面接で、なぜ1年もたずに辞めたのかと聞かれたら何と答えればいいのかわからない
本当の理由はSESの配属だけど、正直に話すと印象が悪くなりそうで怖い
入社1年未満で会社を辞めたエンジニアが、次の面接でいちばん身構えるのがこの質問です。ただ、採用面接で短期離職の候補者と話してきた立場から言うと、合否を分けているのは在籍期間の短さではありません。辞めた理由をどう説明し、そのあと続けて聞かれる質問にどう答えたか。評価はほぼそこで決まります。
面接官が知りたいのは、うちに入っても同じ理由で辞めないか、という一点です。そこに具体的な根拠で答えられれば、1年未満の退職でも選考は十分に通ります。反対に、なんとなく合わなかった、で終わる説明は、経歴より先に不採用の理由になってしまいます。
なお、まだ辞めるかどうか迷っている段階なら、退職理由を考えるより先に、後悔の原因が会社にあるのか仕事そのものにあるのかを切り分けるのが先です。判断の手順は未経験からエンジニアになって後悔している人へ。辞める前に切り分けたい原因と、次の一手の選び方でまとめています。この記事は、すでに辞めた人と、辞めることがほぼ決まっている人のための面接対策です。
この記事では、面接官が短期離職の理由から読み取っていることと、退職理由を1分で話すための組み立て方を押さえたうえで、SESの配属やテスト中心の業務、レビューのない現場など、エンジニアに多い12のケースを例文つきで紹介します。後半では、2問目以降の深掘り質問への返し方と、職務経歴書での書き方まで扱います。
エンジニア歴16年、スマホアプリ開発会社で主にバックエンドを担当していますが、好きなのはフロント側です。最近ではエンジニア採用の面接官や新人教育も担当しています。運営者ページはこちら
退職理由を自分なりに組み立てたら、本番の前に一度、第三者に深掘りしてもらってください。自分では筋が通っているつもりの説明も、2問目を聞かれた途端に崩れるケースを面接の場で何度も見てきました。
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目次
- 1 面接官が短期離職の理由を聞くとき、本当に確かめていること
- 2 短期離職の理由を話すときの組み立て方
- 3 【ケース別】エンジニアの短期離職の退職理由と例文12パターン
- 3.1 ①研修後もテスト業務だけが続き、開発に移る見通しが立たなかった(未経験入社)
- 3.2 ②SESで、面接で聞いていた開発案件ではなく別の現場に配属された
- 3.3 ③求人票では開発職だったが、実際は運用保守やヘルプデスクが中心だった
- 3.4 ④コードレビューや教育の仕組みがなく、独力で進めるしかなかった
- 3.5 ⑤長時間労働や休日・夜間の対応が常態化していた
- 3.6 ⑥上司や先輩との関係がうまくいかなかった
- 3.7 ⑦ハラスメントがあった
- 3.8 ⑧体調を崩して退職した(現在は回復)
- 3.9 ⑨プロジェクト終了・事業撤退など会社側の事情で退職した
- 3.10 ⑩経験者として転職したが、技術スタックや開発体制が聞いていた内容と違った(2社目の短期離職)
- 3.11 ⑪試用期間中に退職した
- 3.12 ⑫短期離職が2回続いている
- 4 面接官が必ず続けて聞く深掘り質問と返し方
- 5 在籍期間別に変わる伝え方の重心
- 6 短期離職の面接で評価を落とすNGな話し方
- 7 職務経歴書・スキルシートでの短期離職の書き方
- 8 退職理由と志望動機をつなげて今回は辞めない根拠を作る
- 9 エンジニアの短期離職でよくある質問
- 10 まとめ
- 11 短期離職からの転職で面接対策まで相談できるおすすめ転職エージェント3選
面接官が短期離職の理由を聞くとき、本当に確かめていること
短期離職の経歴を見た面接官は、すぐ辞める人だから落とそう、とは考えていません。退職理由を聞きながら頭の中で照らし合わせているのは、応募者の話と自社の環境、それから本人の仕事への向き合い方です。確かめていることは大きく3つあります。
同じ理由でまた辞めないか
厚生労働省の集計では、令和5年3月に大学を卒業して就職した人のうち、1年目に離職した人は11.0%でした(3年以内では31.2%)。大卒の新卒でも、およそ10人に1人が1年目で会社を離れている計算です。新卒のデータなので中途入社のエンジニアにそのまま当てはまるわけではないものの、面接官にとって1年未満で辞めた候補者は日常的に会う相手です。経歴を見ただけで見送る理由にはなりません。
※出典:厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和5年3月卒業者)」、別紙3「新規大卒就職者の離職状況(令和5年3月卒業者)」
だからこそ見られるのが、辞めた理由がうちでも再現しないかどうかです。エンジニアは入社してすぐに戦力になる職種ではなく、既存のコードや開発フロー、業務知識に慣れるまで数か月はかかります。その間の教育にコストをかけたあとで辞められるのが、採用側にとって一番痛い結果です。
たとえば、客先常駐が嫌だったと話した人が、客先常駐のある会社に応募していたらどうでしょう。面接官は、入社後にまた同じ不満が出ると考えます。逆に、前職では配属の決まり方を確認しないまま入社したことを認め、今回は案件が決まるまでの流れを面接で聞いたうえで応募している、と話せれば受け取り方は変わります。前の会社と今回の応募先の違いを、自分の言葉で具体的に言えるかどうか。最初に見られるのはここです。
自分の判断を振り返れているか
二つ目は、入社前に何を確認できていたのか、入社後に何を試したのか、次は何を変えるのかを本人が話せるかどうかです。
勘違いしてほしくないのは、短期離職の責任を全部自分で背負う必要はないということです。求人票と実際の業務がまるで違った、ハラスメントがあった、といったケースまで、すべて自分の確認不足でしたと言うと、かえって話が不自然になります。
そのうえで、自分の側で次に変えることは1つ必ず言ってください。SESの配属で食い違いがあったなら、次は配属の決まり方まで確認する。教育体制がなかったなら、次はコードレビューの運用を聞く。会社の問題は事実として短く伝え、自分の行動は具体的に言い切る。この組み合わせで話せる人なら、入社後に問題が起きても相談しながら動けそうだと面接官は判断できます。
