- Web系の仕事ってどんな職種があるのかな?
- Webサイトってひとりで作れるのかな?
- どんなひとが向いてるのかな?
こういった未経験の方に向け、わかりやすく解説します。
近年ではスマートフォンは日常に不可欠なものとなりました。今後は5Gの普及やIoT・AIの技術発展によりWeb関連の仕事もますます増えることが予想されます。
また昨今の社会情勢もあってリモートワークなどの『働き方』を考えるひとが増え、需要も高く環境が整っていれば自宅作業も可能な「Web業界の仕事」が注目されています。
Web業界にもさまざまな職種があり、仕事内容や年収にも違いがあります。本記事を読むことで「自分に向いている職種」や「キャリアップのための職種」などを理解し、仕事選びの参考にして頂ければ幸いです。
Webサイトへの需要は年々高まっている
Webサイトを作る際には、どのような人たちが活躍しているのでしょうか?
Webサイトを制作する際には、コンテンツの企画、デザイン、プログラミングなど様々な工程が行われています。それぞれの作業はWebプランナー、Webデザイナー、Webプログラマーが担当し、それらの作業全てをWebディレクターが管理します。
このような作業分担が行われるのは比較的規模の大きい開発案件をこなすIT企業です。フリーで活躍する場合なら、企画からプログラミングまで全ての作業を一人でこなすこともあります。
ここでは、これらの作業工程を担当するそれぞれの役割について、ご説明しましょう。
Web企画担当
Web企画とは、Webサイトおよび、サイトに掲載するコンテンツなどを作る仕事です。
どのようなサイトを作るのかをあらかじめ考えておかなければ、Web制作に入ることはできません。Web企画担当者はクライアントからの依頼をもとに、内容の企画、提案、サイトのコンセプト作りを行います。そして、より多くの訪問者が獲得できるサイト作りを研究し、クライアントに提案しています。
クライアントとWebサイトの内容についてすり合わせを行うという大事な仕事もあります。
Web企画はWebサイト制作の方向性を決める、大事な工程です。
Webディレクター
Webディレクターは、Webサイト制作に携わるすべての担当者を取りまとめるリーダー的存在です。
WebディレクターはWebサイトの制作スタッフを取りまとめ、プロジェクト全体の進行、管理を行います。具体的には、Webサイト制作の進捗状況の管理、出来上がってきたサイトの品質チェック、スタッフの管理などです。
また、クライアントの要望と制作現場の意見の両方をまとめるという仕事も重要です。Webディレクターが窓口となってクライアントの要望を現場に伝えたり、現場からの声をクライアントに伝えたりします。小規模のサイトなら、Webディレクターがコンテンツの企画、撮影、取材を自ら行うこともあります。
Webプランナー
Webプランナーは、クライアントの意向にもとづきWebサイト制作のプランを立て、編集を行います。
彼らの重要な役割は、「見やすく使いやすいサイト」「訪問者が多いサイト」を目指して、サイトの利用者を想定しながら設計するということです。クライアントからの要望に応えることはもちろんですが、時にはサイトの訪問者を増やすためにクライアントへの提案も行います。
クライアントはWebサイト制作に関しては素人です。
ですから、Webサイトのプロである制作者側から提案することで、クライアントの要望をより的確に取り入れることができます。
Webプランナーはプログラミング技術などに長けている必要はありませんが、インターネット全体の構造にも熟知していることが必要です。
Webデザイナー
Webデザイナーは、Webページのデザインを行います。
HTMLやCSSを使ってWebサイトを構築する技術や、色彩感覚、デザインのセンスなども必要とされます。また、魅力的なサイトを作るには、見た目の美しさだけでなく、訪問者にとって利用しやすい構成になっていることも大切です。
ユーザーが使いやすく見やすいサイトをデザインする必要があります。
さらに、デザインは自分自身の感性も大切ですが、Webサイトの流行を知っておくことも大事です。そのため、その時その時のWebサイトのトレンドを知り、色やスタイル、最新の技術など、新しいことを吸収していく必要があります。
Webプログラマー
Webプログラマーは前工程の担当者が設計した仕様書をもとに、Webシステムを開発する仕事です。
PHPやJavaScriptなどのプログラミング言語を駆使し、Webサイトのサーバー側のプログラムを制作していきます。時には、Webプログラマー自ら設計を担当することもあります。
最近のWebサイトはシステム連動の場合が多く、Webプログラマーが開発するシステムは、サイト上の簡単な問い合わせフォームから、データベースを駆使したシステムまで幅広くなっています。
そのため、次々と変化していくWebサイトのトレンドに合わせて新しい技術を習得していく必要もあるでしょう。