はじめに―現役エンジニア兼プログラミング教室の講師が解説!
近年、小学校から高校教育におけるプログラミング教育の必修化や、大学共通入試「情報Ⅰ」科目の新設などの理由により、プログラミング教育の需要が高まってきました。
それに伴い、習い事としてのプログラミング教室も増加傾向にあります。
プログラミング教室と言っても、料金や教材・授業形態はさまざまです。複数のプログラミング教室があるなか、選ぶ基準をどのように考えればよいのでしょうか。
今回は、現役エンジニア兼、副業で子供向けプログラミング教室の講師をしている私から見た、子供向けプログラミング教室の選び方についてご紹介します。
本記事でわかること
- プログラミング教育について(メリットも)
- 子ども・小学生向けプログラミング教室の選び方
- 子ども・小学生向けプログラミング教室の注意点
- 子ども・小学生向けのおすすめプログラミング教室
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プログラミング教育とは
はじめに、プログラミング教育が必修化された背景や学ぶメリットについてご紹介します。
プログラミング教育の必修化
現在、パソコンやスマートフォンは持って当たり前、仕事でも必要必需品となりました。近い将来には、ICTやIoT、AIを活用したSociety5.0時代が来るとされています。
次の世代を生きる子どもたちに、パソコンやプログラミングなどの先端技術を積極的に触れさせて時代を生き抜く力を育む必要があると言われています。
そのため、海外ではイギリスやフランスなどでは2010年代前半からプログラミング教育が導入されています。日本でも文部科学省の学習指導要領改訂に伴い、2020年より小学校でのプログラミング教育が必修化となりました。
それ以降も2021年に中学校、2022年に高校でプログラミング教育が必修化されました。また、GIGAスクール構想などプログラミング学習する環境も徐々に整ってきています。
プログラミングを学ぶメリット
子どものプログラミング教育は「必要ない・意味ない」という意見もありますが、子どもがプログラミングを学ぶメリットは多数あります。
それぞれ見ていきましょう。
論理的思考能力
ロボットやアプリケーションを動かすプログラムは「コード」通りにしか動くことができません。物事に対して「こうすれば、こうなる」と考えてプログラムを組むことで、論理的思考力が鍛えられます。
課題解決能力
プログラミングは「トライ&エラー」が基本です。プログラムは1文字、例えば「;(セミコロン)」が抜けているだけでエラーとなってしまいます。
プログラムが動かない際に、「どこが間違っているのか」を考え、何度もプログラムを組み替えていく必要があるため、子どもの課題解決力が鍛えられます。
創造力
同じ動作をするロボットやアプリケーションでも、プログラムの書き方は無限にあります。また、プログラミング教育ではゲームのルールやデザインを「自分で作る」ため、子どもの創造力を育むことができるとされています。
子供向けプログラミング教室の選び方
それでは、子供向けプログラミング教室はどのように選べばよいのでしょうか。本記事では、教材・料金・その他プログラミングスクール毎の特色についてご紹介します。
教室ごとに扱う教材の違いはある?
プログラミング教育に使う教材は1種類ではありません。プログラミング教室毎に扱っている教材も異なります。教材によってアプローチや難易度が異なるため、子供の興味や能力に合ったものを選ぶことが大切です。
ロボット教材
ロボット教材は、レゴなどのブロックや専用の機械・センサーを組み合わせてプログラミングを学ぶ学習方法です。物理的な操作を通じてプログラミングの基本的な概念を学ぶことができます。
実際にロボットに触りながらプログラミングを学べるため、空間認知能力や手先の器用さも身に着けることができます。また、後述するビジュアルプログラミング言語で動かすことが可能なロボットもあり、制作の自由度が高いというメリットもあります。
ただし、ロボットの破損や紛失の可能性、組立に時間がかかり本来のプログラミング学習が疎かになるなどのデメリットもあります。
ビジュアルプログラミング
ビジュアルプログラミング言語を用いて、ブロックを組み合わせることでプログラムを作成します。文字コードを覚える必要がなく、直感的にプログラミングが学べるのが特徴です。
ビジュアルプログラミングは、世界中で使われている「Scratch」や日本企業が制作した「QUREO」などが有名です。パソコン1台で動作可能で複雑な設定も不要なことから、学校教育でも採用されています。
ただし、一般的なビジュアルプログラミングの対象年齢は8歳程度とされているため注意が必要です。
テキストプログラミング
テキストプログラミングとは、プロが利用しているHTMLやPythonなどのプログラミング言語を指します。小学生には難しい内容になりますが、小学校高学年でビジュアルプログラミングの基礎がある場合は、テキストプログラミングもある程度理解が可能です。
テキストプログラミングは英語を用いてプログラムを組むため、英語学習にも繋がります。ただし、テキストプログラミングを教えられる講師が少ないことから、テキストプログラミングを学習できるプログラミング教室は少ないというのが現状です。
マインクラフト
マインクラフトは2011年にリリースされた3次元サンドボックス型のゲームです。ゲーム空間の中で素材を集め、それを組み合わせて武器や家をつくります。
マインクラフトは長年ゲームとして親しまれてきましたが、近年は素材を組み合わせたり、ゲームの自由度からプログラミング教育にも活用されています。
子どもにとっても「ゲーム」としての認識が強く、非常に人気なコンテンツとなっています。ただし、マインクラフトを動かすためには高スペックなパソコンが必要だったり、素材集めに時間が掛かり過ぎてしまってプログラミング学習まで行きつかないなどのデメリットもあるため注意が必要です。
プログラミング教育の料金相場や教室ごとの違いは?
