現在、IT業界のエンジニア不足が社会問題になっており、2030年には約79万人ものエンジニアの人材が不足するといわれています※。そのため、エンジニアに対する需要はこれから増え続けていくことが予想できます。※IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果
そこで本記事では、未経験からフロントエンドエンジニアを目指すにあたり、フロントエンドエンジニアとは一体どのような職業なのかについて現役エンジニアの筆者がご紹介していきたいと思います。
目次
フロントエンドエンジニアとは
フロントエンドエンジニアとは、webサイトでユーザーが直接目にする部分を作成するエンジニアのことを指します。
マークアップエンジニアやwebコーダーといった職種とは異なり、HTMLやCSSの他にJavaScriptなどといったプログラミング言語を用いて動きのあるページを作成します。
その他にも、企業によってフロントエンドエンジニアの業務内容は異なり、webページのデザインまで行うこともあります。
フロントエンドエンジニアに必要なスキル
先ほどにも記載しましたが、フロントエンドエンジニアに必要なスキルは基本的には3つです。
- HTML
- CSS
- JavaScript
それぞれのスキルを簡単にご紹介します。
スキル①. HTML
HTMLはWebページを作る上で最も基本的なマークアップ言語の一つです。普段私たちがブラウザ上で閲覧しているWebページのほとんどがHTMLによって作られています。そのためフロントエンドエンジニアを目指すなら必ず身につけなければならないスキルです。
スキル②. CSS
CSSは先ほど紹介したHTMLで作成されたページの見え方(スタイル)を調整する言語になります。認識としては、HTMLでページの文書構造をつくり、それをCSSで装飾するといった認識で問題ありません。
スキル③. JavaScript
JavaScriptはHTMLとCSSで作成したWebページに動きを与えるための言語です。最近では動きがついたWebページがほとんどですので、やはりこちらの言語も身につけておく必要があるでしょう。
フロントエンドエンジニアになるための学習方法
では、上記の3つのスキルを身につけるためには、どうすれば良いでしょいうか。
未経験の状態からプログラミングスキルを身につけるためには以下の方法が考えられます。
- 未経験でも就業可能な求人に応募して働く
- プログラミングスクールに通う
- オンラインサービスや書籍を使用し、独学で行う
詳しく解説します。
学習方法①. 未経験でも就業可能な求人に応募する
学習をする前に、未経験でも働くことが可能な会社でいきなり働いてしまうのも方法の一つです。
入社した直後は、当然ですが技術力が足りないため苦労しますが、フロントエンドの学習と同時に実務経験も得ることができるため、効率的にスキルを身につけることができます。
スキルを身につけた後は、より自分の希望にあった企業へ転職するといったことも可能です。
代表的な求人サービスとしてはWantedlyなどが挙げられます。
学習方法②. プログラミングスクールに通う
いきなりプログラミングを学習するのであればプログラミングスクールへ通うことも一つの手でしょう。有名なスクールとしては、テックアカデミーやDMM WEBCAMP
などが挙げられます。
プログラミングスクールは確かにお金がかかりますが、その一方で、
- 講師がサポートしてくれるなど、挫折しにくい仕組みがある。
- スクールの過去の実績から、効率良く学習できる教材がある。
- 同じスクールで学習している人たちが自分のモチベーションに繋がる。
- スクールによっては無料の転職サービスがある。
など、メリットがたくさんあります。
特にプログラミング学習の挫折率は約90%と言われているため、挫折しづらい環境があるという点は非常に重要だと思います。
興味を持った方は無料相談や無料体験を実施しているプログラミングスクールもありますので問い合わせてみると良いでしょう。
学習方法③. オンラインサービスや書籍を使用し、独学で行う
最後に、独学でプログラミングスキルを身につけるという方法です。ちなみに筆者は独学でエンジニアになりました。
現在では、オンライン学習サービスやプログラミングに関する書籍などが多くあるため、個人でプログラミングを学習することが可能です。
筆者のおすすめのサービスはProgateとUdemy
独学で進めるメリットとしては、学習するスキルやそのレベルなどを柔軟にカスタマイズできるという点にあります。
上であげたサービス等を使用しながら、新たに興味を持ったスキルに挑戦してみるのも良いでしょう。
まとめ
本記事では、未経験からフロントエンドエンジニアを目指す方に向けて、そもそもフロントエンドエンジニアとはどんな職業なのかということから学習方法についてご紹介しました。
はじめにも述べたとおり、エンジニア人材の需要はこれからますます増加していくでしょう。
フロントエンドエンジニアは比較的に未経験からでも就職しやすいです。
今回ご紹介したように、いきなり企業に就職し学習をしながら実務経験を積んだり、プログラミングスクールやオンラインサービスなどを使用して学習するなど、自分に合った方法で学習を進めましょう。
もう一度「未経験からフロントエンドエンジニアになるには?仕事内容や学習方法、将来性について解説!」を読む ↑
フロントエンドエンジニアを目指す方が利用すべきプログラミングスクール
- TechAcademy(テックアカデミー)|フロントエンドコース
完全オンラインの最大手スクール。コスパ良くフロントエンドの学習をするならここ - CodeCamp(コードキャンプ)|Webマスターコース
オンラインによるマンツーマン指導で現場で通用するプログラミングスキルが身につく - ZeroPlus(ゼロプラス)|Webデザインコース
JSやWebデザイン、WordPressなどフリーランスを目指せるスキルを網羅的に学習できます - Code Village
WebサイトやWebアプリ開発を6ヶ月かけて学習。転職サポートに力を入れているスクールです - .Pro(ドットプロ)|Webエキスパートコース
未経験から副業/フリーランスとしてフロントエンジニアを目指す方におすすめのスクールです
もっと多くのプログラミングスクールの中から比較したいという方は、「おすすめプログラミングスクール比較11選!社会人・未経験の転職・就職にも有利!」という記事を参考にしてください。
転職付き(転職保証型)のプログラミングスクールの詳細を知りたいかたは、「【無料あり】転職支援・保証型プログラミングスクール比較11選!社会人・学生さんの就職に強い!」をご覧いただき、自分の目標や目的にぴったりのスクールを見つけてくださいね。
フロントエンドエンジニア転職におすすめな転職サイト・転職エージェント
フロントエンドエンジニア転職におすすめな転職エージェント・転職サイトを比較するなら「エンジニアにおすすめ!IT/Web系に強い転職サイト11選|現役プロが比較・ランキング」という記事を参考にしてください。活かせる言語や業種など、自分の目的や条件にあった職場探しにお役立てください。