筆者は、IT企業に勤めて18年目になります。その中で数回転職経験があり、その内の1回は東京から地元石川県の企業に転職しております。
今回は筆者の経験を踏まえて、「ITエンジニアが都会から地方に転職する時の心構え、方法」について書かせていただきたいと思います。その際、退職前に転職先を決めることを前提に書かせていただきます。
一度都会で就職してから数年経ち地方に戻りたくなった方、都会から地方に移住したい方の手助けになれば光栄です。
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目次
事前準備
地方で何をしたいのか
最初に「地方に行きたい理由」、「地方でどんなITエンジニアになりたいか」を明確にしておく必要があります。単に「この地域で働きたい」という漠然とした動機だと、苦難が訪れた時に思わぬ後悔をします。
地方に行きたい理由
これは、親の介護をしたい、生まれ育った地方で骨を埋めたい、やりたいITエンジニアの求人があるなど、「なぜこの地方なのか」を自分の中である程度明確にしましょう。そこで、転職先の企業での退職理由や志望動機の質問で聞かれますので、その時に答えられるようにするためです。
地方でどんなITエンジニアになりたいか
ここでは、地方の企業でITエンジニアとして転職するか、フリーランスのITエンジニアになるかのいずれかを決めることです。
現在は、10年以上前と異なり、「会社員=安定」ではなくなりつつあります。会社が経営難であれば、社員のリストラ問題は避けて通れません。地方の会社ほど経費が少なくその傾向が強いので、会社員以外の生き方も考えてみるのもいいと思います。
フリーランスは確かに会社員と比べて、収入が不安定でありますが、会社員にない自由な時間や権利があります。例えば、1つの仕事では生活できないから2つ以上の仕事を掛け持ちする生き方もできます。
その上システム提案能力、プログラミング能力など多彩なITエンジニアスキルがあれば、会社員以上に収入を得ることも可能です。
上記を踏まえて、会社員だけにこだわらずフリーランスなどの選択肢を視野に入れておきましょう。
ITエンジニア経歴の棚卸し
何をしたいか明確になりましたら、次は自分のITエンジニア経歴の棚卸になります。会社員にしてもフリーランスにしても、次の仕事前には職務経歴を明示する必要があります。
大変な作業ですが、自分が携わったプロジェクト名、期間、内容、立場(マネージャ、SE、PGなど)、そこで身についたスキルを挙げていきましょう。
会社員に転職する場合、その内容を職務経歴書に詳細的に記載して、新しい会社でそれらをどのように活かして貢献していきたいかを書く必要があります。フリーランスでも、会社から仕事を請け負う場合、この職務経歴書の内容が必要不可欠です。
ITエンジニアの求人情報収集
自分のしたいことやITエンジニア経歴の棚卸しができたら、転職したい地域のITエンジニアの求人情報収集です。収集手段は、ハローワーク、転職エージェント、転職サイトなどで自分が転職したい地域にITエンジニア求人の有無を確認します。
求人を出している企業のホームページには必ず目を通しましょう。そして、当然インターネットだけではわからないこともありますので、気に入った企業にはメールで問い合わせてみるのも効果的です。
メールで問い合わせる場合、自分の経歴を簡潔に書いた上で企業の業務について質問しましょう。その場合、採用担当者に意気込みやITエンジニアスキルを事前にアピールすることでプラスの印象を与え、書類選考などが通る可能性が高くなります。
また、最近では新型コロナウイルスの影響からか、在宅面接を実施する企業も増えてきているようです。そのため、いつでも在宅面接に対応できるように、Zoomなどを使い慣れておきましょう。
転職先での対応
採用試験
採用試験には、「書類選考」、「面接」が必ずあります。今回は中途採用なので、必ずITエンジニアとしての年数に見合う経験やスキルを問われます。
書類選考
この書類選考では、多数の応募者から会社に合うと思われる人材を絞るために行います。応募者側は、基本的に履歴書、職務経歴書を企業に郵送します。ただ、これは筆者の経験上になりますが、それだけでは採用担当者の印象に残りません。
応募する前にメールで質問するなど事前アピールした上、挨拶状を送りましょう。その中に、メールの問い合わせの回答のお礼を記載すると強い印象を与え、書類選考が通りやすくなるでしょう。
面接
企業によっては2回以上実施する所もあります。IT企業では、在宅面接を実施するケースも増えてきております。
企業側が在宅面接を行うメリットとして、
- 応募者の人となりがわかりやすい
- 応募者の交通費を節約できる
- 面接会場の準備の手間が省ける
などが考えられます。
特にZoomなどで面接を行う場合、上記のように人となりが見えてしまうので、事前に準備しておきましょう。
- 部屋をきれいにしておく(余計な物が映らないようにする)
- 雑音がならないようにする
- ネット回線が途切れないようにする
- 清潔なスーツで臨む
- はきはき受け答えする
次に、従来の面接の場合は、地方に移動しなければならないため、交通費や時間がかかります。そこで、転職先といつ面接するか調整が可能でしたら金曜日がいいでしょう。というのは、面接中に翌日の仕事の心配しながら受けることを防止するためです。
金曜日に面接が可能になった場合、前日に地方に移動し実家かホテルに1泊し、その後心身ともに万全な状態で面接に臨んでください。
入社後
入社後は、約3か月試用期間があります。中途採用とはいえ、新しい会社のことは何も知らない状態で入るため、以下の注意が必要です。
- 前職の考え方を押し付けない
- 自分のスキルを自慢しない
- 知らないことは周囲に聞く
- 常に提案できそうなことを探す
- できないことは周囲の協力を得る
- 雑用を積極的に行う
上記ができれば、チームワーク能力をアピールできますので、余程の会社でない限り、試用期間で退職することはないと考えます。
また、現在ではリモートワークを運用しているIT企業が増えてきております。
そのため、Zoomを使い慣れておくことと、いつでも自分のパソコンで仕事できるように、ESETなどのセキュリティ対策ソフトをインストールしておきましょう。
今回、新型コロナウィルスに対応するため、リモートワークが出てきたように、IT業界は進化してきております。今後、ITエンジニアに必要とされるのは、新しい働き方を作れることだと実感しております。
おわりに
今回、都会から地方の企業にITエンジニアとして転職するための心構えや方法について書かせていただきました。
今回のまとめは、以下の通りです。
- 地方で転職したい理由を明確にする
- ITエンジニア経歴棚卸しをする
- 応募先には選考前にメールで質問する
- 在宅面接のため、Zoomなどを使い慣れておく
- 入社後には、チームワークを強く意識する
- 自分のパソコンで、リモートワークに対応できるようにする
この記事を読んでいただいた皆様が地方でITエンジニアの転職を希望される場合、ご健闘をお祈りいたします。
もう一度「ITエンジニアが地方へ転職・フリーランスになる方法」を読む ↑
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