IT業界は実力主義で、スキルさえあれば男女問わずに平等に扱われると考えている方は多いでしょう。もちろんそれが理想的な社会の在り方です。しかし、IT業界と一口に言っても、女性の社会進出に対してどのように考えているかは企業によって千差万別です。
スキルのある女性技術者を重視し、出産や育児に対して万全な体制で支援する企業もあれば、出産や育児であろうとプライベートの出来事であるとみなし、普段どおりの仕事量をこなすことを求める企業もあるでしょう。後者の風土を持つ企業に就職することを希望する場合は、どうしても旧来の女性観に影響を受けた質問を受けることが多くなります。
ここでは、女性のシステムエンジニアが転職する場合に対策すべき質問について詳しく見ていきましょう。ほとんどの質問に共通するのは、キャリアプランの中での結婚、出産、育児の位置付けが重要であるという点です。
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男性に勝るとも劣らないことを謙虚に主張する
女性のシステムエンジニアの場合、「困難な仕事もできますか」という意味深な質問を受ける場合があります。これはもっぱら、男性と比較して難しい仕事もできるか、という意味になります。男女共同参画社会が謳われるようになって久しいですが、たいへん残念なことにIT業界では女性の能力は一般に男性に対して劣ると考える方は少なくありません。
この質問を受けた場合は、資格やスキルに基づいて答えるよりは、これまでの職務経歴の中で男性以上に活躍した事例を具体的に挙げることを心がけましょう。実際に男性に勝るとも劣らない活躍をしたという事実は、あなたが魅力的な人材であることを示す有力な証拠になります。
一方で、男女差というよりは転職者に対して色眼鏡を持っており、男女問わずこの質問をする面接官も中には存在します。そのような場合、相手が意図していない男女差という評価軸を持ち出すと却って面倒な人間だと思われてしまいます。男性に負けないという確信があったとしても、それを前面には押し出さず、あくまで謙虚に説明することを心がけましょう。
結婚後のキャリアパスを考えておく
日本では結婚後は女性が退職して家庭に入るという価値観がまだ一定数残っています。結婚すると会社を辞めてしまう女性もまだまだ多いです。会社にしてみれば、採用コストや育成コストをかけた人材を早々に失うことになります。そのため、女性の場合には結婚後のキャリアパスについても詳しく質問することがあります。
面接に臨む前に、自分のキャリアパスの中で結婚、出産、育児をどのように位置づけるか、具体的に考えておきましょう。結婚はいつする予定であるか、何人の子供を出産するつもりか、育児に協力する人物は夫以外に誰が考えられるか、など細部まで数字を交えて具体的に計画しておきます。面接の場では、自分が考えたキャリアパスについて具体的に説明することで、面接官にしっかりと人生について考えていると印象づけることができます。
なお、寿退社を考えている場合でも、あくまでその時の状況に応じて仕事を続けるか検討するつもりであると前向きな説明に徹したほうがよいでしょう。
出産後のキャリアパスを考えておく
女性にとって、出産はどうしても一定期間職場を離れることになってしまうイベントです。技術の廃り流行りが早い業界では、数ヶ月単位で仕事から離れてしまうと既に最先端の技術についていけなくなることも珍しくありません。面接官にとっても、この避けられないブランクをどのように乗り切るのかは気になるポイントです。
面接に臨む前に予め、出産期間の仕事への関わり方を考えておきましょう。例えば、業務に関する最新の技術の調査などに取り組む予定であることを説明すれば、ブランクをものともしない人材であるとアピールする材料になります。また、会社にリモートで働く環境が整っていれば、これを利用して仕事を継続したいいという希望を伝えても良いでしょう。
会社で産休制度が準備されているのであれば、それについて触れることで会社について良く調べているという印象も与えることができます。
育児期間中のキャリアパスを考えておく
結婚、出産と質問されると、育児についての考えも質問されることがあります。日本では残念なことに男性の育児への参加が市民権を得てはいません。そのため、どうしても女性は出産から数年スパンで仕事から離れてしまう印象を持たれがちです。
一方で、育児の負担の大きさは、夫の育児に対する理解度や協力してくれる親戚の存在、そして子供が出来たときに保育園などの公的機関が利用できるかといった、外部要因に大きく依存します。面接官としては、それらの外部要因に対してどのように対応するつもりなのかを確認する意図があります。
この質問でも、面接に臨む前に予め育児期間中の働き方について考えておく必要があります。保育園や幼稚園を利用した場合に何時から何時まで働くか、利用できない場合はリモートで働くことを検討するなど、具体的に話すことが重要です。
また、育休制度があればこれを利用する旨を伝えても良いでしょう。就職する前から育休制度をとる予定であると悪印象を持たれることはほとんどなく、むしろ予め提供されている枠組みについて調べたうえで計画を立てていると高い評価を得ることができます。
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