今回はエンジニア転職をするにあたって、企業に就業する際に最低限必要になるスキルを紹介します。
この記事の対象となる方
- プログラミングに興味があって、これから学習しようと思っている方
- IT業界への転職を目指し、プログラミングを学習中の方
- エンジニア転職が既に決まっていて、仕事に向けて準備している方
それでは、見ていきましょう。
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目次
既にあるコードを読むスキル

まずはタイトルの通り、既にあるコードを読み、理解するスキルは必須です。
現場に飛び込んだ際に仕事を任されるとすれば、「これ(既に出来上がっているシステム)を〇〇なるように修正してほしい」といった仕事が飛んでくると思います。
既に出来ているシステムのコードを見て、「ここでDBから数字を持ってきてるんだな」「ここの部分では、あの処理を継承してこういう処理を付け足してるんだな」という風に、じっくり読んで理解する力があれば早い段階で戦力になれる筈です。
会社の皆様は、あなたを未経験のエンジニアだと分かっている筈なので、そこまでハードルの高い仕事を最初から任せる事はないとは思いますが、上記のように修正の仕事を受ける際に最初から、「このコードの、この部分を、こういう風に書けばこうなるよ。だからこう書いてね。」
みたいに、具体的に、そのコードのどこをどう直せばいいか、なんて指摘をいただけることは、はっきり言ってありません。あったとしても新卒の若い人くらいじゃないでしょうか。
なので、まずはコードを渡されたらそれをじっくり読んで、時間がかかっても理解するくらいのスキルを養うといいのかなと思います。本当に、これが出来ないことには何も出来ないし、始まりません。
僕もそうだったのですが、未経験で会社に入った時に最初に、コードの修正を依頼されたのですが、コードが長くて全く読めず、理解しきれず、仕事ができず、泣かされていました。
今ではしっかり研修を行う企業もあるようですが、それは一定以上の大きな企業とかになると思いますし、基本的には無いと思って学習した方がいいかも知れません。
とにかく、世に出回ってるコードをたくさん読む癖を付けましょう。
「検索力」と「質問力」
検索力について

「ググり力」とも呼ばれたりします。検索力というのは聞いての通り、Googleで検索する能力のことです。
自分が求めている情報を検索し、その情報を使用して問題解決へ導かなければなりません。そのため、検索を短時間でサクッとできるスキルが有れば重宝します。
そこで、知っておくと便利な検索のコツをいくつかご紹介します。
2-2 ファイル名・ディレクトリ名は入れない
2-3 完全一致検索
2-4 除外検索
2-5 なるべく新しい記事を参考にする
2-1 エラー文のワードを部分的に検索
このようなエラーが出たとします。
(例)CS0103 The name ‘Team_Tanaka’ does not exist in the current context
このエラー文をそのまま全てコピペして検索すると、膨大な量の検索結果が出てきてしまい、求める情報にたどり着くまでに時間がかかってしまいます。
この場合は、
このように検索します。英語が読めなくても、エラーコードで検索したり、重要なワードと思わしき部分をコピーし、組み合わせて検索することが大切です。
2-2 ファイル名・ディレクトリ名は入れない
任意で決めた名前のワードを検索しても、それらしき情報はヒットしません。むしろ関連ワードが増えて、求めている情報から遠ざかってしまうことでしょう。
先程の例で言うと「Team_Tanaka」が該当します。この部分は検索の際、含めないようにしましょう。
2-3 除外検索
完全一致検索よりもはっきりしていてわかりやすい検索方法。
C#のエラー情報を求めているのに、Unityというゲームエンジンに関しての情報ばかりヒットする、といった事があります。こうった場合に重宝するのが、除外検索です。
このように検索すると、Unityの文字列を含む検索結果は除外されます。「―」以降の文字列を含む検索結果 は除外させるという検索方法です。
2-4 なるべく新しい情報を参考にする
Google で検索結果を表示した状態で、検索バーの下に「画像」「動画」「ニュース」「ショッピング」等のメニューが並んでいますが、その中の「ツール」をクリックします。「期間指定なし▼」をクリックすると、いつまでに更新された情報を表示するか、を選択することが出来ます。
検索結果も時には3年~5年以上前の記事がヒットすることもあります。それが参考になれば早いのですが、バージョンが違ったりして全く参考にならない、という事もあります。
技術の進化は早いので、なるべく最新の情報をキャッチしたいものですよね。
質問力について

