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エンジニアに論理的思考はなぜ必要?どのように身に着ければよい?【面接・就活に活かす】

更新日: 投稿日:2020年9月3日 ※本記事は[PR]を含みます

エンジニアに論理的思考はなぜ必要?どのように身に着ければよい?

ビジネスやプログラミングの現場にいると『論理的思考/ロジカルシンキング』という言葉をよく耳にしますよね。特に新人エンジニアや駆け出しエンジニアの皆さんは、先輩エンジニアや上司などに求められるけど、理解の浅いままとなっている方も多いのではないでしょうか?本記事では、その『論理的思考/ロジカルシンキング』を詳しく丁寧に解説していきたいと思います。エンジニア転職・就職の面接の場でも評価対象となるスキルですので、ぜひ最後までお読みくださいね!

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そもそも論理的思考って何?

そもそも論理的思考って何?

目標や作業に対して必要な作業や根拠を逆に導き、その内容を整理する思考法

論理的思考はロジカルシンキングとも呼ばれ、次のような思考法のことを指します。

  1. 目標から逆算して、必要な要素(作業や材料、データなど)を順番に求めていく
  2. ①の際、理由が明らかな場合を除いて必ず妥当な根拠をつける
  3. ①で求めた必要な要素を、目標を達成するために無駄なく並べる

より具体的には、ある目標Aを達成しようと考えたとき、「目標Aには~という理由で作業Bが必要で、作業Bには~という理由で材料Cが必要で、材料Cの調達には~という理由でD社からの購入が妥当である。」などと考えていくことが上記の①②にあたります。

また、「目標Aを実施するには作業A、B、Cが必要で、作業A、Bは並列して取り組むことができ、Cは作業A、Bの結果が必要だからこれらを実施した後に作業する」と、ピックアップした要素を整理して並べることが、上記③にあたります。

他人に説得力のある主張や説明をすることができる

エンジニアリングに関係しない一般論でいえば、論理的思考は他人に何かを説明する際に便利です。なぜその作業や材料が必要なのかが根拠と共に説明されるため、感覚的に「何となくこれが要ると思います」と言われるよりはるかに説得力があります。また、要素の整理の仮定で説明に不要な内容が省略されるため、聞き手は混乱することなく主張を理解できるようになります。

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壮大な目標でも効率的に達成できるようになる

また、論理的思考を使えば、壮大な目標でも効率的に達成できるようになります。

まず、この作業にはこの作業が必要」と作業が分解されるので、壮大な目標であっても簡単な作業の集合体に変換することができます。これにより、作業に着手しやすくなるだけでなく、作業の一部を誰かに任せやすくなります。

さらに、各作業にどれくらい時間が必要で、並列に実施できる作業があるのかなどが明らかになります。これにより、作業をどの日程で、どの順番で実施すれば最も効率が良くなるかを事前に検討することができます。

エンジニアにはなぜ論理的思考が必要とされる?

エンジニアにはなぜ論理的思考が必要とされる?

仕様や設計を決める作業は論理的思考そのもの

顧客の要望を仕様という形にまとめる作業は、まさしく論理的思考そのものです。

顧客の要望という目標が設定されたとき、エンジニアはその目標を実現するアプローチを複数考えなければなりません。そして、論理的思考に基づいて各アプローチをより細かいアプローチに分割していきます。

ある程度細かくすることで、各作業にどれだけの費用・時間・技術力が必要か、実績や所有しているデータから評価することができるようになります。最後に、これらの評価を整理して、複数のアプローチのうち最適なものに基づいて、仕様を決定するのです。

設計の場合も同様です。仕様を満足する複数のアプローチを洗い出し、最適なものを決定する作業が設計です。もちろん、時には新しい技術を使うなど挑戦的なアプローチを採用することもあります。しかし、予備的な検討の段階で成功すれば大幅な性能向上が見込めることが分かったなど、やはり相応の根拠が必要になります。

一方、論理的思考が無ければ、誰かに決めてもらったことを決まった通りに実行するだけの人材にしかなることができません。

論理的思考力を身に付けないままいくら技術力を磨いても、「決まった通りに実行できること」が増えるだけで、責任ある仕事を任せてもらうことができません。そのため、必ずどこかで出世が頭打ちになってしまいます。

