女性Webデザイナーの1日の流れ｜受託開発会社の仕事内容や働き方とは？

リノさん（仮名）のプロフィール

年齢　20代
性別　女性
会社の業種　Web制作会社
担当の職種　Webデザイナー
お住いは？　福岡県

どんな仕事をしているの？

大手・有名企業のWebサイトの構築

メインとなる業務は、直取引や広告代理店経由で受注した大手・有名企業のWebサイト構築・運用となります。Webディレクターの指示のもとWebサイトのデザインやコーディングを行います。その他、ランディングページやバナー、アイコンなどのデザインも行います。

プレゼン資料の作成

クライアントへのプレゼンで使用する資料（主にPowerPointで作成）のサポートを行います。具体的には資料内で必要なグラフィックやイラスト、場合によってはデータ収集などの補佐も行います。また、プレゼンや打ち合わせにも同行して、デザイナーの立場から提案することもあります。

社内のデザインワーク

自社のWebサイトの更新やリニューアル、名刺や封筒、ロゴなどのあらゆるデザインワークを担当します。また、自社で運営するブログの更新・管理（WordPress）なども交代で担当します。

1日のスケジュール

10：00［出社〜メールのチェック］

朝は10時出社ですが、必ず10分前には自分の席に着くようにしています。私の会社では特に朝礼などはないので、直ぐにPCを起ち上げ、まずはメールをチェックして、必要に応じてクライアントへの返信や直接電話をします。

その後毎日見ているWeb関連のサイトやニュースサイトなどを一通りチェックします。

私が良くチェックする技術系サイトは、

などです。

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10：15［その日の進捗状況の共有］

この日の仕事の流れを把握する

継続して制作中の案件がある場合は、作業に入る前にチームメンバーとの進捗状況の確認をしながら、他のスタッフの仕事の流れを把握します。

今回私の担当は主にコーディングなので、作業の優先順位などを考えながら、コーディングに必要なグラフィックパーツなどを予めデザイン担当者に依頼しておきます。

10：30［コーディング開始］

コーディング作業に入ります。

ここからはあらかじめ支給されていたデザインのラフを見ながら、ひたすら集中してHTML/CSSでマークアップをおこないます。デザインカンプのデータはデザイナーさんによりけりで、私の会社ではPhotoShopが多いです。私がデザインとコーディングを両方担当する場合は、ディレクターさんとXDでワイヤーを作ってから、細かいデザインはコーディングしながらフォトショで作り込むやり方で進めています。

この作業の間も過去に担当したクライントから電話やメールが入れば対応します。緊急でバナーのデザイン修正をおこなったり、公開済みのサイトの文言や写真の差し替えなど様々な依頼が入ってきます。

私の会社は受託開発の制作会社ですので、新規でのサイト制作がメインではありますが、これまでに受注したクライアントの運用・保守などの業務などもあります。

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12：00［打ち合わせの準備］

ディレクターより新規サイト制作案件に関する打ち合わせの指示が入ったので、一旦コーディング作業の手は止め、午後からの打ち合わせに必要な準備をします。

必要な準備とは、

競合サイトの洗い出し
担当する作業の工数の洗い出し（今回はデザイン、コーディングの両方を担当）
デザインのアイディア出し（参考サイトをピックアップするなど）

などです。

13：00［昼食］

昼食の時間ですが、午後一で新規サイト制作案件の打ち合わせがあるため、コンビニでおにぎりなどを買ってきて簡単に済ませ、先程の必要な準備を更に進めます。

14：00［打ち合わせ］

「新規サイト制作案件」に関する打ち合わせが始まります。

内容としては、

プロジェクト参加メンバーの役割の確認
クライアントへの提案内容
見積もり
スケジュール

について、参加メンバーが各自準備した情報や資料を交えながら話し合いました。

私は次回の打ち合わせまでに、クラインアントに提案するデザイン案を用意する事になりました。

ちなみに今回のプロジェクト参加メンバーは、

営業：1名
ディレクター：1名
デザイナー：1名 ← 私です
エンジニア：1名

に決まりました。

15：30［コーディング再開］

打ち合わせ後はマークアップを再開します。

サイトの仕様上どうしてもJavaScriptのカスタマイズが必要な箇所があるので、そこは同じ部署のフロントエンドエンジニアの方に対応してもらいます、その間私は他の箇所のコーディングを進めます。

その後フロントエンドの方にお願いしていたJavaScriptのカスタマイズが戻ってきたので、そちらをコーディング中のページに組み込みます。この日は2ページ分のコーディング作業を完了させる目標なので、更に集中して作業を進めます。

18:00［コーディング完了〜チェック依頼］

無事完成した2ページをデザイナーと上司であるディレクターにチェックしてもらいます。修正点があればなるべくその日のうちに対応します。

19：00［終業前にメールチェック］

帰宅前にも必ずメールのチェックをします。

19：15［退社］

勤務時間にはバラつきがあります

退社する時間については、残業がなければ定時の19時に帰る事ができますが、納期が近づくと残業も増えてきます。

20：00［帰宅〜就寝］

帰宅後は食事や洗濯など身の回りの事をします。

就寝前の1時間くらいはインターネットで調べ物をしたり、買っておいた技術本を読んだりします。

私はまだまだ勉強することが多い為、平日は帰宅後も仕事に関係のある事が中心になってしまいます。また個人的なポートフォリオのサイトも持っているので、余裕があるときにはこちらに制作したデザインを公開したりしています。

就寝はだいたい深夜12時くらいです。明日に備えて早めに寝ます。

私の1日は以上となります。

その他よくある質問

ミーティングの頻度はどのくらい？

複数の案件を同時進行で担当することもあるため、ほぼ毎日何かしらのミーティングに参加しています。会社の方針で「無駄に長い会議はNG」となっているので、参加者は積極的に議論する風潮があります。

他部署や外部パートナーとの連携は？

プロジェクトの規模や内容によって、エンジニアやライター、イラストレーターなどと連携します。やり取りはチャットやメール、電話などで行います。進捗管理などはディレクターが行いますが、開発中の修正などの以来は担当デザイナーから直接依頼します。

リモート、テレワークはできるのか？

作業自体は自宅で行っていますが、プレゼンや営業同行など状況に応じて外出することがあります。基本的にはslackやBacklog（バックログ）を使ってプロジェクトを進めています。

まとめ｜Webデザイナーの1日の流れ

以上、受託開発会社で働くWebデザイナーの働き方と仕事内容をご紹介しました。

基本的にはパソコンに向かってのデザイン・コーディング作業がメインとなりますが、クライアント対応やチームメンバーとの連携などコミュニケーション能力も重要なスキルとなります。また、Webサイトの構築だけではなく印刷物や資料作り、営業同行など携わる業務は幅広いです。

納期が近づけば残業が続くこともあり体力的にもハードな部分もありますが、その分スキルもレベルアップするのでやりがいを持って仕事に向き合えています。個人的な今後の目標としては、将来Webデザイナーとしてフリーランスを目指しているため、ディレクションや営業、マーケティングのスキルなども積極的に身につけていきたいと思っています。

つたない文章にお付き合い頂きありがとうございました、これからWebデザイナーを目指す方にとって参考になれば幸いです。

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