トシミツさん(仮名)のプロフィール
- 転職したときの年齢は? 43歳
- 転職前の職種は? 船舶通信士
- 転職後の職種は? システムエンジニア
- 転職の成功ポイントは? 無線従事者国家試験の最上級資格を所有していたこと
- 性別は? 男性
- お住いは? 宮城県
目次
転職のきっかけ
私は船舶通信士として外航船に乗り組んでいました。海技士キャリアは20年になります。
子供が中学、高校の進学時期で子育てする上で大切な時期になってきたことや、長年妻に家庭を任せてきた負担を軽くしてやりたいとの思いから、陸上職へ転職を決意しました。
そんなある日、無線従事者国家試験受験雑誌に、放送・通信のネットワーク技術者募集の求人広告が掲載されているのを見つけました。その募集要項の条件として、我が社が求める人物像は、アマチュア無線が好きであること、電子工作や機械いじりが好きなことと記されていました。
私は職業として無線通信士を選んだきっかけは、アマチュア無線でしたので、早速その会社へ電話を入れたところ、履歴書と職務経歴書を郵送して下さいとのお話を頂きました。
入社試験に臨んで
履歴書を郵送し程なくして面接日の通知がありました。指定された面接日に来社し入社試験を受けました。私は中途採用の枠で応募しましたので、当日入社試験を受けたのは、私、一人でした。試験内容は午前中が筆記試験で午後が社長面接でした。筆記試験の内容は、一般常識、電子工学の専門試験、英語並びに適性試験がありました。
午後から社長面接試験がありました。社長さんはとても気さくな方で、社長面接試験はとてもフレンドリーな雰囲気でした。社長の趣味がアマチュア無線であることを初めて面接試験の場で知りました。
面接試験は、さながらアマチュア無線談義で話が盛り上がったのを今でも鮮明に記憶しています。筆記試験の結果がまだ分からない段階であるにも拘わらず、面接官である社長は、私を社員として迎え入れることを、その時決めていたと思います。「芸は身を助ける」の格言を実感した瞬間でした。
私が採用を勝ち取った最大の理由は、アマチュア無線が趣味ということの他、電波法で定める、無線従事者国家試験の最上級資格を持っていることを、高く評価されたためだと思います。
入社後私が担当していた業務について
私が入社した会社は日本でも有数のIT大手企業の協力会社で、社長がその会社のOBでした。この会社は、放送・通信ネットワーク技術者を大手IT企業から関連事業をアウトソーシングしている会社です。職種は大きな括りで言えばSE(システムエンジニア)です。
具体的には、放送機器を現地に赴き、立ち上げる事業や、現地に納入する前段階として、工場内で当該放送設備が、仕様書通り動作するのかどうかの確認試験があります。その他携帯端末開発事業から、人工衛星に搭載する中継器の設計開発、防衛省、総務省等官公庁のシステム開発を手がける世界有数のIT企業です。
私が担当する仕事はモバイル端末の商品評価をする仕事です。具体的には、モバイル端末が、電波法の技術基準に合致しているかどうかの確認する仕事です。商品評価の結果、安定したデータが取得できれば、総務省にこのモバイル端末を無線局として申請する、免許事務を担当することになりました。
正式にモバイル端末が無線局として認可を貰った後、量産化へのステップに入る重要な業務を担当しました。
国家資格取得の勧め
今回の転職に際して思うことは、私が持っている無線従事者国家資格が、思いのほか評価が高かったことです。電波法で定める最高位の国家資格を持っていることの評価の高さを改めて実感しました。電波法に詳しいSEは重宝されます。
1級海技士(通信)、第1級無線通信士、第1級陸上無線技術士の国家資格が、一見SEの業務と関係ないようでありながら、実は大いに関係あったということを身を以て経験しました。
それからの私は、職場では電波法のスペシャリストとして、モバイル端末プロジェクトチームのメンバーの一員として、自分の経験や知識をフル活用して働いています。
晴れて大手IT企業へ転職が叶った理由
私が晴れて大手IT企業のシステムエンジニアとして採用された最大の理由は、私が持っている電波法関係の国家資格が高く評価されたためです。公的資格の最上級にランクされる国家資格を持っていることの評価の高さを改めて思いました。
SEとして転職を成功させるためには、SE業務に関連したネットワーク系の公的な資格、具体的にはネットワークエンジニアや情報セキュリティの資格、あるいは通信系の国家資格を取ることがIT企業への転職活動を有利に進めることができます。これらの公的資格をベースとして、自分自身が持っているソフトウエア技術、ハードウエアー技術に更にブラッシュアップすることができます。
大手IT企業に就職することの最大のメリットは、ソフトウエア技術、ハードウエアー技術、メカニカルエンジニアが活躍できる規模の大きなステージが何通りも用意されています。技術者として、よりたかみを目指すことが可能です。
自由労働裁量制で働くことの意義
SEで働く大手IT企業は、自由労働裁量制を取り入れている企業がほとんどです。働く時間は自分自身で管理します。決められた納期に、高品質の成果物を提出することが求められます。一見厳しいようにも見えますが、自分自身の能力を最大限発揮することを、自分自身の裁量で決められるという意味を、正しく理解すればこれほど働きがいのある制度はないと思います。
採用する側の企業として給料を決める基準は、社内の人事担当者の誰から見ても納得がいく公的な資格と、それに見合う能力を備えているのかどうか、報酬額を決定する上で重要な要素となります。特に初めてSEの職業を目指すには、公的な資格の有無が採否に関係してきますから、人事担当者から見て高評価の国家資格を持っていて、更に即戦力が期待できる可能性を秘めていることがとても大切です。
もう一度「船舶通信士から大手IT企業のシステムエンジニアへ!40代/男性/宮城県在住の体験談・感想」を読む ↑
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