短い期間でも、何を経験してきたか
三つ目はエンジニア採用ならではの視点です。面接官は在籍期間の長さよりも、その期間に何に触れてきたかを聞きにいきます。
半年の在籍でも、結合テストの設計と実施、SQLでのテストデータの確認、Gitを使ったブランチ運用、監視アラートの一次切り分けまで経験していれば、まったくの未経験者とは別の前提で話が進みます。
実際の面接でもったいないと感じるのは、退職理由はきれいにまとまっているのに、具体的にどんな作業をしていましたか、と聞いた途端に答えが曖昧になる候補者です。退職理由と実務経験の説明は、別々に準備しておかなければいけません。使った言語やツール、担当した工程、関わった機能の規模は、面接の前に一度書き出しておきましょう。
短期離職の理由を話すときの組み立て方
転職理由全般の組み立て方はエンジニアの転職理由と面接での伝え方・成功のポイント―現役エンジニアが徹底解説!で解説しているので、ここでは在籍期間が短いことを前提にした話し方に絞ります。
事実→自分の判断→次に決めた基準→応募先とのつながり、の4段で話す
短期離職の説明は、4つの段で組み立てると面接官が知りたい順番に情報が並びます。最初に退職につながった事実を1文で伝え、次にその状況で自分がどう判断したかを話します。そこから次の職場選びで何を重視すると決めたのかに移り、最後に応募先の環境とつなげて締めます。
開発を希望していたのに運用保守の現場に配属された人なら、こんな形です。
入社後は、面接で伺っていた開発業務ではなく、運用保守が中心の現場に配属されました。開発業務に移れる時期を上長に確認しましたが、具体的な見通しは示されませんでした。そこで、次は開発業務に継続して携われる環境を最優先に職場を選ぶと決めました。御社では開発チームの一員として要件定義からリリースまで担当できると伺い、自分の希望と一致していると判断して応募しています。
前職への不満は1文も入っていません。それでも、何が起きて、なぜ辞め、なぜこの会社を選んだのかは十分に伝わります。4段目まで話すと退職理由がそのまま志望動機の入口になるので、2つを別々に用意するより説明がぶれにくくなります。
理由2割、これからやりたいこと8割の配分にする
話す分量の目安は、過去の事情が2割、これからやりたいことと応募先で実現したいことが8割です。時間を厳密に計る必要はなく、過去の話を膨らませないための物差しです。
SESの配属が希望と違ったケースなら、営業担当とのやり取りや現場で感じた不満を細かく再現する必要はありません。配属された業務と、改善のために確認したことを短く話せば足ります。過去の話が長くなるほど、面接官はまだ前の会社を引きずっていると受け取り、入社後に不満が出たときも周りと調整する前に辞めるのでは、と考え始めます。
長さは1分以内、事実は1文で言い切る
回答全体は30秒から1分が目安です。準備するときは文章を書いて終わりにせず、スマートフォンの録音アプリで実際に話して時間を測ってください。頭の中では短くまとまっていても、声に出すと前置きや補足が増えて、2分近くかかる人がほとんどです。
特に削りたいのが、実はいろいろ事情がありまして、という類いの前置きです。事実は1文で言い切り、残りの時間を判断と次の基準に回します。丸暗記は要りません。4段の流れさえ頭に入っていれば、言い回しが多少変わっても話の筋は崩れません。
【ケース別】エンジニアの短期離職の退職理由と例文12パターン
ここからは、エンジニアの短期離職で多い12のケースを例文つきで紹介します。
例文は暗記して使うためのものではありません。実際の経緯と違う内容を話すと、深掘り質問で必ずどこかが食い違います。自分の状況に近いものを選び、担当業務や時期、数字を事実に置き換えて使うのが前提です。
①研修後もテスト業務だけが続き、開発に移る見通しが立たなかった(未経験入社)
未経験から入社し、研修が終わってからも結合テストやテストケースの作成ばかりが続いて、開発に移る時期がまったく見えなかったケースです。
そのまま言うと危ない言い方:テストばかりで成長できないので辞めました。
入社後3か月は結合テスト工程を担当し、テストケースの作成と実施を経験しました。4か月目に開発業務への参画時期を上長に相談しましたが、当面は現在の体制が続くという回答で、具体的な時期は示されませんでした。テスト設計で身につけた仕様の読み方は今後も活かせると考えていますが、設計から実装までを継続して経験できる環境で力をつけたいと考え、退職を決めました。今回の転職では、入社後どの段階で開発業務に入れるのかを確認したうえで応募しています。
テスト業務を否定せず、そこで得たものを一言添えているのがポイントです。テストしかできなかったと話すと、テスト工程の価値を理解していない人に見えてしまいます。
面接官が次に聞くのは、上長が具体的に何と答えたのかです。相談した時期と相手、返ってきた答えはそのまま話せるようにしておきましょう。担当したテストケースの件数や、SQLでテストデータを確認した経験があれば、ここで一緒に出すと経験の中身まで伝わります。
②SESで、面接で聞いていた開発案件ではなく別の現場に配属された
SES企業に入社し、開発案件に入る前提で話を聞いていたのに、実際には別の客先で運用保守や監視の業務に就いたケースです。
ここで客先常駐が嫌だったと話すのは得策ではありません。SESがどういう働き方かは入社前に調べればわかったのでは、と返されて終わります。
そのまま言うと危ない言い方:客先常駐になって、思い描いていた働き方と違いました。
入社時は開発案件への参画を想定していましたが、実際には別の客先で既存システムの保守と監視業務を担当しました。監視アラートの一次切り分けや軽微な改修に関わるなかで、継続的にコードを書き、レビューを受けながら開発力を伸ばしたいという考えがはっきりしました。入社前に配属の決まり方を十分に確認しなかったのは、自分の判断の甘さだったと受け止めています。今回は、配属先がどう決まるのか、入社後に案件を変えられる余地があるのかまで伺ったうえで応募しました。
問題にしているのは客先常駐という働き方ではなく、想定していた業務と実際の業務のずれだと整理されています。ここを取り違えないことが、このケースでは一番大事です。
