エンジニアの転職

公開日:2020/02/28|最終更新日:2020/03/01

【未経験の転職】機械設計エンジニアの仕事内容を解説!必要なスキルや知識・経験とは?

機械設計エンジニアのイメージ

本記事は、機械設計エンジニアへの転職を目指しているかたへ向けた記事となります。

現役の機械設計エンジニアである池田さん(仮名)に寄稿して頂きましたので、未経験から機械設計エンジニアやものづくり業界を目指すかたにとっても参考になる内容となっております。ぜひ最後までご覧頂ければ幸いです。

機械設計エンジニアの仕事

機械設計エンジニアの仕事イメージ

機械設計エンジニアは、お客様の希望にあわせてCADとよばれるツールを駆使して機械部品の設計を行うのが仕事ですが、機械設計を行うためにかなり幅広い業務を行います。具体的には、下記のような内容があります。

  1. 要求仕様の作成
  2. 設計仕様の作成(電気、ソフトウェアと連携)
  3. 見積
  4. 構想設計
  5. 詳細設計
  6. 製作図作成(図面バラシ)
  7. 発注
  8. 組立
  9. 性能評価(設計修正)
  10. 客先据付(納品)

単に機械部品の設計を行うだけでなく、お客様の希望している装置をどのように具現化するか、例えばモーターなど電気で動く部品の選定や各種素材、形状の選定まで行う必要があります。機械設計エンジニアは経験を積むと、装置全体のことを考えるのも仕事になります。

いわゆる開発リーダーになることが多いです。

ではもう少し仕事内容を掘り下げてみたいと思います。

要求仕様の作成

お客さまが求めている機能、形状と齟齬がないように打ち合わせを行いながら要求仕様としてまとめます。設計はこの要求仕様書にしたがって進めるので抜けがあると大変です。要求仕様書にあいまいな項目や抜けがあると納品時に「言っていた機能が満たされない」としてトラブルの原因になることもあります

設計仕様の作成(電気、ソフトウェアとの連携)

要求仕様ができるとその要求仕様を満たすためにどのような設計をすればよいか、設計をするための仕様を作成します。装置は機械部品だけで構成されるわけではなく、モーターやセンサなど電気部品もあるので電気設計者と連携してすすめます。また、モーターをどうやって動かすか、センサの出力をどのように扱うかなどはソフトウェア担当者とも連携して作業を進めます。

見積

設計業務を受注できるかどうかは設計内容と見積によってきまります。見積はほとんどの場合、機械設計エンジニアが主体となって行います。それは製作した装置の動作検証を行うのは機械設計エンジニアの仕事になることが多いためです。とはいえ、機械設計者にとって電気やソフトの見積はできないので、それぞれの担当者と調整します。

構想設計

設計仕様に従って、構想設計を行います。構想設計とは、主要な構造部材と機構部品、およびそれぞれの関係を示し、要求する各機能の実現可否を確認できるレベルの設計になります。

購入部品の型番が確定しなくてもいけそうと目途を立てる、お客様にこのような設計で進めますというのを確認し、必要があれば見積をしなおすことも必要になります。ここで必要となるスキルは、3D-CADの操作、材料力学や熱力学など機械にかかわりの深い要素になります。

詳細設計

構想設計でお客様から承認をもらうと、次は詳細設計を行います。構想設計はあくまでの実現可能性を確認しているだけなのでそのまま製品を製作することはできません。各部品の詳細(形状や素材、購入品ならば型番)を詳細設計によって決めます。

会社によっては構想設計と詳細設計での素材やおおまかな部品形状は機械設計エンジニアが行い、残りはCADオペレーターに依頼することもあります。そのため、単に設計スキルだけでなく人に部品仕様を伝えるというコミュニケーションスキルも必要になります。

製作図作成(図面バラシ)

最近は3D-CADのデータからそのまま部品を製作してくれる加工屋さんが増えていますが、まだまだ紙の図面(2Dデータと呼ぶ)でないと加工できないところも多いです。そのため、3D-CADで設計した部品を2Dデータに変換する必要があります。一般的に図面バラシと呼んでいますがかなり時間がかかります。そのため、CADスキルが高いオペレーターを配置して専門で行うことが増えています。

人に図面バラシを依頼するのは簡単ですが、作成された図面が自分の思いにあっているか確認、必要があれば修正を依頼しなければなりません。ここでは、コミュニケーションスキルや図面をチェックする検図スキルが必要になります。

発注

実際に外注や商社への発注は専門部隊がいますが、どの部品をいくつつくるのか部品表と呼ばれるリストを作成して部品を発注してもらいます。

組立

部品や購入品が納入されたら組立作業が必要になります。組立専門の人がいる場合もあれば、例えば試作機などは自分で仕様とあっているかを確認しながら組み立てを行います。特に量産する場合は、生産性の検討まで行う必要があります。単に設計だけでなく、設計のアウトプットが思惑通りできているかを確認することは自分自身の設計スキルを高めるという点でも重要となります。

性能評価(設計修正)

製品の組み立てが終われば実際に稼働させてみて性能が仕様を満たしているかを確認する必要があります。ここでは機械部品だけでなく電気部品やソフトウェアもあわせて評価することになります。思いと違う結果になった場合、原因を切り分けや対策を検討、設計修正をする必要があります。

自分の設計があっていたのかを確認でき、トラブル対応を行うことで現場力が高まります。冷静に広い視野で減少をみつめ、対策を考えるスキルが求められます。

客先据付(納品)

製品が問題なければ、客先への据え付けです。専任のサービスマンがいることもありますが、自分で据え付けにいくこともあります。お客様とのコミュニケーションの中で、世の中の流れを知るよい機会になります。

顧客とのコミュニケーション

このように機械設計エンジニアは単に材料力学などに精通して機械設計ができればよいというわけではなく、コミュニケーションやトラブル発生したときに対応する能力が必要となっています。

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