エンジニアとして働いていると、
「自分のスキルや知識をもっと活かして収入を増やしたい。」
と思うことはありませんか?
そんな人におすすめなのが、副業WEBライターです。
WEBライターは、インターネット上で公開される記事を書く仕事で、好きな時間や場所で働くことができるので本業と両立しやすいです。また、エンジニアとしての専門性を活かせば高単価の案件にチャレンジすることもできます。
一方で、エンジニアとWEBライターを両立することは簡単なことではありません。
そこで本記事では、エンジニアとして働きながら副業のライターをするための具体的な方法やポイント、注意点について詳しく解説します。
筆者は国内大手IT企業でエンジニアとして13年の経験を積み、現在はフリーランスとして活動しています。フリーランスの仕事の一環としてWEBライター業も手がけています。
「自分も副業WEBライターにチャレンジしたい。」と思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
本記事でわかること
- WEBライターの仕事内容
- 副業WEBライターで稼げる金額
- WEBライターのメリット・デメリット
- WEBライターのはじめ方
- WEBライティング案件の探し方
- WEBライターで収入を増やすためのポイント
目次
エンジニアにおすすめの副業|ライターとは
ひとことでライターといっても書籍や雑誌、新聞の記事を執筆することを指したり、レポートの作成など多岐にわたります。その中でも、エンジニアにおすすめの副業はライターの中でもWEBライターという仕事です。
まず、WEBライターについて解説します。
WEBライターとは|WEBサイトの文章を書く仕事
WEBライターは、インターネット上で公開されるWEBサイトの記事や広告の文章を専門に書く仕事です。インターネットの普及に伴い、WEBサイトに公開するコンテンツの需要も高まっています。
WEBライターの仕事は多岐にわたりますが、代表的なものとしては以下のようなものがあります。
- 企業が運営する自社メディアに掲載されるコラムなどの記事
- 商品やサービスを見込み客にアピールするセールス記事
- 商品レビューや口コミなどの評価記事
- 電子書籍やレポートなど
なぜエンジニアにWEBライターがおすすめなのか
エンジニアは専門的な文章を書けることが一番のポイントです。
インターネット上に公開するコンテンツ需要の高まりは、量だけでなく質も求められます。そのため、エンジニアはWEBライティングにおいてITの知識や業界に特化した内容、経験談などの専門性を活かすことができます。
エンジニアの副業WEBライターはいくら稼ぐことができる?
残念ながら副業WEBライターの収入に関する統計は見つけられなかったので、相場を踏まえてシミュレーションします。
ライターの報酬は、文字単価・記事単価・時給単価などがありますが、一般的には文字単価の案件が多いです。文字単価は「1文字あたりの金額×執筆文字数」で計算されます。
クラウドソーシングサイトだと、初級者〜中級者は1文字0.5円〜1.5円あたりが相場となっています。執筆文字数は、3,000文字〜10,000文字の案件が多いです。例えば、初級者の場合「1文字1.0円×5,000文字」を1ヶ月10記事執筆すると、月に5万円の稼ぎになります。
中級者になるに従って文字単価や執筆文字数も向上するため「1文字1.5円×8,000文字」を1ヶ月10記事執筆できた場合、月に12万円ほど稼げる計算になります。もちろん、執筆する量や単価をもっと上げることができれば、更に稼ぐことができます。
WEBライターのメリット・デメリット
WEBライターは多くのメリットがありますが、デメリットもあります。それぞれ解説していきます。
WEBライター4つのメリット
未経験からはじめやすい
WEBライターには特別な資格などは必要なく、年齢や学歴などの制限もないので誰でも簡単にチャレンジすることができます。
収入の増加
エンジニアとしての本業の収入に加えて、WEBライターとしての副業収入を得ることができます。
ビジネススキルの向上
エンジニアとしての技術や知識を活かした記事を書き続きけることで、専門性を高めることができます。