面接官が気にするのは、今回は配属についてどこまで確認したのかです。案件が決まるまでの流れや、希望する技術領域の案件に入れる可能性まで聞いていると話せれば、前回の経験を踏まえた転職だと伝わります。SESから自社開発への転職を考えているなら、SESから自社開発へ転職する方法|必要なスキルと成功のポイントもあわせて読んでみてください。
③求人票では開発職だったが、実際は運用保守やヘルプデスクが中心だった
求人票には開発職とあったのに、入社してみると社内の問い合わせ対応や既存システムの運用保守がほとんどだったケースです。業務内容の食い違いは十分に説明できる退職理由ですが、求人票や会社への批判で終わらせると、面接官には本人が何をしたいのかが見えません。
そのまま言うと危ない言い方:求人票と違ったので、騙されたと思って辞めました。
求人票からアプリケーション開発に携われると理解して入社しましたが、実際の業務はユーザーからの問い合わせ対応と既存システムの運用保守が中心でした。運用では障害対応の記録整理や、SQLを使ったデータ確認を担当しています。この経験は今後も活かせると考えていますが、要件定義から実装、テストまでを継続して担当できる開発業務に進みたいと思い、退職を決めました。今回の応募にあたっては、担当工程と開発業務の比率を確認しています。
運用保守の経験を無駄にしていないことが伝わる構成です。障害対応やログ調査、SQLでのデータ確認は、開発に移ってからもそのまま役に立ちます。
面接官はここで、運用が嫌だっただけなのか、やりたい開発の中身が明確にあるのかを見ています。応募先の担当工程まで確認したうえで、自分の希望と一致していると説明できれば、退職理由と志望動機が一本の線でつながります。
④コードレビューや教育の仕組みがなく、独力で進めるしかなかった
先輩エンジニアが少なく、コードレビューも設計レビューもないまま、一人で実装からリリースまで進めるしかなかったケースです。成長できる環境を求めて転職するのは自然な理由です。ただ、誰も教えてくれなかった、とだけ話すと受け身な人に見えます。
そのまま言うと危ない言い方:誰も教えてくれず、一人で悩みながら仕事をしていました。
入社後は既存機能の改修とバグ修正を担当しました。チームにはコードレビューの運用がなく、設計や実装方針を相談できる先輩も限られていました。自分なりにPRの説明を詳しく書き、変更前に影響範囲を整理して共有するなど、品質を落とさない工夫はしてきました。ただ、レビューを受けながら設計の考え方を身につけたいという思いが強くなり、技術的な相談ができる環境を求めて退職を決めました。御社ではプルリクエストを通じたレビューが日常的に行われていると伺い、魅力を感じています。
レビューのない環境でも、本人が品質を保つために動いていたことが示されています。面接官が知りたいのは、レビューがなかったという事実より、その環境で何をしていたかです。テストを追加した、設計方針を自分で調べて提案したといった行動があれば、遠慮せずに入れましょう。
次の職場でレビュー体制を重視するなら、教育制度がある会社がいい、という言い方では弱いです。レビューを誰がどのくらいの頻度で行っているのかまで確認していると話せると、志望の根拠になります。
⑤長時間労働や休日・夜間の対応が常態化していた
残業や休日対応が続き、働き続けるのが難しくなったケースです。この理由は、感情ではなく数字で話すと伝わり方がまるで変わります。
そのまま言うと危ない言い方:残業が多くて体力的に続けられませんでした。
入社後、リリース前後は月の残業が60時間を超える月が続き、休日の対応も発生していました。タスクの優先順位の見直しや、手作業で行っていた確認作業の自動化を上長に提案しましたが、体制の改善にはつながりませんでした。開発の品質を保ちながら働き続けるのは難しいと判断し、退職を決めました。今回の転職では、通常期の残業時間だけでなく、リリース時期の勤務体制やオンコール対応の頻度も確認しています。
月60時間という数字は、例文としての目安です。実際の数字に置き換え、どの時期に増えたのか、休日対応はどのくらいあったのかまで話せるようにしておきましょう。
もう一つ押さえておきたいのは、エンジニアの仕事でリリース前後の残業やオンコールをゼロにするのは難しいという点です。残業のない職場を探していると聞こえた時点で、採用側は扱いに困ります。業務量や体制がきちんと管理されている会社を選びたい、という言い方のほうが現実的で、志望動機としても成立します。
⑥上司や先輩との関係がうまくいかなかった
上司や先輩と仕事の進め方が噛み合わず、退職を決めたケースです。人間関係の話は、具体的な衝突や相手の言動を細かく話すほど、面接官は状況を判断しづらくなります。相手の人柄ではなく、仕事の進め方で何がずれていたのかに焦点を当てます。
そのまま言うと危ない言い方:上司と合わず、毎日ストレスを感じていました。
業務の優先順位やフィードバックの受け止め方について、上司との認識のずれが続いていました。週次で進捗と課題を共有し、指示の意図をその場で確認するようにしましたが、優先順位について合意するのは難しい状況でした。この経験から、目標や評価の基準が明確で、定期的にフィードバックを受けられる環境で働きたいと考えるようになりました。御社では1on1と目標設定の運用が定着していると伺い、応募しています。
相手を悪者にせず、自分が関係を立て直すために何をしたかに話の重心があります。面接官が確認しているのは、ぶつかった相手を避けて辞めた人なのか、業務上の問題として解決を試みた人なのかという点です。
次の職場の条件も、人間関係が良い会社という曖昧な言い方ではなく、1on1や目標設定の仕組みのように、面接で確認できる言葉に置き換えておくと説得力が出ます。
⑦ハラスメントがあった
職場でハラスメントを受け、退職に至ったケースです。面接で具体的な発言や出来事を一つひとつ説明する必要はありません。詳しく話すほど説明が長くなり、面接官が本当に確認したいこと、つまり今は問題なく働けるのかという点が見えにくくなります。
そのまま言うと危ない言い方:上司から毎日パワハラを受けていて、精神的に限界でした。
職場で業務上必要な範囲を超えた言動が続き、心身の健康を守るために退職しました。退職前には社内の相談窓口にも相談しましたが、状況は改善しませんでした。現在は回復しており、通常どおり業務ができる状態です。今回の転職では、相談窓口の運用やハラスメント防止の取り組みが組織として整っているかを確認しています。
