本記事では、
・新人エンジニアだけど更にスキルアップするには何が必要?
・後輩エンジニアの指導で伝えたほうが良い事って何だろう?
このような方の疑問や悩みを解決していきたいと思います。
私(筆者)は、現役の機械エンジニアで、メーカー勤務歴15年。職務内容は新製品開発、機械設計、技術開発等を行っております。
これから解説する勉強法を自ら実践することで、私は部門の最もレベルの高いプロジェクトを手掛けることができるようになりました。難易度が非常に高い仕事も多いですが、充実感も言葉では表現できないほどです。
エンジニアの勉強は独学のみでは難しく、一朝一夕で身につくものではありませんが、あなたもこの勉強法で日々学習すれば必ずエンジニアとして活躍できることでしょう。
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目次
エンジニアの魅力とは?
エンジニアという職業をご存じでしょうか?言葉では聞いたことがあるかもしれませんが、具体的に何をしているかわからない方も多いのではないでしょうか?
わかりやすく解説するとエンジニアとはこのようなお仕事をされている方を指します。
- 自分の頭の中を形にしていく技術職
- 形にしたモノ、サービスが人の役に立つ
エンジニアの分野も多岐にわたり、機械系、土木系、電気系、情報系などがあります。我々の生活の基盤を作り、支えている裏方的存在です。
自分の技術が世界のサービスを作り上げていく為、非常に達成感、充実感がある職業です。その専門性の高さから、何を勉強しなくてはいけないのか悩んでしまうこともしばしばです。
そこで、ここからは「機械エンジニアは何を勉強すればよいのか」を解説していきます。
そもそもなぜ勉強が必要か?
その質問にお答えする為には、まず「エンジニアが何か?」ということを知らなくてはいけません。
《エンジニアとは?》
人の生活に役立たせるためにその時代の最新の知識に基づいて知恵を働かせ、様々な工夫をしてものを作ったり、加工したり、操作したりする人。(新明解国語辞典より引用)
おわかりでしょうか?どんなエンジニアであれ、要素はシンプルです。
- その時代の最新の知識を持っている
- その知恵を働かせて工夫する
- 人の生活の役に立つ職業である
世の中の役に立つとなれば、なおさらエンジニアには専門性の高い技術、技能が必要です。学生生活で学んだ基礎の学問や最新の知識が必要になり、それを駆使して実務をこなすことも必須条件となります。
特に機械エンジニアは、機械の設計から製造まで幅広い知識を要求されます。
今更そんな難しいことはできない、と思われるかもしれません。でも大丈夫です。これから紹介することを実践すれば、無駄なく、効率よく学習を進めることができます。
そして、機械エンジニアが醍醐味である「ものづくりの楽しさ」にあなたも触れられるようになるでしょう。
何を勉強するのがおすすめか?
先ほどの説明で答えは半分以上出てしまいましたが、おすすめする勉強内容はあなたの仕事で必要な知識(基礎から最新の知識)です。しかし、闇雲に一から基礎を学んでも、一つも仕事に活かすことができません。いきなり応用や最新の知識を学んでも扱いきれません。
その理由は、学問ベースの知識と、実際の仕事を上手く結びつけることができないからです。
学問で学ぶことは、複雑な要素を排除して考えることがほとんどです。例えば摩擦抵抗なし、空気抵抗なし、という項目が該当します。その為、実際の現象と勉強した内容が合わないことが多いのです。
私は基礎をがむしゃらに勉強していた時期がありましたが、理論と現象がまじりあうことがなく、ただ頭でっかちになるばかりで仕事がうまくいかない時期がありました。その苦い経験から私は機械エンジニアの勉強法にはコツがあることを知ったのです。
おすすめの勉強法
仕事のアウトプットから逆算して必要な知識を考える
知識から仕事を考えてはいけません。仕事のアウトプットから逆算して、何が必要な知識かを考えるようにしましょう。
例えば機械エンジニアの場合は、動いている機械に着目しましょう。
・どうして、このような動きをしているのだろう?
