ケンジさん(仮名) 20代 男性の《転職体験談・口コミ》
これから私がお話することは、まったくの未経験でありながらSEに転職してゲームアプリの開発に携われたことです。SEの世界は需要の範囲がどんどん増えており、経験がなくても学習してできるようになっていけば仕事がたくさんある世界だと言うことを体感しました。
それでは、順を追って私の体験談をご紹介します。
目次
新卒は就職氷河期のため、やむなく飲食業に
私が大学生として就職活動をしていた時は、後に就職氷河期と言われるほど就職が難しい時期でした。当時特定の志望業界は持っておらず、手当たり次第に説明会に参加して面接や内定を得ることに躍起になっていました。しかし、なかなかそのような具合では内定を得ることができず、就職活動は大学4年生の時まで続きました。
8月にやっと内定を得ることができましたが、そこはブラック企業として有名な某飲食業界の企業でした。その後も就職活動を続けましたが、結局そこの企業にしか内定を得ることができなかったために、やむなくその企業に就職することになりました。
覚悟はしていたが、長時間勤務の連続のため半年で退職
長時間勤務がデフォルトの企業であったために次第に体を壊していく日々でした。毎日12時間勤務が普通になり、8時間の日は甘いと言われてしまうような日々であり、「回転」と呼ばれる24時間通しの勤務を月に何回もこなす必要が出てきました。このため、次第に体力よりも精神的にうつ病寸前までいってしまったために、入った年の9月で辞めることを決意しました。
すぐに8月の段階で辞めることを報告しましたが、それでも人出が足りないために9月の末まで働くことを求められ、結局本当に9月30日を持って退職しました。なんとか頑張りきれたと、心の中では安堵することが精一杯だったことを覚えています。
1週間ほど休んで、実感がわいてくる
1週間ほどは本当に何もしない日々を過ごしていました。まともに風呂に入れて布団に寝れる生活をありがたさを噛みしめていたのです。あの日々は異常な日々だったなと、本気で実感が湧いていたのを覚えています。それと同時に考えなくてはならないことがありました。今後の生活と収入をどうするか、という点です。
ゲーム開発への憧れ
もう一度新しく就職活動をしなければならないな、と考えて今の自分が何をしたいのかを考えました。その時に、ふと目にとまったものが私のスマートフォンでやっていたとあるスマホゲームでした。こういったゲームは近頃多くのゲームが世の中に出回るようになっており、それを開発する側に回ったら稼げるだろうし何より楽しいのではないかと思ったのです。
必要なスキルの認識と、プログラミングスクールの検討
一度このように決めたら、SEとしてスマホゲーム開発に携わるためには何が必要なのかを調べました。まず、私自身がプログラミングをはじめとする基本的知識を有していたわけではなく、到底独学でどうにかなるものではないだろうということが調べてわかりました。
そこで私はオンライン上で受けられるプログラミングスクールを受講しはじめました。最初はわからないことだらけでしたが、わからないことはとことん徹底して調べることが好きである私の性格も良かったのか、短期間で基礎を学ぶことができ少しずつではありましたが、自信をつけていきました。
就職先に困っていた私を助けてくれた恩師!
とはいうものの、私は所詮スクールで少しかじっただけの素人に毛が生えた程度の能力しか当時は備えていませんでした。当然そんな私を誰も雇いたいとは思いません。
就職先に困っていた私は、マイナビ転職やリクナビNEXTなど転職サイトに第2新卒として登録する一方で学校のゼミの教授などに相談をしたところ、先生から「ベンチャー企業であるために名前は全くと言っていいほど通っていないがおもしろいゲームを作っている企業があるので、よかったらそこを受けてみないか」、と打診を受けました。
藁にもすがる思いで私はそこの企業の面接を受けることになりました。
無事に就職し、ゲーム開発に携わることができるようになりました
当日面接を受けに行き、その過程でどの程度SEの経験があるのかを当然聞かれます。まったくの未経験であることは隠してもしょうがないので、スクールに行き学習している最中ですがやる気はあるので、ぜひともよろしくお願いします、という熱意をアピールして面接を終えました。
私には、当時はプログラミングの知識はほとんど持っていなかったのでアピールする内容が熱意しかなかったためです。するとわずか2日後に先生からお呼び出しがあり、その場には面接官の男性も一緒にいました。私はその場で合格をいい渡されました。
面接官の男性が言うには、みんな最初は初心者なので仕事の過程で学習していけばよい、と心温まる内容のお言葉を頂きました。ちょうどその日にゲーム開発の基本的なプログラミング技術の講習を終えたところだったので、その後に仕事の内容や待遇などの確認も兼ねて飲み会に行きました。
現在はゲーム開発の指揮を執りながら、部下を指導するまでになりました
それから大体3年ほどが経過しておりますが、何本か開発して世に送り出すことができるようになりました。そして私にも最近部下が就くようになったので、彼らの指導にも力を入れています。彼らも未経験同様の立場で採用された立場だったので、私は彼らと話が良く合いチームを組んで仕事をしています。
こういった経験から、私はSEの世界は種類にもよるのでしょうがまだ発展途上の業界であるために、未経験者が入る隙間が多くあり努力をすれば大成することが可能な業界であるということを学習しました。まだまだ発展の余地が残されている業界だと私は思っていますので、これから入ろうと考えている方々には努力することを怠らなければ成功しやすい環境であることをお伝えできればと思いました。
もう一度「未経験からゲームアプリ開発会社のエンジニアに転職成功した体験談」を読む ↑
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