エンジニアとして働いていると、「勉強会に参加してみない?」と誘われたり、SNSやイベントサイトで気になる勉強会を見かけたりすることがあります。
とはいえ、初めて参加する人にとっては、「勉強会って具体的に何をするの?」「初心者でも参加していいの?」「参加すると何が変わるの?」と疑問に感じることもあるでしょう。
エンジニア向けの勉強会には、講師の話を聞くセミナー形式だけでなく、実際に手を動かすハンズオン、参加者同士で作業するもくもく会、短時間で技術情報を発表するLT会など、さまざまな形式があります。
そして、勉強会に参加する意味は、単に新しい技術を覚えることだけではありません。普段の仕事では得にくい情報に触れたり、他のエンジニアと交流したり、自分の知識をアウトプットしたりする機会にもなります。
この記事では、エンジニア向け勉強会の種類や参加するメリット、勉強会の選び方、初めて参加するときのポイントまで、現役エンジニアの視点から分かりやすく解説します。
目次
エンジニアの勉強会とは?何をするの?
エンジニア向けの勉強会とは、特定の技術やテーマについて学んだり、参加者同士で知識や経験を共有したりするイベントです。
「勉強会」と聞くと、講師が前に立って説明し、参加者が話を聞く形式をイメージするかもしれません。しかし、実際には形式も規模もさまざまです。
新しいプログラミング言語やフレームワークについて解説を聞くセミナー形式もあれば、実際にコードを書きながら学ぶハンズオン、各自が作業を進めるもくもく会、参加者が短時間で技術的なテーマを発表するLT会などもあります。
そのため、「勉強会に参加する=高度な技術を一方的に教えてもらう」というわけではありません。
自分の目的に合ったイベントを選べば、初心者が基礎を学ぶこともできますし、現役エンジニアが新しい技術や他社の開発事例を知るために参加することもできます。
勉強会は「学ぶ場所」だけではない
勉強会の大きな特徴は、技術情報を得るだけでなく、普段の仕事では接点のないエンジニアと出会えることです。
同じ技術に興味を持つ人が集まるため、職場では話しにくい技術の話をしたり、自分とは異なる開発環境や仕事の進め方を知ったりする機会があります。
また、参加者として話を聞くだけでなく、慣れてきたらLTなどで自分の知識や経験を発表することもできます。
つまり勉強会は、「インプットする場所」であると同時に、「人とつながる場所」「アウトプットする場所」でもあると考えると分かりやすいでしょう。
エンジニア向け勉強会にはどんな種類がある?
エンジニア向けの勉強会には、さまざまな形式があります。
それぞれ特徴が異なるため、「何を学びたいのか」「どんな経験をしたいのか」を考えて選ぶと、自分に合ったイベントを見つけやすくなります。
セミナー・講義形式
セミナー・講義形式は、登壇者や講師が特定の技術について解説し、参加者が話を聞くスタイルです。
新しいプログラミング言語やフレームワークの基礎、技術の特徴、実際の導入事例などを体系的に知りたいときに向いています。
特定のテーマについて短時間で情報を集められるため、まず全体像を把握したい人や、自分が知らなかった技術を知るきっかけが欲しい人にも参加しやすい形式です。
ただし、参加人数が多いイベントでは、一人ひとりが質問できる時間が限られることもあります。疑問点をじっくり解決したい場合は、少人数の勉強会やハンズオンも候補にするとよいでしょう。
ハンズオン形式
ハンズオン形式は、講師の説明を聞くだけではなく、参加者自身が実際に手を動かしながら技術を学ぶ形式です。
講師の画面を見ながらコードを書いたり、開発環境を構築したり、特定のサービスやツールを実際に操作したりします。
「説明を聞いただけでは、実際の使い方が分からない」という人に向いている形式です。
ただし、イベントによっては事前に環境構築やアカウント登録などが必要になる場合があります。参加前に必要な準備を確認しておきましょう。
LT(ライトニングトーク)
