今回体験談をお寄せ頂いた方のプロフィール
- 年齢は? 30代
- 性別は? 男性
- お住まいは? 神奈川県
- 現職の業種は? メーカー
- 現在の職種は? サポートエンジニア(兼マーケター)
- リモートワーク開始時期は? 2020年4月頃〜
- リモートワークやってみてどうでしたか? 悪かった
- [7]の回答理由を教えて下さい 自宅で自由に働ける点は良かったですが、VPNネットワークが不安定な点や、検証サーバの電源ONができない点など不便な点が多かったため。
※本記事は2021年5月に寄稿されたものです
本記事は、1年間リモートワークを経験しているエンジニアのロべナオが執筆しました。以前は10年間システムエンジニアでしたが、3年前からソフトウェア・SaaSのサポートエンジニア(兼マーケター)をしています。
目次
リモートワーク開始前までの経緯や実施後の業務はどう変わったの?
私は新型コロナが流行する前はリモートワークをしたことがありませんでしたが、2020年4月からリモートワークをしています。リモートワーク開始当初の不安や、業務にどのような変化があったかをご紹介します。
リモートワーク導入前はどのような業務をしていたか
リモートワークが導入される前は、毎日朝の7時に家を出て9時に横浜のオフィスに到着しており、夜は18時にオフィスを出て20時には自宅に着くというスケジュールでした。仕事内容は、チームメンバーと協力して自社内のシステムエンジニアに対して、ソフトウェアの技術サポートを担当していました。
リモートワーク導入の経緯と、開始当初の不安
私の職場は新型コロナによる緊急事態宣言が発令されたことに伴い、2020年4月からリモートワークが導入されました。ノートパソコンやリモート会議システムなど、リモートワークができる環境はすでに整っていましたが、実際に在宅で勤務した経験はなく、本当に問題なく業務が進められるのかという不安はありました。
特にサポートエンジニアということで、技術的にわからないことがあれば周りのメンバーに口頭ですぐに確認することが多かったので、それができなくなることに不安がありました。
リモートワーク実施後に業務に変化はあったのか
結論から言うと業務を進めるうえでの問題は基本的になかったです。システムエンジニアやチームメンバーとは、電話、メール、チャット、リモート会議ツールを活用してコミュニケーションをしました。クラウド環境や自社サーバに格納されている技術サポートに必要な情報も、自宅から問題なくアクセスできました。
リモートワークを実施してみたメリット・デメリットは?工夫した点もご紹介
リモートワークを実際に経験して私が感じた良かった点やデメリットをご紹介します。リモートワークをまだ経験しておらず、これからリモートワークをしたい方の参考になればと思います。サポートエンジニアの視点で紹介していますが、他の職種にも当てはまることが多いと思います。
リモートワークを実施して良かった点
リモートワークを実際にやってみて良かった点は「作業に集中できる」「通勤時間が不要」「ランチ代の節約」です。それぞれの具体的な内容をご紹介します。
①作業に集中できる
私が実感した一番のメリットは、不具合の切り分けや、コード修正、資料作成など自分の作業に集中できる点です。オフィスで働いていると、どうしても同僚や上司に突然話しかけられて作業が中断することがあり、集中力の継続が難しく感じました。
その点リモートワークでは、突然話しかけられることもないため、自分の集中力が続く限り、作業に集中できました。
通勤時間が不要なので、時間と体力を効率的に使える
リモートワークにより通勤時間がなくなったこともメリットの1つです。リモートワーク前は片道で2時間、往復で4時間を通勤時間に使っており、時間だけでなく体力も消耗していました。それがリモートワークによってなくなったため、その4時間を最新のIT技術の情報収集や資格の勉強、オンライン英会話などに使い、時間を有効活用できました。
③ランチ代が節約できた
ランチや飲み物の出費を減らせたこともメリットの1つです。リモートワーク前は、同僚と一緒にランチで外食することが多く、毎日1000円程度の昼食代が必要でした。ランチ以外でも、コーヒーやお茶などを毎日購入していたため、積み上げると結構な出費となっていました。