このケースは会社側に明らかな問題があるので、無理に自分の責任へ置き換える必要はありません。何があったのかを抽象度を上げて短く伝え、退職前に相談したこと、今は働ける状態であることを添えれば十分です。
ただし、例文の現在は回復しています、の部分は実際の状態に合わせることが条件です。まだ回復の途中なら、その事実を踏まえて働き方を相談できる応募先を選ぶほうが、入社後に無理をせずに済みます。
⑧体調を崩して退職した(現在は回復)
長時間労働や職場環境が原因で体調を崩し、退職したケースです。面接官が気にするのは病名ではなく、今どの程度働ける状態なのかです。
そのまま言うと危ない言い方:体調を崩して辞めました。今も完治しているかはわかりません。
心身の不調で業務を続けることが難しくなり、退職しました。退職後は治療と生活リズムの見直しに取り組み、現在は通常の勤務ができる状態まで回復しています。今回の転職では、残業時間の実態と、体調に不安が出たときに相談できる体制を確認しています。入社後は自分の状態を早めに共有し、業務量を調整しながら安定して働き続けたいと考えています。
病名や治療の内容は、業務上の必要がなければ話さなくて構いません。そのぶん、現在の状態は事実のとおりに正確に伝えてください。同じ状況を繰り返さないために働き方をどう見直したのか、応募先で何を確認したのかまで話せると、面接官の不安はかなり小さくなります。
⑨プロジェクト終了・事業撤退など会社側の事情で退職した
担当していたプロジェクトの終了や事業撤退、部署の縮小といった会社側の事情で退職したケースです。12のケースの中では一番説明しやすく、事実だけで足ります。むしろ長く話さないほうがいい理由です。
そのまま言うと危ない言い方:会社の都合で辞めることになり、仕方なく退職しました。
担当していたプロジェクトの終了に伴って部署の体制が変わり、退職することになりました。在籍中はバックエンドのAPI開発と既存機能の改修を担当しています。今後はこの経験を土台に、設計からリリースまで継続して関われる開発組織で経験を積みたいと考えています。御社の自社プロダクトの開発体制に魅力を感じ、応募しました。
退職の経緯は1文で終わらせ、在籍中に担当したことと今後の方向性に時間を使う構成です。面接官もこのケースでは退職理由より、経験の中身とこれからの希望を聞きたがります。
気をつけたいのは、プロジェクトが終わったことと、離職票上の会社都合退職は必ずしも一致しないという点です。実際には自己都合で退職しているのに会社都合と話すと、書類との食い違いになります。退職区分は、離職票に書かれた事実のとおりに話しましょう。
⑩経験者として転職したが、技術スタックや開発体制が聞いていた内容と違った(2社目の短期離職)
経験者として転職したのに、入社後に技術スタックや開発体制が想定と違うとわかり、短期間で辞めたケースです。2社目での短期離職では、前回の転職で何を確認し、今回は何を変えたのかを面接官が特に詳しく聞いてきます。
そのまま言うと危ない言い方:技術スタックが聞いていたものと違ったので、すぐ辞めました。
前職では、新しい技術を取り入れたプロダクト開発に携われると理解して入社しました。実際には既存システムの保守が中心で、テストやコードレビューの運用も限られていました。入社後は改善案をまとめてチームに共有しましたが、当面は運用対応を優先する方針でした。私はテストとレビューを通じて品質を継続的に改善できる環境で働きたいと考え、退職を決めました。前回は使用技術の確認にとどまっていた反省から、今回は開発フローやレビューの運用、技術的負債への向き合い方まで伺っています。
例文の最後で、前回と今回の確認の違いをはっきり言っているのがポイントです。経験者の場合、技術スタックだけを確認しても開発の実態はわからない、ということは、採用する側も経験上よくわかっています。言語やフレームワークに加えて、レビューの頻度やテストコードの扱い、リリースの進め方まで確認したと話せれば、同じ失敗はしないと判断してもらえます。
⑪試用期間中に退職した
入社して試用期間中に辞めたケースです。在籍期間が特に短いぶん、面接官は判断が早すぎなかったか、入社前の確認はどうだったのかを気にします。
そのまま言うと危ない言い方:試用期間中だったので、合わないと思って辞めました。
入社2か月の時点で、担当業務が求人票から想定していた開発業務ではなく、社内ツールの運用対応が中心であるとわかりました。早まった判断にならないよう、上長に開発業務へ移れる可能性を確認しましたが、当面は今の業務が続く見込みとのことでした。目指している開発のキャリアと方向が違うと考え、試用期間中ではありましたが退職を決めました。今回は入社後の担当業務と、試用期間中に何を任されるのかを確認したうえで応募しています。
試用期間中の退職でも、辞める前に確認や相談をした事実があるかどうかで印象は大きく変わります。合わないと感じてすぐ辞めた人なのか、事実を確かめたうえで早めに方向を修正した人なのか。面接官が見極めたいのはこの違いです。
⑫短期離職が2回続いている
短期離職が2回続いている場合、1社ずつ退職理由を説明すると、どちらも言い訳に聞こえてしまいます。このケースでは個別の事情を並べるのをやめ、2回の経験で会社選びの基準がどう変わったのかを話の中心に置きます。
そのまま言うと危ない言い方:1社目は人間関係、2社目は業務内容が合わず、どちらも短期で辞めました。
1社目では担当業務が、2社目では開発体制が入社前の想定と異なり、いずれも短期間で退職しました。2回とも、やりたい仕事の中身ばかりを見て、実際の担当業務やレビューの有無、配属の決まり方を確かめないまま入社したことが原因だったと考えています。今回はこの3点を面接と逆質問で確認し、御社の開発体制が自分の希望と一致していると判断して応募しました。次は腰を据えて経験を積むつもりで、この会社選びの基準を決めています。
2回の退職を共通の原因でくくり、そこから決めた基準で今回の応募先を選んだ、という流れにしています。面接官が知りたいのは、同じ問題を3回目も繰り返さない根拠です。次は長く働きたい、と言うだけでは根拠にならないので、何を確認して今回の会社を選んだのかを具体的に話してください。
面接官が必ず続けて聞く深掘り質問と返し方
