カズヤさん(仮名)のプロフィール
- 転職したときの年齢は? 31歳
- 転職前の職種は? 飲食業
- 転職後の職種は? 某IT企業でのSE
- 転職活動に使ったサービスは? doda、WORKPORT(ワークポート)
- 転職の成功ポイントは? 資格を複数取得したこと
- 転職前後の収入の違いは? 330万から450万程度にあがりました
- 性別は? 男性
- お住いは? 宮崎県
人は誰しも初めての職種に就けば、未経験からスタートするものです。未経験といえば、私の好きな名言に羽生義治の「1度でも実践してみると、頭の中でだけ考えていたことの何倍もの学びがある」という言葉があります。これは、「頭の中で考えていても実践に勝るものはない」という意味です。
当時の私は何の資格も取得しておらず、今を必死に生きているだけの人生を歩んでいました。そんな私が、ある日をきっかけにSEを目指すようになりました。
この物語はIT業界未経験の私がSEに転職するまでの過程を描いたものです。
目次
過酷な勤務時間からの脱却を決意
2007年4月のことでした。当時の私は飲食店に勤めて3年が過ぎ、毎日朝10時から深夜23時まで勤務する過酷な日々を過ごしていました。
仕事一筋の私は趣味もなければ、特技もありませんでした。このまま飲食店で一生を終わらせるつもりも無かった私はふと、「このままじゃいけない!何か特技を身に付けないと今後の人生絶対後悔してしまう!」と思うようになっていました。そんな時、以前購入していたものの、全く使用することのなかったパソコンが自宅にあったことを思い出しました。
インドアの趣味や特技を探していましたが、飲食店の勤務時間から、なかなか趣味や特技に時間を割く余裕のなかった私にとっては好都合でした。その瞬間、パソコンを特技にしようと思ったのです。しかし、パソコンなど触ったこともなければ、扱い方も全くわかりませんでした。
初めは、分からないなりに何とか少しづつパソコンの機能を覚えていき、Microsoft社のofficeのことを知ってからは次第にタイピングに重点を置くようになりました。
パソコンを扱っているうちにタイピングのスピードがついてきたことで自信につながり、それからというもの時間があればパソコンのタイピングだけでなく、ネットサーフィンやマルチメディア編集、データ管理など様々な機能の習得にのめり込むようになりました。これが、私のSEへの道の第1歩でした。
転職に優位な資格を取得
ある日、IT関連の資格をインターネット検索していたところ、「情報処理技術者」という国家資格があることを知りました。
当時、何も資格を取得していなかった私は、「情報処理技術者」という資格に魅力を感じました。そして、独学で勉強を重ね、2011年に「基本情報処理技術者」の資格を取得して以降、「応用情報処理技術者」、「ITサービスマネージャー試験」、「プロジェクトマネージャー試験」の試験をクリアしてきました。
その頃、飲食店に勤めていた私は、これまで身に付けたITに関する知識や技術を仕事に活かしたいと思うようになり、転職を決意しました。2015年4月のことでした。
未経験での転職活動へ
いざ、転職しようと転職エージェントへ登録し、IT関連企業をいくつか紹介していただきました。しかし、IT関連の資格は取得していたものの、実績もなく業界未経験の私は面接さえ受けさせてもらえず、門前払いを受けることになったのです。全部で8社のIT関連企業に応募しましたが、その中で唯一1社だけ面接を受けさせてもらえることとなりました。
ちなみに、私が利用した転職エージェントは、doda
前述したとおり、実務経験のない未経験者が書類審査を通過するのは決して容易ではないため、スキルを証明できるポートフォリオやチーム開発の経験などをしっかりとアピールする事が重要となります。なお、DMM WEBCAMPやテックキャンプのようなプログラミングスクールであれば、実際の現場を想定したチーム開発の経験やオリジナルのポートフォリオの制作を、現役エンジニアの指導を受けながら行なうことが可能です。
私の場合は資格取得を強みとすることで転職活動に望みましたが、正直仕事を続けながらの資格試験の勉強は大変でした。手厚いサポート受けながら挫折することなく最短でエンジニア転職を決めたい方は、スクール受講を検討してみても良いかと思います。
IT企業への内定を決めた!
面接の中で担当の方から「一通りの資格は取得されているようですが、IT業界が未経験であるということで、あなたがどれくらいの実力を持ってらっしゃるのかわかりません。これから、簡単な筆記試験をさせてもらえませんか?」と申し出があり、私は「チャンス!!」と思い、その申し出を受けることにしました。結果、採用となり某IT関連企業に就職することができました。ここではじめて資格を取得したことが活かされたのです。
念願のシステムエンジニアへの就業に成功!
現在は、そのIT関連企業にSEとして勤務しています。
主な仕事内容は「クライアントからの要求分析」、「要求分析からの要件定義」、「基本設計」までが私の役割です。その先の「詳細設計」も一部関与しますが、他SEの方やプログラマーとの合同チームで運用することがほとんどです。当然その中でやりがいも感じます。例えば、クライアントからの要求が上手くまとまった時や「詳細設計」の工程で私の意見が通った時です。
一方で、難しさを感じたこともあります。それは、クライアントから指定された条件で、工程上どうしても納品が間に合いそうにないときやシステムに影響の出るミスを犯してしまったときです。
SEの仕事はクライアントとの打ち合わせや社内会議が多く、プレゼンテーションする能力が必要となってきます。いかにコミュニケーションを上手に取っていくかでSEとしての力量が試されることも少なくありません。
私の現在勤めているIT関連企業は入社当初、研修制度がしっかり整備されていたため、業界についての知識の向上やプレゼンテーション能力の向上等勉強する機会がありました。
そのおかげで、現在は仕事をスムーズにこなすことができるようになりました。
新しい一歩を
人生何がきっかけで変わっていくのか想像もつきません。「やってみたい仕事が未経験だから」という理由で諦めるのは非常に勿体ないです。きっかけさえ掴めれば、あとは自分次第で人生変わるものです。
冒頭でも記述した羽生義治の名言を思い出して、まずは新しい1歩を踏み出すことです。ずっと考えていても何も変わりません。まずは1回実践してこそ、未来への道が開かれると思います。私もこれまでの人生いろいろありましたが、飲食店を経て、これまで経験したことのなかったIT関連の業界に飛び入りで就職することができました。これが、業界未経験の私がSEになるまでを描いた物語です。
もう一度「未経験から資格を取得→IT企業のSEへ転職!」を読む ↑
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