転職を考えていて転職エージェントに興味があるけれど、こんな悩みはありませんか。
「どうやって使ったらいいの?」
「お金はかかるの?」
「エンジニア経験がなくても使えるの?」
転職エージェントでキャリアアドバイザー歴5年の筆者が、そんなお悩みをすべて解決します!
本記事でわかること
- 転職エージェント活用の流れ
- 転職エージェントの活用法
- 転職エージェント利用の注意点
- 転職エージェントの選び方
目次
転職エージェント利用法の流れ 8ステップ
転職エージェントの利用方法は8ステップあります。
ステップ2 エージェントと面談する
ステップ3 求人を紹介される
ステップ4 履歴書・職務経歴書をブラッシュアップする
ステップ5 求人に応募する
ステップ6 企業と面接する
ステップ7 内定が決まる
ステップ8 入社する
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
ステップ1―登録する
まずは転職エージェントに登録する必要があります。
どのエージェントも登録は無料です。
Webサイトに応募フォームが記載されているエージェントが多く、必要事項を入力すると担当者から電話やメールで連絡があります。
ステップ2―エージェントと面談する
担当者との面談が行われます。
ほとんどの転職エージェントがオンラインでの面談に対応していますので、地方在住の方もどんどん登録しましょう。
これまでのエンジニア経験や使用可能言語・開発環境などのスキル、退職理由などのヒアリングがあります。希望や条件などは率直に伝えてかまいません。
ステップ3―求人を紹介される
希望や条件、経験をもとに担当者が求人を紹介してくれます。
意に沿わない求人はお断りして問題ありません。その際は理由を明確に伝えることで、紹介してもらえる求人の精度が上がっていきます。
担当者とうまくコミュニケーションをとることがカギとなります。
ステップ4―履歴書・職務経歴書をブラッシュアップする
応募する求人が決まったら、履歴書や職務経歴書を求人に合わせてブラッシュアップします。
書類選考に通りやすい書類の書き方を担当者がアドバイスしてくれますので、求人についてよく知っている担当者のアドバイスに従うとよいでしょう。
ステップ5―求人に応募する
企業へ応募し、選考が始まります。
マイページ機能がある転職エージェントは、マイページから紹介された求人情報を確認できます。希望の求人があれば、マイページから応募することができるのでシンプルです。
マイページ機能がないエージェントは、メールや電話などで紹介があります。
ステップ6―企業と面接する
書類選考に通過すると、担当者が面接日程の調整をしてくれます。
面接の前には、担当者が面接対策をしてくれますので面接の準備をしましょう。
ステップ7―内定が決まる
面接に合格して内定をもらうと、担当者が年収の交渉や入社日の調整をしてくれます。面接のときに聞けなかった細かい質問を後から担当者に聞いてもらうことも可能です。
入社前の不安なことは担当者に話して、納得のいく選択をしましょう。また、辞退するときは担当者が企業にお断りの連絡をしてくれます。
ステップ8―入社する
いよいよ入社です。
ほとんどの転職エージェントは入社するとサポートは終了となりますが、様子伺いの連絡をしてくれる担当者もいます。
入社後も定期的に連絡をくれたり、ディナーに行くことが慣例となっていたりするエージェントもあるようです。
入社後に不安なことがあれば相談してみるのもいいでしょう。
転職エージェントを使い倒す 8つのコツ
次に転職エージェントの賢い活用法を8つ紹介します。
コツ2 複数の転職エージェントに登録する
コツ3 自己分析のサポートやキャリアについてアドバイスをしてもらう
コツ4 業界や企業の内部事情を教えてもらう
コツ5 同じ求人であれば転職エージェント経由で応募する
コツ6 面接対策を受ける
コツ7 面接後のフィードバックをもらう
コツ8 内定後は給与や入社日の交渉をしてもらう
転職成功に導く秘訣を順番に解説していきます。
コツ1―転職を迷っている段階でも登録する
転職を考えた時点で転職エージェントに登録することがコツです。今すぐに転職を考えていない状態や、いいところがあれば転職したいという段階でも登録をしておきましょう。