また、WEBライティングをとおして道筋を立てて説明する力や、文章のフレームワークであるPREP法など分かりやすく伝えるスキルが身につきます。それに加えて、WEBライターとしての経験を積むことでマーケティングなど新しい知識を身につけることも可能です。
柔軟な働き方
WEBライターは自分の好きな場所や都合のいい時間に仕事ができることも魅力の一つです。開発プロジェクトなどの副業に比べると、WEBライティングは案件ボリュームが小さく働く時間をコントロールしやすいため、本業が忙しいエンジニアでもチャレンジしやすいメリットがあります。
WEBライター3つのデメリット
初級者は低単価
WEBライターは未経験からはじめやすいというメリットがある一方で、初級者は単価が低く、執筆に慣れるまでに時間がかかります。粘り強く実績やスキルを積む必要がある副業です。
ライバルが多い
WEBライターは参入障壁が低いため初級者が多く参入してきます。そのため低単価の案件には応募者が殺到し、案件受注のハードルが高いです。一方で、高単価の案件もスキルや実績が必要なため競争が激しくなっています。
専門性がある分野の案件に特化するなど、他のライバルと差別化する工夫が必要です。
労働集約型の仕事
WEBライターの仕事は、記事を書き続けなければ収入が無くなってしまいます。本業が忙しい状況で副業を続けることは、肉体的にも精神的にも負担が大きいです。
WEBライターの副業は、仕事量や体調を管理しながら仕事を継続する能力も必要になります。
未経験からのWEBライターのはじめ方
未経験からWEBライターを始める際に必要となるモノや、スキルについて解説します。
WEBライターをはじめるために必要なモノ
WEBライターをはじめるためには、PCとインターネット環境が必要になります。
WEBライティングに使うPCといっても、特別な性能や機能は必要なくてWEBサイトのリサーチや文章がかければ十分です。なお、持ち運びができるノートPCであれば場所を選ばずに作業できます。
また、インターネット環境は、インターネット上の情報をリサーチしたり、クライアントと連絡を取るために必要となります。自宅などの一般的なWi-Fi環境があれば問題ありません。
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WEBライターに必要な3つのスキル
WEBライターには以下のスキルが必要です。それぞれ解説します。
リサーチ力
WEBライターは、執筆するテーマに関して正確で信頼できる情報をリサーチする能力が必要です。もし誤った情報を執筆してインターネット上に公開してしまうと、クライアントは炎上したり信頼を失うことになりかねません。WEBや書籍などの情報源を選別し、必要な情報を正確に調べるスキルが求められます。
文章力
WEBライターはその名のとおり文章を書く仕事なので文章力は必須スキルです。
執筆する記事の目的やゴールを理解し、正確な情報を選別し、論理的で分かりやすい構成にまとめることが重要になります。また、文章そのものも文法や語彙力、表現力が必要です。
SEO対策スキル
SEO(Search Engine Optimization)は検索エンジン最適化という意味で、Googleなどの検索エンジンにおいて、検索結果の上位にWEBサイトの記事を表示させてアクセスを増やす施策を指します。
SEOは、検索エンジンからのアクセスを増やすために非常に重要なスキルです。適切なキーワードの選択やコンテンツの質の向上、リンクの使い方などを理解してSEOに強いライティングを学びましょう。
WEBライタースクールで学ぶ
将来的に独立してWEBライターとして自由な働き方を目指したり、副業で本格的にWEBライティングに取り組みたいという人は、WEBライタースクールで学ぶという選択肢もあります。
WEBライタースクールに通うことで、WEBライターとして必要なスキルや知識を体系的に学び、実践的な経験を積むことができます。また、同じ志を持った人たちとの人脈形成も期待できます。
WEBライタースクールは、スキルアップを目指す人にとって有効な方法の一つです。
WEBライターの主な案件内容
