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ゲームプログラマになりたい未経験者は必見!転職成功に必要なスキル・資格や能力、仕事内容とは?

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ゲームプログラマになりたい未経験者は必見!必要なスキル・資格や能力、仕事内容とは?

  • ゲームプログラマの仕事内容を知りたい
  • 必要なスキル・資格って何かな?
  • どういった人が向いてるのかな?

こういった疑問に、ゲーム会社で現役のエンジニアをしている筆者がお答えします。

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はじめに

採用を勝ち取るイメージ

IT業界、特にプログラマやエンジニアとして就職・転職をする人の約半数がゲームや何らかのアプリに影響を受けています。その結果としてゲーム業界を第一志望にする人は数多くいます。

しかし、ゲーム業界各社の非常に高い倍率に阻まれ、その夢を挫折した人を数多く見てきました。ゲーム会社に転職を成功した事例から、なぜゲーム業界への就職・転職が難しいのか、またどのようにすればゲーム業界の内定を勝ち取ることが出来るのかを解説してきます。

ゲーム業界の求人倍率

競い合うイメージ

ゲーム業界の求人倍率は非公開ですが、新卒で約数十倍~100倍超えと言われています。また中途については多少倍率は下がりますが、それでも数十倍はあると言われています。

ゲームプログラマについては、

  • 新卒募集枠は基本的に大手で10名~20名程度
  • 中途では1名~5名程度

となっています。※2020年3月現在

大手では新卒採用でそこに数百名から千名を超える応募があるため、必然的にかなりの高倍率になってしまいます。

中途については少し倍率の変動は特殊で、例えば四半期の節目に求人を行うとその時の倍率は高くなる傾向にありますが、それ以外の時期は比較的倍率は低くなっています。

実際にあった変な求人とその意図

求人のイメージ

ここからは目を疑ったり、少しクスっと笑ってしまう求人事例を幾つか掲載していきます。ただし、勘違いをしてほしくないのは決してふざけているわけでもウケを狙ったわけでもなく、ゲームプログラマとしての適性を見極めるための求人となります。

応募条件:何かのゲームでレベルをカンストさせた人

都内の中小ゲーム会社で実際にあった募集要項です。

採用担当に話を聞いたところ、何かのゲームでレベルをカンストさせるということはそのゲームのゲームシステムやレベルのデザイン、ゲームバランスについてかなりの知識があるということです。

その経験や意見はゲーム開発現場ではかなり必要なスキル(後述の「設計書を書く」で詳しく記載します)になってきます。当然、プログラミングの知識であったり、新卒であれば大学で何を勉強してきたかというアピールポイントがあることが前提となっています。

必須スキル:プライベートでもゲームをしていること

「ゲームプログラマなんだからゲームをしていて当たり前」と思うかもしれませんが、ゲーム業界のみならず、IT業界にはリリースというゲームないしアプリを世に送り出す仕事があります。

その前後は極めて忙しくなり、労基スレスレの勤怠であったり、残業が100時間を超えるということは珍しくありません。そうしてくると、ゲームのプログラムばかり見すぎてしまい、ゲームが純粋にゲームとして楽しめなくなったり、ガチャを引いてもガチャの結果画面を見ているはずなのに頭の中にプログラムが浮かんでしまい、仕事と趣味の境目がなくなってしまいます。

パチンコ開発者の大半はそれが理由でパチンコをやらなくなる人がいるというのはエンターテインメント開発を行う間では有名な話です。それだけならいいのですが、オンとオフのメリハリがなくなってしまい、精神疾患であったり、体調不良になる人は毎年各社から1%~2%の割合で出ています。

ゲームプログラマの仕事を知る

仕事内容のイメージ

システム開発経験がある人にとっては当たり前の話ですが、プログラマはプログラムを作成するだけが仕事ではありません。

  • 設計書を書く
  • プログラムを作成する
  • 作成したプログラムを試験する(単体テスト)
  • 他の人のプログラムと結合して試験する(結合テスト)
  • 発生した不具合を修正する

という仕事があり、実際にプログラマのイメージとして持たれているプログラムを書いている時間というのは、プロジェクト全体からしたら20%~30%の時間しかありません。

