「聞くは一時の恥」と言います。
「知らないこと」を晒すのは、とても恥ずかしいことですよね。特に、エンジニア界隈は周りがみんな優秀に見える現象が多発し、ますます「知らないこと」が恥ずかしく思えてしまいます。
しかし、「聞かぬは一生の恥」とも言います。
エンジニアの世界では、最初に聞いて恥をかいたほうが後々得することが往々にしてあります。
現役エンジニアが解説!
この記事では、新人エンジニアが質問する重要性や、「質問すること」と「自分で考えること」を両立するにはどうすればいいかを、システム会社でWebエンジニアをしている筆者が解説していきます。
最後まで読んで、あなたも質問上手になりましょう!
本記事のポイント2つ!
- 新人のうちは、「わからない」ことが当たり前(逆に「わかってるつもり」が危険)。どんどん質問して、現場から吸収しよう
- 質問する際に自己ルールを設定することで、「質問すること」「自分で考えること」を両立する
①15分間、調べても考えてもわからないときは質問する
②できるだけ具体的に質問する
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目次
質問できるのは新人の特権であり、義務
新人エンジニアが一人前になるのに、一番効果的なのは、「質問すること」です。
同時に、絶対にするべきことも、「質問すること」です。
初めてのことなんて、できない・分からないのが当たり前なのです。できないことや分からないことを恥ずかしいと思わず、積極的に周りの先輩や上司から吸収しようという姿勢が、エンジニアとしてのあなたを成長させます。
私が2人の新人と一緒に仕事することになった際、いろいろ説明したあとに「なにかわからないことはある?」と聞いたとします。
Aさんは、「この部分がよくわからないのでもう少し詳しく聞けますか?」「これって○○ってことですか?」みたいに、自分の不明点を詳細・具体的に聞いてきました。
Bさんは、「特にないです」と返答しました。
私が安心して仕事を任せられるのは、Aさんです。
疑問や曖昧な部分を自分で把握して、解消してから仕事に取り掛かろうとしています。最初に教える手間はかかるとして、ちゃんといろいろ確認してから取り掛かる分、手戻りも少ないはずです。
逆に、「怖いな」と思うのは、「特にないです」と答えたBさんです。
絶対にこれは危険信号。
そんなわけないと思ってこちらも説明しているのです。(わかりやすく丁寧に説明しようと最善は尽くしているのですが)Aさんが疑問に思った部分や、他にも曖昧な伝達部分を、Bさんは自身の感覚で脳内補完しているか、完全に誤解している可能性が高いです。
ベテランエンジニアであれば、自身のこれまでの経験則から根拠のある想像ができると思いますが、新人のBさんの場合はそれがありません。新人が自己判断で仕事をするのは大きな事故に繋がります。もしくは、具体的にこれから取り掛かる仕事についてちゃんとシミュレーションできておらず、何度もやり直しや手戻りが発生して後で困るか。
あなたの先輩や上司も、新人が分からないことだらけであることは十分わかっています。恥ずかしがらず、いろいろ質問して吸収していく姿を見せることで、認めてもらいましょう。
かといって、少し調べればわかることを何度も聞くような新人は、「考えることをせずにすぐに人に聞く新人だ」という印象を持たれてしまいます。「自分の頭で考えること」もエンジニアとしては大事なスキルです。
ではどうすればよいか、次の章で説明します。
どうやって質問する?自分の基準を決める(具体例付きで紹介)
質問するハードルは、高すぎても低すぎてもいけません。
微妙なところですよね。
そんなときは、質問するための基準をこんな感じに決めてしまいましょう。
- ○○分間、調べても考えてもわからないときは質問する
- できるだけ具体的に質問する
詳しく説明します。
①○○分間、調べても考えてもわからないときは質問する
自分の中で「○○分悩んで解決しないなら周りに質問する」という基準を決めて、基準時間をこえて悩むようなら質問しましょう。
私の基準時間は、だいたい30分です。
検索する、ドキュメントを読む、書籍で調べて行き詰まり始めるのが、私の場合30分だからです。その先はどんどんカオスになって、自分でも収集つかなくなるのが目に見えているので、30分を区切りにして周りに質問してしまいます。
意外と、現場の誰もが通る通過点の悩みだったりして、解決法をポンと出してくれたりします。
②できるだけ具体的に質問する
「これ動作しないんですけど、どうすればいいですか」みたいな質問をされると、質問された側はとても困ります。
何が問題なのかを、質問された側も1から状況を追わなければなりません。文字通り動かないのか、エラー画面に飛ばされるのかすらわかりません。
もう少し具体的に説明できるようになると、問題を詳細に把握する力もつきますし、質問される側も助かります。
例えば、「動作しないんですけどどうすればいいですか」については、「ここをこんなふうに実装しようとしてこの記述を使ったのですが、〇〇というエラーが発生して処理が思ったとおりに進みません。どうしたら解消できるでしょうか?」みたいな感じだと、聞いてる側も「ああ、あれか」とすぐピンとくるかもしれませんよね。
質問する前に、できるだけ具体化する。難しければ、現在わかっている情報をできる限り添えて質問するのも有効です。
私は、新人時代(現在もたまに)この基準で質問をしていました。結果、自分で考えることと、質問して力を付けることを両立することができました。
あと、少し面白い話なのですが、「②できるだけ具体的に質問する」を心がけた結果、先輩に質問する際にできるだけ具体的に質問する内容を噛み砕いている最中や、噛み砕いた質問内容を話している最中に、いつの間にか問題が解決してしまうことが多々ありました。
質問内容について伝えるために自分の中で整理していくと、「あ、そうか」とアイデアが浮かぶのです。
自分が抱えている問題を人に説明したり説明する準備をしたりすることで、問題が自分の中でもわかりやすく分析され、自己解決に至っているのだと思います。
質の高い質問をすることは、同時に自分で考える力を養うことに繋がります。
質問に至るまでのタイムリミット・質問する際の作法について、自分の中でしっかりルールを決めて、上質な質問を心がけましょう!
まとめ|新人エンジニアが身につけるべき質問の仕方
この記事では、以下のことをお伝えしました。
- 新人のうちは、「わからない」ことが当たり前(逆に「わかってるつもり」が危険)。どんどん質問して、現場から吸収しよう
- 質問する際に自己ルールを設定することで、「質問すること」「自分で考えること」を両立する
①15分間、調べても考えてもわからないときは質問する
②できるだけ具体的に質問する
最初にいったように、「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」と言います。
新人エンジニアのあなたは、どんどんいろいろな人に質問しまくって、一時の恥をどんどん積み重ねていくことが許される立場にあります。
新人エンジニアのうちがチャンスです!これを逃すと、「ものを知らないエンジニア」になってしまいます(一生の恥ですね)。
たくさん恥をかいて、一流のエンジニアになって大きく挽回していくださいね!!!
もう一度「新人エンジニアはどんどん質問をしよう!新人のうちに「恥」をかいて、一人前になる」を読む ↑
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