ITエンジニア歴20年以上の筆者は、新卒で下請け・派遣を中心としたIT企業で15年勤務した後、その経歴を活かして大手メーカーへ転職し、現在もエンジニアとして活躍しています。エンジニアは社会にとって欠かせない仕事です。
それなのに、企業によってはキツい仕事を低賃金で長時間労働させられるといった悲惨なところもあり、エンジニアとしての魅力を感じないまま、離脱していく人も少なくありません。非常に残念なことです。
また、労働人口が減少しているなか、エンジニアの不足も問題視されています。エンジニアとして、社会に貢献し、適正な年収を得るために重要なことを3つに絞って述べたいと思います。
- 業務に必要な資格を取得する
- 下請け企業を避け、大手企業へ転職する
- 「副業」、「フリーランス」を視野に入れる
エンジニアの年収UPに強い転職サイト3選!
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目次
お薦め3点のご紹介
1.業務に必要な資格を取得する
まず、業務に必要な資格を取得することをお薦めします。ITエンジニアの仕事は、医師や弁護士とは異なり、資格がなくても業務に携わることが可能です。資格だけ取得していても、仕事ができるとは限らず、実務経験が必要です。しかし、それでも資格を保有しておくことは重要です。
資格を取得することは自分が身に付けたのスキルの証明になり、公的機関が認めたものとして、形に残ります。IPA(情報処理推進機構)が主催する、情報処理技術者はITエンジニアにとって代表的な国家資格です。
資格を取得することが年収UPに繋がるのは、資格を取得しない人と比べ、純粋にスキルを付け、業務で実績を挙げ、成果を評価され、報酬に反映された結果、年収がUPしやすくなります。また、資格を取得することが、社内で昇格するための要件になっていることもあります。昇格すれば、一般的に収入はUPします。
更に、多くのIT企業は、資格を取得すると資格取得手当(報償金)として一時金が社員に支給します。会社にもよりますが、業務に必要な資格で高度なものほど、報償金が高くなる傾向があります。数万円から数十万円単位になることもあります。高度な資格は当然のことながら取得するための難度が高いですが、取得し続けると報償金だけでも収入に差が出てくる上に、社内でも一目置かれる存在になります。
最後に、年収UPに繋がる転職を有利にしましょう。社内における役職や肩書きは会社を辞めたり、会社が姿を消すと、消えてしまいます。しかし、一度取得した資格は定期的な更新が必要なものでない限り消えることはありません。
前職で取得した資格は、同一業界であれば転職後の企業でも価値があり、転職を有利に進めることができます。その結果、年収UPに繋がる転職を実現することが可能です。
ITエンジニアにとってスキルアップは必須です。資格取得はその手段の一つです。資格取得以外にも、プログラミングスクールを活用する方法もあります。資格取得とは形は違いますが、スキルアップするための手段の一つであり、結果的に年収UPに繋がる可能性があります。下記<<プログラミングスクールの比較記事>>を参考にしてみてください。
2.下請け企業を避け、大手企業へ転職する
スキルアップが必要であることは間違いないですが、いくらスキルや資格があっても、選定する企業が適切でなければ、年収は少ない傾向にあります。同じ業界でも年収の少ない企業から多い企業まで様々です。また、多くの企業ではポジションや勤続年数等で概ね給与が決まっており、短期的に大きくスキルアップし、大きな成果を挙げたとしても、収入が大幅にUPすることはありません。
そこで、収入UPを狙うには、年収の多い企業へ転職するという方法があります。上流工程や自社開発を中心とした大手企業の方が、年収が多い傾向があります。
筆者も転職前は、下請け・派遣を中心としたIT企業に勤務しておりました。筆者を含め様々な人が様々な理由で辞めていきました。中でも多かったのは「(業務の割には)給料が安い」というものでした。元請けや自社製品を開発している企業が、下請け企業を活用することでコストを下げ、マージンを得る構造になっています。
日本のIT業界は「多重下請け構造」という業界特有の問題を抱えており、上述のような下請けが何重にも行われた結果、下位層の下請け企業は売上・利益が少なくなり、そこで業務を行うITエンジニアは収入面で悲惨なことになります。