次に料金の違いについて見ていきましょう。子供向けプログラミング教室の料金は教材や教室方針によって異なります。プログラミング教室を選ぶ際には、以下のポイントに注意しましょう。
入会金
ほとんどのプログラミング教室に入会する際には入会金が必要です。入会金は数千円から1万円程度が相場となっています。しかし、夏休みや新学期前などはキャンペーンを行っている教室もあるため、教室の過去のキャンペーンについて調べておくとよいでしょう。
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月謝
月々の月謝も教室やコース毎に異なります。一般的には週1回(月4回)のレッスンで1万円程度が相場です。ただし、高学年向けのコースやテキストプログラミングなどのコースの料金は、さらに高くなる可能性があります。
教材費
教材の提供や購入に関する費用がかかることがあります。どの教材が含まれているか、別途購入が必要かを確認しておきましょう。ロボット教材を使用する場合は、ロボット購入費用に1万円から3万円程度必要になります。
また、テキスト教材やパソコン・タブレットのレンタル費用が掛かる場合もあります。月謝とは別に記載がされている教室もあるため、注意が必要です。
その他費用
その他、年間の設備使用料や塾保険などが別途かかる場合もあります。また、パソコン・タブレットを持ち込み限定としている教室の場合は別途家庭で準備する必要があります。
ロボットやパソコンは精密機械であるため、故障・紛失のリスクもあります。万が一故障・紛失した場合は、損害賠償や再購入が必要になるため、会員規約を確認しておくことが必要です。
その他の特色
上記以外にも、自宅から学べるオンラインに対応していたり、プログラミング大会に出場・受賞歴のある教室などそれぞれの特色を持っている場合があります。
教材や料金だけでなく、教室独自の取り組みについても注目して教室を選んでみてください。
子供向けプログラミング教室を選ぶ際の注意点
最後に、子供向けプログラミング教室を選ぶ際の注意点をご紹介します。
講師のスキルは十分か
プログラミング教室の講師について確認しておきましょう。
プログラミング教室は5教科を教える学習塾に併設されている場合が多く、講師も学習塾の講師が教えています。その場合、講師側のスキル不足により子どもに質の高いプログラミング教育ができていない可能性があります。他にも、講師が大学生・主婦アルバイトばかりの教室もあります。
実際に、プログラミング教室のフランチャイズでは、「プログラミングが分からなくても教室運営ができる!」と謳っている運営元もあるくらいです。
講師のスキルについては、体験教室やインターネット上の口コミなどから確認しておきましょう。
教室によって教育方針が異なる
教室によっても教育方針が異なるため、子どもや家庭の意向に合わせた教室を選びましょう。タイピングやプログラミング検定などの資格取得ができる教室もあれば、ゲーム作成など自由で楽しくをモットーに運営する教室もあります。教室のホームページから理念や特色などの情報収集をしておきましょう。
まとめ
プログラミング教育の必修化に伴い、子供向けプログラミング教室が増加しています。今回は、子供向けプログラミング教室の選び方についてのポイントを紹介しました。
子供向けプログラミング教室は扱う教材や料金についてもそれぞれ異なります。また、講師のスキルや教育方針が異なる場合もあるため、お子さまや家庭に合ったプログラミング教室を選びましょう。
もう一度「子ども向けプログラミング教室の選び方+おすすめ教室を紹介!」を読む ↑
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