短期離職の面接では、最初の退職理由より、そのあとに続く2問目と3問目で評価が分かれます。最初の答えは準備してきていても、追加で質問した途端に具体性がなくなる候補者を、面接の場で何人も見てきました。ここでは、面接官がほぼ必ず続けて聞く5つの質問と、その返し方を紹介します。
辞める前に、改善のために何をしましたか
問題を放置して辞めたのか、自分から状況を変えようと動いたのかを確かめる質問です。上長への相談や業務の工夫、改善の提案など、実際にやったことを1つ挙げ、その結果どうなったかまで話します。
開発業務に入れる時期を上長に具体的に相談しました。あわせて、テスト業務の確認項目を整理した資料を作り、チームで使ってもらいました。そのうえで担当業務が変わる見通しが示されなかったため、退職を判断しました。
大きな改善を実現できていなくても問題はありません。自分から相談した、提案したという事実があれば十分に答えになります。ただ、やっていない行動を面接用に作るのは絶対にやめてください。次の質問で必ず詰まります。
その不満は、うちの会社でも起きませんか
退職理由と応募先の環境が矛盾していないかを確かめる質問です。応募先について事前に確認した事実を挙げ、なぜ同じ問題が起きにくいと判断したのかを答えます。
御社の面接で、開発チームの中で要件定義からリリースまで担当できること、コードレビューが日常的に行われていることを伺いました。前職で課題だった担当工程とレビュー体制について、今回は希望と一致していると判断しています。
御社なら大丈夫だと思います、だけでは根拠になりません。求人票や採用ページ、技術ブログ、面接で聞いた話など、実際に確かめた情報を材料にします。
入社前に、なぜ気づけなかったのですか
過去の判断を振り返り、次の行動に変えられているかを見る質問です。確認が足りなかった点を短く認め、今回の転職活動で何を追加で確認したかに話をつなげます。
前回は職種と使用技術を中心に確認していて、実際の担当工程や、開発と運用の比率までは確認できていませんでした。今回は配属の決まり方と、入社後に担当する業務まで具体的に伺っています。
気づきませんでした、で止まると、面接官は同じことがまた起きると考えます。原因を一言で認めたら、すぐに今回変えたことへ移るのがコツです。
その期間で、具体的にどんな技術や業務に触れましたか
エンジニア採用ならではの質問で、短期離職の候補者が一番詰まりやすいのがここです。退職理由がどれだけ整っていても、実際に何をしてきたかを話せなければ、採用側は経験の中身を判断できません。
結合テスト工程を担当し、約80件のテストケースを作成・実施しました。SQLでテストデータの整合性を確認し、Gitでブランチを切って修正内容をPRとして提出した経験もあります。
例文の件数や業務は、もちろん実際の経験に置き換えます。準備の段階では、自分で担当した作業と、先輩や別チームが担当していた作業の境目まではっきりさせておくと、さらに突っ込まれても答えがぶれません。
次の会社でも合わなかったら、また辞めますか
短期離職を繰り返さないための判断基準と、問題が起きたときの動き方を見る質問です。絶対に辞めません、と答えても面接官の不安は消えません。今回確認したことと、入社後に課題が出たときにどう動くかをセットで話します。
今回は、前職で課題だった配属とレビュー体制を事前に確認したうえで応募しています。入社後に業務上の課題が出た場合も、早い段階で上長に共有し、担当範囲や進め方を相談しながら解決を目指します。
面接官が知りたいのは、どんな状況でも辞めないという約束ではなく、問題が起きたときに周りと相談しながら改善できる人かどうかです。
ここまでの5問を一人で練習すると、どうしても自分の答えに甘くなります。短期離職の説明は、第三者に深掘りされて初めて根拠の弱い箇所に気づくことが多いので、模擬面接や書類添削まで頼める転職エージェントを一度使ってみてください。サービスごとの違いはエンジニア転職におすすめなエージェント・サイト27選―未経験OKありで比較できます。
在籍期間別に変わる伝え方の重心
退職理由の組み立て方は、在籍期間が3か月でも1年でも変わりません。変わるのは、話のどこに時間を使うかです。
3か月未満・試用期間中
入社して3か月未満だと、実務経験として語れる材料はまだ多くありません。そのぶん、入社前の説明と実際の業務がどう違ったのかを事実で示すことに比重を置きます。求人票では開発職だったのに社内ツールの運用が中心だった、という食い違いと、上長に確認した内容を簡潔に話す形です。
もう一つ厚めに準備したいのが、退職後の行動です。たとえばJavaの開発職を目指しているなら、Oracle認定Java資格のBronzeやSilverの学習状況、作ったアプリのGitHubのURLまで話せると、在籍期間の短さを行動で補えます。学習中の段階でも、どの教材のどこまで進めたかを具体的に言えれば十分です。
半年前後
半年いれば、担当した業務を少なくとも1つは具体的に話せる時期です。退職理由は短めにまとめ、テスト設計や軽微な改修、SQLでのデータ確認など、実際にやったことと、そこで足りないと感じたことをセットで話します。足りないと感じたことが、そのまま次の会社で伸ばしたいことになり、志望動機に自然につながります。
1年前後
1年近く在籍していれば、実務経験の中身で勝負できます。退職理由の説明は30秒程度にとどめ、担当した機能や使った技術、設計・実装・テストのどの工程に関わったのか、チームの中でどんな役割だったのかに時間を使います。面接官の関心も、なぜ辞めたかより、何ができるかに移っています。
なお、1年目で転職すべきかどうかの判断はこの記事では扱いません。タイミングに迷っている方は、エンジニア1年目の転職は早すぎる?市場価値・年収・注意点をまとめて解説を参考にしてください。
短期離職の面接で評価を落とすNGな話し方
短期離職の経歴そのものより、面接での話し方で評価を落としているケースはかなりあります。採用面接で特に印象を悪くする話し方を4つ挙げておきます。
なんとなく合わなかった、で終わる
なんとなく合わなかった、思っていた仕事と違った、という説明では、聞いている側は何も判断できません。何が違ったのか、なぜ続けられなかったのか、次はどんな環境を選ぶのかが一つも見えないからです。業務内容なのか配属なのか、開発体制なのか働き方なのか。問題だった点を一つに絞り、事実として言葉にするところから始めましょう。