リモートワークになることでランチは自宅で食べますし、コーヒーやお茶も自宅にあるものを飲めるため、それらの出費が減ったことがメリットの1つです。
リモートワークで苦労した点と、解決するためにした工夫
リモートワークを実際にやってみて苦労した点と、それらのデメリットを解決するために工夫した点をご紹介します。サボりたくなる、だらけるといったこともデメリットでしたが、それ以上に私が実感したデメリットとなります。
①気軽に聞けない
チームメンバーに気軽に相談できない点が実感した一番のデメリットでした。私の業務は自社ソフトウェアの問い合わせに回答する技術サポートエンジニアです。現場のシステムエンジニアがわからない技術的な質問、仕様確認、不具合報告などに対して、自分で解決策がわからない場合はチームメンバーと相談して回答することがありました。少し自分で調べればわかることも、詳しいメンバーが近くにいれば、気軽に口頭で相談することですぐに解決することも多かったです。
もちろん、リモートワーク後でもメールやチャットでメンバーに確認することで対応できましたが、口頭で気軽に相談できないため、自分で資料やネットで調査することで解決することが多くなりました。時間は以前よりかかってしまいましたが、逆に自分で調べることで知識や経験を向上できたことはメリットです。
気軽に相談しやすい環境を整えるために、グループチャット内に雑談トピックを立ち上げたことや、リモート飲み会を定期的に開催したことが工夫した点です。
②検証環境の操作が難しかった
ソフトウェアの検証環境を操作する際にデメリットがありました。オフィスでは自席の近くにオンプレミスの検証環境があったため、リモートワーク前は検証が必要な際にその検証環境を直接操作して検証していました。
リモートワーク後もリモートデスクトップでログインして検証することはできましたが、ネットワークを経由することによる若干の遅延や、DVDメディア等を直接挿入できない点、電源がOFFになった場合に電源ONにできない点など、いくつかの課題がありました。
オンプレミスだった検証環境は現在はクラウド環境上にリプレイスすることで、それらの課題は軽減しています。
③運動不足
運動不足により腰痛や肩こりになったこともデメリットです。リモートワーク前は毎日自宅から最寄駅と、駅からオフィスへ歩いて通勤していたため、大きな運動不足にはなりませんでした。しかしリモートワークになったことで家から一歩も出ずに仕事ができたため、運動不足により腰痛や肩こりになりました。
ランニングを開始することでそれらは改善できましたが、リモートワーク前は無意識のうちにある程度運動できていたことを実感しました。
リモートワークで便利だったアイテム
リモートワークにおいて私が一番効果が高いと感じたアイテムはサブモニターです。Web会議をするためのマイクやWebカメラ、長時間座っても疲れにくチェアなど、リモートワークで便利なアイテムは多々ありますが、エンジニアの私が一番効果が高いと実感したのはサブモニターです。
サポートエンジニアの場合、Web会議をしながら仕様書を確認したり、チャットをしながらソフトウェアの動作を確認したりなど、複数ウィンドウを同時に見たい場面が多いです。その際にサブディスプレイがあることで、ウィンドウを都度切り替えたり、小さなウィンドウを画面状に複数表示する必要がなく、効率的に技術サポートを進められました。
エンジニアのリモートワークの感想まとめ
結果的に、私はリモートワークをやって良かったですし、今後も続けたいと思っています。前述のようにいくつかのデメリットはありますが、工夫することでデメリットは軽減できましたし、私はリモートワークによるメリットの方が多いと実感しています。
緊急事態宣言が解除された後も、自社では希望する社員はリモートワークが可能なため、私は週に3日程度は在宅勤務を継続しています。
本記事が、転職条件としてリモートワークやテレワーク、在宅勤務を検討されている方や、自社にリモートワークを提案されたい方の参考になっていれば幸いです。
もう一度「エンジニアがリモートワークを1年やってみた感想【良かった点・苦労した点】」を読む ↑
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