建設業界の企業で人事担当として働く筆者が、施工管理職の転職について解説します。
当記事を読めば、
- 建設業界の現状と将来性
- 施工管理職の市場価値
- 施工管理職の転職におすすめの転職エージェント
- 未経験から施工管理職に転職する方法
がわかり、すぐに行動に移せます。
施工管理職での転職を検討されている方は、ぜひ最後まで読んで活用してください。
目次
建設業界の動向と現状、将来性
建設業界の動向と現状
建設業界は2020年の東京オリンピック後の需要低下や新型コロナウイルスの流行、物価高騰により苦境に立たされていました。しかし近年は労働環境の変化、短中期的な需要の安定、SDGsなど脱炭素化に向けた取組みの活発化といった明るい兆しが見られます。
2023年の建設投資額は、前年度比2.2%増の70兆3,200億円でした。2024年度の建設投資は72兆5,300億円の見通しで、建設投資額は2012年頃から右肩上がりの状況です。
また、高度経済成長期に建設された公共インフラ設備は老朽化が進んでいます。今後20年間で築年数50年以上となる施設が増加するため、建設需要は長期的に拡大する見込みです。そして地震大国と言われる日本では、オフィスビルや大型マンションの耐震工事の需要も高まっています。
一方で、建設資材や労務費の上昇といった建設コストは急激な高騰に見舞われています。労務費高騰の主な要因は人手不足です。業界全体で高齢化や労働者不足が進行しており、需要の高まりを受けて労務費が上がっているのです。
そんな中、施工管理職の求人倍率は5.67倍と、職業全体の1.32倍と比較して「超売り手市場」とされます(2024年12月現在)。建設需要の高まりに反し、働き手の高齢化などによる深刻な人手不足から、求人倍率が高水準となっているのです。
建設業界の将来性
建設業界全体で人手不足問題の解消のため、ICT(情報通信技術)の積極的な活用による生産性の向上への取組みが見られます。例えば、ドローンを活用した現場の写真測量や、そこで得られたデータを元に設計図を作成し、大幅な時間の短縮が可能になりました。
また2024年4月から建設業に「時間外労働の上限規制」が罰則付きで適用され、原則として月45時間、年間360時間が限度となりました。これを受けて、現場でのフレックス制導入の検討など、働き方の見直しを進める企業が増えているのです。
このように、業界全体で働き手の流出を防ぎ、働き手を増やすため様々な施策に取り組んでいます。工事において重要な役割を担う施工管理職は、どの企業からも重宝される存在です。人材不足の今、企業は中途採用を積極的に行っており、未経験でも十分チャンスがあります。すでに資格やスキルがある場合は、好条件を目指してステップアップが可能です。
転職エージェントを活用すべき3つの理由
先に述べたように、転職市場における施工管理職は「超売り手市場」ですが、だからと言って誰もが簡単に良い会社に転職できるわけではありません。求人数が多いからこそ、冷静に見極める目が必要になります。より良い労働条件、自分に合う働き方や環境を選ぶには、業界に精通し専門知識が豊富なプロからアドバイスを受けるのが近道です。
施工管理職の転職に転職エージェントを活用すべき理由を解説します。
理由①|キャリアアドバイザーのサポートを無料で受けられる
転職者一人ひとりに対して専属のキャリアアドバイザーが担当者となり、キャリアの相談から求人の提案、応募書類の添削、選考管理、内定後の条件交渉までサポートしてくれます。転職市場の最新情報を聞けるのもポイントです。
理由②|優良企業に出会える可能性が高まる
企業は、転職エージェントを通じて求職者を採用した場合、エージェントに成功報酬を支払います。そのため、転職サイトで広告を出すよりも採用コストが高くなるのです。このため、転職エージェントを利用する企業は予算がある=優良企業である場合が多いと言えるでしょう。
理由③|非公開求人に応募できる
転職エージェントだけが保有している求人案件が存在しており、転職サイトなど他の方法では応募できません。自分に合う企業を見つけるには、なるべく多くの企業を見比べることが重要です。より良い条件の求人情報を手にいれるためにも、転職エージェントに登録しておきましょう。
