本記事では、
・退職代行サービスのおすすめランキングが知りたい!
・退職代行サービスって”やばい”は本当なの?
このようなエンジニア・プログラマーの声に答えていきます。
筆者紹介【現役インフラエンジニア】
大手独立系SIer企業のインフラエンジニアとして3年以上の経験があり、Webライター・ブロガーとしても活動している筆者が、エンジニアにおすすめの退職代行サービスについて徹底解説します。※筆者の運営ブログ:ちっびーのIT講座
自社開発企業やSIer、SES、客先常駐などでエンジニアとして活動している場合、スキルアップやキャリアアップのために、転職を希望する人も少なくないでしょう。また、常駐先の人間関係や仕事内容に疲れてしまい、今すぐ「辞めたい」と考えている人もいるかもしれません。そのような場合におすすめなのが「退職代行サービス」です。退職代行サービスを活用すれば、退職に失敗するリスクを減らすことができます。
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本記事でわかること
- 退職代行サービスとは?
- SES・客先常駐でも利用可能?
- 退職代行サービスの選び方
- 退職代行サービスのデメリット(注意点)
- 退職代行サービスのおすすめランキング
- 退職代行と併せて利用したいサービス
※利用者へのアンケートの一部を掲載しています
※ネット・SNS上での利用者の声の一部を掲載しています
目次
退職代行サービスとは?
退職代行サービスとは、労働者本人に代わって弁護士や代行業者などが会社に退職の意思を伝えて退職手続きをスムーズに進められるサービスのことです。
退職代行サービスを利用すれば、会社を辞めたいと考えている人で退職を切り出せない場合でも、上司や管理者との面会が不要で、円滑に退職手続きを進めることができます。また、退職後に、傷病手当金や失業給付といった社会保険給付金を受け取りたい場合でも、代行業者がきちんと対応してくれるので、安心して退職することが可能です。
ただし、退職代行サービスを利用するには、コストがかかるというデメリットがあります。しかし、退職代行サービスでは有給消化の手続きもきちんと行ってもらえます。会社に「辞めたい」と意思を伝えてすぐに退職すると、残っている有給休暇を消化できず、金銭面で損をする恐れがあります。このように、退職代行サービスを使って有給休暇や社会保険給付金の申請も代行してもらうことで、サービスのコスト負担をカバーできる可能性があります。
SES・客先常駐でも利用可能?
SES企業でエンジニアとして働いている場合、客先常駐の形態を取ることが多く、一般的な自社のオフィスで働く従業員と同様に退職代行サービスを使えるか疑問に思う人もいるかもしれません。
退職代行サービスを利用できるかどうかは、SES企業や客先常駐などは関係ありません。企業と雇用関係を結んでいるのであれば、誰でも退職サービスを利用することができます。ただし、業務委託契約としてフリーランスや副業で働いている場合、退職代行サービスで対応できない可能性があるので注意が必要です。
このように、会社に所属しているのであれば、働き方に関係なく、退職代行サービスを利用することができます。
退職代行サービスの選び方
退職代行サービスはさまざまな種類があります。ここでは、退職代行サービスの選び方について詳しく紹介します。
実績は十分か
実績がきちんとある退職代行サービスであれば、安心して退職手続きを行うことができます。一方、実績のないサービスを利用すると、傷病手当金や失業給付などの社会保険給付金関係の申請や、有給休暇の調整などの手続きにおいてトラブルが生じる可能性があります。
実績を確認する際は、退職代行サービスの運営業者のホームページを確認するのがおすすめです。実際の利用者の口コミを探すために、X(twitter)や口コミサイトを活用するのも一つの手です。
運営している業者はどのような団体か
運営している業者が弁護士なのか、労働組合なのか、民間企業なのかで、依頼できる内容が下記の通り異なります。
退職意思を伝達 | 会社との交渉 | 未払給与の請求 | 料金相場 | |
---|---|---|---|---|
弁護士 | 〇 | 〇 | 〇 | 50,000円〜 |
労働組合 | 〇 | 〇 | × | 30,000円〜 |
民間企業 | 〇 | × | × | 25,000円 |
民間企業に依頼する場合は、基本的に退職意思を会社に伝えることしかできません。そのため、労働組合や弁護士が運営している退職代行サービスを利用するのがおすすめです。
