Javaプログラミング能力認定試験ってどんな資格?
Javaプログラミング能力認定試験3級の難易度は?
Javaプログラミング能力認定試験3級の勉強方法が知りたいな・・
この記事は、Javaプログラミング能力認定試験3級について、試験のメリットや難易度、出題範囲や過去問、勉強方法や勉強時間、申し込み方法や資格の有効期限などを詳しく解説しています。
Javaプログラミング能力認定試験は、IT業界に転職する際に有利な資格の一つですが、未経験者や初心者でも合格できるのでしょうか?
この記事を読めば、Javaプログラミング能力認定試験3級のすべてがわかり、合格に向けて効率的に学習できるようになります。
本記事でわかること
- Javaプログラミング能力認定試験3級のメリットと難易度
- Javaプログラミング能力認定試験3級の出題範囲と過去問
- Javaプログラミング能力認定試験3級の勉強方法と勉強時間
- Javaプログラミング能力認定試験3級の試験概要
目次
Javaプログラミング能力認定試験3級のメリットと難易度
Javaプログラミング能力認定試験の概要と3級を取得するメリットと難易度について把握しておきましょう。
Javaプログラミング能力認定試験とは?どんな試験なのか
Javaプログラミング能力認定試験は、「サーティファイ情報処理能力認定委員会」が運営・認定する民間の資格です。Javaプログラミング能力認定試験のねらいは、Javaの基本知識を持ちつつ、オブジェクト指向に沿ってアプレットやアプリケーションプログラムを作成できる能力を、評価・認定することです。
認定レベルは「1級」「2級」「3級」の3つに分けられており、1級が最も高い難易度となっています。
Javaプログラミング能力認定試験3級の取得メリットは?IT業界に転職するなら必見!
Javaプログラミング能力認定試験の資格を取得するメリットは、次の2つです。
- Javaやオブジェクト指向の知識を持っていることを証明できる
- 基本情報技術者試験の対策にもなる
この資格を取得することで、Javaやオブジェクト指向に関する一定レベルのスキルを持っていることが証明できます。特にエンジニアになりたいと思っている未経験者は、就職活動でのアピールポイントとして使えるでしょう。
また本試験の「2級」と「3級」は、プログラミング言語の知識を問う「基本情報技術者試験(午後の部)」の出題形式に近い構成になっているので、基本情報技術者の対策としても役立ちます。
Javaプログラミング能力認定試験3級の難易度は?受験スキルの目安とおすすめな人
Javaプログラミング能力認定試験は3つのレベルに分かれており、それぞれ難易度が違います。
以下の表に3つのレベルの対象者や、受験に必要なスキル、おすすめの人をまとめましたので、自分のスキルと比べながら、どのレベルに挑戦するかを考えてみてください。
レベル | 難易度と対象者 | 受験スキルの目安 | こんな人におすすめ |
---|---|---|---|
3級 | 初学者向け | Javaの基本スキルを身につけたい方 | ・Javaの基本知識を身につけた初心者の方 ・オブジェクト指向の概念に関する基礎を理解している方 |
2級 | 初級Javaプログラマー向け | Javaで簡単なプログラムが作れる方 | ・Javaで簡単なプログラミングができる方 ・Javaの基礎知識や基本ルールを理解している方 |
1級 | 中級者以上向け | Javaで開発・保守運用の経験がある方 | ・Javaの実務経験が十分にあり業務システムの保守運用も可能な方 ・プログラムの仕様変更や追加、変更仕様書の作成もできる方 |
Javaプログラミング能力認定試験3級の出題範囲と過去問
Javaプログラミング能力認定試験3級試験の学習に取り組む前に、まずは出題範囲や過去問について整理しておきましょう。
出題範囲をチェック!Javaの基本知識とオブジェクト指向の理解が必要
以下は主な出題範囲と内容です。基礎的な内容であるデータ型や演算子だけでなく、オブジェクト指向に関する内容も問われるので、しっかりと対策をしましょう。
出題内容 | |||
