こんにちは!エンジニア歴6年のmuruchiと申します。
在宅勤務やリモートワークができる環境になって、本当にありがたいなぁと思う一方で、逆に新しく気づいたこともあります。
それは、「家だと、どうも集中できない日がある問題」です。
Slackの通知を気にしているはずなのに、なぜか急に部屋の掃除を始めてしまったり、洗濯物が目に入って片付けたくなったり……。エンジニアの方なら、一度くらいは経験がないでしょうか?コードにぐっと没頭したいのに、家という空間がどうしても味方してくれない日ってありますよね。
コードを書いている時間よりも、「今日は何をしていたんだろう……」と自己嫌悪になる時間のほうが長く感じる日もあります。もちろん毎日ではありません。でも、そういう日が月に何日かあるだけで、「今日は場所を変えていたら、もっと気持ちよく仕事ができたのかもしれないな」と後から思うことが何度もありました。
私は以前、大手メーカーで設計や開発の仕事をしていたのですが、数年前にベンチャー企業へ転職しました。そこからリモートワークの機会がぐっと増えたのですが、最初は「家で仕事ができるなんて最高だ!」と思っていたのに、だんだんとこの「家で集中できない問題」にぶつかるようになりました。
そんな日に、「じゃあ、今日は外で作業しよう」と思い立つわけですが、最初のうちは「家を出さえすれば全部解決する」と気楽に思っていました。
でも実際は、電源が空いていなかったり、Wi-Fiが遅かったり、周りのおしゃべりが思った以上に気になったり。なんとなく選んだ場所が自分に合わず、結局ほとんど仕事が進まないまま帰ってきたことも、一度や二度ではありません。
カフェ、図書館、コワーキングスペース。それぞれ一長一短があって、「とりあえずここでいいや」となんとなく選ぶと、大体その日の作業効率が落ちて失敗してしまいます。
この記事では、私が実際に外で作業してきた経験や失敗談をベースに、エンジニア目線での場所ごとの向き不向きを整理してみたいと思います。
関西の国立大学から大手メーカーに入社し、設計・開発業務に4年間従事。しかし、決められた環境で定年を迎える働き方に疑問を感じ、「自分の手で一からサービスを立ち上げ、社会に貢献したい」と決意。当時学んでいたPythonを活かし、医療系ベンチャーへ転職して現在2年目になります。将来はデータサイエンティストとして独立し、データの力でビジネスの意思決定を力強く支えるのが目標です。
目次
そもそも、なぜ私たちは「作業場所」で悩むのか
エンジニアの仕事って、集中力の質がそのままアウトプットの量や質に直結しますよね。
たとえば、複雑なデバッグの最中に誰かに話しかけられたり、周囲の音が気になって集中がパツンと切れてしまうと、また元の思考の深さまで戻るのに10分や15分平気でかかってしまうことも珍しくありません。
面白いことに、「今日は家では無理だな」と感じる日は、仕事へのやる気がないわけではないんです。むしろ、「今日は集中して一気に終わらせたい」と思っている日ほど、少し環境を変えるだけで驚くほど作業が進むことがあります。
私自身、いろいろな場所で作業してきた中で、「結局、この要素を満たしていないと集中できないな」という外せない条件がありました。
だからこそ、外で作業するときは以下の4つのポイントをネットやSNSの口コミなんかで事前に調べてから行くようにしています。
- 電源はちゃんと確保できるか
- Wi-Fiはストレスのない速度が出るか
- 隣の席との距離感は近すぎないか(画面が見えないか)
- 長居しても大丈夫そうな空気感か
現地に到着してから「あ、ここはハズレだったな……」と気づいて、また次の場所を探して移動する。これが一番、時間もモチベーションも溶かしてしまいます。
そこで今回は、私が実際によく利用している場所を一つずつ紹介しながら、「どんな人に向いているのか」「逆にどんな人にはおすすめしないのか」も、実体験を交えながらまとめていきます。
カフェ:手軽さの代わりに「時間制限」を受け入れる場所
カフェの一番の強みは、なんと言っても「思い立ったらすぐに入れる手軽さ」ですよね。これに尽きると思います。
