タケルさん(仮名)のプロフィール
- 転職したときの年齢は? 23歳
- 転職前の職種は? 法人営業
- 転職後の職種は? Webエンジニア
- 転職活動に使ったサービスは? プログラミングスクール(DMM WEBCAMP)の紹介、 転職サイト(Green)
- 内定の成功ポイントは? 謙虚、向上心、タフさのアピール
- 転職前後の収入の違いは? 前職年収:360万、 転職後年収:450万円、次の転職先年収:620万円
- 性別は? 男性
- お住いは? 大阪府
目次
1章:隣の芝生は青い、こっちの芝生は燃えている
入社まで
筆者はFランク大学に通うなんの特技も興味もないただ遊んで過ごしてきただけのどこにでもいる大学生でした。ちなみに文系でITとは全く関係のない専攻だったため、この時にはITエンジニアになるとは思ってもいませんでした。
大学の4年生の4月頃には内定を2社いただいており、周りと比べて早いほうでした。そして入社までは有償インターンという形で内定先で実務を体験し、テレアポ業務を行いました。そこでそこそこのアポイントがとれたものですから「自分は優秀かもしれない」というなんの根拠もない勘違いをし始め、それは入社後まで続くことになります。
入社後
入社後は地獄のような新人研修が待っていました。内容は指定のエリアを言い渡されそのエリアで可能な限り名刺を交換してこい、というものです。一日中歩き回り、50枚以上集めなければ帰ってこれません。中には終電までやっていた人もいたそうです。そんな研修を1ヶ月ほど行いました。
この研修が終わって感じたことは途轍もない達成感とチームへの愛着です。後になって考えてみればこの研修はただの洗脳だったのかもしれません。
配属後
部署へ配属されました。筆者は人事情報を管理するシステムを法人へ販売する部署になりました。内容はテレアポをして企業へ商談またはオンラインで商談をして購入をしていただくというものでよくある泥臭い営業という感じでした。
それでも毎日必死にノルマを達成すべく毎日毎日150コール以上に加え複数回のオンライン商談をこなし、自分は頑張っていると思い込み日々頑張っていましたがそれも長くは続きませんでした。積み重なっていくストレスで出勤するのが億劫で憂鬱でした。
隣の芝生
入社して一年が経とうとする中、ある日先輩の商談に同席をしようとオフィスから出る時にあるものを目にしました。自席で昼寝をしている私服の筆者と同じくらいの年に見える人です。そもそも私服なので社員かすらもその時はわかりませんでしたが、後で確認してみると、その方は自社システムの開発を担うエンジニアの方でした。
妙に気になったので、その方について少し調べてみることにしました。筆者よりも三つほど年上で中途で入社されたエンジニアの方だそうで、筆者が売っている人事情報管理システムの開発メンバーでした。
その方となんとか話す機会を作りエンジニアの働き方について聞いてみました。そうすると私服がOKで時差出勤もOK、良い椅子を与えられ残業はほとんどないとのこと。驚きました。「同じ会社内でこうも働き方が違う社員がいるなんて」と思いました。そして筆者はエンジニアになりたいと思い始めたのでした。
2章:隣の芝生までの距離
計画
思い立ったら吉日。筆者はエンジニアになる方法を調べました。
これまでエンジニアになる人は理系で大学の頃からプログラミングについて学んでいた一部の人のみなれる職種だと思っていましたが、調べてみてその考えは自分の無駄な先入観だということがわかりました。しかし、未経験から転職するにはある程度の技術を習得する、もしくはエンジニアとして育てる価値があると思ってもらう必要があるのでそんなに甘くないということも同時にわかりました。
筆者は未経験からエンジニアへの転職を果たすために計画を立てました。大枠なプランとしてはプログラミングスクールへ半年通い、半年後にエンジニアとして企業に転職することを目標にしました。そしてプログラミングスクールの入校手続きが完了した段階で退職願を出しました。
退職
退職は手間でした。4度ほど面談を行う必要がありました。内容は全て同じで「そんな馬鹿な選択はしないほうがいい」というものです。「どうせ続かない」「営業を一年で辞めるようなやつは何しても続かない」「せめて三年は続けろ」などなど、筆者もエンジニアへの転職を成功させる根拠は何一つありませんが、否定している側もなんの根拠もないと思いながら聞きし、一切意志を曲げることなく退職に至りました。
3章:隣の芝生へ行くため
こうしてエンジニアになるための日々が始まりました。筆者の通っていたプログラミングスクール(DMM WEBCAMP
失業保険の待機期間と言うものあって最初の3ヶ月は午前中から夕方まではスクールへ通い、その後は終電までアルバイトをして生活費を稼ぐと言うハードなものでした。しかし、新しい知識を得られることの楽しさで毎日が充実しており着実にエンジニアへ近づいていると言う実感も感じられました。
1ヶ月目
