
ミキオさん(仮名) のプロフィール
- 年齢 30代
- 性別 男性
- 会社の業種 通信インフラ事業やスマホ関連事業を展開する事業会社に在籍しています。テレビCMやYouTube広告など、さまざまな媒体で広告を展開していて、周りの人が自分の会社のサービスを知っていると嬉しいと感じます。
- 担当の職種 Webデザイナー
- 保有スキル HTML、CSS、JavaScript、Photoshop、Figma、Google Analytics、生成AIツール(Adobe Firefly、ChatGPTなど)
- 転職回数 現在の会社が3社目です
- 使用した転職支援サービス Green、Wantedly、マイナビ転職IT AGENT
インハウスWebデザイナーは、自社の商品やサービスをより多くの人に知ってもらい、使ってもらうために、WebサイトやLP、広告バナーなど幅広いクリエイティブに関わる仕事です。
この記事では、自社サービスを複数展開する事業会社で働くインハウスWebデザイナーとして、私の1日の仕事の流れをそのままご紹介します。デザイン制作だけでなく、事業担当者との打ち合わせ、UI改善、データを見ながらの施策検討、エンジニアや制作会社とのやり取りなど、実際にどんな仕事をしているのかもお伝えします。
「インハウスデザイナー やめとけ」などの噂や口コミを見て、自分に合う働き方なのか気になっている方もいるかもしれません。事業会社で働くWebデザイナーのリアルな仕事内容や1日の過ごし方を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
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目次
- 1 事業会社のWebデザイナーの1日・スケジュールをご紹介
- 1.1 8:15 起床・出勤準備
- 1.2 9:10 出勤
- 1.3 9:50 出社
- 1.4 10:00 1日のタスクやスケジュールを確認
- 1.5 10:15 自分宛のメールやメッセージに返信
- 1.6 10:30 事業進捗に関するMTGに出席(Web会議形式)
- 1.7 11:00 企画ページのワイヤーフレーム作成
- 1.8 12:30 昼食
- 1.9 13:30 午後の業務開始
- 1.10 14:30 バナー制作やクリエイティブ制作
- 1.11 15:30 散歩
- 1.12 15:45 企画立案
- 1.13 16:30 開発環境でのフィードバック
- 1.14 17:30 翌日の案件について要件をヒアリング
- 1.15 18:00 デザインデータを格納
- 1.16 18:20 当日に相談されたタスクの対応
- 1.17 18:50 翌日のタスクを整理
- 1.18 19:00 退勤
- 1.19 20:00 帰宅
- 1.20 24:00 就寝
- 2 インハウスWebデザイナーとして働くミキオさんに5つ質問してみた
- 3 未経験からWebデザイナー必須のスキルを学べるスクール
- 4 インハウスWebデザイナーの転職に強い転職サイト・エージェント事業会社・自社サービス多数!
- 5 エンジニアスクールでプログラミングスキルを習得したい方へ!
事業会社のWebデザイナーの1日・スケジュールをご紹介
8:15 起床・出勤準備
起床する30分前くらいから自動で空調が起動するようにタイマー設定していますが、布団から出るのはやっぱり大変です。
起床後はシャワーを浴びて、前日に決めた服を着て身だしなみを整えます。コーヒーとトーストで朝ごはんを済ませます。
9:10 出勤

会社には電車で向かいます。
通勤中はスマホでニュースを読んだり、SNSをチェックしたりしています。
9:50 出社
オフィスが入居しているビルに到着して、エレベーターでオフィスがある階に向かいます。
入室には社員証が必要なので、忘れたら大変です。オフィスに着いたら自分のPCを起動して打刻します。
私の会社では出社と在宅勤務を組み合わせて働いていて、自分のタスクやスケジュールによって、その日の働き方を決めています。
今回は、出社した場合の1日の流れをご紹介します。出社の日でも、業務そのものは在宅勤務の日と大きく変わりません。
10:00 1日のタスクやスケジュールを確認
カレンダーを開いて、自分や参加しているプロジェクトメンバーのスケジュールを確認します。
当日のタスクも確認して、自分が何をやるのかを明確にします。
急な依頼や打ち合わせが入ることもあれば、サイトの表示崩れやフォームの不具合といった突発的なトラブル対応が舞い込むこともあるので、優先順位を確認してから仕事を始めます。
10:15 自分宛のメールやメッセージに返信

連絡相手によってコミュニケーションツールを使い分けていますが、社内外ともに普段のやり取りはメッセージが中心です。
ChatworkやMicrosoft Teamsで、自分宛のメッセージを確認して返信します。
返信が必要なメールが届いていれば、このタイミングで対応します。
10:30 事業進捗に関するMTGに出席(Web会議形式)
自分が担当している商材について、毎週の定例会で売上や市場状況などの共有を受けます。
Webデザイナーなのでデザインだけを見ているわけではなく、今後サービスをどう育てていきたいのかを、事業責任者からヒアリングすることも大切です。
まだ具体的な制作依頼が発生していない案件でも、事前に方向性を把握しておけば、参考になるデザインを集めたり、アイデアを考えたりできます。いざ案件が動き出したときに、スムーズに着手するためです。
11:00 企画ページのワイヤーフレーム作成