「今日は家ではどうしても集中できないな」と感じた日に、ノートPCだけ持ってふらっと入れる。この気軽さは、カフェならではの魅力だと思います。わざわざ予約をしたり会員登録をしたりする必要もなく、「今すぐ環境を変えたい」という気持ちに応えてくれる存在です。
ただ、実際に何度も通ってみて、エンジニア的には「軽い作業専用」と割り切って使うのが一番平和だな、と感じています。
- 技術書の読書、ドキュメントの読み込み、設計のメモ書きなどのライトなタスクには最適
- 逆に、腰を据えてゴリゴリとコードを書くような作業には、少し落ち着かないことも
- 休日の昼過ぎなどの混雑する時間帯は、席の確保自体が難しくなる
- 有名なチェーン店でも、店舗によって電源やWi-Fiの有無が全然違うので事前のチェックが必要
よくある失敗談として、いざ席に座ってPCを開いたものの、お隣の席の方の楽しそうな話し声やオンライン会議の声がどうしても耳に入ってきてしまい、コードのロジックが全然頭に入ってこない……なんていうこともあります。
また、「今日は集中するぞ」と意気込んで入ったものの、1〜2時間ほど経つと店内が混み始めてきて、なんとなく長居しづらい空気になることもあります。もちろんお店としては当然なのですが、気持ちがそこで途切れてしまうと、集中力も一緒に切れてしまうんですよね。
そのため、私の場合は「今日はこのタスク(軽いもの)だけをサクッと終わらせる」と決めて入るようにしています。カフェはがっつり集中する場所というよりは、気分をちょっと切り替えるための場所として使うくらいが、ちょうどいいのかもしれません。
カフェのWi-Fi、エンジニアとしては少し気になるセキュリティ
また、通信環境についてもエンジニアならではの落とし穴がありますよね。カフェの無料Wi-Fiはとてもありがたい存在ですが、
- 暗号化されていないネットワークが紛れていることがある
- 同じSSID名を偽装した「なりすましWi-Fi」の危険性がゼロではない
- 開発環境の構築(大容量データのダウンロード)や、SSH接続、社内システムへのアクセスには利用しづらい
という現実があります。
会社員であればVPNが整備されていることもありますが、個人開発やフリーランスとして仕事をする場合は、自分自身で通信環境にも気を配る必要があります。「無料だから使う」のではなく、「安心して仕事ができる環境か」という視点も、作業場所選びでは意外と大切です。
「ちょっと技術的な調べ物をするだけ」なら良くても、将来的にフリーランスとして独立することを見据えたり、クライアントの機密性の高いデータや業務システムを扱うようになると、公共のWi-Fi経由でアクセスするのはどうしても心理的な抵抗がありますし、セキュリティ規約で禁止されていることも多いと思います。
手軽な反面、エンジニアが仕事で使うには、いろいろとハードルが高いのがカフェの難しいところですね。
★★★★☆ 気軽さ
★★☆☆☆ 集中しやすさ
★★★☆☆ コスパ
★★☆☆☆ 長時間作業
図書館:静寂という最強の集中装置
「とにかく雑音のない環境で、静かに集中したい」という日に強力な味方になってくれるのが図書館です。話し声どころか、ノートをめくる音や咳払いすら少し気を使うほどの静かな空間は、他ではなかなか手に入りません。
家では集中できない日でも、不思議と図書館へ行くと自然と仕事モードに切り替わることがあります。周りの人も勉強や読書に集中しているので、「自分も頑張ろう」という空気に引っ張られるのかもしれません。
- 無料、または非常に安価で利用できる
- 最近はPC専用席や、電源・Wi-Fiが整備されている館も増えてきた
- ただし、館内での飲食が厳しく制限されていたり、そもそもPC作業自体がNGの図書館もある
- 利用するために事前の登録や入館証が必要な場合がある
図書館での「あるある」としては、静かすぎるがゆえに、自分のキーボードのタイピング音(特にEnterキーを叩く音など)が周囲に響いている気がして、変に気を使って肩が凝ってしまう……ということがあります。
また、気分転換にコーヒーを飲みたくなっても、一度館外へ出なければならないことがあったり、電話やオンライン会議ができなかったりと、「集中できる代わりに自由度は低い」という一面もあります。