最初の1ヶ月目は個人開発でプログラミングの基礎的な部分と独力でwebサイトを作成するという内容でした。pcスキルが皆無の筆者でも順を追って進めてみると、それほど難しくなくカリキュラムを終えられました。
2ヶ月目
2ヶ月目はチーム開発です。5人ほどのメンバーで一つのwebアプリを作ります。どのようなアプリを作るのかや、どのように進めるのかを、日々議論しながら完成をめざして全員で開発を行います。同じ開発メンバーや他のチームのメンバーとも交流の機会が多く、今でも連絡の取り合う仲間ができました。
3ヶ月目
3ヶ月目は1ヶ月目と2ヶ月目に習得したことを活用しながら自分の作りたいアプリを作成するというものです。ここで作成したアプリを一般に公開するところまで行い、転職活動のポートフォリオとしても活用できます。
筆者はネット小説の投稿アプリを作成しました。技術的には大したものではないですが、バグがないアプリを意識して1ヶ月でそれなりのものができたのではないかと思います。
4〜6ヶ月目
3ヶ月目に作成したwebアプリと3ヶ月間で経験して得たスキルなどを武器に就職活動を行いました。プログラミングスクールの就職支援サービスと個人での転職活動と二つの軸で動いており、5月に内定を2社いただき無事エンジニアへと転職をすることができました。
4章:遂に隣の芝生へ到着
営業職の時エンジニアの働き方に憧れ、ついに念願のエンジニア転職を成功させました。職種は社内システムを開発する社内エンジニアで、私服で働くという夢は叶いませんでしたが、残業は月20時間以内で、前職よりも給料が100万円ほど上がりました。他の転職活動をしていた他の人たちに話を聞いた中でもかなり条件はよかったです。
好条件要因1
好条件で転職できた要因は二つあるのかなと思います。まず一つはプログラミングスクールの就職支援ではなく個人の転職活動での内定というところにあると思います。
プログラミングスクールから紹介される求人は企業からプログラミングスクールへある程度手数料が支払われています。ということは、プログラミングスクールの卒業生はある程度の手数料を払ってでも獲得したい人材であるということと、プログラミングスクールに求人を出している企業は未経験エンジニアの相場よりも高い金額を支払っているということになります。
筆者は手数料がかからない、且つ未経験だがある程度のスキルが保証されるプログラミングスクールの卒業生という立場を、個人の転職活動でフル活用したため好条件のオファーを獲得できたと考えています。
好条件要因2
そして二つ目の要因はIT系以外の業界かつ資金力がある会社のIT部門への転職だったからだと思います。筆者の転職先は不動産の結構大きな会社でITに力を入れて伸ばしていきたいという意識のある会社でした。
営業がほとんどの会社ですので給与形態は営業に合わせてあります。そのためベースの給料は未経験エンジニアにしてはかなり良い条件になったのです。
5章:隣の芝生は確かに青かった
実際に働いてみて
念願のエンジニア転職を果たし2年と10ヶ月が経ちました。正直な感想としてはエンジニアになってとてもよかったです。
あの時自分が勇気を出して決断したのは間違いではなかったと自信を持って言えます。残業が月30時間を超えることは稀でした。基本20時間ないくらいです。給料も内定時に聞いていた通り前職の100万円アップほどをもらえましたし、年収は2年で40万ほど上がりました。
業務内容としても自分の求めていた通りの内容で自社の社員が利用するさまざまな社内アプリの開発に携わり、それに伴ってさまざまなスキルを得ることができました。未経験のエンジニアとして一社目として100点の内容だと自身のことながら思います。
最終章:より青き芝生へ
新天地へ
転職後2年を超えたあたりから次の転職を意識するようになりました。決して今の職場に不満があるわけではありません。転職の目的は技術力の向上、給料アップ、そして私服です。
持論ですが常に条件の良い転職先を探すことは健全だと思います。雇用主は社員を他の会社に奪われないよう市場価値に見合った給料を支払い、社員は常に複数の選択肢、言わば転職先を持ち納得した場所で働くというのが本来あるべき形だと思うからです。
そして筆者は先日新たな転職先が決まりました。給料は150万ほど上がります。しかも、私服どころか在宅勤務になり福利厚生も現職の会社よりよくなります。
今のこの結果があるのも営業の時に勇気を出してこの道を進んできたからです。当時さまざまな「諦める理由」がありましたが、それを振り切って挑戦をして心の底からよかったと思います。そして今エンジニアを志している方々、本気でなろうと思うなら絶対に意志を曲げないことが重要だと思います。
どの業界にもどんな環境にも失敗している人、成功している人はいます。自分はうまくいきましたが、エンジニアになれば幸せな未来が待っているとは保証できません。もしエンジニアになると決めたなら、何にも影響を受けることなくそこまで歩みを止めないでください。応援しています。
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