---|---|---|---|
Javaの基礎 | ・Javaの特徴 ・Javaプログラムの作成ルールと実行手順 ・オブジェクト指向の基本的概念(オブジェクト、クラス、メソッドなど) | ||
Javaの扱うデータ | ・基本のデータ型(byte、short、int など) ・配列(基本データ型の配列、オブジェクトの配列) | ||
演算子 | ・算術演算子(+、-、*、/、%) ・代入演算子(=、+=、-=、*=、/=、%=) ・インクリメント・デクリメント演算子(++、- -) ・関係演算子(<、>、<=、>=) ・等値演算子(==、!=) ・論理演算子(&&、||、!) ・基本データ型の型変換(キャスト) | ||
制御文 | ・if、switch ・for、拡張for ・while、do ・break、continue、return | ||
クラスとメソッド | ・クラスの定義 ・メソッドの定義、戻り値、引数 ・クラスライブラリ(Stringクラス、StringBufferクラス、Mathクラスなど) |
過去問はどこにある?公式サイトや問題集・参考書の活用法
Javaプログラミング能力認定試験の過去問と同等の「サンプル問題」は、主催者であるサーティファイの公式サイトで公開されています。1級・2級・3級のそれぞれの問題と解答が用意されているので、参考書や過去問集での試験対策が終わったら、最後の確認として挑戦してみてください。
サンプル問題の使い方は、以下の通りです。
1級
「テーマプログラム」に対して「問題文」で要求される仕様の変更や追加などを行い、対応するプログラムを作成したら「解答」で正誤をチェックする
2級、3級
「問題文」の指示に従って解答を進めていき、完成したら「解答」で正誤をチェックする
問題文や回答、テーマプログラムは公式サイトのPDFファイルから確認できます。試験日の前には、実際の試験と同じようにPDFを印刷して、制限時間内に解答できるかを確認することをおすすめします。
Javaプログラミング能力認定試験3級の勉強方法と勉強時間
初心者に向けてJavaプログラミング能力認定試験3級試験の勉強方法を解説します。
最短ルートで合格するためのコツや学習に必要な時間もご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてください。
最短ルートで合格するための勉強方法とは?効率的な学習プランの立て方
試験で一度に合格するためには、次のような勉強法がおすすめです。
- Javaの初学者は、基礎をしっかりと学ぶために入門書を手に入れて読み込む
- 問題集をいくつか揃えて、実際に問題を解いてみる
- 分からないことがあれば、参考書で検索したり学習サイトで尋ねたりして解決する
- 問題集を終えたら、最後についている模擬試験や公式サイトのサンプル問題に挑んで、時間の使い方を考えて解く練習をする
Javaは、PHPやRubyなどの他の言語よりも少し難しいので、初学者は入門書で基礎から学びましょう。試験ではオブジェクト指向の知識も必要なので、そこも確認しておきましょう。
そして、基礎がある程度わかったら、問題に取り組んでいきます。答えを進める中で分からないところが出てきたら、すぐに調べて分からないところをなくしていきましょう。自分で調べてもわからないときは、SNSや学習サイトで気軽に質問しましょう。
問題集をやったら、最後にある模擬試験や、前に紹介した公式サイトのサンプル問題にチャレンジしてみましょう。サンプル問題をやるときは、制限時間を忘れずに意識して進めましょう。
一度に合格するコツは「問題をたくさん解くこと」です。そのため、早めに問題集や模擬試験にチャレンジする段階に入りましょう。
合格に必要な勉強時間はどれぐらい?目標設定と時間管理のコツ
Javaプログラミング能力認定試験3級に合格するために必要な勉強時間は、主催者であるサーティファイの情報によれば、70時間だそうです。
ただしJavaやプログラミングが全く初めての場合は、文法ルールやオブジェクト指向で苦戦する可能性もあるので、70時間~100時間ぐらいの勉強時間を確保しておくと、より安心です。目標時間を達成するためには、2ヵ月ぐらい(1日あたり1~2時間)のスケジュールを確保しておくと良いでしょう。