LT(ライトニングトーク)は、参加者や登壇者が短い時間で技術や開発経験などを発表する形式です。
短時間の発表を複数人が行うイベントも多く、ひとつのテーマを長時間聞くセミナーとは違い、さまざまな技術や考え方に触れられるのが特徴です。
また、LTは「聞く側」だけでなく「発表する側」として参加できる点も大きな特徴です。
自分が勉強したことや仕事で試したことを人前で説明する経験は、技術そのものとは別のスキルを鍛える機会になります。人に説明することで、自分自身の理解が足りない部分に気づくこともあります。
読書会・輪読会
読書会や輪読会は、技術書や専門書などを題材に、参加者同士で内容を読み進めたり、感想や疑問点を共有したりする形式です。
一人で技術書を読んでいると、途中で分からなくなったり、最後まで読み切れなかったりすることがあります。
読書会では、同じ本を読んでいる人と内容について話せるため、一人では理解しにくい部分を考え直したり、学習を継続するきっかけを作ったりできます。
もくもく会
もくもく会は、参加者が同じ場所やオンライン上に集まり、それぞれが自分の作業や学習を進める形式です。
講義を受けたり、全員で同じ課題に取り組んだりするわけではありません。自分で決めたプログラミング学習や個人開発、技術書の読書などを進めます。
基本的には各自で作業しますが、分からないことがあれば周囲の参加者に質問したり、終了後に進捗を共有したりすることもあります。
「一人だと勉強が続かない」「誰かと一緒なら学習を始めやすい」という人には、参加しやすい形式です。
ハッカソン
ハッカソンは、決められた時間の中でチームを組み、サービスやアプリなどの成果物を開発するイベントです。
短期間で企画から開発、発表まで進めることが多いため、通常の勉強会よりも実践的な経験を積みやすい形式です。
チームで役割分担をしながら開発するため、プログラミングだけでなく、チーム開発やコミュニケーション、限られた時間で開発を進める経験も得られます。
開発経験がほとんどない人にとってはハードルが高いイベントもあるため、初参加なら「初心者歓迎」などの条件を確認してから選ぶと安心です。
交流会・コミュニティ型
交流会・コミュニティ型のイベントは、技術を学ぶことだけでなく、参加者同士の交流に重点を置いた形式です。
同じ技術分野に興味を持つエンジニアと話したり、それぞれの仕事や開発環境について情報交換したりできます。
普段の職場では他社のエンジニアと話す機会がない人にとって、自分とは異なる環境で働くエンジニアの考え方を知るきっかけになります。
ただし、交流が中心のイベントでは、純粋に技術を学びたい人には物足りなく感じる場合もあります。参加前にイベントの目的や当日の内容を確認しておきましょう。
エンジニアが勉強会に参加する5つのメリット
エンジニアが勉強会に参加するメリットは、単純に新しい技術を学べることだけではありません。
普段の仕事では接点のないエンジニアから話を聞いたり、自分が抱えている疑問を質問したり、学んだことを発表したりと、一人で勉強しているだけでは得にくい経験があります。
ここでは、エンジニアが勉強会に参加する主なメリットを5つ紹介します。
最新の技術や現場の情報を得られる
勉強会に参加する大きなメリットの一つが、普段の仕事や独学だけでは触れにくい技術情報を得られることです。
技術記事や書籍でも新しい情報を学ぶことはできますが、勉強会では実際にその技術を使っているエンジニアから話を聞ける場合があります。
たとえば、新しいフレームワークについて学ぶ場合でも、単に「この機能が使えます」という説明だけではなく、実際の開発でどのように利用したのか、導入して何が変わったのか、どこで苦労したのかといった経験を聞けることがあります。
技術そのものだけでなく、「現場ではどう使われているのか」まで知ることができるのは、勉強会ならではの魅力です。
また、自分の仕事では使っていない技術に触れることで、「こんな方法があったのか」と新しい選択肢に気づくこともあります。