筆者の転職後の企業では、大手メーカーの中にITエンジニアを保有し、自社製品のシステムやソフトウェアを下請けに外注せず、内製することを基本としています。そのため、そこで業務を行うITエンジニアの年収も、下請けIT企業と比べると多くなります。また、IT・ソフトウェアの重要性は増してきております。これらを外注に丸投げする企業よりも、内製している企業を選びましょう。
自社開発で、上流工程から携わることができる企業を選ぶことで、スキルアップしやすい環境に身を置くことをお薦めします。
また、大手企業のみならず、マネジメント経験を活かしたい方にとっては、管理職を対象とした求人があります。非管理職と比べると、高いマネジメント能力が求められる分年収が多くなります。
自分の強みを活かせる求人に出会うためには、転職エージェントを積極的に活用することをお薦めします。非公開求人に出会えるチャンスがあり、年収が高くなる可能性があります。転職エージェントによって得意分野や取り扱っている求人が異なることがありますので、在職中で余裕のあるうちに、複数のエージェントに登録すると良いでしょう。下記<<エージェントの比較記事>>を参考にしてみてください。
3.「副業」、「フリーランス」を視野に入れる
年収UPには、「副業」、「フリーランス」という手段があります。前章にて「多くの企業ではポジションや勤続年数等で概ね給与が決まっており、短期的に大きな成果を挙げたとしても、収入が大幅にUPすることはありません。」と説明しました。ここでお伝えするのは、会社員の方であれば会社とは関係なく、別手段で収入を増やすという方法です。
近年、働き方の多様化が進む中、「副業」の人気が高まりつつあります。「副業」を禁止していた企業も、容認するようになりました。また今の時代、収入源が一つだけというのは、かなりリスクであると言わざるをえません。
「副業」といっても、収入が多いものも少ないものもあります。詳細は、「副業」について個人個人で調べていただきたいのですが、エンジニアであればこれまでの経験を活かした「副業」を検討した方が収入UPに繋がりやすいです。
プログラミング、Webシステム開発、アプリ開発等、色々ありますので、自分にあったものを探すと良いでしょう。
また、副業とは別に「フリーランス」という働き方もあります。会社員という組織の一員ではなく、個人で仕事を請けることが特徴です。
会社員より高収入となるケースも多いですが、確定申告を含め、税金関連の手続き等、会社の総務部門が行っているような業務も、全て個人で行わなければなりません。また、企業に雇用されているわけではないため、「労働基準法」等労働法規が適用外となります。
「フリーランス」はパフォーマンスによって雇用する側からすると「いつでも契約を解除できる」こととなります。(会社員は、仕事ができないからといって、簡単にクビにできません。)
「フリーランス」エンジニアは会社員と異なり、純粋にパフォーマンス、即ち市場価値で判断されます。よって、会社員以上の収入を得られる可能性が高いと言われています。
「フリーランス」は一見、「大変そう!」「不安定では!」というイメージがありますが、「フリーランス」にもエージェントが存在し、収入を保証してくれるケースがあります。高収入で低リスクを目指すためにも、これから「フリーランス」になろうとする方は、フリーランスエージェントの活用をお薦めします。下記<<フリーランスエージェントの比較記事>>を参考にしてみてください。
まとめ|エンジニアが年収UPするための3つの方法
いかがだったでしょうか?
現在会社員として勤務している企業で、
「いくら頑張っても、その割には収入がUPしない!」
「業務内容の割には、安く使われているのではないか?」
と、色々不満を抱えている方も、いらっしゃると思います。
- 業務に必要な資格を取得する
- 下請け企業を避け、大手企業へ転職する
- 「副業」、「フリーランス」を視野に入れる
この3点を複合的に実践し、スキルアップと収入UPが相乗効果となることが、理想的であると考えています。
皆様のスキルアップと収入UP、そして各々の分野での活躍を祈念いたします。
もう一度「エンジニアが年収UPするための3つの方法【適性な年収を得よう】」を読む ↑
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