【体験談】未経験からWebデザイナー転職できた話しと「その方法」

ミワさん（仮名）のプロフィール

転職したときの年齢は？　24歳
転職前の職種は？　ネイリスト
転職後の業種は？　情報（広告・通信・マスコミ）
転職後の職種は？　Webデザイナー
転職活動に使ったサービスは？　リクルートエージェント、レバテックキャリア
内定の成功ポイントは？　希望職種、業界、仕事内容の分析と転職する理由、条件が明確であること。
転職前後の収入の違いは？　年収：100万円アップ
性別は？　女性
お住いは？　東京都

今回の体験談は、ネイリストという全くの異業種から”たまたま”インターネットで見つけた「Webデザイナー」という職業を、未経験から目指すこととなったミワさん（仮名・女性）の転職ストーリーです。”今、新しい一歩を踏み出すべきか悩んでいる・・”という方には、特に読んで頂きたい内容となっています。

第1章―新たな扉、異業種への転身

大学生時代、ネイルサロンでのネイルアートが私の楽しみでした。毎月、様々なデザインや色を試しながら、季節やイベントに合わせたアートを楽しんでいました。

クリスマスやお正月などの特別な時には、イベントにぴったりのデザインを施してもらうのが楽しみで、ネイルアートのパーツやデザインを見るだけでも、ワクワクしていたのを覚えています。そんな中、ネイリストの世界に興味を抱き、憧れを募らせていきました。

大学を卒業すると、ネイリストになる夢を追いかけ、ネイルスクールに通い始めました。1年間の猛勉強の末、卒業後は就職先を探しましたが、未経験者向けの募集は少なく、とても苦労しました。ネイルスクールの講師に相談したところ、幸運なことに、スクールの提携先のネイルサロンを紹介してもらい、念願のネイリストとしてのキャリアをスタートさせることができました。

仕事は大変なこともありましたが、自分の好きなことを仕事にできる喜びに満たされていました。しかし、アルバイトでの雇用だったため、次は正社員として働ける職場を求めて、2年間の経験を積んだ後、転職活動を開始しました。

今回は前回とは異なり、実務経験があったため、応募できる求人が増え自分の条件に合う求人を探せたのがよかったです。何社か面接の機会を得られ、その中の2社から採用通知を受け取りました。面接の際には、自分が実現したいデザインや、お店の雰囲気などを考慮し、自分にとって最適なネイルサロンを選びました。

約3年間、仕事を続けていたのですが不規則な生活が原因で体調を崩し、ネイリストの仕事を続けることができなくなってしまいました。

第2章―デザインへの道

突然の状況に戸惑みながらも、転職の道を模索していました。スキルもなく、何をすれば良いか見当もつかずにいました。

そんな時、インターネットで見つけたのが『Webデザイナー』の職業だったのです。調べてみると、未経験でも始めやすく、パソコン一つで仕事ができるだけでなく、フリーランスで働く人も多いことを知りました。通院が必要な状況下で、場所や時間に縛られない働き方を模索していた私にとって、自宅で仕事ができるという点も魅力的でした。

子供の頃から絵を描くことや、可愛いデザインに興味がありました。大人になっても美術館やインテリア雑誌でデザインを楽しむ日々。そんな中、いつかデザインに関わる仕事に就きたいと思うようになりました。

ネイリスト時代、ネイルサロンのホームページを制作する機会がありました。その際、WEBデザイナーさんとの打ち合わせを通じて、彼らがどのような作業をしているのか、どのような考え方でデザインを構築しているのかを知ることができました。

ネイルサロンのイメージに合ったホームページが徐々に形作られる過程や、最終的に完成したサイトを見ていると、その美しさや機能性に感動しました。この経験を通じて、私はWEBデザイナーの仕事に強い興味を抱くようになりました。

