本記事では、フロントエンドエンジニア、あるいは未経験者の方を対象に、フリーランスのフロントエンドエンジニアになった場合の働き方や報酬の相場、仕事の取り方や将来性について、フリーランス経験のある運営者(現役エンジニア)が解説します。
エンジニア歴15年、スマホアプリ開発会社で主にバックエンドを担当しています。
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フリーランスは自由に働き、高額の報酬が得られるとイメージされがちですが、自由であるがゆえに会社員よりも働き方の戦略が重要になります。自分がフリーランス向きかどうか、あるいは今の自分がフリーランスとして独立できるかを考えるための参考となれば幸いです。
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目次
フリーランスのフロントエンドエンジニアの働き方とは?
自由に働き方を選べるのがフリーランスの魅力
フリーランスと言っても、業務をする主体が会社から個人になるだけで、業務内容や働き方に大きな差はありません。
フリーランスの魅力は、その幾つもある働き方の中から自分の状況や好みに合わせて働き方を選べる点です。今のスキル、資金状況、好みを考慮して以下の働き方を選ぶようにしましょう。
顧客から案件を引き受ける直請け
個人や企業などの顧客から直接依頼を受け、顧客が望むサービスを開発する働き方です。
後述する下請けとは異なり間に入る会社や個人が居ないため、顧客の支払った報酬を全て自分の物にできるという長所があります。また、顧客への提案から開発方針まで、全ての工程を自分の意志で決めることができる自由度も魅力の一つです。
一方で、チームで働くことが多い会社員時代に比べ、一人で全ての仕事をこなさなければいけないフリーランスは仕事の規模が小さくなりがちです。また、一人で案件に関する仕事の全てをこなす必要があるため、受注件数を増やすためにはバックエンドやデザインといったフロントエンド以外の分野でも技術が必要になります。
業務の一部を外部に委託する方法もありますが、その場合は当然報酬が目減りしてしまいます。
元請けが受注した仕事の一部を担当する下請け
元請けの会社が受注した仕事の一部を担当する働き方です。直請けに比べると自分の得意分野が狭い場合でも仕事を引き受けやすい点が魅力です。直請けに比べて案件数も多く、仕事を受注しやすいのも特徴です。
一方で、元請けが間に入るため直請けに比べると単価は安くなります。また、直請けに比べると仕事の自由度は減ってしまうので、一人で働くことの醍醐味は感じにくいと言えます。
未経験の場合や実績が少ない場合は、下請けを中心に下積みしていくことになるでしょう。
顧客の職場でエンジニアとして働く常駐
契約を結んだ顧客の下で一定期間開発などに従事する働き方です。一時的に顧客の下でチームを組んで働くことになるため、直請けや下請けに比べると大きな仕事に取り組みやすい点が特徴です。
欠点として、直請けや下請けに比べて顧客の下へ出勤する頻度は増えるため、移動の手間がかかる自分の生活圏外の仕事は請けることが難しくなります。
自分で新しくサービスを生み出す独自開発
Webサービスを独自に開発し、そのサービスの売り上げや広告収入などで生計を立てるという手もあります。自分のスキルやセンスで勝負できるため、エンジニアであれば憧れの働き方だと言えます。
他方、Webサービスを全て自分で開発しようと思えば、直請け以上にフロントエンド以外のスキルが必要になります。何より、多くの労力を費やして開発したとしても、そのサービスがどれほどの収益をもたらすかは事前に予測できません。
少なくとも、独自サービスの収益をアテに独立することは無謀だと言えます。
ただし、経理や事務も自分でやる必要がある
フリーランスの欠点として、会社員の場合は会社がやってくれる経理や事務といった作業も全て自分でこなす必要があります。確定申告を始めとして、それ相応の知識と時間が要求されるため、慣れない内は仕事の妨げになってしまいます。
幸いにしてフリーランス向けの経理などの指南書は多く、最近ではこれらを補助するソフトウェアも多数存在するので積極的に利用しましょう。
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フリーランスのフロントエンドエンジニアはいくら稼げる?