転職エージェントを選ぶポイント3つ
「転職エージェントに登録したいけど、どうやって選んだらいいか分からない…」転職活動を始めてみて、こんな悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。以下を参考に、自分の目的に合った転職エージェントを探してみてください。
ポイント①|専門性と実績で選ぶ
転職エージェントは主に「総合型」「業界・職種特化型」「年代・属性特化型」の3つに分類されます。施工管理の転職には特に「業界・職種特化型」の転職エージェントがおすすめです。「業界・職種特化型」の転職エージェントは、その名の通り専門の業界や職種に特化しています。業界の最新情報に詳しく、企業とも関係が深いため、より良い求人を見つけやすくなるでしょう。
また、総合型の転職エージェントであれば豊富な求人数と実績の中から自分に合った求人に出会えるメリットもあります。より選択肢を増やすためにも、特化型と総合型を併用すると良いでしょう。
ポイント②|求人情報数の量と情報の詳しさ
自分に合う仕事を見つけるには、なるべく多くの企業を見比べるべきです。取り扱う求人情報数が多い転職エージェントに登録すれば、たくさんの企業情報を入手できます。また、求人票に待遇や働き方などの情報が詳しく掲載されている方が、条件や待遇を比較しやすいでしょう。
ポイント③|利用者の口コミ・評価
転職エージェントの良し悪しは、実際に利用した人にしか分かりません。利用する前にネットで評判をチェックして、自分の利用目的に合うエージェントを見つけましょう。1つの転職エージェントだけ登録していると、他の転職エージェントが保有する求人に出会えない可能性があるため、複数社の利用をおすすめします。
施工管理職におすすめの転職エージェント比較・ランキング
施工管理職の転職では「業界・職種特化型」の転職エージェントと、求人数や拠点の多い「総合型」エージェントを併用しましょう。その中でも特におすすめの7社について解説していきます。
おすすめの転職エージェント①|タイズ
「転職実績シェアNo.1企業多数!メーカー転職専門エージェント」
タイズは、メーカー特化型の転職エージェントで、同社を通じて入社した人数が最多の大手優良企業が多数という実績があります。
おすすめポイント①|独自のアナログマッチング方式
タイズは「アナログマッチング」を掲げ、「社風・働きごこち・会社の将来性・スピード感・やりがい」など、求職者個人にマッチする会社の提案を重視しています。求職者にマッチした求人を厳選し、転職活動の効率性と満足度の向上を目指しています。
おすすめポイント②|転職成功にこだわった充実のサポート体制
タイズは、企業と求職者をそれぞれ別の担当者が受け持つ大手他社と異なり、同じキャリアアドバイザーが企業と求職者の両方を担当します。そのため他社では入手できない企業の情報に精通しており、平均して高い書類選考通過率に結びついています。
おすすめポイント③|無理に転職を勧めない
転職エージェントのビジネスモデル上、求職者をとにかく転職させようとするキャリアアドバイザーが少なくありません。しかしタイズでは無理に転職を勧めずに、転職するか否かを含めて求職者に合ったキャリアプランを提案してくれます。
| エージェントタイプ | 特化型 |
|---|---|
| 得意な職種 | 電気設計/回路設計、研究/開発/評価、機械設計、設計/開発(プラント)、生産技術、品質保証/品質管理、生産管理、施工管理、製造オペレーター/CADオペレーター、セールスエンジニア、サービスエンジニア、営業、購買/物流、IT系、メディカル、事務/管理 他 |
| 得意な業種・業界 | 電気/電子/半導体、機械、自動車、化学/素材、食料品、医薬品/医療機器、IT/インターネット/通信 他 |
| 求人数 | 8,000件以上(独占の非公開求人も多数) |
| 対応地域 | 全国 |
| 年代 | 年齢制限なし |
| 初回の面談・カウンセリング | 対面 or オンラインによる面談 |
| 公式サイト | |
メーカー特化型の転職エージェント【厳選した製造業の求人を多数保有!】
優良メーカーの求人を多数保有する『メーカー専門』の転職エージェント。利用者満足度『92%』とサポートの質が高い!