ではそれぞれの仕事にフォーカスを当ててみましょう。

設計書を書く

設計書とは簡単に言うと、アプリがどのように動作するのかを文書に纏めたものです。この設計書は品質や仕様の基盤となる部分であり、どのようなシステム開発の現場でも必ず書きます。しかし、ゲーム開発においてはこの設計書の元となるディレクタやプロデューサからの要件が物凄く抽象的にしか説明されません。

酷いときは「こんな感じで」と簡単なラフイラストが書かれた1枚の紙だけを渡されて、「これで作って」ということが当たり前のようにまかり通ります。そこから今までプレーしてきたゲームの経験であったり、色々な売れているゲームの事例を取り入れながら1枚の紙から数十ページにも渡る仕様書を作成しなくてはなりません。

要件から仕様書を書き起こしたところで「いや、違う」と一蹴され、やり直しになることは日常茶飯事です。しかし神ゲーになるか、クソゲーになるかはこの仕様にすべてかかっているので高い責任感を持って仕事に臨みます。

プログラムを作成する

設計書が書き終わるといよいよ花形と言われるゲームプログラミングに入ります。

RPGだったら設計書に書いてあるエンカウント率の計算やダメージ計算を行うプログラムを作成したり、どのボタンを押したらどの画面が開くなど実際にプログラムを作成します。ゲームプログラマが一番楽しいと感じられる時間になります。

実際に個人作業と思われがちですが、チームで色々話をしたり調整をしながら開発を行うのが基本になります。

作成したプログラムを試験する(単体テスト)

自分が担当するプログラムを書き終えたら、そのプログラムが正常に動作しているかの試験を行う必要があります。これをIT業界では単体テストと呼んでいます。

単体テストを行うタイミングについては各社でルールがあります。

「ソース1本書き終わった段階でテストする」「ソースの一部を書き終えた段階でテストする」「毎日随時テストする」など決まりといったものはなく、リーダーの采配により決定しています。

他の人のプログラムと結合して試験する(結合テスト)

単体テストが完了し、プログラムとしての動作確認が出来たら、次に他の人が作成したプログラムと結合して試験を行います。これをIT業界では結合テストと呼んでいます。

結合テストでは、複数の機能に跨がってデータが正しく取得できているか、画面遷移は正しくできているか、デザインは仕様通りかなどプログラム本体というよりはより要件に近いレベルで試験を行います。よくゲームで「応答が遅い」「ダウンロードが終わらない」「ボタンが押しにくい」という評価コメントがありますが、その辺の不具合についてはこのフェーズでテストをします。

発生した不具合を修正する

そして、もう一つの工程として発生した不具合を修正するという作業があります。

ただ不具合を修正するだけではなく、ここではチーム全体やリリーススケジュールと調整をしながら行う必要があるのでプログラマの独断では出来ません。また、この不具合修正フェーズはいつからいつまでという厳密な対応期間が決まっていないことも多いので、他の作業をやりながら並行して進行する必要がある場合が大半です。またこの時に不具合の程度から所謂「詫び石」の配布個数が決まったりします。

ちなみにこれらのフェーズについては、転職面接ではほぼ100%聞かれると思ってください。新卒では、これらの質問はされることはありませんが、面接でこれらのことが分かっているのと分かっていないのとでは雲泥の差があります。

ゲーム開発はスピード勝負

上記の仕事内容を理解した上で、ゲーム開発はある程度勢いに乗せたスピード勝負になります。

ソーシャルゲームでは、毎週定期メンテナンスがあるゲームも多いですが、その時には既に約半年後のアップデート内容を設計しています。極端な話、夏にはクリスマスイベントや新春イベント向けの設計をしています。しかし逆を言えば、クリスマスイベントや新春イベントといった大規模なイベントを僅か半年で作らなければなりません。

よくビジネス系のシステム開発でありがちな「仕様がカッチリ決まっていないと」「工程表通りに作業をしないと」という考えは通用しません。ゲーム開発は自分で色々考えながら仕事が出来る反面、物凄いスピードとそれを後押しする柔軟な発想力が求められます。

面接で一目をおかれる裏技

面接のイメージ

最後に、ゲーム業界の人間が好む面接の受け答えについて解説してきます。

これはゲームプログラマのみならず、全ての開発において面接で内定をぐっと引き寄せる発言になります。

面接では簡単な質疑応答ではそこまでの差分は出ません。それは全員面接対策をやってきていて、中途であれば全員が一定数のスキルを保有しているからです。

となると付加価値としては、「最後に何かご質問はありますか」と言われた時に何を聞くかによって面接官の心証は大きく変わります。これは「質問があるか」ではなくて「どれくらい会社に興味を示しているか」になりますので、「特にありません」は絶対にNGです。

逆質問まとめ!「何か質問はありますか?」に先輩エンジニアは面接でこう答え内定を勝ち取った!

