本記事では、
女性エンジニアが少ない会社は働きづらそう・・
女性エンジニアが苦労する点ってどんなだろう?
女性エンジニアに向いている人の特徴が知りたい・・
このような悩みに答える内容となっています。
現役の女性エンジニアが解説!
「女性エンジニアが少ない会社は働きづらい」のか?
女性エンジニアが少ない会社は働きづらそうというイメージを持っていませんか?転職活動において、女性比率の低い会社を対象外にしていないでしょうか?
女性エンジニアが少なくても働きやすい会社はたくさんあります。
私は文系大学を卒業後、ソフトウェア開発会社に就職しました。途中転職もしましたが、約20年ほどITエンジニアとして働いている現役エンジニアです。大変なときもありましたが、働きづらいと思ったことはありません。
私の実体験を踏まえて、どういう点から働きやすいと思ったかをお話します。
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目次
女性エンジニアは本当に少ないのか?
まず、本当に女性エンジニアは本当に少ないのか?という疑問に対する回答です。本当です。女性エンジニアはまだまだ多くありません。
情報サービス産業協会(JISA)が出した2021年度版情報サービス産業 基本統計調査※によりますと、ITエンジニアの女性割合は21.9%となっています。
私が今、働いている職場ですと、開発チーム20名のうち女性は2名です。他の部署を眺めていてもだいたい同じ割合になるので、女性割合が約2割という数字は妥当であると言えるでしょう。
女性エンジニアが少ない理由はいろいろと考えられますが、IT=理系というイメージから男性が多く採用された経緯があると思われます。
今、IT業界ではIT人材不足と言われており、今後は女性エンジニアも増えていくでしょう。
女性エンジニアが働きやすい点
女性エンジニアが働きやすいと思う点を挙げていきます。
男女の区別がない仕事
仕事は男女の区別なく、与えられます。私の経験では、女性だから簡単な仕事を任せるといったようなことはありませんでした。経験とスキルに応じた仕事を与えられました。
きちんと仕事をやっていけば、昇格も男女平等に機会があります。派遣先で女性のリーダーに出会ったこともありますし、私自身も昇格試験で昇格を果たしています。
年収においても、男女の差はありません。勤続年数や職位に応じて適切な賃金をいただいていると思っており、男女間の差はありません。
統計調査では男性のほうが平均年収が高いという結果が出ていることが多いですが、これは女性の管理職が少ないことに起因すると思われます。
現在は女性エンジニアも増加傾向にあり、女性エンジニアが増えていけば、この男女の差は少なくなっていくでしょう。
女性同士のしがらみが無縁の職場
女性が少ないので、女性同士のしがらみとは無縁です。プライベートの込み入った話もあまりしません。まったく雑談をしないというわけではありませんが、プライベートを根掘り葉掘り聞くような人は出会ったことがありません。仕事は仕事、プライベートはプライベートと割り切っている人が多いのかもしれません。
あまり雑談をしないからと言って、質問できない雰囲気なのかというとそうではありません。困ったときは助けてもらいましたし、質問をすればきちんと回答してもえました。会社にもよるでしょうが、私のこれまでの職場ではフォロー、サポートはきちんとしてもらってきた印象があります。
職場での飲み会もそれほど多くありません。歓送迎会と年末の忘年会の年数回でした。女性だからといって「お酌」の強要されることも、アルコールを無理に進められることありませんでした。お酒を飲まない人も一定数いるので、お酒が飲めなくても気にする必要はありません。
密度の濃いコミュニケーションは望めないかもしれませんが、適度な人間関係で働きやすい環境だと私は思っています。
エンジニアは技術職
ITエンジニアは技術職です。1つでも得意なスキルがあれば、次の職場を探すことは難しくありません。「次の職場をすぐに見つけられるから、今の会社をいつ辞めても大丈夫」と思えることは、働くうえで重要です。
理不尽なことを言われたり、上司、同僚が合わないなと思った際に、「いつでも辞めれる」と思うと気が楽になります。私も仕事でしんどい時がありましたが、「いつでも辞めれるなら、もう少し頑張ってみるか」と働いているうちに、20年が経ちました。
会社制度
フレックス制度が整っている会社が多いのもIT業界の特徴かと思います。厚生労働省が実施している就労条件総合調査によると、25%以上の会社が導入しているとなっています。
全企業でみると10%未満ですので、IT業界は導入している会社が多いほうでしょう。
育休制度もきちんと機能している印象です。男性の取得例もあります。今の会社では時短勤務という選択肢もあり、働きやすい印象です。同僚は出産後、時短勤務を選択して、勤務を続けています。
女性エンジニアにとって大変なこと
働きやすい点をいくつか述べましたが、大変こともあります。良い点だけでなく、大変な点も理解しておきましょう。いざ、女性エンジニアになってみたら、想像と違っていてしんどい、やめたいなんてことにならないように気をつけてください。
残業が多くなりがち
ソフトウェア開発においては、突発的なトラブル発生や想定外の仕様変更が発生するのはよくあることです。納期を守るため、残業や休日出勤を求められることがあるかもしれません。
人材不足により一人で抱える仕事量が増えて、残業が多くなりがちということもあります。「働き改革」が叫ばれる中、昔に比べると残業時間は減っているかもしれませんが、残業ゼロで働くというは難しいかもしれません。
作業分担が一人一人に割り振られるプレッシャー
基本的に一人一人に作業が割り振られ、スケジュールが決められます。わからない点を調べながらの作業となると時間がかかってしまいます。適切なポイントで先輩や同僚に質問して解決できればよいですが、解決できないとスケジュール通りに作業が進みません。
個人に作業が与えらえるため、スケジュール通りに作業ができないと強いプレッシャーを感じてしまうこともあるでしょう。この状態が続くとメンタルをやられてしまう可能性さえ、否定できません。
ロールモデルがない
女性が少ない職場では管理職に女性がいない場合もあります。自分の理想とするロールモデルがないかもしれません。自分が前例になることもあるでしょう。女性特有の悩みを相談できない、自分のキャリアプランが思い描けないと悩むこともあるかもしれません。
女性エンジニアにはどういう人が向いている?
では、どういった人が女性エンジニアに向いているのでしょうか?
私が考える向いている人は以下のような人です。
- 論理的思考ができる
- プログラミングが楽しいと思える
- 学習意欲がある
論理的思考はシステムを考えたり、プログラムを組んだりするのに役立ちます。プログラマーですと、1日ずっとパソコンとにらめっこをして、プログラムを組むことも珍しくありません。プログラミングを楽しいと思えないと、日々の仕事をしんどく感じてしまう可能性があります。
エンジニアの世界は日進月歩です。常に新しい技術が登場します。ある程度アンテナをはっておいて、学習をしていかないと取り残されてしまうかもしれません。
私は論理的思考は苦手ですが、プログラムを組むのはパズルを解いているみたいで楽しくて好きです。新しい技術の情報も気にはしながら、日々を過ごしています。
全てを満たす必要はなく、どれか1つでも当てはまるものがあれば、挑戦してみるのもいいかもしれません。
まとめ
女性エンジニアが少ない会社は働きづらくありません。ITエンジニアは男女格差がなく、やる気があればどんどん成長していける仕事です。これからは女性エンジニアも増えていくでしょう。個人の努力で、未経験からシステムエンジニアを目指すことも夢ではありません。
向いてるなと思ったら、システムエンジニアを目指してみてはどうでしょうか?
もう一度「女性エンジニアが少ない会社でも働きやすい?実体験を踏まえ解説!」を読む ↑
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