転職エージェントは転職のプロです。客観的なアドバイスをもらえ、転職の方向性が決まってくることがあります。また、今の転職市場のトレンドや業界動向などの情報を得ることは転職活動に有利になってきます。転職の成功には情報収集が欠かせません。
転職エージェントは検討段階の相談を歓迎していますので、遠慮は不要です。転職初期の段階から登録をして相談するようにしましょう。
コツ2―複数の転職エージェントに登録する
転職エージェントが抱えている求人は、それぞれ違いがあります。企業によってお付き合いのあるエージェントが違うためです。
求人サイトには出ていない非公開求人を扱っている転職エージェントもあります。複数登録することで、より多くの求人を紹介してもらえる可能性が高くなることは確実です。
エンジニアの経験がない場合は、経験がなくても登録できるエージェントがありますので、複数に当たってみましょう。
1つのエージェントにしか登録できないというルールはありませんので、できるだけ多くの転職エージェントに登録して転職のチャンスを広げましょう。
コツ3―自己分析のサポートやキャリアについてアドバイスをしてもらう
転職をするときに自己分析は外せない要素の1つですが、1人ではやり方がよくわからないことがありませんか。第三者の視点から見てもらい、アドバイスをもらうと意外な自分の一面に気づけるかもしれません。
コツは事前にこれまでの経験を思い出して、職務経歴書などの書面にすることです(経験・スキルの棚卸しと呼ばれています)。経験・スキルを一覧できるので、転職エージェントも具体的にアドバイスをすることができます。
まずは完成度を気にせずに記載してみましょう。その際には、正直に申告することが重要です。
また、転職エージェントは多くのエンジニアの転職サポートをしていますので、エンジニアとしての今後のキャリアプランについても相談に乗ってもらうといいでしょう。
コツ4―業界や企業の内部事情を教えてもらう
転職エージェントは業界の動向や企業の内部事情に精通しています。企業が求める人物像や社内事情について、何度も企業と打ち合わせを重ねて情報を集めているのです。そのため、企業が求める人物像や、募集の背景をしっかりとヒアリングして理解しています。
売上の成長が好調で採用が活発な業界がある一方で離職率の高い業界もあります。事業拡大のための新規採用もあれば、社員が離職したため補充の採用もあります。個人で転職活動をしていると、このような業界情報や企業の内部情報を入社前に知ることは困難です。
情報に精通しており、気軽に相談できる転職エージェントを活用しない手はありません。遠慮せずに転職エージェントに相談し、入社後に「こんなはずじゃなかった」ということがないようにしましょう。
コツ5―同じ求人であれば転職エージェント経由で応募する
転職エージェントと求人サイトで同じ求人が出ている場合は、エージェント経由で応募するほうが有利です。
転職エージェント経由で応募すると、推薦文を書いてもらえたり、書類にはない人柄などの補足情報を企業に伝えてもらえたりするためです。
そのおかげで書類選考が通過しやすくなることもあります。また、企業の内部事情を教えてもらえたり、内定が出た後は年収などの交渉もしてもらえたりします。
直接応募よりも転職エージェント経由での応募の方がメリットが多くあるため、うまく活用しいきましょう。
コツ6―面接対策を受ける
求人に応募し、書類選考が通ったら転職エージェントから面接対策を受けましょう。
面接は誰もが緊張するものです。転職エージェントと練習をして面接に慣れておくと、本番で自分のよさを発揮できます。
よく聞かれる質問などを教えてくれ、印象のいい回答方法などの具体的なアドバイスをもらえます。
同じ転職エージェントに登録している他の候補者がどんな質問を受けたかなどの情報を得ていますので、事前に回答を考えておけば予期せぬ質問に慌てることが少なくなります。
また、話し方や内容がうまく伝わっているかどうかを含めて客観的なアドバイスをもらえ、答えにくい質問は一緒に回答を考えてくれることもあります。
しっかりと対策をすることで面接通過の確率が上がります。
コツ7―面接後のフィードバックをもらう
面接後は転職エージェントから面接のフィードバックをもらえます。直接応募ではフィードバックをもらえることはほとんどありません。
