エンジニアの転職

公開日:2020/09/07|最終更新日:2020/09/15

機械系エンジニアとは?業務内容や要求されるスキル、転職事情を解説

機械系エンジニアとは?業務内容や要求されるスキル、転職事情を解説

本記事では、

  • 機械系エンジニアの仕事内容ってどんなだろう?
  • 機械系エンジニア転職したいけど、どんな業種があるのかな?
  • 機械系エンジニアに必要なスキルや経験とは?

このような疑問にお答します。機械系エンジニアのお仕事に興味のある方は、ぜひ最後までお読み頂けると幸いです。

機械系エンジニアとはどんなエンジニア?

機械系エンジニアとはどんなエンジニア?

機械の設計に携わるものづくりエンジニア

機械系エンジニアとは、ものづくりエンジニアの中でも特に機械の設計に携わるエンジニアを指します。ロボット、飛行機、自動車、これらを作り出す生産設備と、我々の周りは機械で溢れており、社会からの需要が高いエンジニアです。

機械の設計には携わらないエンジニアは一般的に含まない

なお、よく誤解されますが、実際に工作機械を用いて金属や樹脂の加工を行っていても、機械設計に携わらない限りは一般的に機械系エンジニアと呼ばれません。旋盤やフライスといった工作機械を操作する技術者は機械加工系エンジニアとか、あるいは単にオペレーターと呼ばれます。

また、良く機械系エンジニアとして扱われがちなCAD(Computer-Aided Design)についても、設計図をCADデータ化する作業のみ担当している場合はCADオペレーターと呼ばれます。
 
ただし、この言葉の使い分けも曖昧で、機械系エンジニアの募集をよく読むと実態はオペレーターの募集ということがままあります。一般的に、オペレーターは機械系エンジニアに比べて給料が低い傾向があるため、機械系エンジニアに転職する場合は業務内容をよく確認する必要があります。

機械系エンジニアの中でも人それぞれ意分野がある

例えば、飛行機の機体形状設計と、自動車のエンジンの設計と、生産プラントの冷却設計では、それぞれ機械が置かれる環境も要求される性能も必要な専門知識も大きく異なります。そのため、機械系エンジニアと一口に言っても、本人が特に詳しい分野は何か、これまでどのようにキャリアを積んできたかによって、それぞれ得意とする専門分野が出来ていきます。

一度専門分野ができると、基本的にはこの専門分野を中心として、専門分野を深化、あるいは広げるようにキャリアを構築していくことになります。

平均年収は487万円、約350万~560万円

DODAの平均年収ランキング(https://doda.jp/guide/heikin/syokusyu/#anc_job_08)によれば、技術系(電気/電子、機械)のうち機械系エンジニアに相当する職種の平均年収は433万円~487万円となっています。同サイトによる全職種における平均年収は408万円であり、他の仕事に比べるとやや高年収であることがわかります。

機械系エンジニアに要求されるスキルは?

四大力学の知識は必須、わかっていないと機械系エンジニアになれない

機械系エンジニアにとって最も重要な知識は、4力と呼ばれる次の4つの力学に関する知識です。

  • 機械力学
    物体は変形しないと仮定した場合、どのように力が伝達されるかを考える
  • 熱力学
    物体の熱やエネルギーがどのようにやり取りされるかを考える
  • 材料力学
    固体の変形について考える
  • 流体力学…
    気体や液体がどのように流れるかを考える

4力は、大学の機械工学科であれば「最悪でもこれらは理解して卒業するように」と繰り返し教えられるほど基本的な知識で、4力が分からないのであれば機械系エンジニアになることは不可能と言っていいほどです。

各種加工法についての知識も必要

機械系エンジニアは主に設計を担当しますが、加工法について無知であってよいわけではありません。素晴らしい性能を発揮できる設計を作り出したとしても、その設計ではどうやっても加工できないのであれば全く意味がないからです。そのため、溶接やプレス、鋳造といった各種機械加工法について、その原理や仕組み、注意点などについても知識が必要になります。

CADソフトウェアをある程度使えなければならない

近年ではコンピューター上で設計や図面製作を行うCADが主に利用されています。CADソフトウェアについては、その操作を専門とするCADオペレーターが居るものの、基本的には機械系エンジニアも操作自体はこなせなければなりません。

CAEについてはソフトウェアの操作だけでなく、中身の理解もある程度必要

機械系では特に、コンピューター上で設計の事前検討や製品の評価をシミュレーションするCAE(Computer-Aided Engineering)が広く利用されています。CAEについては、CAEエンジニアという専門の職種があるのですが、近年では会社内の機械系エンジニアがCAEも担当することが増えており、機械系エンジニアもCAEについてはある程度知っておく必要があります。

機械系エンジニアの転職事情は?

機械系エンジニアに要求されるスキルは?

未経験からの転職は難しい

機械系エンジニアもITエンジニアといった他のエンジニア同様、転職では資格よりも成果物が、成果物よりも実務経験が重視されます。また、IT業界であれば成果物を作ってアピールすることが有効な手段になりますが、機械系エンジニアの場合成果物を作るための工作機械や材料を揃えるためにそれなりのコストがかかります。

そのため、将来性も加味される第二新卒までの若手でない限り、未経験から機械系エンジニアになることは難しいのが現状です。ほぼ不可能といっても過言ではありません。

若手でも機械系に関するバックグラウンドがない限り難しい

若手の場合は未経験可としている企業も多数ありますが、募集要項をよく読むと、少なくとも理工系の大学出身であることを課していたり、4力を学ぶ際に下地となる物理に関する知識を要求していたり、設計に関する知見を求めていたりすることがあります。つまり、機械系エンジニアとしての実務経験は求めていませんが、その下積みである機械系の知識については必要としていることがほとんどです。

完全に未経験の状態から、これらの知識を全て自習することは現実的ではなく、実際には機械系の学部を卒業しているなど、何らかのバックグラウンドがなければ、機械系エンジニアとして転職することは難しいでしょう。

なお、機械系エンジニアとして一切の知識を要求していない求人もそれなりにあります。ただ、そのような求人の業務内容をよく見ると、実際の業務内容が営業職やオペレーター、あるいは機械のメンテナンスを行う整備士となっていることがほとんどです。

転職する場合はほとんどが同業他社で、業務内容も変わらない

機械系エンジニアは1.3節で述べたようにそれぞれ得意分野があり、IT業界に比べるとこの得意分野が大きく変わることがありません。そのため、例えば自動車のエンジン設計に熟練した機械系エンジニアであれば、転職後も自動車のエンジン設計の仕事に就くことが多いのが現状です。
 

まとめ

機械はどの分野でも使用されており、その設計を担う機械系エンジニアは幅広い活躍が見込める職業です。しかし、その分要求される知識も多く、未経験から転職することはITエンジニア以上に困難です。どうしても転職したい場合は、かなりの努力が必要であると覚悟しておきましょう。

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