色やフォント、配置などを組み合わせて、お店のイメージに合ったデザインを提案できるWebデザイナーの仕事はとても楽しそうに見えたのです。

Webデザインの世界を調べるうちに、ますます興味が湧いてきました。Web業界では、自身のスキルと経験によって仕事の幅を広げられることも魅力的でした。そこで私は、未経験ながらもWebデザイナーとしての挑戦を決意しました。

第3章―スクールへの挑戦

最初は自分で独学でWebデザインを学び始めました。本やYouTube動画を見ながら、少しずつ理解を深めていったのですが、やはり分からないことが多く、苦労しました。そこで、基礎からしっかりと学びたいと思い、Webデザイン専門スクールに入学し、本格的にWebデザインのスキルを身につけることにしました。

最初の2か月は自宅でオンラインの授業を受けていました。しかし、途中から体調も良くなってきたこともあり、通学とオンラインの授業を両立することにしました。

仕事を辞めていたので、学業に全力を注ぐ覚悟でしたが、自分の好きなことを学んでいることが楽しく、辛いと感じることはありませんでした。ただ、卒業制作の課題には時間がかかりました。もし通学しながら働いていたら、もっと時間が必要だったと思います。

オンラインだけのコースもあったのですが、直接講師や仲間と交流できる環境が必要だと感じていました。通学コースに参加できたことは本当に良かったです。通学することで、講師や仲間との交流ができ、情報を共有しあうことでモチベーションを高めることができました。講師と直接話すことで、授業では得られない知識やわからないことをすぐに質問できるのも魅力でした。

また、つまずいた時のアドバイスや就職活動のサポート、実務での対応についてもアドバイスを受けることができました。実際に仕事を始めてからも、学んだことが役立つことが多く、オンラインのコースでは得られないスキルを身につけることができたと思います。

通学可能なスクールもあり！

Webデザインスクール・講座の中から比較したい方は「転職に強い！Webデザインを学習できるおすすめスクール7選【副業・フリーランスにも】」を参考にしてください。就職・転職、副業・フリーランス、スキルアップなど、目的に合わせたスクールを探すことができますよ！

転職に強い！Webデザインを学習できるおすすめスクール7選【副業・フリーランスにも】

第4章―転職エージェントとの出会い〜内定へ

スクールを卒業してすぐに、転職活動を本格化させました。40社以上に応募しましたが、面接に進めたのは2社ほどでした。うまくいかないのでスクールの就職相談も利用してアドバイスを求めました。講師にポートフォリオを添削してもらい、アップデートしました。こうしたサポートはありがたかったです。

履歴書や職務経歴書の書き方に悩んだので、転職エージェントに助言を仰ぎました。スクールの講師や仲間から紹介された「リクルートエージェント」と、自ら見つけた「レバテックキャリア」を活用しました。

転職活動を開始する際は、転職サイトで募集状況をチェックし、興味のある企業を探しておくと良いです。自分の進むべき方向性を決めておけば、ポートフォリオの作成もスムーズです。

未経験からwebデザイナーを目指す方には、レバテッククリエイターなどの転職エージェントがおすすめです。面談やポートフォリオの添削など、きめ細やかなサポートを受けられます。エージェントを利用することで、自分に合った企業へのアプローチが効率的になります。

両社に登録し、会社で面談を行いました。面談でのポートフォリオの添削やアドバイスは非常に丁寧で、履歴書や職務経歴書のアドバイスも頂けたので、登録して良かったです。

Webデザイナーの未経験での採用は難しい、というアドバイスを受けたため、選考が進みそうな企業を紹介してもらい、積極的に応募しました。様々なデザインに挑戦したいと思い、制作会社を中心に応募しました。制作会社の募集が少なかったので、興味のあるデザインの企業にもアプローチしました。

エージェントの紹介で面接に進んだ5社を訪問しました。自分で応募するよりも、エージェントを通じての方が効率的でした。また、疑問点や不安な点を相談できるので、安心して就職活動に取り組めます。面接では、求人内容との違いに気づくこともあります。面接は自分がその会社で働けるか、理想の職場かを確かめる機会です。