WEBライターの案件は記事執筆だけでなく、構成の作成やCMSへの入稿、リライトなど多岐にわたります。
構成の作成
構成の作成は、記事の流れや見出しを決める作業です。記事執筆の前段階であり、読者にとって分かりやすく興味を引く記事を執筆するために非常に重要です。
構成がしっかりしている記事は情報を伝えやすいだけでなく、SEOでもプラスの効果を与えることがあります。
構成を作成する際には、SEO対策キーワードやクライアントの要望を参考にしながら、記事の目的や読者のニーズなどを考慮します。
記事執筆
記事執筆は、決定した記事構成をもとに適切な情報を収集し、読み手にとってわかりやすく興味深い文章を作成することです。
WEBサイト読者のページ閲覧数や滞在時間は、記事の内容に大きく影響されるため良質な記事が求められます。また、SEO対策においてもSEO対策キーワードや小見出しを適切に使用することなどが重要となります。さらに、文章表現や語彙、正しい文法などへの注意も必要です。
CMS(WEBの管理システム)への入稿
CMSとは、WEBサイトを管理するためのシステムのことです。WEBライターが執筆した記事をCMSに入稿することでWEBサイト上で公開されます。
具体的には、CMSの記事を入稿する画面にアクセスして、タイトルや本文、画像などの作業です。
CMSは多くの種類がありますが、WordPressが最も広く普及しています。CMSの操作ができることで単価アップにつながることもあります。
リライト
リライトとは、すでにインターネット上に公開している記事に対して、文章の追加や修正を加えて記事の品質向上を図ることを指します。
リライトの目的は、情報の正確さや信頼性を向上させてコンテンツの質を高めることや、キーワードや見出し最適化などのSEO対策を行うことです。
リライトの具体例としては、ターゲットとなる読者を明確にして言い回しや表現を変えたり、必要な情報を追加するために構成を見直すことなどがあります。
WEBライティング案件・求人の探し方
WEBライティングの案件や求人は、さまざまな方法で探すことができます。
WEBライター案件の獲得方法
一般的な方法は、クラウドソーシングサイトを利用することです。クラウドソーシングサイトは自分のスキルや専門分野に合った案件を見つけやすく、クライアントとの契約や支払いも仲介してくれるため安心です。
別の方法としては、ブログやSNSを活用してスキルや実績をアピールして直接オファーを獲得したり、知人などから仕事を紹介してもらう方法などがあります。
それぞれの方法を組み合わせて活用することで、より多くの案件を獲得できる可能性を高めることができます。
初級者WEBライターにおすすめのクラウドソーシングサイト
初級者におすすめするのは大手のクラウドソーシングサイトです。大手だと案件数が多いため、さまざまな案件から自分が希望する仕事を選んで応募することが可能です。
一方で、大手で案件数や利用者数が多いことにより気をつけるポイントもあります。案件や利用者の数が多いゆえに、中には横暴なクライアントや相場より大幅に低単価の案件もあるので、応募する前にクライアントの評価や案件の相場を確認するようにしましょう。
初級者WEBライターにおすすめの大手クラウドソーシングサイトは、クラウドワークスやランサーズなどが挙げられます。
WEBライターで収入を増やすための5つのポイント
WEBライターは収入アップするのに時間がかかるものとはいっても、出来るだけ早く収入を増やしたいものです。収入アップにつながるポイントを解説していきます。
副業の時間を確保する
WEBライターは、自分の好きな場所や都合のいい時間に柔軟に働くことができますが、それでも一定の時間と集中力が必要です。
特に初級者の場合、記事を書くスピードやクオリティが低いため、より多くの時間がかかります。稼げるようになるには、副業の時間を確保することが重要になります。
専門知識や資格などの強みを活かす
自分自身の強みをアピールすることでステップアップが可能です。
エンジニアならIT関連分野に特化することで、記事の執筆スピードや品質が上がる、クライアントの評価が高まる、他のWEBライターとの差別化ができるなどのメリットがあります。