料金設定の妥当性
料金相場は先述したように、弁護士・労働組合・民間企業などの運営団体によって異なります。一般的に専門的な業務ができる業者ほど、料金は高くなります。
料金相場よりも安い場合、オプション料金が必要になる可能性もあるので注意が必要です。まずは料金相場を正しく把握して、自分の必要とする依頼内容を明確にすることで、適切な退職代行サービスを見つけることができます。
アフターサポートが充実しているか
退職代行サービスによって、退職後のアフターサポートの内容や期間は異なります。また、退職後のアフターサポートを付けるには、オプション料金が必要になる場合もあります。
また、エンジニアの場合、退職後に転職のサポートが欲しいと感じる人も少なくないでしょう。退職代行サービスの中には、転職支援を行っている業者もあります。まずは退職後にどのようなサポートが必要かを明確にすることから始めましょう。
スピードと迅速さ
退職代行サービスを活用しようか悩んでいる人のなかには、「今すぐ会社を辞めたい」「面倒な手続きはすべて代行してもらいたい」と思っている人も少なくないでしょう。退職代行サービスを利用しても、返信が遅いとすぐに辞めることができない恐れがあります。また、メールだけのやり取りの場合、手続きがスムーズに進められない可能性もあります。
まずは退職代行サービスのホームページを活用して、どのくらいで退職できるのかを確認しましょう。「即日退社OK」と記載があれば、会社に行くことなく、即日に退職することができます。また、問い合わせ方法は「電話」「メール」「チャット(LINEなど)」などがあります。複数の手段で問い合わせできるほうが、安心して手続きを進めることが可能です。
無料相談が可能か
SES企業に勤めていて客先常駐している場合、退職代行サービスを使うにあたって、事前に相談しておきたいこともあるかもしれません。また、エンジニアの場合、テレワークで働いている人も多く、会社から借りているPCやスマホ、ネットワーク機器などはどのように対応すればよいかわからない人も少なくないでしょう。
そのため、無料相談ができるかを確認することも大切です。また、無料相談で対応してもらえる範囲もきちんとチェックしておきましょう。
退職代行サービスのデメリット・注意点
退職代行サービスを活用するには、コストがかかります。自分のニーズを明確にしたうえで、なるべく費用負担が少ない業者を選定することが大切です。また、違法性の高い悪質な退職代行業者が存在するのも事実です。実績や運営団体をきちんと確認してトラブルに巻き込まれないようにしましょう。
退職代行サービスでは、退職手続きを代行してくれるだけで、人間関係の調整は基本的に行ってもらうことができません。そのため、同期や上司との関係が悪くなる可能性もあります。しかし、自分で退職したい意思を同期や上司に伝えると、より辞めづらいと感じるようになるかもしれません。もしも、今後も関係性を続けたい人がいるのであれば、退職代行サービスを活用する前に、連絡先を交換したり、簡単な挨拶を済ませておいたりするのも一つの手です。
エンジニアにおすすめ!
退職代行サービス比較ランキング【5選】
ここでは、エンジニアにおすすめの退職代行サービスをランキング形式で紹介します。
1位:退職代行「SARABA」
退職代行「SARABA」は、スムリエ社が運営している退職代行サービスです。なお、退職代行の実施は、退職代行SARABAユニオンという労働組合が行います。
料金は24,000円と相場より安いのが特徴です。また、24時間365日対応しており、相談当日から退職ができます。ただし、休日や深夜はできる限り対応と記載されているので、一部の人は注意が必要です。
退職代行「SARABA」では転職サポートも行っています。そのため、退職後にSES企業などでエンジニアとして積んだ経験を活かして転職したいと考えている人には、おすすめの退職代行サービスの一つといえます。
2位:弁護士法人みやびの退職代行サービス
みやびの退職代行サービスは、弁護士法人みやびが運営している退職代行サービスです。東京新聞などのメディアでも取り上げられているので、信頼性の高い退職代行サービスといえます。
料金は55,000円です。弁護士が退職代行を行うので、有給休暇の取得や未払い賃金の請求など、労働組合では対応できない範囲まで細かく依頼することができます。なお、郵送費や退職金請求費用などは実費やオプション費用になるので注意が必要です。
みやびの退職代行サービスではLINEやメールで24時間対応しており、無料相談も行うことができます。エンジニアの場合、残業や休日出勤、インセンティブなどの賃金トラブルも発生しやすいので、細かい内容まで依頼したい場合に、おすすめな退職代行サービスといえます。