おすすめの転職エージェント②|建設キャリアプラス

「その数80,000社!日本最大級の建設ネットワークに強みあり」
建設キャリアプラスは、建設業界に特化した転職エージェントです。運営会社のツクリンクは建設事業者と繋がるマッチングプラットフォームを展開し、現場に密着した最新情報や非公開求人を数多く保有しています。
おすすめポイント①|未経験・経験者の双方をサポート
専任のキャリアアドバイザーが丁寧なヒアリングを実施し、未経験者にはキャリア形成や資格取得を含めた求人を紹介します。特に電気工事関連分野に特化しており、有資格者は高収入求人を提案されるケースが多いようです。
おすすめポイント②|業界に精通したキャリアアドバイザー
建設キャリアプラスでは、事業会社で人事責任者を担当した者や、業界経験者のキャリアアドバイザーに支援を受けられます。業界を知り尽くした人事目線で、選考対策や条件交渉をしてもらえます。
おすすめポイント③|業界最大級のネットワークと非公開求人
運営会社であるツクリンクは、日本最大規模の建設事業者ネットワークを有しており、その数は80,000社に上ります。そのため非公開求人が豊富で、好条件の求人に出会える確率が高いのが魅力です。
→ 無料相談はこちらから|未経験OKな求人もあり!
| エージェントタイプ | 特化型 |
|---|---|
| 得意な職種 | 1級建築施工管理技士、2級建築施工管理技士、1級土木施工管理技士、2級土木施工管理技士、1級電気工事施工管理技士、2級電気工事施工管理技士、1級管工事施工管理技士、2級管工事施工管理技士、第1種電気工事士、第2種電気工事士、第1種電気主任技術者、第2種電気主任技術者、第3種電気主任技術者、1級建築士、2級建築士 他 |
| 取り扱う業種(例) | 建設業 |
| 対応地域 | 全国(関東エリアがメイン) |
| 年代 | 20代〜40代 |
| 初回の面談・カウンセリング | LINEによる無料相談が可能 |
電気工事士・施工管理士への転職支援に特化!
建設キャリアプラス
80,000社以上の建設ネットワークから厳選された求人紹介で希望のキャリアが実現できます。未経験OKの求人ありです
おすすめの転職エージェント③|建築転職

「建設業界で働く人が選ぶエージェントNo.1」
建築転職は、建築系技術者に特化した転職支援サービスです。運営元である株式会社トップリフォームは、建築工事の請負事業を全国に展開する企業です。現場監督にリモートワークを導入することで全国対応・低価格・高品質を実現し、クライアントは100社を超え、表彰実績も多数誇ります。
おすすめポイント①|優良な非公開求人が豊富
大手ゼネコン、サブコン、設計事務所の採用は、応募集中を避けるため非公開求人の割合が高い傾向にあります。転職エージェントを介してしか応募できない求人を紹介してもらえるため、質の高い求人情報を入手しやすいでしょう。
おすすめポイント②|施工管理技士の転職に強み
施工管理の業務を熟知し、国家資格を有するキャリアアドバイザーから専門知識を活かしたアドバイスを受けられるため、書類選考や面接に有利です。
おすすめポイント③|全国企業との強力なネットワーク
建築転職の運営会社の主事業は施工請負事業です。そこで培った全国企業との強いネットワークを活かし、リアルな社風や働き方といった、求職者が知りたい企業情報の提供を可能にしています。
| エージェントタイプ | 特化型 |
|---|---|
| 得意な職種 | 施工管理、建築施工管理(新築・改修・リフォーム)、設備施工管理(空調)、設備施工管理(給排水設備他)、電気施工管理、施工図・設計、工務・積算、CADオペレーター、営業 他 |
| 取り扱う業種(例) | 建設業 |
| 対応地域 | 全国 |
| 年代 | 20代〜40代 |
| 初回の面談・カウンセリング | LINEによる無料相談が可能 |
【全国に対応】建設業界で働く人が選ぶエージェントNO.1!
建築系技術者に特化した全国に対応する転職エージェント。建築関連の国家資格を保有したアドバイザーが最適なキャリアプランを提案してくれます!