プロダクトの魅力を伝えるための企画ページ(LP)を作成する作業です。
ターゲットや流入チャネルといった情報を事前にヒアリングして、ページの目的に沿った構成を考えます。ただ見た目を整えるのではなく、どんな人に何を伝えて、どう行動してもらいたいのかを考えながらワイヤーフレームを作ります。
使用するツールはFigmaです。
今回作成するワイヤーフレームをベースに、制作会社様にデザインカンプを作成していただきます。
12:30 昼食
私の会社では11:00から15:00くらいまでの間に、各自タイミングを見つけて昼食をとります。私もだいたい12:00〜14:00の間にランチをすることが多いです。
オフィス街で繁華街も近いため、お店の選択肢が多いのが逆に悩みです。
13:30 午後の業務開始
コーヒーを購入してオフィスに戻ります。
午前中に提出された制作会社様からのデザインをチェックして、フィードバックの指示書を作成します。
ガイドラインを遵守しているか、プロダクトのイメージに沿っているか、適切な余白や配色になっているかなどを確認します。細かい部分ですが、実際の画面で見たときの見やすさや、ユーザーに意図した内容が伝わるかもチェックしています。
ChatworkやBacklog
14:30 バナー制作やクリエイティブ制作

次のABテストの準備をします。
今回は広告デザインです。毎月PDCAを回してクリック率の改善に取り組んでいます。
どうすればお客様に興味を持ってもらえるのか、どんな見せ方ならクリックしてもらえるのかを考えながら、KPIを意識してデザインします。
デザインを作って終わりではなく、公開後の数字を見ながら次の改善につなげられるのは、自社サービスを扱うインハウスならではの面白さだと思います。
15:30 散歩
オフィスや街を散歩してリフレッシュします。
集中力を維持するために、できるだけ1時間に1度はPCから離れるようにしています。少し歩くだけでも頭が切り替わるので、デザインや企画で行き詰まったときにも効果的です。
15:45 企画立案

自分が担当しているサービスのサイトを、もっと便利に、もっと見やすくするためのUI改善案を考えます。
この日はGoogle Analyticsを見ながら、ユーザーのアクセス状況を確認して、特定の時間帯にアクセスしたお客様へのメインビジュアル改善案をまとめました。
数字を見て気になったところがあれば、「ここを変えたらもっと使いやすくなるのでは?」と仮説を立てて、改善案を考えます。内容次第では、エンジニアに実現性を相談することもあります。動きのあるUIなどは、実装面も含めて確認が必要です。
デザイナーが考えた案は、ディレクターや事業担当の承認を経て案件化されます。ABテストをしてパフォーマンスが良ければ、自分の案が実際のサービスにどんどん反映されていきます。
自社サービスを持つ会社ということもあり、依頼された仕事をこなすだけではなく、自分がどうビジネスに貢献できるかを意識しているデザイナーが多いです。
16:30 開発環境でのフィードバック
自分が担当した案件のコーディングが終わり、開発環境※にアップされたのでレビューします。
気になるところがあれば、エンジニアやディレクターに伝えて修正してもらいます。※開発環境とは、実際にお客様へ公開する前に確認するためのテスト環境のようなものです。
デザインどおりに実装されているかはもちろん、実際に操作してみてエラーや意図せぬ挙動をしていないかも確認します。
17:30 翌日の案件について要件をヒアリング
自分が担当している数字をExcelで簡単に集計して、ディレクターやマーケティング担当に共有することもあります。デザイン業務とは少し離れる作業ですが、簡単な集計や効率化の仕組みを用意しておくだけで、周りから意外と頼りにされたりします。
明日着手する大型案件について、ディレクターから要件や背景をヒアリングします。
この案件で何を実現したいのか、ターゲットは誰なのか、Webサイトにはどんな役割が求められているのかをインプットします。
デザインを考える前に目的をしっかり理解しておかないと、見た目だけ整っていても良いものは作れません。
18:00 デザインデータを格納
制作したデザインデータを格納します。私の会社ではクラウド上にアップロードする形式です。
データを共有したら、ディレクターに報告します。
18:20 当日に相談されたタスクの対応

