こんにちわ、現役システムエンジニアのOgAzです。
新型コロナウイルスの影響により働き方が見直されるようになった昨今、子どもたちの教育現場でも、オンラインという新たな手段が導入されつつあります。「仕事はリモートワーク万歳だけど、子どもはできれば学校に行って欲しいな〜」なんて身勝手な親の気持ちはさておき、今後さらに積極的に導入されることは間違いないわけで、対応に追われる学校の先生方は本当に大変だなと、心配になっている今日この頃であります。
そんな中、とりわけ注目を集めているのが、子どものプログラミング教育です。「プログラミング必修化とか言ってるし、うちの子にもプログラミングをさせようかしら」と考える保護者が多いのでしょうか、出てくる出てくる、キッズプログラミングスクール広告の嵐。今や習い事といえば大人も子どももプログラミング、世は大プログラミング時代に入ったのです。わあすごい。
この世紀のビッグウェーブに、現役エンジニアのママとしては乗らない手はないと思うわけですよ!ここぞとばかりに、「我が子にハマるプログラミング教育ってどんなのかしら!?」とあれこれ試みました。始めてから4年ほど経ち、今やパソコンを使いこなせるようになった我が子たちを見て、「やって良かった」と感じています。こういうのは、やっぱり早い方がいい気がする。
今回は、そんな私の体験を交えつつ、『子どもとプログラミング教育の必要性』というテーマでお話しします。保護者として「プログラミング教育にどう向き合っていけばいいんだろう?」と悩んでいる方の参考になればいいなと思います。
どうして今プログラミング教育なの?
そもそも、「子どもにプログラミングなんて必要ないんじゃないの?」と感じている親御さんは多いのではないでしょうか。
文部科学省のホームページを見てみると、『小学校プログラミング教育の手引』という資料があります(2022年2月現在では第三版)。それによると、プログラミング教育を推進する目的は大きく分けて三つ。
- 「プログラミング的思考」を育むこと
- プログラムの働きやよさ、情報社会がコンピュータ等の情報技術によって支えられていることなどに気づくことができるようにするとともに、コンピュータ等を上手に活用して身近な問題を解決したり、よりよい社会を築いたりしようとする態度を育むこと
- 各教科等の内容を指導する中で実施する場合には、各教科等での学びをより確実なものとすること
(第2章(1)P11一部抜粋)
文部科学省『小学校プログラミング教育の手引』
いちいち言い回しが硬いよ!!って感じですが、ここまで読んで、あれ?と思った方もいるかもしれません。そう、プログラミング教育の目的は、決して「プログラミングを作れるようになろう」ってことではないのです。ものすごくかみ砕いて言うなら、コンピュータ(=プログラミングで動いている機器)を正しく使えるようになろうよ、というのが本来の趣旨なんです。
私は小学校でPTA本部役員をやった経験があるのですが、多くの方が「私パソコン使えないし〜」と言っていて驚きました。最近のパソコンってとても親切に作られているわけで、どうにか頑張れば使えないことないはずなんですよ。スマホは使いこなせてるんだし。それでも「パソコン使えない」って言うのはつまり、「よく知らないから怖い、触りたくない」ってことなんだと思うんです。
プログラミング教育を推進する意味は、こういう「コンピュータアレルギー」みたいなものを無くすことにあります。IT社会を生きる子どもたちが、大人になって「パソコン?知らない、触ったことない、怖〜い!」では困りますからね。子どものうちからIT端末に慣れ親しんでおくことで、「よく知らないもの」から「よく分かっているもの」に変えてしまおうっていうのが、プログラミング教育の目的です。
だからね、「大変、うちの子もスクラッチの勉強させなくちゃ!」となる必要はないんですよ。一億総プログラマー計画ではないということを、まず最初に理解しておきましょう。
プログラミング教育を始めてみよう
とはいえ、どうせなら我が子にプログラミングを使えるようになってほしい!と考えるのが人情ってもんですよね。習い事は「やりたがった時が始め時」なんて言いますし、お子さんが興味を持っているなら、始めてみることをお勧めします。
一番手っ取り早い始め方は、いわゆるキッズプログラミングスクールです。基礎から応用まで教えてくれるので、多少お値段が張りますが、全部お任せできる安心感があります。最近では、「Minecraft(マインクラフト)」のプログラミングを教材としたスクールなどもあり、お子さんが遊びの延長線上で学べるのもいいですね。
スクールに通わせるほどではないけど、ちょっと興味あるんだよねという方は、ご自分で教えてあげてもいいかもしれません。パソコンやタブレットなどさえあれば初期費用ほぼゼロで始められるのがメリットですが、教材やカリキュラムなど事前に準備する必要があるので、時間を確保するのは結構大変です。私も自分で教えてみて、つくづく学校の先生ってスゴイと感じました。
「自分で教えるなんて無理だし、うちはプログラミング教育なんて無理じゃん!」と諦めるのはまだ早い。ご家庭で簡単に、プログラミング教育を始めることはできるんです。
ということで、簡単に始められそうなことを3つ用意してみました。まずは気負わず、身近なところから始めてみましょう。ポイントは、IT端末をお子さんに渡すだけで終わらせずに、「一緒に使ってみる」ことです。丸投げダメゼッタイ!