Javaプログラミング能力認定試験3級の試験概要
試験の概要と申し込み方法、有効期限などについて最終確認しておきましょう。
試験日程・合格点・合格率
Javaプログラミング能力認定試験の試験の概要について見ていきます。
試験日や合格基準・合格率などの重要な事項は、次の表にまとめられています。どのレベルでも受験資格の制約はないので、受験を考えている方は参考にしてください。
レベル | 3級 | 2級 | 1級 |
---|---|---|---|
試験時間 | 60分 | 90分 | 150分 |
出題数 | 6問 | 7問 | 2問 |
出題形式 | リモートWebテスト (多肢選択式) | 実技試験 (パソコン使用) | |
合格点の基準 | 60%以上の正解率 | ||
合格率 | 51.76%(2022年度平均合格率) | ||
受験料 | 5,200円(税込) | 6,400円(税込) | 7,800円(税込) |
試験日程 | 2024年1月28日(日) | 2024年1月28日(日) | 2024年6月(日付未定) |
申し込み締め切り | 2024年1月21日 | 2024年1月21日 | – |
2・3級は「リモートWebテスト」による在宅・在社試験です。
出典:Java™プログラミング能力認定試験|株式会社サーティファイ
受験結果は、試験が終わってから1か月くらいで届く「合否速報通知メール」で確かめることができます。さらに、合格した人にはメールのほかに認定証も郵送されるので、両方ともチェックしましょう。
申し込み方法は?
「資格受付ONLINE」というサーティファイが提供するシステムを使って、試験の申し込みをします。初めてこのシステムを使うときは、ユーザー情報登録を申し込みの前に行う必要があります。
申し込みの手続きを進めると、次の3つの支払い方法から選ぶように求められます。
- クレジットカード
- 銀行振込
- コンビニエンスストア
自分に合った方法を選んで、支払いを完了しましょう。
受験票の受け取り方は、次の2つの方法があります。
オンライン
受験票の受領方法で「オンラインで表示」を選んだ場合は、自分で受験票を印刷する必要があります。試験日の1週間前までに「受験票発行通知」のメールが届くので、そこからマイページにアクセスして、印刷しましょう。
郵送
受験票の受領方法で「郵送」を選んだ場合は、試験日の1週間前までに受験票が送られてきます。試験日の1週間前までに届かない場合は、申し込み時に入力した住所情報に間違いがないか、事務局に確認してみましょう。
出典:個人の方(公開試験案内・申込の流れ)/Java™プログラミング能力認定試験|株式会社サーティファイ
資格の有効期限はある?
Javaプログラミング能力認定試験の資格は、有効期限がないので、資格を取得した後はずっとライセンスを持ち続けることができます。
出典:個人の方(公開試験案内・申込の流れ)/Java™プログラミング能力認定試験|株式会社サーティファイ
まとめ
Javaプログラミング能力認定試験とは、Javaの基本的な知識とスキルを測る試験です。IT業界に未経験から転職したいなら、Javaの資格を持っているとスキルややる気を見せられるので、有利になります。
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ぜひこの記事を参考にJavaの基礎を学びながら資格取得を目指し、IT業界への就職を成功させてみませんか。
本記事でわかったこと
- Javaプログラミング能力認定試験3級のメリットと難易度
- Javaプログラミング能力認定試験3級の出題範囲と過去問
- Javaプログラミング能力認定試験3級の勉強方法と勉強時間
- Javaプログラミング能力認定試験3級の試験概要
もう一度「Javaプログラミング能力認定試験3級の難易度や過去問、勉強方法を詳しく解説!」を読む ↑
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