フロントエンドエンジニア全体の平均年収は20代で313万円、30代で457万
マイナビエージェントでは、同サービスに登録した20代および30代のユーザー年収データを基に、職種別平均年収ランキング※を発表しています。これによれば、フロントエンドエンジニアの平均年収は20代で313万円、30代で457万円となっています。キャリアを積むことで年収が大幅に増える業界であることが分かります。
※https://mynavi-agent.jp/helpful/income/category/creative_05.html
フリーランスのフロントエンジニアの平均単価は月あたり40万~50万、スキルがあれば70万
フリーランス専門エージェントの
※1https://freelance.levtech.jp/project/pickup/6
※2https://www.webstaff.jp/guide/jobcategory/coder/フリーランスのフロントエンドエンジニアの収入/
上手くいけば年収800万~1,200万も
一方で、フリーランスのフロントエンドエンジニアが個人で運営しているブログを見ると、年収の相場は800万~1,200万となっています。上手くいけば年収1000万超えも夢ではない点はフリーランスの魅力と言えるでしょう。
ただし、その多くは「実績を評価され前の職場の顧客から仕事を貰えた」、「AngularやReact.jsといった多くのフレームワークに精通している」、「フルスタックでの開発が可能」といったフロントエンドエンジニアの中でもかなり優秀な人材である点は注意しましょう。あくまで上手くいった場合の金額程度に考えておきましょう。
フリーランスになると手取りが大幅に減る、最低でも会社員の1.5倍は稼ぐこと
スキルがある方からすると、ここまでを見る限りではフリーランスになるだけでも儲かるように思えるかもしれません。しかし、会社員の場合は家賃補助などの福利厚生により実質的に年収以上の収入を得ることも可能ですし、長く勤めれば退職金もあります。
フリーランスとは異なり個人事業税はかかりませんし、健康保険料も半分は会社が持ってくれています。何より、顧客に合うための移動費や開発環境の準備費は全て会社が持ってくれます。フリーランスになるとこれらすべてを自分で払う必要があるため、手取りは大幅に減少します。
稼ぐことを目的としてフリーランスを目指すのであれば、最低限会社員時代の1.5倍以上、様々なリスクに備えるのであれば2倍以上の年収が必要になります。
従って、20代の方であれば最低限1月あたり1件の案件をこなしてようやく正社員と同等の収入になり、不測の事態に備えるのであればさらに案件をこなす必要が出てきます。
フリーランスのフロントエンドエンジニアが仕事を取る方法は?
知り合いから直接仕事を紹介して貰う
最も確実な方法は友人や仕事仲間といった知り合いに仕事を紹介して貰うことです。これまでに仕事をした相手はもちろんのこと、前職を円満に辞めることができたのであれば前職も有力な営業相手になります。
新規開拓した顧客よりもお互いのスキルや人柄について把握しているため、仕事を受注しやすく、仕事のリスクも小さい点が最大の魅力です。
理想を言えば、この方法である程度の受注の見込みを立ててから独立したいところです。また、知り合い本人からは仕事の依頼が出来なくても、知り合いの知り合いからの仕事を紹介してくれることもあるため、独立までに広い人脈を築いておきましょう。
ただし、良い友人が良い取引相手だとは限りません。お金が動く以上、後々のトラブルにならないように知り合いであっても契約はしっかりと結び、丁寧な仕事を心がけましょう。
エージェントサービスを利用する
エージェントにもよりますが、人脈が無くとも稼げる案件に応募することができる点が最大の特徴です。また、エージェントを介するため単価やスキルでのミスマッチングも少ない点も魅力的です。
僕はフリーランスならエージェント(営業代行)を使えばいいと思う。自分で営業して受託しても効率が悪いし、時間労働なのは変わらない
スキルがある人は条件がいい契約先と仕事できるので、わざわざ自分で営業しなくていい。こんな便利な機能を使わない手はない😄 #駆け出しエンジニアと繋がりたい
— こばやしよしのり🍎iOSエンジニア転職・オリジナルアプリ開発スクール運営 (@yoshiii514) July 1, 2021
欠点として、報酬の一部がエージェント利用料に充てられるため、直接仕事を貰う場合に比べると報酬が目減りしてしまいます。
【質問】
フリーランスエージェントのデメリットって何?
【回答】
仲介手数料を取られることくらいです!
案件数が多いフリーランスエージェントなら、スキルがあれば仕事を選びたい放題ですよ。
他にデメリットに感じていることがあればコメントください!— Sho Ikeda/エンジニア営業マン (@IKEDA_ENGINEER) September 15, 2023
週1・週末、複業、リモートなど経験を活かして多様な働き方を実現!
