シゲユキさん(仮名) 30代 男性の《転職体験談・口コミ》
- 転職したときの年齢は? 30才
- 転職前の職種は? 情報システム部門(半事務職)
- 転職後の職種は? ネットワークエンジニア
- 内定の成功ポイントは?
条件等、自分に見合った企業を見つけること
決して条件を曲げないこと
継続して業務遂行出来る仕事を選ぶこと - 転職活動に使ったサービスは? マイナビエージェント/doda/type転職エージェント
- 転職前後の収入の違いは? 年収300万が420万へ上昇
- 性別は? 男性
- お住いは? 埼玉県
エンジニア未経験者がエンジニアになろうとしたとき、コードが書けること(機器の設定ができること)、システムについて詳しいこと、そして、それを学ぼうと努力していることはもちろん必要です。ですが、私の場合、それよりももっと必要なものは、「転職しよう」と前に踏み込む気持ちでした。
そんな私の転職活動についてご紹介いたします。最後までお付き合い頂ければ幸いです。
目次
エンジニア転職への登竜門
転職のきっかけ
私は当時、とある中小企業の社内情報システム部門で、半ば事務員のようなことをして働いていました。求められるスキルはというと、OA機器やネットワークにほんのちょっとだけ詳しい事務員程度。当然、毎日のように定時上がりで、ネットワークという分野に興味がありながらも、勉強のために何かを始めようという事はなく、日々のルーチンをこなすだけでした。
そんな私をネットワークエンジニアへの道として後押ししたのは、付き合っていた女性でした。「今の年収では結婚すらできない」という言葉がきっかけだったのですが、当時の年収は300万円程度で上下なし、と、確かに社内情報システムとして働く立場としては事務員かそれ以下の待遇でした。また、当時の私は「もっとネットワークやサーバについて詳しくなり、第一線のエンジニアとして働いて見たい」という欲望があったのです。
いざ、ネットワークエンジニアへの転職活動へ
最初にやり始めたのは、履歴書や職歴書を書くことではなく、転職サイトへの登録でした。転職について検索してみると、行き着く先はまずそこでした。定番のリクナビNEXTへ仮登録し、そのついでに、リクルートエージェントといわれるエージェント系サービスへの仮登録も済ませます。エージェント系サービスとは、転職希望者と打ち合わせやアドバイスを行い、転職希望者に合ったお仕事を探してきてくれるというサービスです。
登録してから1日も経たないうちに、担当者から連絡が来て「レジュメ(履歴書)とスキルシート(職歴書)を仕上げて欲しい」「打ち合わせをしたいので、会社に来てほしい」といわれます。
転職活動の開始直後は、そういった用意が全くと言って良いほど無く、久々に夜なべして履歴書と職歴書を作成しました。実はこの二つの作成や修正は、私の転職活動の中で3分の1を占める時間を要する作業でした。当然、打ち合わせまでに書面を用意することは出来ず、作成途中の履歴書と職歴書を持ち出して、打ち合わせに向かいます。
キャリアアドバイザーと言われる担当者と対面しますが、見せて頂いた求人票はどれも、今の自分からしたらとてもきらびやかであり、魅力的なものばかりです。いくつかの応募をこなし、帰宅中に考えたのは「良い条件で転職するために(履歴書と職歴書について)もう少し背伸びしてみよう」というものでした。
そこからは、本格的に転職活動を開始します。アドバイザーから貰ったアドバイスを元に、履歴書と職歴書を見直し、現時点では面接してくれるかも怪しい応募企業の面接対策として企業研究に勤しみました。しかし、現時点の書類では、所謂「お祈り」ばかりであり、当然ながら中途採用枠においては何か「輝かしいキャリア」がいくつかはないと、面接まではこぎつけません。
偶然にも、書類選考通過まで行き着いた企業との面接は、それはもう凄惨なものでした。自分が語れる強みはあるのですが、それについての復習がついてきておらず、語れるものも語れない、という状況です。しかし、人々が口々に言うように、面接は回数をこなす必要があり、その失敗が10度目の面接をこなす時には、立派に糧となっていったのです。
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転職実現への道
他の転職サイトにも登録して求人数を増やす
ここで話は変わってしまうのですが、1社の転職エージェントが取り扱える求人には限りがあり、他の転職エージェントが取り扱う求人にも目を向けることにしてみました。これは、アドバイザーに言われた「他の転職サイトなどに登録していることはありますか?」という質問がヒントとなりました。
リクルートエージェントの他にも、doda、マイナビエージェントといった転職サイトへの登録を行い、企業への書類選考と面接に至る道筋を開拓していきます。一度リクルートエージェントにてやった作業を、他社の全く違うフォーマットに落とし込むことはなかなかの手間でしたが、なんとかやりくりしていきました。また、書類構成のアップデートについても、日々行わなくてはなりません。合わせて、応募した企業の研究にも夜な夜な勤しみます。
転職の大変さをあらためて実感する
今までの「定時上がりで晩飯に晩酌、夜12時前には就寝する」という、当たり前の生活は一変していきました。気がついた頃には「夜中の4時まで色々とやりつつ、仕上がった書面を近所のコンビニまで印刷しに行く」というワーカホリック的な打ち込みをやっていました。ここに来てようやく「転職って大変!」という言葉が身に染みてわかるようになっていくのです。
応募しては書類選考と面接の中でふるいにかけられるような状況の中、私は決して、自身で挙げた条件を曲げるようなことはしませんでした。