論理的思考により効率的に不具合に対処できる

最初から想定通りにモノやサービスを作れるとは限りません。どの分野のエンジニアでも、トライ&エラーを繰り返し、少しずつ目標に向かって完成度を高めていく作業が必要になります。

このトライ&エラーを効率的に実施するためには、論理的思考力が必要になります。設計通りの性能が得られなかった場合、まずどの部分が本来の想定通りに動作していて、どの部分が想定通りの動作をしていないのかを確かめる必要があります。

これにより、不具合の内容が「部品Aが破損した」、「モジュールBの出力値が低い」などと具体的になります。この洗い出し作業も、論理的思考そのものと言えます。

ここから論理的思考を応用して、「部品Aが破損したのは大きな荷重が働いたからだ」、「部品Aに大きな荷重が働いたのは、本来荷重を軽減する役目を果たす部品Cの取り付けが悪いからだ」などと、不具合の原因として考えられる具体的な仮説を立てていきます。

簡単な実験や検証コードを組むだけで検証できるレベルまで具体的になった仮説のリストが出来上がったら、あとはそれを逐次確かめていくだけで、システマティックに不具合に対処することが可能です。

論理的思考力がなければ、不具合が生じても闇雲にトライ&エラーを繰り返すしかありません。当然その分開発期間は長くなりますし、エンジニアリングの分野によっては試作品を作る必要があるため、開発費用も嵩んでいきます。結果、エンジニアとしては「仕事ができない」という烙印を押されることになるでしょう。

論理的思考力はどのように鍛えればいい?

論理的思考力はどのように鍛えればいい?

仕事の中で実践することが一番重要

論理的思考力を身に付けるには、実際に論理的思考をたくさんやってみるしか方法はありません。エンジニアであれば実際に仕事の中で論理的思考を使う場面は多いのですから、仕事の中で実践することが一番重要です。

日常における自分の意見を論理的思考で整理してみる

会社の外でも論理的思考を身に付けるための訓練をしたい、あるいは今はエンジニアではないけどエンジニアに転職したいと考えている方の場合、日常生活の中で論理的思考を使うことを意識してみましょう。

具体的には、特定のニュースの話題に対して、自分の主張を他人にどうやって説明すればよいか、論理的思考を使って文章にまとめることはよい訓練になります。実際にやってみると、思いのほか自分の主張は根拠に乏しく、感情的な部分が多いことに気付くと思います。

アプローチや根拠として使えそうな知識を集め、整理しておく

そもそも、論理的思考を実践するためには、ある分野についてそれなりに知識を持っていることが必要になります。知識を持っていることが必要になります。知識が無ければ、目標に近づくためのアプローチをたくさん思いつくことができませんし、思いついたとしても妥当な根拠を説明することができないためです。

知識が無い状態で論理的思考を実践しても、「誰でも思いつきそうなことを何の根拠もなくたくさん試す」という結果になりがちです。

エンジニアの場合、よく使う技術の特徴や実績、安全に関する規格などはある程度頭に入れておく必要があります。学校のテストではないので全て正確に暗記する必要はありませんが、必要に応じてすぐに知識を参照できるようにしましょう。

論理的思考まとめ

いかがでしたでしょうか、本記事を読むことで皆さんのお仕事の一助となれば幸いです。

本記事のまとめ

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論理的思考力を活かしてエンジニア転職するなら

エンジニア転職における面接の場では、応募者の論理的思考力を見極める質問をされる事も多くあります。

その場で慌てず的確な受け答えをするためにも事前準備が大事になりますが、そこで活用したいのが、転職エージェントです。このような支援サービスであれば、企業ごとに質問されやすい内容や適切な回答の仕方についてアドバイスしてくれるので、利用しない手はありませんよ!

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いきなりの転職が不安な方はプログラミングスクールという選択も

いきなり転職活動を開始する前に、「まずはプログラミング言語のスキルを身につけておきたい」。そう考える方には、プログラミングスクールの受講をおすすめします。

未経験・社会人でも安心して学習できるスクール、そして転職付き(転職保証型)のスクールなど、条件や目的によって選ぶ基準も様々だと思います。まずはじっくりと比較して、少しでも気になる教室があれば無料相談・体験会に申し込んでみると良いでしょう。

未経験・社会人、学生におすすめなプログラミングスクールを比較するなら、「おすすめプログラミングスクール比較11選!社会人・未経験の転職・就職にも有利!」という記事を参考にしてください。

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