Workship(ワークシップ)
エージェントサービスとプラットフォームサービス(自分で検索・応募・管理)の両方の機能を持ったマッチングサイトです
中間マージン0(ゼロ)・直案件が豊富なエージェント・求人サイトを探せる!
クラウドソーシングサービスを利用
クラウドワークスやランサーズ、ココナラといったクラウドソーシングサービスに記載されている案件に応募する方法です。短時間で気軽に取り組める仕事もある点が特徴で、フロントエンドエンジニア向けの案件は数も豊富です。
ただし、エージェントサービスと同様、報酬の一部がサービス利用料に充てられます。また、下請け案件が多く総じて単価が低い点にも注意しましょう。単価が低いからといって簡単な仕事だとは限りません。
基本的には、知り合いやエージェントサービスから仕事の紹介が無い時期に仕事を受注する手段として利用した方が良いでしょう。未経験の方であれば、簡単な仕事で自信や実績を付けるために利用するのも一つの手です。
Web上で自分の存在をアピールする
フリーランスになったら自身の存在をWeb上で積極的にアピールしておきましょう。ブログであれば上手くいけばアフィリエイト収入も見込めますし、SNSであれば短時間で多数の人に営業をかけることも可能です。
ただし、ブログなら読者が付くまでにある程度のクオリティを持った記事をたくさん書く必要があります。SNSの場合も、例えばtwitterなら仕事を発注できる立場のフォロワーがたくさんいることが前提になります。
Web上でのアピールは受け身な手段なので、必ず他の方法と併用するようにしましょう。
フリーランスのフロントエンドエンジニアの将来性は?
フリーランスのフロントエンドエンジニア自体は今後も安泰!?
社会にとってWebはますます重要な存在になりつつあります。それに対し、フロントエンドに限らずIT業界は慢性的な人手不足です。この傾向は今後も続くと考えられており、フロントエンドエンジニアは今後も多くの需要が見込まれます。
おっしゃるとおりだと思います 👍
僕は会社でフリーランスの方と業務委託契約を結んでますが、3年前と比べてもめちゃ倍率 & 単価上がってます
フロントエンドで、平均月単価が65万程度👉90万くらいまで上がってます
サーバサイドはもっと上がってますし
完全に今は需要の方が高い流れありますよね
— スキプラ|エンジニア育成官 (@riman_skillplus) February 27, 2020
フリーランスに限った場合も同様です。実際、エージェントやクラウドソーシングサービス上には、フロントエンドエンジニア向けの案件が多数存在しています。今から独立したとすれば、当面の間は仕事には困らないと言えそうです。
要求されるスキルレベルは今後上がっていく、特にフリーランスは注意
ただし、Webの重要性については随分と前から言われ続けたことです。そのためか、近年ではWebサービスを作る環境も整ってきており、さほどスキルが無い場合でもそれなりのWebサービスを提供できるようになりつつあります。
フリーランスのフロントエンドエンジニア、特にスキル面で発展途上のエンジニアが駆け出しの頃に取り組む仕事として、WordPressを導入し簡単な設定を行う、あるいはHTMLやCSSを少し編集するといったものがあります。
しかし、こういった簡単な仕事は、今後はスキルが低いフロントエンドエンジニアはもちろん、ある程度のITの素養がある非ITエンジニアとも仕事を奪い合うことになります。
今後、フリーランスのフロントエンドエンジニアとして生きていくのであれば、少しフロントエンドを齧った程度では実現できないようなスキルが必要になります。
最低限JavaScriptやPHPを使った開発程度はこなせるようにしてから独立するようにしましょう。また、生涯にわたって勉強や情報収集を続けることが必要です。
まとめ|フリーランスのフロントエンドエンジニアの働き方や収入
本記事で解説したように、少なくともフロントエンドエンジニアの場合、フリーランスになれば自由で豊かな生活が手に入るわけではありません。
自分のキャリア志向や特性、スキルを考慮してからフリーランスになるかどうかを決めるようにしましょう。
もう一度「フリーランスのフロントエンドエンジニアの働き方や収入、将来性などを解説!」を読む ↑
フリーランス・副業を目指す未経験者におすすめなプログラミングスクール
フリーランスエンジニアになって、
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