条件を緩和しないかとエージェントに持ち掛けられたりもしましたが、それも断り、エージェントから通知される条件外の求人票は一読した後は見向きもしません。むしろ、従来どおりの検索で求人を探すことに集中しました。
後から知ったのですが、リクルートエージェント、マイナビエージェント、dodaともにあるエージェント型のサービスは従来どおり「企業からの掲載金額を受領してサイト掲載する」のではなく「転職者の入社が決まると、フィーと呼ばれる成約金を受領する」というシステムでした。しかも、当時は転職者年収の2〜3割程度であるという話を小耳にしました。
なるほど、エージェント型サービスは、後払い(しかも高額)になるため、採用側の企業が後ろ向きになるので、内定を出しにくいというデメリットがあるわけですね。逆に言ってしまえば、従来どおり、前払いしてしまった求人に対する採用に関しては、斜に構えることなく受けてくれるわけです。
そんな内部事情を聞いたのは、転職を果たしてずっと後のことでしたが、とにかく、転職サイトから日々掲載される求人を吟味しながら応募する日々は続きました。
転職の成功とその後の展開
ネットワークエンジニアとしての立場を確率
面接で内定を貰ったのは、転職活動を続けて4ヶ月ほど経過したときでした。エンジニア未経験者という立場でしたが情報システム部門経験者であるという肩書きから「経験者」として捉えてもらい、それでもあえて2ヶ月の社内研修をやるという条件でした。
自分自身、技術に関しては乏しいものがありましたので、社内研修の中で技術を磨けるというのは願っても無い条件です。これに快諾し、翌月に入社となりました。
社内研修の中では、ネットワークエンジニア志望と言うこともあり、CCNAを取得しました。また、CCNA取得が研修完了の条件となっていたので、空き時間に出向先(IT企業を相手にした請負事業でした)を営業に探してもらいつつも、Linux系資格であるLPICも取得しています。
その功績が実になったのか「経験が浅い」という立場であるにも関わらず、大手SIer企業への出向を勝ち取りました。そこでは、大変厳しい先輩や上司にいろいろと教えていただきながらも、技術を磨いていきました。
3年の月日というのはあっという間に過ぎ、経験3年にしてネットワークエンジニアとしてのフレームワークを一通り覚え、新規案件においても率先して動くようなエンジニアとしての立場を確立しました。
年収もUPした!
年収も、気が付けば450万前後となり、前と比べれば5割ほど上昇したということになります。これと引き換えに多忙な立場となりましたが、もとより技術力を要する仕事がしてみたいと思っていた自分自身、大変満足だと感じています。
結果として、自分の意思を貫き通し、条件も曲げず、転職が成功出来たことにより、いっそうの自信が付きました。「為せば成る」という言葉は陳腐かも知れませんが、目標を乗り越えた人にとっては、すばらしい言葉です。
もう一度「未経験者が第一線のネットワークエンジニアになるまでの物語!30代/男性の体験談」を読む ↑
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未経験の転職を在職中からすべき理由
未経験から転職活動は、毎月の給料が保証されている在職中から始めるのがおすすめ。退職後でお金に余裕もないと、焦ることで判断が鈍り『ミスマッチ』を起こしかねません。
まずは、在職中から転職エージェントに複数登録しておき、初回の無料カウンセリングだけでもしておきましょう。あとはキャリアアドバイザーが応募者の状況に応じた求人案件の紹介や、面接の日程調整や給与年収交渉などを行なってくれるのでとても便利です。
新しい一歩を踏み出す方へ。
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未経験求人にも力を入れているので、スキル・経験に自身のない方もまずは登録しておきましょう。
もっと多くの転職エージェントを知りたい方は、エンジニアにおすすめ!IT/Web系に強い転職サイト11選|現役プロが比較・ランキングという記事をご覧ください。
いきなりの転職が不安な方はプログラミングスクールという選択も
いきなり転職活動を開始する前に、「まずはプログラミング言語のスキルを身につけておきたい」。そう考える方には、プログラミングスクールの受講をおすすめします。
未経験・社会人でも安心して学習できるスクール、そして転職付き(転職保証型)のスクールなど、条件や目的によって選ぶ基準も様々だと思います。まずはじっくりと比較して、少しでも気になる教室があれば無料相談・体験会に申し込んでみると良いでしょう。
インフラエンジニアを目指せるIT/プログラミングスクールを比較するなら、「【無料あり】インフラエンジニアを目指せるおすすめIT/プログラミングスクール5選!」という記事を参考にしてください。無料で受講できるスクールや転職や副業に強いスクールなど、目的に合わせて比較できます!
未経験・社会人、学生におすすめなプログラミングスクールを比較するなら、「おすすめプログラミングスクール比較11選!社会人・未経験の転職・就職にも有利!」という記事を参考にしてください。
転職付き(転職保証型)のプログラミングスクールの詳細を知りたいかたは、「【無料あり】転職支援・保証型プログラミングスクール比較11選!社会人・学生さんの就職に強い!」をご覧いただき、自分の目標や目的にぴったりのスクールを見つけてくださいね。
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