分からないことを質問・相談できる
独学では、分からないことが出てきたときに自分で調べて解決しなければなりません。
もちろん、自分で調べて問題を解決する力はエンジニアにとって大切です。しかし、何時間調べても原因が分からなかったり、「そもそも調べ方が合っているのか分からない」と感じたりすることもあります。
勉強会では、イベントによって登壇者や参加者に質問できる時間が設けられています。
その場ですべての問題を解決できるとは限りませんが、自分とは違う経験を持つエンジニアからヒントをもらえるだけでも、学習を前に進めるきっかけになります。
勉強仲間やエンジニアの知り合いができる
エンジニアは職場と自宅の往復になりやすく、他社で働くエンジニアと知り合う機会がそれほど多くありません。
勉強会には、同じ技術やテーマに興味を持った人が集まります。
そのため、普段の職場ではなかなか話せない技術の話をしたり、お互いの開発環境について情報交換したりすることができます。
「同じことを勉強している人がいる」と分かるだけでも、学習を続けるモチベーションになります。
すぐに仕事につながる人脈を作ろうとする必要はありません。まずは「同じ技術に興味を持つ人と知り合う」というくらいの気持ちで参加したほうが、自然な交流につながりやすいでしょう。
アウトプットの経験を積める
勉強会は、知識を受け取るだけでなく、自分から発信する経験を積める場所でもあります。
特にLT会では、自分が勉強したことや仕事で試した技術について、短い時間で参加者に説明する機会があります。
「まだ人に教えられるほど詳しくない」と感じるかもしれませんが、人に説明するために情報を整理すると、自分自身の理解度も確認できます。
また、発表資料を作ったり、限られた時間で要点をまとめたりする経験は、エンジニアとして働くうえでも役立ちます。
最初からLTに登壇する必要はありません。まずは勉強会で質問してみる、参加後に学んだことをメモにまとめるといった小さなアウトプットから始めてもよいでしょう。
キャリアの視野や選択肢を広げられる
勉強会への参加は、エンジニアとしてのキャリアを考えるきっかけにもなります。
普段の職場だけにいると、自分が担当している仕事や会社の開発環境が、エンジニアの働き方のすべてだと思ってしまうことがあります。
しかし、勉強会に参加すると、異なる会社で働くエンジニアや、別の技術領域を専門にしている人と話す機会があります。
そこで「同じエンジニアでも、こんな仕事があるのか」「この技術を使ってこんな開発ができるのか」と知ることで、自分のキャリアについて考える材料が増えていきます。
さらに、継続的に参加して技術情報を発信したり、LTなどで登壇したりすれば、自分がどんな技術に取り組んでいるのかを外部に知ってもらう機会にもなります。
勉強会に参加しただけで転職やスカウトにつながるわけではありません。
技術を学び、実際に試し、その経験を発信するという活動を続けることで、自分の得意分野や興味のある領域が明確になり、結果としてキャリアの選択肢を考えやすくなります。
どんなエンジニアが勉強会に参加するといい?
勉強会は、すべてのエンジニアが必ず参加しなければならないものではありません。
仕事や独学だけでも十分に学習できる人もいますし、忙しくて定期的な参加が難しい人もいるでしょう。
大切なのは、「勉強会に参加すること」そのものを目的にするのではなく、自分が得たいものを考えて参加することです。
たとえば、次のような人は勉強会を活用しやすいでしょう。
- 一人での学習に行き詰まりを感じている人
- 仕事で使っている技術以外にも触れてみたい人
- 他のエンジニアの開発事例を知りたい人
- 勉強仲間を作ったり、アウトプットの経験を積んだりしたい人
- エンジニアとしてのキャリアの視野を広げたい人
特に、「一人で勉強しているけれど、最近少し行き詰まっている」という人には、勉強会への参加がよい刺激になることがあります。