転職エージェントは企業から合格・不合格の理由を聞き出しますので、フィードバックを今後の面接に役立てることができ、通過率アップにつながります。
コツ8 内定後は給与や入社日の交渉をしてもらう
内定が出たら転職エージェントに給与や入社日の交渉をしてもらいましょう。
入社日に関しては、現職の都合などで内定先の希望に沿えない場合は、エージェントが交渉してくれます。
給与についても交渉してくれますので、率直に希望を伝えておきましょう。
転職エージェントは転職市場の相場を把握していますので、客観的に交渉してもらえてスムーズです。
転職エージェントを利用するときの注意点
転職エージェントは便利ですが、いくつか注意したほうがいい点があります。順番に見ていきましょう。
希望に合う求人がないかもしれない
転職エージェントが抱えている求人には限りがあります。
登録はしたけれど、一向に紹介がないということもありえます。
ですが、転職市場は常に動いていますので、今は紹介がなくてもそのうちに希望求人が入ってくる可能性はあります。その間に他のエージェントにも登録してみて紹介を待ちましょう。
希望と違う求人を紹介されるかもしれない
希望と違う求人を紹介されることもあります。
スキルや経験から挑戦してみる価値があると担当者が判断して紹介しているケースになりますので、まずは話しを聞いてみるのもいいでしょう。
検討してみて興味がもてない場合は、もちろんお断りしてかまいません。
担当者と相性が合わないかもしれない
担当者によって能力や知識に差があります。
スキルや経験は申し分なくても、シンプルに相性が合わない場合もあります。これはやむを得ないことですが、話し合いをしても解決できなければ担当者の変更をお願いするしかありません。
それが難しい場合は、他の転職エージェントを当たりましょう。
このようなケースに備えて、やはり転職エージェントには複数登録することをオススメします。
実際に使ってみよう!転職エージェントの選び方
ここまで転職エージェントの使い方を見てきました。
次は実際に登録して使ってみましょう。
どんな転職エージェントがあるのか、どこに登録したらいいのかについては下記にご紹介しています。
今すぐおすすめの転職エージェントを知りたい方は以下の記事をご覧ください!
失敗しないための転職エージェントの選び方とは?
エンジニア向け転職エージェントの選び方において、最低限”押さえておきたいポイント”を紹介したいと思います。
求人件数の多さ
エージェントが保有する求人数が多ければ多いほど”選択肢も広がり”、ミスマッチなどのリスクも軽減することが可能です。
特化型エージェントを利用する場合、業種や職種によっては求人数が少ないケースもあるため、総合型エージェントと併用してより多くの求人を獲得しておきましょう。
また、それぞれの転職エージェントでは、他社にはない『独占求人』や、一般的に公開していない『非公開求人』を多用意しています。無料相談(カウンセリング)では、自分の希望条件や理想のキャリアを明確に伝え、自分”ぴったりな求人”を紹介してもらうことが大切です。
サポート内容の充実さ
転職エージェントが利用者に提供するサポートとしては、
- キャリアコンサルティング
- 求人の紹介
- 応募書類の添削
- 面接対策
- 条件交渉
などが挙げられます。しかし、そのサポート内容については、各エージェントで特徴や強みも変わってきます。
若手(20代、第二新卒など)向けのエージェントであれば、書類の添削や面接対策に力を入れるケースが多いですし、経験がスキルが充分な現役エンジニア向けであれば、高年収求人の紹介や内定までのスピード、給与交渉を重視するサービスもあります。
自分の目的に対して、”どのようなサポートを転職エージェントから受けたいか?”を明確しておくと、判断に鈍ることなく最適なエージェントの活用が可能となります。
キャリアアドバイザーとの関係性
転職エージェントを利用する際に「利用者への求人紹介や転職サポート」を担当するのは、各エージェントのキャリアアドバイザーです。そのキャリアアドバイザーと自分との”相性”は、とても気になる部分ですよね。
当然、”会って(話して)みないとわからない”部分ではありますが、多くの転職エージェントが公式サイトでキャリアアドバイザーを紹介しているので、参考にしてみるのがおすすめです。
【注意点】受け身の姿勢にならないようにしましょう!