前職の批判を具体的に語りすぎる
前職の問題を説明すること自体は悪くありません。ただ、会社や上司への批判が長く続くと、面接官は入社後もこの人は同じように会社への不満を口にするだろうと想像します。上司の具体的な発言や、人間関係の衝突の細部まで話す必要はありません。伝えるべきなのは、退職につながった問題の性質と、自分が改善のために取った行動の2つです。
在籍期間や退職理由をごまかす
短期離職を隠すために在籍期間をずらしたり、職歴から会社ごと消したりするのは、得になることが一つもありません。入社手続きで行う雇用保険の加入手続きや、提出する源泉徴収票から、申告した職歴との食い違いがわかることがあります。企業によっては、前職の上司などに勤務状況を確認するリファレンスチェックを行うところもあります。
虚偽の申告がわかれば、問題になるのは短期離職そのものではなく、経歴を偽ったことです。内定の取り消しにつながる場合もあるので、在籍期間は最初から事実のとおりに伝えるのが一番安全です。
反省しすぎて自分を下げすぎる
意外と多いのが、短期離職を反省するあまり、すべて自分の判断が悪かった、自分に大きな問題があったと繰り返してしまうパターンです。自責を強く言いすぎると、今度は自信がない人、判断力に不安がある人という印象に変わります。
認めるのは、自分の側で変えられる点1つで十分です。入社前の確認が足りなかったなら、次は何を確認したのかを話す。ハラスメントや求人内容との大きな食い違いがあったなら、そこまで自分の責任にする必要はありません。事実を淡々と話し、次の行動を具体的に言うほうが、聞く側はよほど安心します。
職務経歴書・スキルシートでの短期離職の書き方
短期離職は面接だけでなく、書類の段階でも説明できる状態にしておく必要があります。書類で押さえるポイントは次の3つです。
在籍期間は正確に書き、職歴から消さない
入社年月と退職年月は正確に書き、数か月しかいなかった会社も職歴から外さないでください。理由は前の章で触れたとおりで、書類との食い違いはあとから必ず説明を求められます。最初から正確に書いておき、その期間に何を経験したかで評価してもらうほうが確実です。
退職理由は一身上の都合により退職が基本、会社都合は明記する
自己都合で辞めた場合、履歴書の職歴欄には一身上の都合により退職と書くのが基本です。面接で話すような経緯を、書類に長々と書く必要はありません。
会社側の事情による退職や契約期間の満了であれば、会社都合により退職、契約期間満了により退職のように、実際の退職区分に合わせて書いておくと、書類の段階で余計な誤解を招かずに済みます。書類では事実と担当業務を正確に伝え、詳しい経緯は面接で話す、という役割分担です。
短い期間でも、担当した工程・使った技術・規模を具体的に書く
短期離職の職歴欄で一番やってはいけないのが、在籍期間が短いからと業務内容を1行で済ませてしまうことです。採用側から見ると、何もしていなかったのと区別がつきません。
テスト業務なら、テスト業務とだけ書かず、結合テスト工程でどの機能を担当し、テストケースを何件作成・実施したのかまで書きます。開発業務なら、使った言語やフレームワーク、担当した機能、修正した不具合の内容、PRを出していた頻度などを記載すると、短い期間でも経験の範囲が伝わります。
職務経歴書全体の書き方や、エンジニアならではの実績のまとめ方は、Webエンジニアの職務経歴書を【面接官に刺さる】内容にして転職を確実に決めよう!で詳しく解説しています。
退職理由と志望動機をつなげて今回は辞めない根拠を作る
短期離職の面接で最後に効いてくるのは、過去の退職理由と今回の応募先が一本の線でつながっているかどうかです。退職理由がどれだけ整理されていても、なぜこの会社なら続けられるのかが伝わらなければ、面接官の不安は消えません。
辞めた理由を、次の会社選びの条件に置き換える
まず、前職を辞めた理由を、次の会社選びで確認する条件に置き換えます。コードレビューがなかったことが理由なら、レビューの運用がある会社を選ぶ。テスト業務から抜け出せなかったなら、入社後の担当工程と開発に入る時期を確認する。こうして不満を確認できる条件に変えておくと、志望動機にそのまま使えます。
逆に、成長できる環境で働きたい、という言い方だけでは、面接官には判断の材料がありません。どんな環境なら成長できると考えているのかを、開発体制や担当工程の言葉で説明できるようにしておきましょう。
面接の逆質問で確認したことを、そのまま根拠として話す
応募先の面接で確認したことは、退職理由と志望動機をつなぐ一番強い材料になります。前職でレビュー体制がなかったことが理由なら、逆質問でコードレビューの頻度や開発チームの構成を聞いておく。そのうえで、御社の面接でレビューの運用について伺い、前職で課題だった点が解消される環境だと判断しました、と話せれば、今回の会社を選んだ理由に具体性が出ます。
逆質問の具体例は逆質問まとめ!「何か質問はありますか?」に先輩エンジニアは面接でこう答え内定を勝ち取った!、志望動機の作り方はエンジニアの志望動機まとめ!内定を決める書き方・コツを先輩の例文に学ぶ!で紹介しています。
応募先で最低限確認しておきたい項目は、未経験からエンジニアになって後悔している人へ。辞める前に切り分けたい原因と、次の一手の選び方の後半でまとめています。
同じ失敗を避けるため、会社選びの段階で避けたい特徴
短期離職を繰り返さないためには、応募の段階で避けたい会社の特徴も知っておく必要があります。業務内容を聞いても具体的な説明が返ってこない、配属がどう決まるのかを説明できない、未経験で入った社員が今どんな仕事をしているかを答えられない。こうした会社は、前職と同じミスマッチが起きる可能性が高いと見ておくべきです。
ただし、レビューの仕組みが整っていない会社がすべて悪いわけではありません。小さな開発組織では、レビューより先にプロダクトを立ち上げることを優先している段階もあります。大事なのは、自分が求める環境とその会社の実態が合っているかどうかです。避けたほうがいい会社の見分け方は、入ってはいけないIT企業とは?特徴・見分け方・転職で失敗しないポイントを現役エンジニアが解説で詳しく解説しています。
エンジニアの短期離職でよくある質問
入社1年未満で辞めたら、書類選考で落ちやすくなりますか?