ただし、勉強会に参加しなければエンジニアとして成長できないわけではありません。
本を読む、技術記事を調べる、個人開発をする、社内で知識を共有するといった方法でも学習できます。
自分だけでは得にくい知識や経験、人とのつながりを得たいときに、勉強会を学習手段の一つとして利用するくらいの感覚で考えるとよいでしょう。
自分に合うエンジニア勉強会の選び方
エンジニア向けの勉強会は数が多いため、「とりあえず参加してみよう」と探し始めると、どれを選べばいいのか迷ってしまいます。
そこで、初めて参加する場合は、次のポイントを確認しておきましょう。
参加する目的を決める
最初に考えたいのが、「なぜ勉強会に参加するのか」です。
「新しい技術を知りたい」「実際の開発事例を聞きたい」「分からないことを質問したい」「勉強仲間を作りたい」など、目的によって向いている勉強会は変わります。
新しい技術について広く知りたいならセミナー形式、実際に手を動かして覚えたいならハンズオン、学習仲間が欲しいならもくもく会やコミュニティ型のイベントなどが候補になります。
「何となく参加する」のではなく、参加して何を得たいのかを一つ決めておくだけでも、イベントを選びやすくなります。
対象者・参加者のレベルを確認する
勉強会を選ぶときは、イベントページに記載されている対象者も確認しましょう。
「初心者歓迎」「未経験者OK」と書かれているイベントもあれば、特定の技術を実務で使っているエンジニアを対象にしたイベントもあります。
特に初参加の場合は、自分の知識や経験と大きく離れたイベントを選ばないことが大切です。
難易度が高すぎるイベントに参加すると、内容をほとんど理解できず、「勉強会は自分には向いていない」と感じてしまう可能性があります。
勉強会の形式を確認する
同じ技術をテーマにしていても、イベントの形式によって参加したときの体験は大きく変わります。
| 目的 | 向いている形式 |
|---|---|
| 新しい技術の概要を知りたい | セミナー・講義 |
| 実際に手を動かして学びたい | ハンズオン |
| 学習仲間を作りたい | もくもく会・交流会 |
| さまざまな技術に触れたい | LT |
| 技術書を一人で読み切れない | 読書会・輪読会 |
| 実践的な開発経験を積みたい | ハッカソン |
これはあくまで目安です。同じ形式でも、技術共有が中心のイベントもあれば、交流を重視したイベントもあります。
開催内容やアジェンダを確認する
イベント名だけを見て参加を決めるのではなく、当日に何が行われるのかまで確認しましょう。
たとえば「AI」「AWS」「JavaScript」といった大きなテーマが書かれていても、内容が初心者向けの基礎解説なのか、実務経験者向けの高度な技術解説なのかによって難易度は大きく異なります。
登壇者、発表タイトル、タイムテーブルなどが公開されている場合は、事前に目を通しておくと、自分に合ったイベントか判断しやすくなります。
開催実績や主催者を確認する
初めて参加するイベントの場合は、過去の開催実績や主催者について確認するのもおすすめです。
過去にも同じコミュニティでイベントが開催されているなら、以前の開催内容や参加者の反応などから、ある程度の雰囲気を把握できます。
過去の発表資料や開催レポートが公開されている場合は、参加前に目を通しておくとよいでしょう。
参加費・開催場所・時間を確認する
技術的な内容だけでなく、参加費や開催時間、場所も確認しておきましょう。
無料のオンラインイベントもあれば、有料のセミナーやハンズオンもあります。
また、仕事終わりに参加する場合は、開始時間だけでなく終了時間も重要です。オフラインの場合は会場までの交通時間も考える必要があります。
勉強会は一度参加して終わりにするより、自分の生活に無理なく組み込めるイベントを継続して利用するほうが、学習や交流につながりやすくなります。
エンジニアの勉強会はどこで探せる?
