネットワークスペシャリスト試験やOracle Masterといった資格があれば、社内SEとしてスキル的には申し分ないことを面接官に印象づけることができます。

4.4 コミュニケーション能力を証明するエピソードを準備する

社内SEは開発SEと異なり、自社内での調整や根回し、外注先との交渉といったコミュニケーションが必要になります。そのため、コミュニケーション能力が高いと印象づけることで、採用される可能性が大きく高まります。

面接に臨む前に、自身のコミュニケーション能力を証明できるようなエピソードを準備しておくとよいでしょう。どれくらいの規模の組織でどのような問題が発生し、それに対してあなたがどのように対応して問題の解決を導いたのか、順序立てて具体的に話せるようにしておきましょう。

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4.5 「楽だから転職したい」というメッセージを送らない

社内SEは開発SEに比べて残業時間は短くなりますが、社内SEだからといって仕事が楽なわけではありません。面接の場で志望動機として楽であることを挙げるのはもってのほかですが、そういうニュアンスが伝わってしまうだけでも、面接官からの心象を大きく落としてしまいます。

面接に臨む前に自身の受け答えを友人にチェックしてもらいましょう。「楽をしたい」というメッセージが伝わるようであれば、受け答えを工夫してみるとよいでしょう。

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