何か身につけておくスキルがあれば教えてください

王道の質問ではありますが、その会社に入社するまでに何を身につければよいかを質問するのはかなりの加点評価になります。

そのスキルを身につけて会社に貢献しようという姿勢を見せることが出来ます。ただ、この時のポイントとしては「入社するまでに身につけるべきスキル」そのまま伝えると「内定」にがっついていると思われてしまうかもしれないので、一言「もしご縁があり、一緒にお仕事をさせて頂けるとしたら」という前置きをおいて、面接官にも精神的余裕を持たせておきましょう。

内定後に、受託開発を行ったり、ビジネスパートナーと一緒に仕事をする機会もありますが、その時にも使えるテクニックになります。

面白いゲームと売れるゲームの違い

「今後のキャリアを積む上で参考にさせて頂きたいので、面白いゲームと売れるゲームの違いがあれば教えてください」と質問をしてみましょう。

但し、これは結構面接の中でも場が和んでいて、多少雑談が交わせる余裕が出てきている状態の時以外は使ってはいけません。面接官としては「試されているのか」「見下されているのか」と思われてしまう可能性があります。

またするにしても単純にそのまま聞くのではなくて、その会社が出しているゲームであったり、その会社の社員が関与しているゲームを例に挙げて、こういうゲームを開発していきたいというアピールが必要になります。

そこに自分の意見「私としては売れているゲームは~」「個人的に面白いと思っているのは~」など入れておくとかなりの加点評価に繋がります。

ゲームプログラマになる上で不足している適性は

最後にこれはゲーム的に言うチート技になりますが、「今までのやりとりや、経歴から私がゲームプログラマになる上で不足している適性があれば厳しくご指摘ください」と伝えます。その上で、「何か身につけておくスキルがあれば教えてください」と繋げます。

この質問は特に圧迫面接をしてくる面接官に物凄く有効な受け答えになります。

圧迫面接をするということは、相手を否定するための材料を洗い出さなければならないので、自分の履歴書やスキルシートに目を通したり、今までの面接の内容を思い出さなければなりません。

その際に目に留まるスキルが存在するケースが多々あります。恐らく色々な指摘をされると思いますし、今まで自分が習得してきたスキルが否定されることもありますが、一つ一つメモを取ってください。

ゲームプログラマは開発系の仕事の中でもかなり特殊なスキルを要求されます。

今まで業務系のシステムを何年開発してきたからと言っても基本的に即戦力になることは殆どありません。そのためかなり適性で大きく左右される仕事であり、通常の開発のように「ある程度基礎を固めれば」という考えは通用しないことがしばしばあります。

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筆者について

筆者のイメージ

ゲーム会社で現役のエンジニアをしています。

プログラミングの最前線からは引いていますが、主に企画との調整や、サービス提供元との仕様調整であったり、リリース時期の調整をやっています。

元々業務系のシステムの開発しか経験がなかったものの、「ゲームが作りたい」という思いからスキル的に全くマッチしない(応募条件:ゲーム開発経験3年以上など)ゲーム業界を数社受けるも全く採用がもらえなかったです。

その後、独学で心理学などを勉強し、「足りない経歴をどのように埋めるべきか」と考えたときに、「面接で一目置かれる裏技」を思いつきます(「ゲーム開発においては自分は素人なんだから、相手にリードしてもらえば効率的にかつ自分を第三者視点から見れる」という考え方)。

その後、実践したところ、大手を含む4社から内定を頂きましたが、現在は中小企業で大手から一部の機能であったり、ストーリーの一部を頂き開発をしています。

実際に面接で足りない適性を数多く指摘されましたが、それを一つずつクリアしていったところ現在は1つのチームのリーダーを任されるようになりました。

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