エンジニア向けの勉強会は、ITイベントの検索サービスや技術コミュニティ、SNSなどから探せます。
特に初めて探す場合は、複数のサービスを見比べながら、自分の興味があるテーマや地域、開催形式に合ったイベントを探すのがおすすめです。
connpass
connpassは、IT・エンジニア系の勉強会を探すときに利用しやすいイベントサービスです。
プログラミング言語やクラウド、AI、Web開発など、さまざまな技術テーマのイベントが掲載されています。
開催場所やキーワードからイベントを検索できるほか、グループ単位でイベントを追うこともできます。オンライン開催のイベントも検索できるため、場所に左右されず勉強会を探したい人にも向いています。
TECH PLAY
TECH PLAYは、IT・エンジニア向けのイベントを探すときに利用できるサービスです。
IT勉強会だけでなく、講演会、交流会、カンファレンスなど幅広いイベントが掲載されており、技術分野や開催条件から自分に合ったイベントを探せます。
イベントだけでなく、動画やマガジンなどのコンテンツも提供されているため、イベント参加以外の方法でもテクノロジーに関する情報を集めたい人に向いています。
Doorkeeper
Doorkeeperは、セミナーや勉強会、イベントを探せるサービスです。
単発のイベントだけでなく、継続的に活動しているコミュニティを見つけられるのが特徴です。
「一度だけ参加するイベント」ではなく、興味のあるテーマを継続的に学びたい人は、コミュニティ単位で探してみるとよいでしょう。
SNSや技術コミュニティから探す
イベントサービスだけでなく、SNSや技術コミュニティから勉強会を探す方法もあります。
特定のプログラミング言語やフレームワーク、クラウドサービスなどをテーマにしたコミュニティでは、定期的に勉強会や交流イベントが開催されています。
興味のある技術について情報発信しているエンジニアやコミュニティをフォローしておけば、イベントサービスでは見つけられなかった小規模な勉強会の情報が入ってくることもあります。
ただし、SNSで見つけたイベントに参加する場合は、主催者や開催内容、参加費、会場などを事前に確認することをおすすめします。
初めて勉強会に参加するときの準備と注意点
勉強会に興味はあっても、「一人で参加して大丈夫?」「何を持っていけばいい?」「他の参加者と話さないといけない?」と不安になる人もいるでしょう。
初参加だからといって、特別な準備が必要なわけではありません。
ただ、イベントの内容を事前に確認しておくだけで、当日の不安はかなり減らせます。
まずは初心者向け・小規模な勉強会から参加する
初めて勉強会に参加するなら、いきなり大規模なイベントを選ぶ必要はありません。
まずは、自分が興味を持っている技術の初心者向けイベントや、少人数で開催される勉強会から始めると参加しやすいでしょう。
小規模なイベントなら、登壇者やほかの参加者と話す機会も作りやすく、勉強会の雰囲気にも慣れやすくなります。
「初心者歓迎」「初参加歓迎」などの記載があるイベントを選ぶのも一つの方法です。
参加前にイベントページを確認する
申し込みをしたら、それで終わりにせず、開催前にイベントページをもう一度確認しましょう。
- 開催日時
- 開催場所・オンライン形式かどうか
- 対象者・参加条件
- 当日のタイムテーブル
- 必要な持ち物
- 事前に必要な環境構築
- 参加費
- 懇親会の有無
ハンズオンやハッカソンの場合は、使用するパソコンやソフトウェア、アカウントなどが指定されることもあります。
質問したいことを整理しておく
勉強会では、質問できるタイミングが設けられていることがあります。
せっかく質問できる機会があるなら、事前に「ここが分からない」「この技術について聞いてみたい」ということを簡単に整理しておくとよいでしょう。
ただし、必ず質問しなければならないわけではありません。
初参加なら、まずは登壇者の話を聞き、ほかの参加者がどのような質問をしているのかを見るだけでも十分です。
最初は「聞くだけ」でも問題ない
「勉強会に参加したら、積極的に交流しなければならない」と考える必要はありません。
特に初参加では、会場の雰囲気を知るだけでも十分な経験になります。
講演を聞いて、気になった技術をメモして、そのまま帰るという参加方法でも問題ありません。
「参加したからには誰かと名刺交換しなければ」「懇親会まで必ず参加しなければ」と考えず、自分に合った距離感で参加しましょう。
無理に交流しなくてもいい