キャリアアドバイザーも仕事とはいえ”ひとりの人間”です。利用者にやる気や積極性がなければ、担当者のモチベーションも下がります。当然、サポート内容も徐々に手薄になることも想定されます。
そうならないためにも、自分は「直ぐに転職が決まる人材だ」と思わせることが重要です。良いところ(企業)があれば”直ぐにでも面接を受けたい”という意思を示しておくと、キャリアアドバイザーのサポートもより『親身』となります。
口コミ・評判をチェックする
エンジニア転職をおこなう場合、転職エージェントの評判・口コミをネット(SNSやGoogleマップのクチコミなど)上で検索しておくことも忘れないないようにしましょう。実際にエージェントを利用した方の”リアルな感想・体験談”は非常に参考となります。
ただし、SNSはその性質上(匿名による投稿も可能な場合)、内容が過激になりやすい面もあります。どの口コミを参考とするかは『冷静に判断』する必要があります。
まとめ―エンジニアの転職成功へ!転職エージェントの使い方8つのコツ
転職エージェントの有効な活用法としては早めに登録をし、複数のエージェントを使い分けることです。
転職の成功に必要な情報収集には、転職エージェントが必要不可欠です。
一人では得られない情報を提供してくれたり、企業と交渉をしてくれたりするのが転職エージェントです。賢く使うことで、転職活動がうまくいく確率は格段に上がります。
転職エージェントを使って、希望するキャリアや働き方をかなえましょう!
本記事でわかったこと
- 転職エージェント活用の流れ
- 転職エージェントの活用法
- 転職エージェント利用の注意点
- 転職エージェントの選び方
もう一度「エンジニアの転職成功へ!転職エージェントの使い方8つのコツ【キャリアのプロが解説】」を読む ↑
エンジニア転職を最短で決めたい方へ―おすすめ転職サイト/エージェントをご紹介!
IT/Web系エンジニアの優良求人を効率良く&最短で探す!
IT・Web業界に強い転職サイト・転職エージェントを比較するなら、「エンジニアにおすすめ!IT/Web系に強い転職サイト11選|現役プロが比較・ランキング」という記事がおすすめです。年収アップやキャリアップに最適な求人を『最短で見つける』ためにも、ぜひご覧ください!
いきなりの転職が不安な方はプログラミングスクールという選択も
いきなり転職活動を開始する前に、「まずはプログラミング言語のスキルを身につけておきたい」。そう考える方には、プログラミングスクールの受講をおすすめします。
未経験・社会人でも安心して学習できるスクール、そして転職付き(転職保証型)のスクールなど、条件や目的によって選ぶ基準も様々だと思います。まずはじっくりと比較して、少しでも気になる教室があれば無料相談・体験会に申し込んでみると良いでしょう。
未経験・社会人、学生におすすめなプログラミングスクールを比較するなら、「おすすめプログラミングスクール比較11選!社会人・未経験の転職・就職にも有利!」という記事を参考にしてください。
転職付き(転職保証型)のプログラミングスクールの詳細を知りたいかたは、「【無料あり】転職支援・保証型プログラミングスクール比較11選!社会人・学生さんの就職に強い!」をご覧いただき、自分の目標や目的にぴったりのスクールを見つけてくださいね。