カナさん(仮名) の場合
- 年齢 20代
- 性別 女性
- 会社の業種 ソフトウェア開発
- 担当の業種 ソフトウェア開発担当
1日のスケジュール
8:00
出社します。PCを起動したりコーヒーを準備したりして、1日の仕事の準備をします。始業は8時半からなので、すぐに業務に取り掛かれるように準備する朝の時間は重要です。繁忙期には8時前に出社して早出勤務することもあります。朝の時間は人が少ないので集中して自分の作業に取り組めて作業がはかどります。
8:30~
朝のメールチェックをします。私の業務はソフトウェア開発と保守の両方です。私が開発しているソフトの利用者から問い合わせが来ていないかチェックし、問い合わせがあるときは他の作業より優先して対応します。問い合わせの内容は、ソフトウェアの動作環境に関するものから、うまく動作しないというものまでさまざまです。動作しないという問い合わせが続くと原因究明と回避策の検討が大変なときもありますが、利用者と直接やり取りができるのでやりがいがある仕事のひとつです。
10:00~
チーム内でレビューをします。他のメンバーが作成した設計書やソースコードが問題ないかを4、5人のチームメンバーが集まって確認します。レビューは設計書やソースコードを作成した人が成果物をチームメンバーに説明し、チームメンバーがそれを聞いて仕様に漏れがないかや記述が分かりにくくないかなどを確認します。バグを見つけるだけではなく、よりよい機能を利用者に提供するためにみんなで知恵を出し合う場です。
12:00~
ランチタイムです。お昼はお弁当を作っているので自分のデスクでお弁当を食べます。食べたあとはスマホをいじったり、読書をしたり、仮眠をとったり、のんびりしています。
13:00~
自分の開発作業を行います。私が担当しているソフトウェア開発は主に機能強化なので、顧客から要望を受けた機能のうち自分が担当しているものの設計や製造を行います。開発は1日では終わりません。2週間単位で設計、製造、テストとマスタースケジュールが組まれているので、それぞれのスケジュールに遅れないように自分の作業に取り組みます。1人で集中して作業でき、業務の中でも楽しい時間です。
15:00~
顧客と会議を行います。会議の内容は、成果物のレビューや進捗会議などそのときによってさまざまです。顧客の要望と認識齟齬が出ないように開発を進めるために大事な場です。我々は地方で勤務していて顧客は東京にいるので、会議はテレビ会議や音声会議を使って行います。最近では画面共有も簡単にできるので、直接顔を合わせなくてもデモをしたり成果物を見せたりしながら会議ができます。
17:00~
定時は17時半ですが、1日の作業の積み残しがあれば強制退社時間の21時半まで作業します。たいていは19時ごろには帰りますが、繫忙期は帰宅が遅くなることがあります。定時後に行う作業としては、利用者からの急ぎの問い合わせ対応や、自身の作業が遅れているときは遅れのリカバリです。またときにはチームメンバの作業を手伝うこともあります。ソフトウェア開発は4、5人のチームで進めていくので、誰かが困っているときは他のメンバーが助け合って開発を進めています。逆に自分が困っているときは他のチームメンバーに助けてもらうこともあります。
帰宅後
早く帰れたときは資格の勉強をすることもあります。情報処理試験をはじめとして民間の試験を含めると情報系は資格が多いです。私の会社は資格を取ったからといって報奨金は出ないのですが、昇格要件になっているので頑張って勉強します。また、資格で勉強したことは業務で役に立つことも多いので、やる気がでます。自分の頑張りが合格という結果に表れるのもやる気がでる理由のひとつです。