とはいえ、誰にも邪魔されずに設計を考えたり、技術書をじっくり読み込んだりするには、本当に心地良い環境です。「今日はアウトプットよりもインプットの日」と決めているときは、個人的にもかなり満足度が高い場所だと感じています。
また、図書館のWi-Fiはカフェに比べると不特定多数の接続が少ない分、少し安心感はあるのですが、通信速度があまり出ないことがよくあります。そのため、重いデータをダウンロードしたり、クラウド上の環境を頻繁に触るような作業にはあまり向いていません。
静かで集中できる反面、エンジニアとしての動きやすさや通信の自由度には、少し制限がある場所かもしれませんね。
★★☆☆☆ 気軽さ
★★★★★ 集中しやすさ
★★★★★ コスパ
★★★★☆ 長時間作業
コワーキングスペース:本気で作業したい日の選択肢
一度使うと、その快適さにハマるエンジニアが多いのがコワーキングスペースです。理由はとてもシンプルで、「周りも全員、何か作業をしている人しかいない空間」だからです。
家だとついスマホを触ってしまったり、カフェでは周りの話し声が気になったり。でもコワーキングスペースでは、自然と「今日は仕事をする日」というスイッチが入ります。周りの人も真剣に作業しているので、不思議と自分も集中モードに入りやすいんですよね。
- 周囲の目線も気にならず、変な気まずさを感じることなくPCを開ける
- 電源やWi-Fiはもちろん、椅子の座り心地なども最初から「長時間のデスクワーク」を前提に設計されている
- 月額契約だけでなく、「ドロップイン(時間貸し)」で気軽に使える施設が多い
- 利用料はカフェ代よりは高くなるけれど、その分「作業の捗り具合」は格段に違う
個人的に一番違いを感じるのは、「時間が溶けない」ことです。気づけば2〜3時間集中しっぱなしでコードを書いていたり、設計を考えていたり。家では何度も席を立ってしまうような日でも、コワーキングスペースでは驚くほど作業が進むことがあります。
コワーキングスペースのWi-Fiは、基本的にはビジネス利用を想定して用意されているため、通信速度やセキュリティの面でも、カフェや図書館より安心して使えるケースがほとんどです。
もちろん利用料はかかりますが、将来のためにデータサイエンスの勉強を進めたり、「今日はどうしてもこの実装を終わらせたい!」という本気の一日なら、その数百円〜数千円は十分に元が取れる投資だと感じています。
コストは少しかかりますが、エンジニアがここぞという時に本気を出したい日には、これ以上ない最高の環境ですね。
★★★☆☆ 気軽さ
★★★★★ 集中しやすさ
★★★☆☆ コスパ
★★★★★ 長時間作業
結局、私がたどり着いた使い分け
私の場合は、その日に片付けたい「タスクの性質」に合わせて、場所をパズルのように組み合わせるようになってから、外出先での作業効率がとても安定するようになりました。
「今日はどこで作業しよう?」ではなく、「今日は何をする日だろう?」と考えてから場所を選ぶようになっただけで、不思議なくらい集中しやすくなった気がします。
| やりたいこと | 向いている場所 |
|---|---|
| 気分転換・ちょっとした調べ物やメモ書き | カフェ |
| 静かな環境でのインプット・コードの設計 | 図書館 |
| 本気で集中したいコーディング・実装 | コワーキングスペース |
| 誘惑に負けなければ十分なタスク | 自宅 |
もちろん、「絶対にこの場所が正解」というものはありません。
家でも驚くほど集中できる日がありますし、カフェで一気に作業が進むこともあります。大切なのは、自分がどんな環境だと集中しやすいのかを少しずつ知っていくことなのだと思います。
環境を変えるだけで仕事の進み方がガラリと変わる日もあります。もし最近、「今日はなんだか集中できないな」と感じることが増えているなら、作業内容ではなく作業場所をちょっと変えてみるだけでも、新しい発見があるかもしれません。
それぞれの場所の魅力をパッと見比べられるように、私なりの基準で星評価の比較表も作ってみました。場所選びに迷ったときは、こちらも参考にしてみてくださいね。
