こういった悩みを持つ『入社1年目の新人エンジニア』に向けた記事です。
筆者は、IT企業で勤めて18年目になります。その中で2回転職経験があります。
その過程で、2社目までは東京都内の会社に就職し、現在勤めている3社目は地元石川県の会社です。
1社目は新卒で入ったソフトウェア開発会社を1年間、2社目も同業の会社に在籍しておりました。
現在在籍中の3社目は、ソフトウェア開発、そしてハードウェアやネットワークのヘルプデスクなどIT全般に精通した会社です。
今回、筆者自身が社会人1年目で転職していること、そして2回の転職経験を踏まえて、必要であると実感したことをお話させていただきます。
目次
転職の心構え
転職活動の時期
転職活動を始める時期は、現在の会社に在籍中が望ましいです。退職後だと、空白期間ができてしまうので、転職先の会社にどうしても「仕事をしていなかった」という印象を与えてしまいます。
そんな筆者自身も1回目の転職活動は退職後に行いましたので、その場合についてもお話させていただきます。
在籍中
先程お話しました通り、この時期に転職活動を実施すると内定を取りやすいです。
ただどの会社も面接をする日が平日であるため、時間がとりにくいデメリットがあります。
その場合、現職の会社の繁忙期を避けて、その日を面接日とするように転職先と相談しましょう。転職先から面接日について承諾を得られたら、有休を取りましょう。
退職後
この時期は空白期間になってしまうので、収入も出ないし、何より転職先の面接官から「仕事をしていない」と思われてしまいます。
転職活動は長期戦を見据えて、人とのコミュニケーションの機会を増やし、チームワーク力を磨く意味でもアルバイトをしましょう。その場合、コンビニや倉庫内の仕分け作業などのように、エンジニアと無関係な仕事でも構いません。
そしてアルバイトがない時は、前職のスキル、コミュニケーションなどについて自己啓発に努めましょう。
面接の時には、この空白期間をアルバイトや自己啓発をしていたこと、そしてそこで何を得られて入社後どのように活かしていくか必ず話しましょう。
退職理由を明確にする
これは、面接で必ず聞かれます。その際、人間関係や仕事の内容のネガティブな面を話すことは絶対に避けましょう。
家庭の事情でやむを得ず地元に戻るためのなどの理由がなければ、転職先を研究し、「御社でなら前職より自分のスキルを幅広く磨けて、それを活かせるようになりたい」など、前向きな理由を明確になるようにしてください。
将来の自分を描く
転職先で将来どのように貢献したいかを自分の中で話せることが重要です。それには、大体3年毎などスパンを区切り明確にしていきましょう。
そうすると面接官の印象がよくなるだけでなく、入社後も目標が出来ているため、仕事の苦難があっても乗り越えやすくなるでしょう。
例えばソフトウェア開発会社の場合、3年後はお客様にシステムによる業務提案ができる、6年後は小~中規模のプロジェクト管理ができる、9年後は複数のプロジェクト管理ができると言った具合に目標を立てます。
エンジニア1年目の転職後に求められること
社会人としての基本的マナー
エンジニア1年目の転職後には、技術的なことは求められることはほぼありません。それ以上に、以下のような社会人の基本的マナーがどれだけできるか新しい会社で見られます。
- 挨拶をする
- 些細なことでも報連相(報告、連絡、相談)を頻繁に行う
- 始業10分前に出社する
- 上司や先輩の話は必ずメモを取り、内容を復唱する
- 技術的な面で、不明な所があれば自分で調べる習慣をつける
- 雑用が必要な時は、進んで引き受ける
- 電話には積極的に出る
入社後、上記を毎日のように積み重ねれば、周囲からの信頼を得られ、新しい業務を任されるようになります。
雑用から得られるものを意識
入社してから雑用を任されることがほとんどです。例えば、ソフトウェア開発会社なら、会議の議事録作成、設計書などの資料整理、テストデータの作成などがあります。
経験が浅い人に限らずベテランでも雑用を軽視する人が多くいます。特に経験が浅い人ほど雑用にプロ意識を持つことが重要です。
例えば議事録を作成する時、自分が聞いた内容を書くだけでなく、業務関係者全員が理解できる文章を書かなければなりません。そのためには、より簡潔な文章で、会議で何が決まって、いつどこで誰がやるのかを明確にするための文章能力が必要です。
社内会議の議事録作成で文章能力を磨くことができ、そこでシステムの設計書などの提案資料作成に活かすことができます。
このように、雑用の中に自分の成長や周囲からの信頼を得るための材料がありますので、取り組む時は毎回得られるものを意識しましょう。
自分で学ぶ姿勢
会社は学校と違い、基本的に自分からスキルを身に着ける場です。エンジニア全体に共通するのは、技術だけでなくプレゼンテーション能力が必要となります。
技術は書籍やインターネットで調べたり、過去の成果物の構造を見て、自分でできるか検証する姿勢が最低限必要です。
先述のプレゼンテーションは、上司など社内の人間やお客様に自分が携わった成果物の状況を説明する能力です。これは、書籍などを見るだけでは身につかないので、上司や先輩の対応方法を常に観察し、自分の中で研究してその都度上司などに「この認識で正しいか」を確認するのが近道です。
技術やプレゼンテーション能力は、受け身ではなく自分で学ぶ姿勢が絶えず必要となります。
終わりに
今回は、筆者が新卒で勤めた会社を1年間でやめた時の経験を踏まえて、お話させていただきました。
まとめると、以下の通りです。
- 転職はできれば在職中に行った方がよい
- エンジニア1年目の転職は、技術的ではなく社会人の基本的マナーを大切にする
- 常に自分から学ぶ姿勢を忘れない
今回の記事で、エンジニア1年目の転職者の方が成功を掴んでいただけたら、これ以上の光栄なことはありません。
もう一度「先輩に学ぶ|エンジニア1年目で転職したい新人に必要な心構えや準備とは?」を読む ↑
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