おすすめの転職エージェント④|リクルートエージェント




「転職支援実績No1!業界最大級の非公開求人数を誇るエージェント」
言わずと知れた、国内最大級の総合型エージェントです。膨大な非公開求人数や全国に展開する拠点はさることながら、マッチングやキャリアサポートの質の高さに強みがあります。
おすすめポイント①|他社とくらべても求人の多さが圧倒的
業界最大手として他社を圧倒する数の求人を保有しています。幅広い業界・職種の中から自分”ぴったり”な仕事が探しやすいのがメリットです。また、非公開求人だけでも30万件以上を有するため、他では出会えなかった求人も”ここなら”見つかるというケースも少なくありません。
おすすめポイント②|質が高くスピーディーな転職支援
長年積み重ねたノウハウを活かし、初回面談から求人紹介、企業との調整・交渉、内定獲得までの流れがスムーズに進む特徴があります。また、キャリアアドバイザーのキャリアサポートの質の高さにも定評があります。スピード感を持って転職先を決めたい方には特におすすめです。
おすすめポイント③|地方求人にも強い
全国に拠点を持つことで対応エリアが広いため、地方での転職を希望している方にも満足のいく求人を紹介してもらえます。また、オンライン面接に対応する企業の求人も幅広く保有しているため、Uターンや地方移住を検討している方も安心して利用できます。
→ 無料相談はこちら![]()
| エージェントタイプ | 総合型 |
|---|---|
| 得意な職種 | 建築設計・CADオペレーター・設計監理、建築測量・積算、内装施工管理・CM(コンストラクションマネジメント)、内装施工管理・現場監督・施設管理・大工・左官、建築施工管理・CM(コンストラクションマネジメント)、建築施工管理・現場監督・大工 他 |
| 得意な業種・業界 | ゼネコン・サブコン、設計事務所、ハウスメーカー・住宅販売・不動産仲介、エクステリア・インテリア・建材メーカー・住宅設備、リフォーム・内装、売買仲介・賃貸仲介(土地活用含む)、ディベロッパー、不動産管理 他 |
| 求人数 | 700,000件以上(公開求人のみで) |
| 対応地域 | 全国 |
| 年代 | 20代〜40代 |
| 初回の面談・カウンセリング | 対面、電話、オンラインによる面談 |
| 公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
おすすめの転職エージェント⑤|JAC Recruitment(JACリクルートメント)

「支援実績43万人超!ハイクラス・グローバル求人に強いエージェント」
JACリクルートメントは、ミドル・ハイクラス向けの転職エージェントです。管理職や専門職、グローバル人材に特化した専門のコンサルタントが1,200名以上在籍し、これまで43万人以上の利用者を支援してきた実績があります。
おすすめポイント①|キャリアを積んだ求職者向け案件が豊富
公式サイトのキャッチコピーに「ハイクラス転職のエキスパートです」と掲げていることもあり、求人のほとんどは年収600万以上となっています。年収1,500万にも達する求人もあり、高額な報酬を狙う方にはお勧めできるエージェントです。
おすすめポイント②|国内大手、外資系、海外進出企業の求人に強い
元々ロンドン発祥の日系転職エージェントだった経緯もあり、外資系や海外進出企業の求人を多く取り扱っています。また、国内大手についても豊富な求人を抱えています。これらの企業への転職支援も充実しており、例えば効果的な英文レジュメの作成方法に関してもコンサルタントから指導を受けることが可能です。
おすすめポイント③|キャリアカウンセリングを地方で受けやすい
多くの転職エージェントでは東京でキャリアカウンセリングを行い、遠隔地はオンラインや電話などで対応している会社が多いのですが、JAC Recruitment(JACリクルートメント)は東京以外にも東北、北関東、横浜(神奈川)、静岡、浜松、名古屋(愛知)、京都、大阪、神戸(兵庫)、中国地方(広島/岡山)、福岡に支店を抱えています。地方の方でも直接足を運びやすい点は魅力的です。
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| エージェントタイプ | 特化型 |
|---|---|
| 得意な職種 | 工事監理(建築系)、アセットマネジメント(AM)、プロパティマネジメント(PM)、コンストラクションマネジメント(CM)、空間プロデューサー、意匠設計、構造設計、設備設計(機械)、設備設計(電気)、内装設計、電気工事施工管理、積算、不動産開発、建築施工、設備施工(機械)、設備施工(電気)、内装施工、ビルマネジメント、ファシリティマネジメント、賃貸管理、マンション管理 他 |
| 求人数 | 20,000件以上 |
| 対応地域 | 全国・海外 ※国内の拠点は東京、東北、北関東、横浜(神奈川)、静岡、浜松、名古屋(愛知)、京都、大阪、神戸(兵庫)、中国地方(広島/岡山)、福岡 |
| 取り扱う業種(例) | 建設業 |
| 年代 | 30〜40代 |
| 初回の面談・カウンセリング | 対面、電話、オンラインによる面談 |
| 公式サイト | https://www.jac-recruitment.jp/ |
ハイクラス、グローバル求人に強みあり!