未経験エンジニアの状態では、初めて現場に飛び込む際はわからないことが多くて当然であり、自然なことです。質問しても意味がわからず回答が全く得られないという事もあります。それどころか、質問が悪いと非難される事も。
質問の内容があまりにピンポイントだと、
「それはコード書いた人によるよ」
やりたい事だけ伝えても
「なんでそんな回りくどい事してるの?」「要件、目的は何なの?」
と冷たくあしらわれることもしばしば。
先輩への質問の仕方は割と重要です。
質問の際のポイントは、
- 指示されている事、任されている事を説明
- 自分がやろうとしていること、試そうとしていることを説明
- 不明な点を質問
・どんな環境で
・どんな結果を期待して
・どういう事を試して
・どんな結果を得られて(得られなくて)
・どういう風に困っていて
・今どうしたいのか
・参考にして試した参考書やウェブサイト
これらを全て噛み砕いて説明できると、先輩からの評価はグッと上がり、不明点も一緒に考えてもらえる可能性が高まります。(人にもよりますが)
必要最低限の基礎文法の暗記力

「プログラミングは暗記不要です。」とはよく聞きますが、必要最低限の暗記力は必要だと思います。
やろうとしていること全てを、都度 Google で検索しながらやっていたら、膨大に時間がかかって仕事にならないと思いませんか。仕事は早いに越したことはありません。というかそれが通用するなら勉強しなくてもエンジニア転職出来ます。
具体的に何を最低限暗記するかと言うと、「初めての」「入門」「基礎」といったジャンルの参考書なら、その1冊の内容は見なくても書けるくらいの暗記力は必要だと思います。
全て丸暗記しろとまでは言いませんが、その参考書の演習問題を見たらもう
「あー、こういう処理だったら再現できるかな」
「んー、たしかこんな書き方したよな」
と思いつき、すぐに手が動く状態くらいにはなっておきましょう。
その方が素早い仕事が出来、現場での第一印象がアップするでしょう。
現場に飛び込むにあたっての心構え

ここまで読んでくださりありがとうございます。
僕がプログラミングを始めた当初は「暗記は不要」を鵜呑みにし、基礎学習をほぼすっぽかし、検索しまくりながら成果物を作ることだけに注力し、その成果物で企業に飛び込むことに成功したものの、レベルが違いすぎて痛い目にあいました。
毎日泣きながら勉強して、早く追いつこうとしていた事も最近の話です。
IT業界は、基本的に論理的な考え方が大切になります。
自分は何が出来て、何が出来ないか。
自分はそれがなぜ出来ないのか。他人はなぜ出来るか。
じゃあどうするのか。
解決策が出ないなら他人にすぐ聞く。
「セルフなぜなぜ攻撃」をしていくこと。当たり前のようですが、これが出来ない方、というかしない方、結構います。僕もです。「すぐ聞く」にしても、質問は先程説明したように、具体的に考えなければいけません。
声をかけづらくて、1時間も2時間も自分で抱え込んで何も進んでないというのは絶対NGです。会社にもよりますが15分ルールというものも存在します。15分考えて分からなかったら相談するというものなのですが、このルールはあってもなくても、是非実行したほうが良いのではないでしょうか。
わからないまま、何も進まず、ただただ時間が過ぎていくという事が、会社にとって一番の損失です。これは覚えておくといいかも知れません。
これからIT業界を目指す人、および飛び込む予定がある方へ、少しでも参考になれば幸いです。
もう一度「新人エンジニアが身につけておくべきスキルを解説!」を読む ↑
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いきなりの転職が不安な方はプログラミングスクールという選択も
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