3位:退職代行Jobs
退職代行Jobsは、アレス社が運営している退職代行サービスです。朝日新聞や財経新聞など多数のメディアに取り上げられた実績があるので、安心して退職代行を行ってもらうことができます。また、弁護士監修のため、信頼性は高いといえます。
料金は27,000円です。ただし、労働組合に加入したい場合には2,000円の別途費用がかかります。クレジットカード・コンビニ決済・現金翌月払い・銀行振込といったさまざまな支払方法に対応しているのも特徴です。
退職代行Jobsは、24時間対応しており、手続きは最短で30分と、素早く退職することができます。また、給付金サポートもあるので、傷病手当金や失業保険を受けたい場合でも対応してもらうことが可能です。さらに、提携している転職サービスも多数あるので、エンジニアで転職を考えている人にもおすすめの退職代行サービスといえます。
4位:退職代行ニコイチ
退職代行ニコイチは、ニコイチ社が運営している退職代行サービスです。17年間の運営実績があるので、蓄積したノウハウで、安心して退職代行を行ってもらうことができます。
料金は27,000円です。追加料金は一切かかりません。有給消化についても無料でサポートしてもらえます。ただし、営業時間が7時から23時までと決まっているので注意が必要です。
退職代行ニコイチでは、円満退職に向けて密な打ち合わせを行ってもらえます。また、2カ月間のアフターサポートがあるので、何かトラブルがあった場合でも安心です。さらに、退職成功率は100%なため、退職に失敗したくない人におすすめの退職代行サービスといえます。
5位:女性の退職代行「わたしNEXT」
女性の退職代行「わたしNEXT」は、労働組合が実施している退職代行サービスで、女性が選びたい退職代行サービスにおいてNo1という実績があります。日本経済新聞やYahoo!ニュースなど、多数のメディアで取り上げられており、弁護士指導も受けているので、安心して退職手続きを依頼することができます。
料金は基本的に社会保険未加入の人は19,800円、社会保険に加入している人は29,800円です。クレジットカードやコンビニ決済、銀行振込、QRコード決済、キャリア決済など、さまざまな支払方法に対応しているのも特徴です。
女性の退職代行「わたしNEXT」では、転職サポートも実施しています。女性エンジニアなど、今の職場が自分にあわないと考えている人におすすめの退職代行サービスといえます。
退職代行と併せて利用したいおすすめサービス
退職コンシェルジュ
退職コンシェルジュは、CREED BANK社が運営している退職者向けのサービスです。退職代行サービスだけでなく、下記のような退職者向けのさまざまなサポートを行っています。
- 社会保険給付金サポート
- 障害年金代行サービス
- 確定申告代行サービス
- 業務委託・フリーランスのお仕事案件紹介
- 生活保護申請サポート
退職した後のことを不安に思う人も多いでしょう。たとえば、生活していくお金を用意するには、傷病手当金や失業保険などの社会保険給付金や障害年金、生活保護などの申請を行う必要がある場合もあります。また、エンジニアなどの副業を行っている人や、年の途中で再就職しない場合には、会社の年末調整を受けられず確定申告をしなければならないケースもよくあります。このような場合、退職コンシェルジュを利用することで、サポートを受けることが可能です。
さらに、職種によっては、会社を辞めた後、業務委託やフリーランスで活動したいと考えている人もいるかもしれません。そのような場合、案件を紹介してもらうことができます。退職コンシェルジュへの相談や問い合わせでは料金が発生しないので、今後の不安を解消するためにまずは無料相談を受けてみることをおすすめします。
まとめ|エンジニアにおすすめの退職代行サービス
近年では働き方が多様化しており、転職などで複数の会社を転々とする人も増えています。退職代行サービスの中には、退職代行だけでなく、社会保険給付金の申請や転職サポートなども行ってもらえる業者もあります。
ただし、違法性の高い悪質な退職サービスが存在するのも事実です。まずは実績や運営団体を確認し、きちんと信頼性をチェックしましょう。また、退職後のことを考えて、「退職コンシェルジュ」といった退職者向けのサービスを一緒に活用してみるのもおすすめです。
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