エンジニア向け勉強会というと、参加者同士が積極的に交流しているイメージを持つ人もいるかもしれません。
もちろん、交流を目的に参加するのもよいのですが、すべての勉強会で参加者同士が積極的に話す必要があるわけではありません。
技術を学ぶことだけを目的に参加してもよいですし、もくもく会のように、それぞれが自分の作業に集中するイベントもあります。
人付き合いが得意ではない人でも、「まずは技術を学ぶために参加する」というスタンスで問題ありません。
営業・勧誘目的のイベントには注意する
勉強会を探すときは、イベントの内容だけでなく、主催者や開催目的も確認しておきましょう。
技術交流を目的としたイベントの中には、参加者同士の交流からビジネスや営業につなげることを目的としているものもあります。
企業やサービスが主催するイベント自体が悪いわけではありません。
ただし、イベントの説明が曖昧だったり、技術的な内容よりも人脈形成やビジネス交流ばかりが強調されていたりする場合は、自分が求めている勉強会なのかを一度考えてみることが大切です。
勉強会に参加して終わりにしないための活用法
勉強会に参加すると、新しい技術を知ったり、他のエンジニアの話を聞いたりできます。
ただし、そこで得た知識をそのままにしてしまうと、時間が経つにつれて忘れてしまいます。
せっかく勉強会に参加するなら、「参加して知識を得る」だけで終わらせず、その後の学習や仕事につなげることを意識してみましょう。
学んだことを実際に試してみる
勉強会で興味を持った技術があれば、実際に自分でも試してみましょう。
たとえば、新しいフレームワークについて説明を聞いたのであれば、簡単なサンプルアプリを作ってみる。開発手法について知ったのであれば、自分の仕事や個人開発で応用できる部分がないか考えてみる、といった方法があります。
「面白かった」「勉強になった」で終わらせず、実際に手を動かすことで、勉強会で得た情報が自分の知識として定着しやすくなります。
参加後に資料やメモを整理する
勉強会が終わったら、その日のうちに簡単な振り返りをしておくのもおすすめです。
- 初めて知ったこと
- 特に興味を持った技術
- 仕事や個人開発で使えそうなこと
- まだ理解できていないこと
- あとで調べたいこと
すべてを詳しくまとめる必要はありません。
「今日の勉強会で何を学んだのか」を自分の言葉で整理するだけでも、次の学習につなげやすくなります。
SNSやブログなどでアウトプットする
勉強会で学んだことを、自分なりに整理して発信する方法もあります。
たとえば、「今日参加した勉強会で○○について知った」「実際に試してみたら△△だった」といった簡単な内容でも構いません。
アウトプットするためには、聞いた内容を自分なりに整理する必要があります。その過程で、理解が曖昧だった部分に気づくこともあります。
さらに、継続的に技術情報を発信していけば、自分がどのような技術に興味を持ち、何を学んできたのかを外部から見てもらえるようになります。
まずは自分の学習記録として残すくらいの気持ちで十分です。
気になるコミュニティには継続参加する
一度だけ勉強会に参加して終わるのではなく、興味を持ったコミュニティに継続して参加するのも一つの方法です。
同じテーマの勉強会に何度か参加していると、以前にも見かけた参加者や登壇者と顔を合わせることがあります。
最初は挨拶するだけだった人とも、何度か会ううちに技術の話をしたり、情報交換をしたりする関係になることがあります。
「一度の参加で人脈を作る」のではなく、興味のある場所に継続して顔を出すほうが、自然なつながりを作りやすいでしょう。
慣れてきたらLTや登壇にも挑戦する
勉強会への参加に慣れてきたら、今度は自分が発表する側に回ってみるのもよいでしょう。
最初から大規模なカンファレンスで登壇する必要はありません。
まずはLTで、最近勉強した技術や仕事で試したこと、個人開発で工夫したことなどを数分間話すところから始められます。
人前で技術について話すのは緊張するかもしれませんが、「自分が何を知っているのか」「どこまで理解できているのか」を整理する機会にもなります。
エンジニアの勉強会に関するよくある質問
エンジニアの勉強会は初心者でも参加できますか?
参加できます。
勉強会には、初心者向けのイベントから、特定の技術を深く掘り下げる経験者向けのイベントまでさまざまなものがあります。
初めて参加する場合は、イベントページに「初心者歓迎」「初学者向け」などの記載があるものや、自分がある程度知っているテーマの勉強会を選ぶとよいでしょう。
勉強会は参加するだけでも意味がありますか?