| 場所 | 気軽さ | 集中しやすさ | コスパ | 長時間作業 |
|---|---|---|---|---|
| カフェ | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ |
| 図書館 | ★★☆☆☆ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| コワーキングスペース | ★★★☆☆ | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
| 自宅 | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★★★ | ★★★★★ |
※あくまで私自身が実際に利用して感じた評価です。作業内容や、その日の気分によって最適な場所は変わるので、「今日は何をする日か」を基準に選ぶのがおすすめです。
最後に:場所選びのストレスから「完全に解放される」もう一つの選択肢
ここまでそれぞれの場所の特徴をお話ししてきましたが、実は外で作業するときに一番エネルギーを使うのって、「あそこのWi-Fi、セキュリティ大丈夫かな」「通信速度が遅くて作業にならなかったらどうしよう」という、通信環境への不安なんですよね。
場所選びに慣れてくると、「今日はカフェにしよう」「今日は図書館へ行こう」という迷いは少なくなってきます。でも、その次に気になり始めるのが通信環境でした。
せっかくコワーキングスペース代を払ったり、カフェに入ったりしたのに、回線が不安定でGitHubへのプッシュやDockerのイメージプルにものすごく時間がかかってしまったら、それだけでどっと疲れてしまいます。
私自身も何度かそんな経験をして、「場所は選べても、通信環境までは選べないんだな」と感じたことがありました。
もし、そうした「通信環境やセキュリティの心配」から少しでも解放されて、いつでも、どこでも自宅と同じように安心してPCを開きたいな、と感じているなら、自分専用の「ポケットWi-Fi」を一台持っておくのは本当に心強い選択肢になります。
自分だけの暗号化された回線があれば、
- カフェの無料Wi-Fiのセキュリティリスクを心配しなくてよくなる
- 万が一、お店のWi-Fiが繋がりにくくても、自分の回線にサッと切り替えられる
- 引っ越し直後で自宅の光回線がまだ開通していない時期の繋ぎにもなる
- 出張や常駐先など、現地のネット環境に左右されずに作業ができる
というように、外での作業体験がガラリと変わります。
通信環境を気にしなくてよくなるだけで、「今日はWi-Fiがある店を探さなきゃ」ではなく、「今日はどこで仕事をしようかな」と考えられるようになります。この”安心感”は、一度使い始めると想像以上に大きいと感じています。
一言でポケットWi-Fiと言っても、今はエンジニアの働き方に合わせていろいろなタイプを選べるようになっています。参考までに、現時点でエンジニア目線でチェックしておきたいサービスをいくつか紹介します。
- Broad WiMAX(ブロード ワイマックス)
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- リモートワークや外出先で仕事をする機会が多い
- カフェや図書館のWi-Fiに少し不安を感じている
- GitHubやクラウドサービスを日常的に利用している
- 「通信環境が理由で集中できない」を減らしたい
作業場所の選び方に、たった一つの絶対的な正解はありません。
カフェがしっくりくる日もあれば、図書館で驚くほど集中できる日もあります。自宅で一気に作業が進む日だってあります。
だからこそ、「今日は何をする日か」に合わせて場所を選び、自分が安心して仕事に向き合える通信環境を一つ持っておく。それだけで、働き方の自由度は思っている以上に広がるはずです。
次の休日やリモートワークの日に、「今日はどこで作業しようかな」と考えたときに、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。





