はじめは実績をつくり、徐々に高単価・高レベル案件にシフト
WEBライターとして実績を積み上げることが、高単価・高レベル案件にシフトするための重要なポイントです。
実績を積み上げることで、文章力や専門性の向上や、クライアントの信頼を得ることができます。
高単価・高レベルの案件は競争が激しく実績やスキルがないと受注することが難しいため、まずは低単価案件から始めて着実に実績を積み上げましょう。
継続案件を獲得する
クライアントの信頼を得ることが出来ると、継続案件を獲得できることがあります。
継続案件は、自分自身は案件を探したり応募する手間を、クライアントにとっては新たなライターを探す手間を省くことができ双方にとってメリットがあります。
目の前の案件を全力で対応しクライアントの信頼を得ることが継続案件獲得のポイントです。
クラウドソーシング以外の仕事を探す
クラウドソーシングサイトを利用すると、概ね20%ほどの手数料がかかります。ブログやSNSなどを通して直接契約すると20%の手数料がかかることはありません。
例えば、Twitterなどでもライター募集などを行っている人がいるので、自分の得意分野であれば応募を検討してみましょう。
エンジニアと副業WEBライターを両立するための注意点
本業でエンジニアと副業でWEBライターを両立することは、収入増やスキル向上などの魅力がある反面、注意点もあります。ポイントを抑えて自分に合った働き方を見つけましょう。
副業によるストレスや過剰な負荷
副業によるストレスや過剰な負荷を防ぐためには、作業時間や体調の管理が大切です。副業の量や質を本業に影響しない範囲で調整しましょう。
例えば、副業で獲得した収入が多くなると過剰な負荷をかけてしまうことがあります。副業は本業に加えて行うものですから、本業に支障をきたさないように自分の時間や体力を管理することが重要です。
副業でWEBライターとして働く場合は自分の得意分野や興味のあるジャンルを選んだり、単価の高い案件や納期に余裕がある案件を選んだりすることで効率的に稼ぐことができます。
機密情報や著作権の扱い
本業や副業問わず、それぞれの機密情報や著作権を厳守することが大前提です。機密事項や著作権を別の仕事で使用すると、本業の企業や副業のクライアントに不正行為と見なされて法的な問題に発展する可能性もあります。
例えば、エンジニアが本業でシステム開発に携わっている場合、そのシステムに関する情報やプログラムなどは機密情報として扱われることが多いです。特別に許可を得た場合を除いて副業に利用してはいけません。
副業でWEBライターをする場合は、本業と副業を明確に区別しましょう。
副業の確定申告
副業で得た収入は確定申告の対象となり、年間20万円以上稼いだ場合は確定申告を行う必要があります。ここでいう年間20万円は、売上でなく経費を差し引いた所得額ということに留意しましょう。
まとめ|エンジニア×副業ライターで収入とスキルをアップしよう!
この記事ではWEBライターの仕事内容や収入、メリット・デメリット、未経験からのはじめ方などについて解説してきました。
WEBライターの仕事は初級者は低単価であったり、参入障壁が低くライバルが多い、労働集約型の仕事であるというデメリットがあります。
一方で、本業に加えた収入の増加やビジネススキルの向上、柔軟な働き方で本業と両立しやすいなどのメリットがある魅力的な副業です。
WEBライターとして活躍するには、リサーチ力や文章力、SEO対策など多様なスキルが必要になります。
エンジニアの本業に加えて様々なスキルを磨くことは、本業と副業それぞれにおいて可能性を広げることにつながります。
ぜひ、自分の専門性を活かしてWEBライターとして活躍しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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本格的にWEBライティングに取り組みたいという人は、WEBライタースクールで学ぶという選択肢もあります。WEBライタースクールでは、WEBライターとして必要なスキルや知識を体系的に学び、実践的な経験を積むことができます。