あります。
初参加なら、まずは登壇者の話を聞いたり、ほかの参加者の質問を聞いたりするだけでも、普段とは違う情報に触れる機会になります。
慣れてきたら、学んだことを実際に試したり、メモを整理したり、アウトプットしたりすると、勉強会で得た情報をその後の学習につなげやすくなります。
勉強会には何を持っていけばいいですか?
イベントによって異なりますが、基本的には筆記用具やメモを取れる環境があれば十分です。
ハンズオンやハッカソンの場合は、ノートパソコンや必要なソフトウェア、アカウントなどが指定されることがあります。
申し込み後はイベントページを確認し、主催者から案内されている持ち物や事前準備を済ませておきましょう。
一人で参加しても大丈夫ですか?
問題ありません。
勉強会には一人で参加している人もいます。
特に講義形式やハンズオン形式であれば、最初から誰かと一緒に参加する必要はありません。
交流が苦手な場合は、まず講義を聞くだけでもよいでしょう。慣れてきたら、興味のあるテーマについて参加者や登壇者に質問してみると、自然な交流につながることがあります。
オンラインの勉強会でも参加する意味はありますか?
あります。
オンラインなら会場まで移動する必要がないため、遠方で開催されているイベントにも参加しやすくなります。
また、チャットを使って質問できるイベントもあり、対面で質問することに緊張する人にとっては参加しやすい場合があります。
一方で、参加者同士の交流については、オフラインのイベントと比べて機会が限られる場合があります。
そのため、技術情報を得たいならオンライン、交流も重視するならオフラインというように、目的に応じて使い分けるのもよいでしょう。
勉強会に参加すると転職に有利になりますか?
勉強会に参加しただけで、転職が有利になるとは限りません。
ただし、勉強会をきっかけに新しい技術を学んだり、個人開発に取り組んだり、LTなどでアウトプットしたりすれば、それらの経験を今後のキャリアに活かすことはできます。
また、さまざまな会社のエンジニアと交流することで、自分が知らなかった企業や仕事、技術領域を知る機会になることもあります。
「転職につなげるために勉強会へ行く」のではなく、「エンジニアとしての知識や経験を広げ、その結果としてキャリアの選択肢も広がる」と考えるほうが自然です。
まとめ|エンジニアの勉強会は学びと交流を広げる場所
エンジニア向けの勉強会には、セミナーやハンズオン、LT、読書会、もくもく会、ハッカソンなど、さまざまな形式があります。
それぞれ特徴が異なるため、まずは「何を学びたいのか」「誰と交流したいのか」「どんな経験を積みたいのか」を考えて、自分に合った勉強会を選ぶことが大切です。
勉強会に参加するメリットも、単に最新技術を学べることだけではありません。
他のエンジニアから現場の話を聞いたり、分からないことを質問したり、勉強仲間を作ったり、学んだことをアウトプットしたりできます。
そして、そこで得た知識を実際に試したり、継続して学習したり、発信したりすることで、勉強会での経験を自分のスキルやキャリアにつなげていけます。
勉強会は「参加すれば成長できる場所」ではなく、自分の学習やキャリアを前に進めるために活用できる場所です。
最初から積極的に交流したり、登壇したりする必要はありません。興味のあるテーマの勉強会を一つ探して、まずは話を聞きに行くところから始めてみてはいかがでしょうか。
もう一度「エンジニアの勉強会とは?参加するメリットや探し方を解説」を読む ↑
もっと体系的にスキルを身につけたい方へ
体系的に学ぶならプログラミングスクールがおすすめ
勉強会で興味を持った技術を、さらに体系的に学びたいと感じることもあるでしょう。
独学で学ぶ方法もありますが、仕事と学習を両立しながら、分からないところを質問できる環境で効率よく学びたい場合は、プログラミングスクールを利用する方法もあります。
勉強会とプログラミングスクールは、どちらか一方を選ぶものではありません。勉強会で興味のある技術を見つけ、スクールで体系的に学ぶという使い方もできます。
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