正直に言うと、書類の段階で不利になる場面はあります。特に実務経験が浅いうちの短期離職は、採用側が経験と定着の両方を判断しにくいため、書類だけで見送られることもあります。
だからこそ、職務経歴書では担当業務と使った技術を具体的に書き、短い期間でも何をしてきたのかが伝わるようにしておきます。もう一つ有効なのが、転職エージェント経由での応募です。担当者が退職の経緯や退職後の学習状況を理解したうえで、推薦の際に企業へ補足してくれるので、書類だけでは伝わらない事情を届けられます。
1年目で転職して本当に大丈夫ですか?
転職すべきかどうかは、今の業務内容や成長の見通し、次の職場で何を実現したいかによって答えが変わります。この記事は、すでに退職した人と退職が決まっている人の面接対策に絞っているので、判断の考え方はエンジニア1年目の転職は早すぎる?市場価値・年収・注意点をまとめて解説を参考にしてください。
数週間で辞めた会社や、試用期間中に辞めた会社も職歴に書くべきですか?
書いてください。在籍が1か月に満たない場合でも、試用期間中の退職でも、雇用されていた事実に変わりはありません。書かずにおくと、前の章で触れたとおり入社手続きの書類から食い違いがわかることがあります。
在籍期間が極端に短い会社は、担当業務を書けるほどの材料がないこともあります。その場合は、どんな業務の説明を受けて入社し、実際には何を担当したのかを1〜2行で書いておけば足ります。詳しい経緯は面接で話しましょう。
退職後に空白期間があります。どう説明すればいいですか?
空白期間は、その間に何をしていたのかを事実のとおりに話せば問題ありません。プログラミングの学習や資格の勉強、ポートフォリオの制作、転職活動など、取り組んだことがあれば具体的に伝えます。特別な成果がなくても、どう過ごし、今どんな状態なのかを説明できれば十分です。
詳しい伝え方はエンジニアのブランクは転職で不利?面接での伝え方と対策を解説でまとめています。
第二新卒枠で応募できますか?
第二新卒枠に応募できるかどうかは、企業の募集要項しだいです。卒業後の年数や年齢、正社員としての勤務経験を応募条件にしている企業もあり、入社1年未満で退職した人が対象になる求人もあれば、ならない求人もあります。応募前に募集要項を確認し、はっきりしない場合は採用窓口か転職エージェントに確認してください。
エージェントに短期離職の本当の理由を話してもいいですか?
話してください。むしろ本当の理由を共有しておかないと、応募先選びがずれます。
たとえば、SESの配属が希望と違ったことが本当の理由なのに、その事情を伏せたまま求人を紹介してもらうと、同じような配属の仕組みの会社を勧められる可能性があります。退職の経緯と、次の職場で何を確認したいのかを両方伝えたうえで、面接での説明の仕方や推薦の際の補足まで相談するのがエージェントの上手な使い方です。
まとめ
エンジニアの短期離職で面接官が確かめているのは、この人はうちでも同じ理由で辞めないか、という一点です。入社1年未満で辞めた事実だけで、採用の可能性がなくなるわけではありません。
退職理由は、事実を1文で伝え、自分がどう判断したのか、次の会社選びで何を基準にしたのか、応募先の環境とどうつながるのかという順で話します。過去の不満に時間を使わず、これからやりたいことに重心を置くのが基本です。さらにエンジニア採用では、短い在籍期間でも何を経験してきたかが評価の材料になります。担当した工程や使った技術は、退職理由とは別に準備しておきましょう。
今日やることは一つです。この記事の12のケースから自分に近い例文を選び、事実に置き換えて、スマートフォンで録音しながら1分以内に話してみてください。話せたら、深掘りの5つの質問にも同じように声で答えてみる。そこで詰まった箇所が、本番までに埋めるべき穴です。
もう一度「エンジニアの短期離職は面接でどう伝える?入社1年未満で辞めた理由の話し方と例文を徹底解説!」を読む ↑
短期離職からの転職で面接対策まで相談できるおすすめ転職エージェント3選
ここまで読んで、深掘り質問への備えや書類の書き方を一人で詰めきれるか不安になった方もいると思います。実際、自分では整理できたつもりの説明も、第三者に2問目、3問目を聞かれて初めて根拠の弱さに気づくものです。また、短期離職の経緯は職務経歴書だけでは伝わりにくく、担当者に事情を理解してもらったうえで企業に推薦してもらえるかどうかで、書類選考の結果も変わってきます。
ここでは、短期離職からの転職で面接対策まで相談できる3社を紹介します。
1.レバテックキャリア



- IT・Web業界に特化した転職エージェント
- 年間累計7,000回以上の企業訪問で、配属の実態やチーム体制まで把握
- 技術の話が通じるキャリアアドバイザーに相談できる
- 前職の経験を活かして開発寄りの2社目を狙う人に向いている
レバテックキャリアは、IT・Webエンジニアの転職支援に特化したエージェントです。年間累計7,000回以上の企業訪問を通じて、求人票には書かれない開発環境やチーム体制、レビューの運用まで把握しているのが強みです。
短期離職からの転職では、ここが大きな意味を持ちます。この記事で繰り返してきたとおり、面接官が一番知りたいのは、今回は同じ理由で辞めない根拠です。配属の決まり方やレビュー体制を担当者から事前に聞いておけば、応募の段階でその根拠を手にした状態で面接に臨めます。面接で、前職ではこの点が課題でしたが、御社ではこういう体制だと伺っています、と具体的に話せるのは、情報を持っている人だけです。