「これ、さくっとお願いできますか?」というような、小さな依頼が当日になって発生することも多々あります。
プレスリリース用の画像作成や注釈文言の修正など、制作会社様に発注するまでもない小さな依頼が中心です。
この日は、そういったタスクをまとめて4件くらい終わらせて納品します。
18:50 翌日のタスクを整理
翌朝、自分が何をするのかを洗い出しておきます。
翌日の優先順位をある程度決めておくと、朝からスムーズに仕事を始められます。
19:00 退勤
定時なので退勤します。
繁忙期は残業をすることもありますが、私の場合は多い月でも10時間くらいです。
20:00 帰宅
定時で退勤できた日は、本屋やスーパーに寄ったりしてから自宅に帰ります。
帰宅後、洗濯物や食事の支度や明日の準備など、面倒なことはなるべく先に終わらせます。
食事やシャワーを済ませたら、就寝までは配信サービスで映画を観たり、本を読んでいることが多いです。他社のLPやデザインギャラリーサイトを眺めて、最近のトレンドをなんとなくチェックする時間も、気づけば習慣になっています。
24:00 就寝
翌日も仕事がある日は、このくらいに寝ます。
こうして1日の仕事を書き出してみると、打ち合わせやヒアリング、他部署とのやり取りが日常的に発生します。
デザイナーというと、PCに向かって一人で制作をするイメージを持つ方もいるかもしれません。しかし、インハウスWebデザイナーの場合は、周りの部署の人たちと連携しながらデザインを進める仕事だと感じています。

制作会社と比べると、社内のさまざまな部署とコミュニケーションを取る機会が多いと思います。
その分、自分が担当したデザインが商品やサービスの成長にどうつながったのかを見届けやすいのも、インハウスWebデザイナーの面白さです。
自分が商品やサービスの成長に深く関わりたい人には、おすすめしたいポジションです。
インハウスWebデザイナーとして働くミキオさんに5つ質問してみた

1日の仕事の流れを紹介してきましたが、ここからはインハウスWebデザイナーとして働くなかで感じていることを、簡単な一問一答形式でお答えします。
Q1.インハウスWebデザイナーの仕事で、一番面白いところは?
自分が作ったデザインが、その後どうなったのかを見られるところです。
広告バナーならクリック率、WebサイトやLPならアクセス状況や反応を見ることができます。
デザインを作って納品したら終わりではなく、その後も改善を続けながらサービスに関われるのは、インハウスならではの面白さだと思います。
Q2.逆に、大変だと感じることはありますか?
デザインだけをしていればいいわけではないところです。
事業担当者やディレクター、エンジニア、制作会社など、いろいろな人と関わりながら仕事を進めます。
自分では良いと思ったデザインでも、そのまま採用されるとは限りません。事業の目的やスケジュール、実装面など、さまざまな条件を考えながら進める必要があります。
また、社内では「Web関連やPCに詳しい人」というポジションになりやすく、デザインの範囲を超えた相談が来ることもあります。何でも自分で抱え込まず、必要に応じて他の人にお願いすることも意識しています。
Q3.制作会社のWebデザイナーとの違いは何だと思いますか?
一番大きいのは、同じ商品やサービスに長く関わり続けられることだと思います。
自社サービスなので、制作したページやバナーの反応を見ながら、「次はここを改善しよう」と継続して取り組めます。
制作会社のようにさまざまな案件を経験する面白さとは違いますが、一つのサービスを育てていく感覚を持ちやすいのはインハウスの特徴だと思います。
Q4.仕事をするうえで意識していることは?
デザインの目的を理解してから作ることです。
見た目をきれいにするだけなら、デザインツールを使えばある程度はできます。
でも、誰に何を伝えたいのか、そのページや広告にどんな役割があるのかを理解していないと、本当に意味のあるデザインにはならないと思っています。
そのため、事業担当者やディレクターとの打ち合わせでは、制作物そのものだけでなく、背景や目的もできるだけ確認するようにしています。
Q5.インハウスWebデザイナーは、どんな人に向いていると思いますか?
自分が担当した商品やサービスに、長く関わりたい人には向いていると思います。
また、一人で黙々とデザインを作るよりも、他の部署の人と話したり、意見を聞いたりしながら仕事を進めることが苦にならない人にも合っていると思います。
デザインだけでなく、サービスの改善や事業そのものにも興味を持てる人なら、インハウスWebデザイナーの仕事を楽しめるのではないでしょうか。
事業の方向性を聞き、デザインを考え、公開後の反応を見ながら改善していく。エンジニアやディレクターなど、さまざまな人と関わりながら、自分が担当する商品やサービスを少しずつ良くしていく仕事でもあります。
もちろん、会社によって仕事内容や働き方は違います。それでも、デザインの仕事に興味があり、「自分が作ったものを、その先まで育てていきたい」と感じるなら、事業会社で働くWebデザイナーは、きっと面白いキャリアになるでしょう。
この記事を読んで、インハウスWebデザイナーという働き方を少しでも具体的にイメージでき、「自分も挑戦してみたい」と思ってもらえたら幸いです。
もう一度「インハウスWebデザイナーの1日|事業会社の働き方や仕事内容、スケジュールとは?」を読む ↑
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