JAC Recruitment(JACリクルートメント)
外資系や国内大手のハイクラス求人に強い。キャリアアップで高年収を目指す方におすすめ!
未経験から施工管理職への転職

施工管理は、建物という目に見える成果が残せる仕事であり、やりがいを持って働ける職種として人気を集めています。体力的にハードな面がある分、収入水準が比較的高めで、努力が給与に反映されやすい点も魅力です。経験を積むほど専門性を高められ、資格取得などによって着実な年収アップが期待できるでしょう。
施工管理職の仕事内容
施工管理の仕事は、大きく「工程管理」「安全管理」「品質管理」「原価管理」の4つに分かれます。
工程管理
作業の進行や作業員、必要な機器の手配といった管理を指します。工程管理が不十分だと工期の遅れに直結するため、計画通り作業が進んでいるかチェックが必要です。
安全管理
作業員の安全確保のため、必要な設備や環境を整える業務です。危険箇所への注意喚起といった事故防止対策や、使用機材の安全点検など多岐にわたります。
品質管理
使用する材料の寸法や品質が、定められた規格を満たしているかを管理します。また建物完成時の強度・密度が規定に達するよう管理することも業務の1つです。
原価管理
人件費や材料費の原価を計算し、予算内に収める重要な作業です。工事の進捗状況によって発生する経費を把握し、予算との差異の有無をチェックします。
施工管理職に向いている人の特徴
施工管理職は現場監督と混同されがちですが、現場仕事だけでなくクライアントとのやり取りや事務書類の作成といった幅広い業務を担当します。業務範囲が広くハードな分、やりがいや建物が完成したときの達成感は大きいでしょう。
自身が以下の特徴に当てはまるなら、書類選考や面接でアピールするチャンスです。
コミュニケーション能力がある
現場で作業する職人や作業員、工事発注元であるクライアントなど、多くの人と関わるため、コミュニケーション能力が求められます。
リーダーシップ・マネジメント力がある
現場を指揮するため、メンバーを取りまとめるリーダーシップが必要です。また計画通り作業を進められるようマネジメント力も求められます。
臨機応変に対応できる
建設現場は常に事故発生の危険が潜んでおり、安全管理が必須です。現場でトラブルが発生した際は、冷静に対処する必要があります。
未経験で施工管理職に転職するには
現在、施工管理職の求人倍率は非常に高く、未経験者の中途採用に積極的な企業も増えてきています。よって未経験からの転職でも十分チャンスはあるでしょう。
施工管理職に必要な資格
施工管理職の業務を行う上で必須の資格はなく、文系・理系の出身はほとんど問われません。ただし入社後は建築施工管理技士、土木施工管理技士といった国家資格の取得を求められる可能性があります。選考の時点から勉強に取り組む意欲をアピールしていきましょう。資格取得によって、さらなるキャリアアップにも期待できます。
施工管理職に必要なスキル
パソコンスキルは、各種報告書、工程表、予算表を作成するため、WordとExcelの基本操作ができれば問題ありません。
また、設計や製図を行うためCADの基本スキルを習得していると企業へのアピールに繋がるでしょう。
さらに簿記の知識があれば、工事予算の作成や検討で実力を発揮できます。
まとめ|施工管理職は未経験者でもチャレンジ可能!キャリアアップを目指せる仕事

建設業界は人手不足と建設費の高騰といった課題を抱えているものの、インフラ施設や災害復旧などの建設需要は今後も拡大が予想されます。
施工管理職は業務範囲が広くハードな面もありますが、平均年収は約600万円と給与所得社全体の平均460万円より高水準です。未経験からの転職にもチャンスがあり、資格取得や現場経験の積み上げ次第で、キャリアアップやより好条件での転職も狙えるでしょう。
施工管理職での転職を考えている方は、業界に特化し専門性の高い特化型エージェントと豊富な求人数と実績のある総合型を併用するのがおすすめです。当記事で紹介した転職エージェントの中から複数に登録して、自分に合う企業を探してみてください。





