おうちで出来るプログラミング教育 その1「パソコンを使ってみよう」
タブレットやスマートフォンは、直感的な操作ができて便利ですが、パソコンほど多彩な操作はできません。プログラミングに触れる第一歩として、パソコンを使えるようになりましょう。ご家族が使っているもので構いませんので、お子さんのアカウントを作成してあげましょう。
まず最初にやるべきは、パソコンは精密機器であり、大事に扱わないと壊れてしまうんだということを、真剣に教えることです。お子さんが小さかったりすると、投げてしまったり、ジュースを垂らしてしまうなど、予想外の行動を取る可能性があります。これは家族みんなの大切なものなんだよ、スマホみたいに防水じゃないし、壊れたら困るんだよということをしっかり伝えましょう。
おうちで出来るプログラミング教育 その2「マウス操作を練習しよう」
私の子どもたちが最初につまづいたのは、マウスの操作でした。クリック、ダブルクリック、ドラッグアンドドロップなどの操作が難しいようで、腕と一緒に体も動いていたりしていました。
習うより慣れろ、が基本です。インターネット検索すると、マウス操作でできる簡単なゲームなども出てきますので、そういうツールをうまく利用してみるといいですね。
おうちで出来るプログラミング教育 その3「キーボード操作を練習しよう」
キー入力はプログラミングのまさに第一歩です。まずは数字とアルファベットから、ゆっくりと、人差し指で構わないので、文字入力の練習をしましょう。学校でローマ字の勉強をしていないと、カナ入力は少し難しいかもしれません。お子さんのペースに合わせて進めてあげることが大事です。
こちらも慣れるしかありませんので、タイピングの練習できる教材を探すといいでしょう。最近は子供向けのタイピングソフトなども充実していますし、インターネット検索すればフリーのものも出てきます。好みに合わせて選んであげられると、楽しく練習ができると思いますよ。
その1〜3まで習得出来て、お子さんがなお続けたがるようでしたら、本格的なプログラミング学習を始めていいと思います。キッズプログラミングスクールに通うのもいいですが、スクラッチのような無料のソフトを利用して、ご家庭での習得も十分可能です。市販のテキストやYoutubeなどの動画教材を、うまく組み合わせて利用してみてください。
逆に、お子さんが全く興味を示さない場合もあると思います。そんなときは、「今はまだその時期じゃないんだな」といったん諦めましょう。決して叱ったり、自分を責めたりしないでください。たまたまお子さんにハマらなかっただけです。明日になったら変わるかもしれないし、なにかのタイミングで興味を示すかも。強制されることで「キライ!」となってしまうと良くないですし、無理強いはしないようにしましょう。
子どもとプログラミング教育の必要性【まとめ】
いかがでしたか?「難しそうで敷居が高いな」「うちの子にはまだ必要ないな」と手を出せずにいた方も、プログラミング教育って別に身構えるような内容じゃないし、子どもたちの将来にとってものすごく大切なことだって分かったんじゃないでしょうか。
大事なのは、イヤイヤではなく自主的にお子さんがIT端末と向き合えるよう、保護者がが手助けをしてあげることです。興味がなさそうなら何とか興味を持たせられるように、嫌がっているなら強制しないように。好奇心に火が付いた子どもの習得力はすごいものですから、そこまで持っていってあげるのが、大人の役割と言えます。
難しく考えず、もっと気軽に楽しく、一緒にプログラミング教育と向き合ってみてはいかがでしょうか。
もう一度「子どもとプログラミング教育の必要性とは?体験を交えつつ現役エンジニアが解説!」を読む ↑
子ども・小学生向けプログラミングスクールおすすめ5校

ここでは、習い事にもおすすめなプログラミングスクールを5教室ご紹介します。いずれも子ども・小学生向けに充実したカリキュラムを用意したスクールばかりです。
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LITALICO(りたりこ)ワンダー







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もっと詳しく比較したい方は、「子ども・小学生向けプログラミング教室11選!習い事としてのおすすめ理由や選び方も解説!」という記事を参考にしてみてください。