ITの実務経験がある程度あり、担当した工程を説明できる人に向いたエージェントです。
| 運営会社 | レバテック株式会社 |
|---|---|
| 得意な職種 | Webエンジニア、バックエンドエンジニア、フロントエンドエンジニア、インフラエンジニア、社内SE、データサイエンティスト、PM・PL、セキュリティエンジニア 他 |
| 求人数 | 53,000件以上 |
| 対応地域 | 首都圏、東海、関西、九州(福岡) |
| 未経験可の求人 | × |
| 公式サイト | レバテックキャリア 公式サイト |
専門用語が通じるIT/Web系に強いエージェント。徹底した企業研究で面接通過率が高い!
レバテックキャリア
面接対策やポートフォリオへの技術的なアドバイスもあり。専門的な知識が深いからマッチング率が高い!
詳しい評判は、レバテックキャリアの評判まとめ【当サイト独自の口コミ調査あり/経験者の年収アップにおすすめ】で紹介しています。
2.テックゴー



- ITエンジニア専門の転職エージェント
- 回数無制限の模擬面接で、深掘り質問への返しまで練習できる
- 求人数10,000件以上、年収UP額は平均144万円
- 週末1日で複数社の面接を受けられる1Day選考会がある
テックゴーは、ITエンジニアのキャリアアップ転職に特化したエージェントです。求人数は10,000件以上、年収UP額は平均144万円で、回数無制限の模擬面接をはじめとする選考対策の手厚さに定評があります。
短期離職の説明は、一度うまく言えても2問目で崩れます。辞める前に何をしたのか、入社前になぜ気づけなかったのかと続けて聞かれたとき、具体的な行動や根拠が出てこなければ、最初の説明がどれだけ整っていても評価は下がります。テックゴーなら模擬面接を何度でも受けられるので、この記事で紹介した5つの深掘り質問を本番前に繰り返しぶつけてもらい、答えが曖昧な箇所を一つずつ潰しておけます。
当サイトのインタビューでテックゴーの担当者が答えているとおり、IT経験が2年前後ある人のほうが支援の幅は広がります。経験者として2社目、3社目に挑む人や、年収を前職の水準に戻したい人に向いたエージェントです。
| 運営会社 | 株式会社MyVision |
|---|---|
| 得意な職種 | Webエンジニア、バックエンドエンジニア、フロントエンドエンジニア、インフラエンジニア、クラウドエンジニア、PM・PL、テックリード 他 |
| 求人数 | 10,000件以上 |
| 対応地域 | 全国 |
| 未経験可の求人 | × |
| 公式サイト | テックゴー 公式サイト |
【業界TOPクラスの内定率】ITエンジニア専門の転職エージェント!
テックゴー
現役ITエンジニアのキャリアアップに強いエージェント。模擬面接や1Day選考会への参加など「充実のサポート」に定評ありです!
詳しい評判は、テックゴーの評判・口コミを徹底解説【担当者インタビューあり】で紹介しています。
3.ユニゾンキャリア



- IT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェント
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ユニゾンキャリアは、IT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェントです。口コミ評価No.1・Google口コミ4.8(自社調べ)と利用者からの評価が高く、未経験からのエンジニア転職の支援にも力を入れています。
実務が浅いまま短期間で辞めた20代は、書類選考がいちばんの壁になります。職務経歴書に書ける実績が少ないうえに在籍期間も短いので、書類だけで判断されると不利になりやすいからです。ユニゾンキャリアのように未経験に近い層の支援に慣れた担当者に、退職の経緯と退職後の学習状況を整理して伝えておけば、推薦の際に書類では伝わらない事情を補ってもらえます。前の会社で放っておかれた経験がある人ほど、次は育成の仕組みがある会社に絞って提案してもらえることにも意味があります。
実務経験が浅く、20代のうちにエンジニアとしてのキャリアを立て直したい人に向いたエージェントです。なお、30歳以上の方は利用対象外となる場合があるため、登録前に最新の利用条件を確認してください。
| 運営会社 | 株式会社ユニゾン・テクノロジー |
|---|---|
| 得意な職種 | アプリケーションエンジニア、サーバーサイドエンジニア、クラウドエンジニア、フロントエンドエンジニア、ゲーム開発エンジニア、システムエンジニア、インフラエンジニア、社内SE 他 |
| 求人数 | 10,000件以上 |
| 対応地域 | 一都三県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)、大阪府 |
| 未経験可の求人 | ◎ |
| 公式サイト | ユニゾンキャリア 公式サイト |
IT/Web/ゲーム業界に特化したエージェント【未経験の支援に強い】
ユニゾンキャリア
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