Webデザイナー向け転職エージェントを比較したい方は、「Webデザイナー向け！おすすめ転職エージェント【11選】未経験OKの求人サイトも」を参考にしてください。経験者・未経験・女性それぞれに向けたサービスをご紹介しているので、ぜひじっくり比べて自分”ぴったり”の求人を見つけてくださいね！

Webデザイナー向け！おすすめ転職エージェント【11選】未経験OKの求人サイトも

「なぜwebデザイナーになりたいのか」という質問は共通して出ました。急な面接依頼があった時でも、しっかりとした志望動機を準備していたので、冷静に対応できました。自分の希望も伝えられるので、エージェントが紹介する募集以外にもアプローチしてみることをお勧めします。

実務経験の必要な企業にも挑戦しました。企業は未経験ですが、クラウドワークスで少し実務経験があり、挑戦したい気持ちがあったので応募しました。面接は経験になり、学ぶことも多いので、チャレンジすることをお勧めします。

就活を再開してから1ヶ月以内に第一希望のデザイン会社から内定をいただきました。4社近くに応募し、面接を受けたのは3社で3社すべてから内定をいただきました。

色々な企業を知ることができて勉強になりました。スクールに入学してから就職が決まるまでの約1年間、人生が大きく変わりました。行動に移して本当に良かったです。迷ったり不安になったりすることもありましたが、やる気があれば行動してみることが大切だと感じました。

新しいことを学びながら転職するのは大変だと思っていましたが、WEB業界は学び始めるタイミングは関係なく、いつからでも学ぶ姿勢が大事だと感じました。未経験から始めたので、仕事が始まる際に不安もありましたが、挑戦する気持ちがモチベーションになりました。

第5章―現在のやりがい・楽しさと難しさ・課題

美容院、エステなどをメインターゲットにしているデザイン会社で、主に印刷物やHP制作に携わっています。時間に追われて、ずっとパソコンと睨めっこしているときもあります。

現在取り組んでいるプロジェクトは、リニューアルオープンするエステサロンのウェブデザインです。クライアントと何度も打合せを行いデザインの提案から公開まで全て担当しているので、大変ですがやりがいを感じています。

また、ネイルサロンのウェブデザインやSNSサイトの提案もしています。ネイリストとしての経験も活かせることができてとても楽しいです。しかし女性向けのデザインは得意ですが、男性向けの訴求に対するデザインの作成に時間がかかってしまい、幅広いジャンルのデザインが提案できるように、デザインの勉強をつづける必要があると感じています。

Webデザイナーの仕事に出会ってからは、仕事以外でもデザインのことを考えるのが楽しいので、SNSなどで世界中のデザインを探しながらジャンル問わずデザインの参考にしています。「もっと勉強したい！」「新しいことを知りたい！」と意欲があふれてきます。

自分のアイディアを形にする喜び、デザインしたWebサイトが世界中の人に届く醍醐味を味わえます。仕事の成果が数値で評価されるのでコンペでは努力が実を結び、クライアントやチームからの高い評価が得られます。

自分がデザインした成果物がクライアントに喜んでもらえると、その喜びは何物にも代えがたいものがあります。様々な業界や職種の方々と関わるので、仕事を通じてコミュニケーション能力を磨くことができます。

Webデザインの仕事は自宅で作業ができるため、自分で仕事の量や時間、休日を調整できます。スキルさえあれば、年齢や資格に関係なく、自分のペースで働ける点が魅力です。

将来的には、フリーランスや在宅ワークとして働くことを目指す方も多いです。在宅ワークが人気なのは、結婚、出産、子育て、介護といったライフステージの変化に柔軟に対応できる点だと思います。

Webデザインの仕事に出会えて、本当に良かったと感じます。少しでもこれから就活を始める方の参考になっていたら嬉しいです。充実した毎日を送れているので皆さんも是非、挑戦してみてください！

もう一度「未経験からの挑戦：Webデザイナーへの転職体験談（20代・女性）」を読む ↑