・どうして、こんな材質を使っているのだろう?
どんなに些細なことでも構いません、「どうして」「なぜ」を一つ一つ考えましょう。
機械を観察して、思いついた疑問こそが学習しなくてはいけない内容となります。機械エンジニアとして、一例ですが次のような学習項目が挙げられます。
・機械を動かす為の機構
・機械強度の為の材料力学
・カメラ、センサーなどの知識
・制御プログラムなどの知識
このように動いている機械やできた製品から逆算して学習する内容を決めていけば無駄がなくなります。
私の実体験ですが、熱交換機の開発から独学で学んだ例を紹介いたします。
熱交換器とはわかりやすい例ですとエアコンなのですが、私の場合は装置に水を流して周りの物体を冷やす熱交換器を開発していました。
その際に「機械工学」「流体力学」「熱力学」「材料力学」等が必要になり、基礎から学び直すことにしました。その結果、大きな成果を上げることができました。
先輩達の行動をよく観察する
次に機械に着目するのではなく、先輩の機械エンジニアの方に着目します。
先輩は毎日その仕事をしているベテランです。あなたがこれから学習しようとしていることを、既に知っている可能性が高いです。その為、ベテランの仕事の仕方や考え方をそのまま真似する事が機械エンジニアとして非常に効率の良い学習方法になります。
・どのような知識を持っているのか
・どのようなことに気を付けているのか
ベテランの考えている事、行っている事、手つき、目線、呼吸全て利用しましょう。そこから学習しなくてはならない内容を把握することができます。
尚、機械エンジニアは、実務中そのようなことを考える時間はないと思われますので、メモをしてあとから見返せるようにしましょう。
自分でやってみて失敗する
実際に自分で機械を操作して、失敗することで、学習項目を把握することができます。特にお仕事をされていれば失敗は必ずついて回るものです。しかし、この失敗や苦労が最もあなたを成長させる経験となります。
失敗したときに重要な行動は、なぜ失敗してしまったか?をきちんと考えることです。このとき、「もし〇〇の知識があったなら…」「もっとこういう機械だったら…」と思った内容が、あなたが勉強すべき内容といえるでしょう。
まとめ
機械エンジニアの勉強内容は、次の3つに着目すると効率的です。
- 仕事のアウトプットから逆算して必要な知識を考える
- 先輩達の行動をよく観察する。
- 自分でやってみて失敗から学習する
機械エンジニアへの道は特殊な能力が必要になる為、一朝一夕で身に着けられることではありません。しかし、今回解説した内容を実践することで、効率的に機械エンジニアへの道が必ず開けます。
また他のエンジニアとは異なり、機械エンジニアは自分で作った機械で人々の生活を豊かにすることができますので、これほど魅力的な職業はありません。
さらに、昨今の日本の機械エンジニア事情ですが、エンジニアが不足しており、各企業からエンジニアへの募集が増えてきております。
・機械エンジニアだけど、今の会社が合わない
そうお考えの場合、あなたのその情熱や能力を無駄にする必要はありません。
また、あなたの”人の役に立ちたい”と思う気持ちを優先して、転職を考えることも一つの選択肢でしょう。機械系エンジニアが利用すべき転職エージェント5選!メーカー・製造・ものづくり系に強い!という記事では、機械エンジニアになるために必要なことが書かれておりますので、参考にされてみてはいかがでしょうか?
今回紹介させていただいた勉強法を活用すれば、効率的にエンジニアの学習ができます。どこでも活躍することができ、人々の生活を支えられます。あなたにとってこれ以上ないやりがいとなるでしょう。
今回は「機械エンジニアは何を勉強すればよいのか」を解説させていただきました。有難うございました。
もう一度「機械系エンジニアは何を勉強すればよいのか?おすすめ学習法を現役エンジニアが解説!」を読む ↑
機械設計エンジニアへの転職を検討しているかたへ
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